緑地-ryokuchiの観てきた!クチコミ一覧

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Stray Sheep Paradise

Stray Sheep Paradise

オッドエンタテインメント

俳優座劇場(東京都)

2018/12/12 (水) ~ 2018/12/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

持田千妃来さん出演。
こちらは初演。先に再演の方に感想を書いてしまいました。
章立ての構成。オムニバス形式に近いかな。奥野香耶さん演じる主人公の「リゼッタ劇場」が各章にあります。
松田彩希さんのマリエレ。お高くとまった生徒会長というベタな役ではありますが、とても良かったです。
遠藤瑠香さん演じるファムがメインの章がありますが、率直に言って、どんな問題がどのように解決されたのか分かりませんでした。もしかして設定資料集を読めば分かるのかも?
シンギュラリティという概念を知らなかったので、勉強になりました。これ、実はかなり重要ですね。

ネタバレBOX

最後、青木志貴さんのヒジリは晴れて卒業したという解釈で良いのでしょうか。率直に言って、さっぱり分かりません。

前説で客全員に咳をさせました。最悪でした。これだけで評価はとても下がりました。
DVDに前説が収録されてますが、そのようなかわいいものではありません。初日は、腕で押さえながらも本当の咳をさせたのです。客席全員に。恐ろしくて寒気がしました。
COLORS

COLORS

天才劇団バカバッカ

吉祥寺シアター(東京都)

2016/06/10 (金) ~ 2016/06/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

河村唯さん、酒井瞳さん出演。
目当ての演者さんが宇宙人として出てくるのは想像してなかったです。驚きました。
社会的なテーマを大きく広げてギャグにした、という感じです。
ひとつ、現実と絡めたギャグがあって、それには混乱してしまい、残念でした。
総合的には、楽しかったです。

ネタバレBOX

宇宙人は性別の概念が地球と異なるという設定。宇宙人のポラリス役の方の発言が、それとは矛盾するようなもので、混乱しました。どうやらギャグだったようですが、いただけませんでした。
君には最高の嘘を

君には最高の嘘を

K-FARCE

萬劇場(東京都)

2018/04/25 (水) ~ 2018/04/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2018/04/26 (木)

後藤郁さん出演。
後藤さんはアイドル時代と同じ感じを保ちつつ、役者としてのしっかりした演技で、違和感なしでした。初ヒロインということで、よかったと思います。

ネタバレBOX

「シゲさん」が亡くなって、「ケイタ」のドナー候補になった、ということを2回目の観劇で理解しました。1回ではよく分からなかったですが、それはそれで良いと思いました。
BLIND HERO

BLIND HERO

演劇集団「バックドア」

小劇場B1(東京都)

2018/01/23 (火) ~ 2018/01/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

後藤郁さん出演。
バイオリンと電子ピアノかな、生演奏でした。特にバイオリンがいい演出になっていてよかったです。

ネタバレBOX

お子さんの役が、滑舌がいまいちでした。そこが残念です。
結局、お子さん以外全員クレイジーなわけですが、その中で後藤郁さん負けてませんでした。
愛の回転式(2018/8/26迄アカウント)

愛の回転式(2018/8/26迄アカウント)

朝劇 西新宿

GLASS DANCE 新宿店(東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビルB1)(東京都)

2018/01/01 (月) ~ 2018/08/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

鑑賞日2017/10/29 (日)

河村唯さんがゲスト出演のを観劇。
大野清志さんが期待どおり、ぶっとんだ感じでよかったです。

ネタバレBOX

ゲスト出演シーン、恋の遠心力よりは多かったですが、2回かな。少ないですね、やっぱり。
真・YOSHITSUNE

真・YOSHITSUNE

タグステ

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2019/04/24 (水) ~ 2019/04/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

関谷真由さん出演。
平家の最後、儚さがよく表現されていました。石井さんの役、平宗盛はちょっと可哀想でした。あまりに悪い人に描かれていて。
関谷真由さんは、普段はアクション役が多いのですが、今回は平徳子=安徳天皇の母。こういう役柄もらえるということは良い傾向だな、と思いました。

ハイドクナイフ

ハイドクナイフ

ENG

六行会ホール(東京都)

2020/10/07 (水) ~ 2020/10/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

関谷真由さん出演。
持田千妃来さん出演。
お二人は2017年の「雷ヶ丘に雪が降る」で共演されてますが、ほぼ絡みはありませんでした。今回は刃を交えた殺陣シーンが大量で。持田さんは得意の剣術で、関谷さんは身体の柔らかさを活かして。お二人の迫力ある対決が見られて良かったです。
2時間25分という長い演目ですが、めまぐるしく展開し、目を離せませんでした。内容は、明らかに意図的に謎のままにしてあることが多く、シリーズ化を前提としたシナリオだと思います。
殺陣やダンスシーンはさすがにすごく、ため息が出るほどでした。

ネタバレBOX

どの人が守り人でどの人がそうでないか、多いので、よく分からないです。戦い方に区別があるわけでもないですし。石は守り人からしか取れないのかと思いきや、一般人からも取ってましたし。
殺人も厭わない首領を好きというのは、果たして共感できるのでしょうか。個人的にはかなりの不自然さを感じてしまうので、入り込めない原因になったと思います。
浅草DOGDAYS

浅草DOGDAYS

朝劇 浅草

浅草六区 ゆめまち劇場(東京都)

2016/07/02 (土) ~ 2016/08/03 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

河村唯さん出演。
ゆめまち劇場はもうすぐなくなってしまうのですね。この演目は劇場の雰囲気にぴったりで、長く思い出に残りそうです。

ネタバレBOX

夢の中で犬たちが、という話です。河村唯さんの犬はいい感じで良かったです。
みく×ぶれ ~Mixed×Blessing~

みく×ぶれ ~Mixed×Blessing~

萬腹企画

d-倉庫(東京都)

2021/03/31 (水) ~ 2021/04/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

倉田瑠夏さん出演。
劇場の「d-倉庫」は初めて行きましたが、いいところですね。外から見ると倉庫のようで。2階から入る と広いロビーがあって。立地もいいですし。とても気に入りました。
萬腹企画さん得意の、コメディ満載のファンタジー。今回も場内は笑いに包まれていました。
クオ役の碧さやかさんは舞台「怨霊撲滅屋」での「わきまえなさい!」というかっこいいセリフが印象的で した。今回は倉田さんといい感じのペアを演じたと思います。

ネタバレBOX

公開されているあらすじを見ると分かりますが、2年前の舞台「カエデソウ」の事実上の再演です。前回は劇団SUTTHINEEさん主催でしたが、脚本・演出は同じ平康臣さんでした。
アパートの大家さんが、前回は舞葉のお姉さん、今回はおじさん。大きな違いはそれくらいかな。今回のおじさんが、平さん。ぴったりでした。
真夏の短編集「榊原さんは永遠に憂鬱なのかもしれない」

真夏の短編集「榊原さんは永遠に憂鬱なのかもしれない」

ホットポットクッキング

劇場MOMO(東京都)

2017/07/26 (水) ~ 2017/08/02 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

玉川来夢さん、高橋胡桃さん、橋本瑠果さん、橋本楓さん出演。
うっかり天国編について。
短編集。コメディあり、ホラーあり。橋本瑠果さんの出た、宇宙船の酸素の残りから誰が生き残るべきかのコメディがいちばん良かったです。だいぶ笑いました。
次は玉川さんと高橋さんの出た、タヌキの話かな。しっぽをうまく使っていました。
ホラーはちょっと分かりにくかったと思います。でも玉川さんの叫び声は素晴らしかった。

ネタバレBOX

橋本楓さんの腕が血まみれのシーンは、飛躍が過ぎました。「あれで殺すことはあり得ないし、何の血のつもりだろう」です。
北欧神話の世界

北欧神話の世界

カプセル兵団

ワーサルシアター(東京都)

2017/06/13 (火) ~ 2017/06/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

持田千妃来さん出演。
古事記の公演も良かったですが、こちらも良かったです。とはいうものの、古事記よりは知ってるキャラクターが少なかったので、その分は想像で補いました。
持田さんの声はすごいですね。

Stray Sheep Paradise:em

Stray Sheep Paradise:em

オッドエンタテインメント

あうるすぽっと(東京都)

2019/08/15 (木) ~ 2019/08/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

持田千妃来さん出演。
再演もの。昨年12月に初演。全員女性で、百合要素もあり(と、演者さんが言ってます)。
奥野香耶さん、永野愛理さんはさすが声優で、いい声です。永野さんは「GJ」にゲスト出演された方です。
持田千妃来さんがひとり浮いた役なのがいい感じでした。羊の格好をした、人間ではなくAIと。でもパートナーは人間なのですが。
パンフレットが相場よりかなり高いです。買いませんでした。

ネタバレBOX

タイトルは変化を付けて「em」が付きましたが、内容は初演と一字一句と言って良いほど同じに見えました。あくまで印象ですが。
よく見ると多くのキャラは2人のセットで行動しています。それが「パートナー」(と、演者さんが)。
構成は短編集に近いもので、編ごとに「リゼッタ劇場」があります。「リゼッタ劇場開演よ」という奥野さん声が素晴らしいです。
持田千妃来さんは悪役に近い役で。クールな役は普段から多いですが、殺人指示までする冷酷な人工知能、というのは新鮮でした。
よく分からないことがありますが、設定資料を別途売っているので、それを見たら楽しめるのかも知れません。僕は見てないので、よく分からないままです。

その後、設定資料を手に入れました。読みました。うーん、謎は謎のままでした。
グッドモーニング、アイスパーソン

グッドモーニング、アイスパーソン

天才劇団バカバッカ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2014/07/24 (木) ~ 2014/07/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

森田涼花さん、フォンチーさん出演。
2014年の公演です。天才劇団バカバッカさんらしい、人種国籍ジェンダーなど、多様性とその問題を前面に出した脚本です。

舞台は2020年、オリンピックに沸く東京、と。2021年の今から思うと、何というか、不思議なものですね。

バカバッカさんによくあることですが、主人公が誰かは明確ではありません。いろんな人がフィーチャーされます。森田さんはメインのひとり。序盤で別所ユージさんとともに、澄んだ歌声を披露しました。もともと歌が得意ではないと思ってましたが、この当時の森田さんはとても上手になられています。その後の舞台「TARO URASHIMA」などでも歌を披露されてます。

フォンチーさんは木村昴さんとコンビの役で、さすが貫禄のある演技でした。ベトナム人であることを示唆されますが、ストーリーにはあまり関係なかったです。

森田さんとフォンチーさんの共演は、2012年の「おるんと高麗犬」以来2度目だったと思います。その後も期待しましたが、今に至るまでありません。

2021年9月現在、フォンチーさんはテレビドラマで抜擢されて、大事な時期だと思いますが。舞台に戻られることも期待してます。

森田涼花さんは声優に比重を移されてますが、やはり舞台で拝見したいものです。

ネタバレBOX

アイスパーソンのDNAを分析すると1%がクマムシ、と。クマムシは強靭な生命力でたびたび話題になる生き物です。ストーリーにうまく使ったと思いました。もちろん非現実的ですが。

アイスパーソンたちは融解によって目覚めてから、はじめは猿のようだったが、そのうちに人間として記憶を取り戻す。何故か日本語を話す。実は過去の「バス失踪事件」の、日本に住む人たちだった。この辺り、少し混乱しました。2020年の設定でしたね、そう言えば。2014年にバスの事件があったと言うことでした。

2人の未来人が日本語を話すのは、未来のコンピュータが、日本人が発明したもののため。それが森田さん演じる電子工学者の発明した量子コンピュータ。ここ、ちゃんとした理由で説明できているのが良かったです。

鈴樹志保さんと木村飛鳥さんの、それぞれ家族に電話をかけるくだり、泣けました。違う過去に来てしまったので、戻るところが無い。結末はハッピーエンドだったので、きっと元に戻れたのでしょう、良かったです。

木村昴さんとフォンチーさん演じるふたりには、子供が3人いた。これは見事と思いました。子供はひとりだと思い込んでいましたから。

全体として、適度にギャグの入ったらストーリー。バカバッカさんの割に少ないとも言えますが、個人的には、ちょうど良かったです。
クロスフレンズ

クロスフレンズ

LOGOTyPEプロデュース

六行会ホール(東京都)

2021/05/27 (木) ~ 2021/05/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

持田千妃来さん出演。
全16曲のリストはネタバレに書きます。
90年代の邦楽でのミュージカル。有名な曲が多く、世代のひとにはぴったりのラインナップです。自分はあまり音楽に詳しくないのですが、半分くらいが知ってる曲、残りが聞いたことがある曲、でした。
主役は橋本愛奈さん。演技を拝見するのは初めて。お歌を拝聴したことはあまりなかったですが、とてもいい声でした。主役にふさわしい方だと思いました。
持田さんはエル少年の役。意外にも少年役は初めてだったようですが、子供らしく可愛くも聡明な役、ぴったりだったと思います。この舞台の3か月後の「シーボルト父子伝」でも少年役でした。背が低いことを活かして、幅広い役をこなせそうですね。
デボラ役の仙葉由季さんは魔女と呼ぶににふさわしい、妖艶さを見事に表現されてました。
そのほかの皆さんも良かったです。歌の威力はすごいものだと、再認識しました。

ネタバレBOX

ミュージカルの歌はすべてJ-POP。物語の舞台はアメリカ。セリフは意図的な「英語の日本語訳」調もあったり。序盤の遠藤瑠香さんの「プロムの服ってどこで仕立てる予定?」のくだりはアメリカのドラマそのまんまで笑ってしまいましたが、おかげで序盤のうちに雰囲気が分かりました。あとは物語にすっかり入り込むことができました。
ジャロの「息子がいた」の件、分かりにくかったので整理。デボラとの子で、2年前に、3才で亡くなった。麻薬に関することが原因と思われる。そのためにジャロは辞める決意をし、デボラを警察に売った、と。
全16曲は以下の通りです。あらためてDVDで確認して調べました。けっこう大変でした。

1. Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜 / YEN TOWN BAND
2. 忘却の空 / SADS
3. Fly high / 浜崎あゆみ
4. そばかす / JUDY AND MARY
5. 晴れたらいいね / Dreams Come True
6. Driver's High / L'Arc〜en〜Ciel
7. 真夏の夜の夢 / 松任谷由実
8. 希望の轍 / サザンオールスターズ
9. There will be love there -愛のある場所- / The brilliant green
10. BE TOGETHER / 鈴木亜美
11. Chase the Chance / 安室奈美恵
12. 1/2 / 川本真琴
13. 今すぐ Kiss Me / LINDBERG
14. Man & Woman / My Little Lover
15. 世界の終わり / THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
16. 小さな頃から/ JUDY AND MARY
「シーボルト父子伝~蒼い目のサムライ~」再演

「シーボルト父子伝~蒼い目のサムライ~」再演

ACTOR'S TRIBE ZIPANG

ブディストホール(東京都)

2021/08/04 (水) ~ 2021/08/09 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

持田千妃来さん出演。
シーボルトというと蘭学、西洋医学、塾を開いて門下生に高野長英、ということを学校で習いました。それくらいの知識でしたが、その子供たちも活躍していたのですね。勉強になりましたし、知ることができて良かったです。

ブディストホールは築地本願寺と一体化している建物内で、階段を上った2階にあります。階段とロビーに、説明のパネルがたくさん展示されていました。2回観劇し、1回目は話の展開にちゃんとついて行けなかったのですが、2回目はパネルをある程度読んで、より楽しむことができました。パネルがあってよかったです。

主人公のハインリッヒの生涯、日本との関わりを追う話でした。ざっくり 外交官→考古学者→外交官 と解釈しました。いろんなことがありすぎて、「え、急に考古学で、貝塚の発掘?」と驚いたりしましたが、ほんとにいろんなことを成し遂げた生涯だったのですね。

アーネスト・サトウ(Ernest Satow)役の竹若さんが飛びぬけて声が大きく、存在感がすごかったです。調べたところ、「サトウ」は日本の姓とは関係ないようですね。ドイツにSatowという地名もあり、ドイツ系の姓として存在するようです。日系と思ってしまいましたが。

持田さんは3役あって、序盤の日本に向かう船上の女性、ハインリッヒの子供時代、アレキサンデルの子供時代。出番は多くありませんでしたが、重要な役だったと思います。持田さんの背格好ならではの配役でしたね。

アレキサンデル役の塩谷瞬さん。舞台ではないですが「魔法のiらんど イケない課外授業」で撮影当時15才だった大川藍さんと共演された方です。そのチャラい先生役のイメージでしたが、今回でかなり見る目が変わりました。良い青年でもあるし、かっこいいミドルでもあります。

ネタバレBOX

伊藤博文のセリフで吉田松陰の辞世の句があったのですが、土曜のマチネでは「朽ちぬとも」のところを「尽きぬとも」と。言い間違いと思います。木曜ソワレでは違和感なかったので、土曜のマチネだけかもしれません。とはいっても伊藤役の福地清さん、とても素晴らしかったです。
商店街グランドリオン

商店街グランドリオン

劇団バルスキッチン

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2021/07/21 (水) ~ 2021/07/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

倉田瑠夏さん出演。
シアターグリーンの前の道、きれいになりましたね。
バルスキッチンさんの舞台観劇は2本目ですが、聞くところによるといつもコメディ満載で、笑いが絶えないとか。確かに前回「どぎまぎメモリアル」、そうでした。今回、同じく楽しかったです。しつこいくらい繰り返すギャグも、不思議なほどにちょうど良く。
前説でズドンさんがおっしゃっていましたが、一本道の分かりやすい話の中に、沢山の笑いを詰めている感じでした。
ズドンさんは先日の「菅生ゼミ休講のお知らせ」でゲスト出演された時に初めて拝見しました。お笑い芸人さんかな、と思いましたがこちらの劇団員さんだったのですね。

ネタバレBOX

倉田さんと少しお話させていただきました。こんなカッコいい役は初めて、ということで見解が一致しました。あとご本人は「セクシー」と。思い起こせば2011年、まだ中学生の初舞台「Stranger than Paradise」。当時の演技はさすがにそれなりだったのですが。隔世の感というか、感慨深いとはこのことですね。
ヒロインの遠藤瑠香さんは、たまたまですが、たくさん拝見してます。今回は高校出たての役なので19歳くらいですかね。まったく違和感なく。過去の出演では、なんと言っても「タイラー×2」が素晴らしかったです。男性の役、かっこよく演じておられました。
大野清志さんもたくさん拝見しています。今回もイケメンならではの、実はカッコ悪いというギャップで楽しませていただきました。過去に好演された「ゴーストライターズ」をもう一度、大野さんで観られることを願ってます。

今回の上演で悪い点をひとつ。老女に対して、悪者側ではないところから「○○○」と呼ぶのは、気持ち良いものではありません。やめた方が良いと思います。
ガールズトーク☆アパートメント 2020Ver.

ガールズトーク☆アパートメント 2020Ver.

UDA☆MAP

シアターKASSAI(東京都)

2021/06/16 (水) ~ 2021/06/21 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

持田千妃来さん出演。
この演目はシリーズものなのですね。2010年、2015年があって、今回が3回目のようです。過去のは拝見していませんが、きっと、宇田川美樹さんが同じ役をされたのでしょう。楽しいシェアハウスの様子が目に浮かびます。

2010年の初演の公開情報によると、シェアハウスは「祖師ヶ谷大蔵辺りの、2階建て5LDK」とのことです。部屋数より人数が多いので、相部屋なのですね。

大橋頼さんはどこかで拝見したな・・・と。この4月に観劇した「みく×ぶれ」の漫画家さん役で、熱演されてました。

宇田川美樹さんはホットポットクッキングの「失神タイムスリドル」以来、何度も拝見しています。コミカルな役が多い印象ですが、今回はさらにコミカルで楽しかったです。

ネタバレBOX

舞台の前面に全面のアクリル板。最近見た中で最も強固なガードでした。見るところによっては歪むところがありますが、ほぼ大丈夫です。

今は2021年も半ばなのにタイトルの「2020」はなぜなんだろうと思っていました。コロナ禍の話なのですね、なるほど。去年から数々の舞台を見ましたが、直接的にコロナ禍を取り上げたのは初めてです。

座席に置かれた資料によると、四季に分かれていてそれぞれに主人公がいることが分かります。自分はたまたま、事前に見ませんでした。なので、目当ての持田さんがなかなか出てこないな・・・と心配してしまいました。4つめの「冬」では主役で、がっつり出演でした。

今回の役はスーツ姿でバリバリ働くキャリアウーマン。今までなかった役です。怒りで興奮すると新潟弁になるのが面白かったです。ほとんど分かりませんでしたが。ご本人もネット配信でおっしゃっていましたが、知らない言葉が多かったとのこと。

新潟弁といえば、めぞん一刻の五代のおばあちゃんの言葉を思い出します。「可愛い」を「いとしげ」と言うそうですね。
遠慮ガチナ殺人鬼

遠慮ガチナ殺人鬼

企画演劇集団ボクラ団義

ザ・ポケット(東京都)

2019/01/09 (水) ~ 2019/01/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

目当ての役者さんとくになし。
こちらは2019年1月の公演。ボクラ団義さんによる再演になります。前回は2013年4月。森田涼花さん目当ての観劇でしたが、とても気に入ったので、再演したら絶対見ようと思ってました。
前回は沖野晃司さんが急病によって直前で降板し、添田翔太さんが手帳を見ながらの演技で代役をつとめられました。刑事役なので違和感もなく、添田さんの堂々とした演技もあって、結果として素晴らしいものになったことを覚えています。
今回は沖野さん刑事役のリベンジということで、どうなるのかなと思っていました。手帳を見ることなく、見事にリベンジを果たしました。手帳を見ることが予定されたものではなかった、ということが6年越しに分かりました。

ネタバレBOX

「私が殺した」の理由でよく考えるとおかしなものもありますが、それはそれとして。
序盤から後ろに存在していた壺が、いつの間にか消えている。空気中に散らばったということ。それによって密室の人たちが全員死ぬことになる。個人的にはとても気に入っています。すばらしいシナリオだと思います。
今回一緒に観劇した連れは、壺が消えた、ということがよく分からなかったようです。ということはオチのインパクトが伝わらなかったということで。そういう人もいるのですね。
しかしそういう人がいないように、分かりやすくすることが大事、ということでもあります。
王将【大阪公演中止 動画配信&緊急YouTubeライブ】

王将【大阪公演中止 動画配信&緊急YouTubeライブ】

新ロイヤル大衆舎

KAAT神奈川芸術劇場 アトリウム特設劇場(神奈川県)

2021/05/15 (土) ~ 2021/06/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

森田涼花さん出演。3部作の最後、第3部。
大阪公演の中止が決まったことは残念です。神奈川公演は無事に千秋楽を迎えましたが、東京だったらどうなっていたかな・・・。

第1部は明治末から大正、第2部は大正から昭和。そして第3部は昭和13年から。この3部構成は丁度よいというか、良い構成ですね。自分は第2部と第3部の観劇ですが、第1部は図書館で原作=戯曲を読みました。読んでいると、観ていない第1部の上演の様子が鮮やかに浮かび上がりました。これまでの観劇では、原作を読むということはあまりしなかったのですが、けっこう楽しいものですね。

この舞台はアンサンブル的な演者さんはいなくて、皆さんが兼任されています。「あれ、同じ人が出てきたぞ」と考えてしまうことがありますが、それも良いというか、ある意味得した気分です。目当ての役者さんの、より多くの演技を観ることができます。

ネタバレBOX

最初の鉄道事故で弟子の松島が死んでしまうこと、初演で観たときは衝撃でした。このあとどれだけ辛く悲しい物語になるのか・・・と心配したものです。
さらに弟子の森川も戦争に駆り出され。長女の玉枝は遠くに行ってしまい。しかしそれぞれ戻って来ます。ほっとしました。

演者さんの兼任がけっこう面白いです。2部で後援会会長だった櫻井さんは大垣駅の助役、弟子の松島だった武谷さんは君子の最初の結婚相手、など。君子役の森田さんも、冒頭の大垣駅のシーンでは駅員の役で。大きな声で電話してました。
菊岡博士役の大堀こういちさんは、正装の同じ姿のまま、宮田の妻、君子の子といった、見るからに違和感がある役を、不思議と違和感なくみごとに、面白く演じられていました。

森田さん演じる君子は、相思相愛の森川と再婚することになる。坂田三吉の人生は最高だったと、晴れやかに拍手を送れる終わり方でした。
王将【大阪公演中止 動画配信&緊急YouTubeライブ】

王将【大阪公演中止 動画配信&緊急YouTubeライブ】

新ロイヤル大衆舎

KAAT神奈川芸術劇場 アトリウム特設劇場(神奈川県)

2021/05/15 (土) ~ 2021/06/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

森田涼花さん出演。3部作の第2部。
特設会場には驚きました。舞台袖が会場外から見えるところにあり、あえて幕で覆ったりもしていません。これも演出の一部だそうです。
上も、ある程度布で隠していますが完全ではないので、エスカレーターの踊り場から客席が見えます。上の方の階では別のイベント会場があり、それが終わるタイミングには、ざわざわと声が入ってきます。これは少し気になりましたが、オープンな雰囲気の良さがそれを上回りました。
演目は有名な戯曲で、劇団としては4年前の再演になります。初演では下北沢の小劇場楽園というとても小さな会場で、3部合わせて35回もありながら激しいチケット争奪戦でした。今回の特設会場は170席ほど、38回。さらに大阪公演9回。チケット取りは苦労しませんでした。
この舞台はひとりで何役もこなします。森田さんは次女の君子役ですが、2部では三吉の弟子や芸妓も演じます。これは分かりやすいのですが・・。
あとはネタバレにて。

ネタバレBOX

世話人・西村役の荒谷清水さんが後から出てきた時、観る方は「あの西村だ」と思います。しかしどうやら別人を演技しているようなのです。これは良く分からず、混乱しました。ちなみに、役者さんは違いますが初演でも同じでした。
森田さんの君子役。2部3部は坂田三吉と次女の君子の物語と言っても過言ではなく。とても良い役です。
今年29になる森田さん。15の頃からから見てますが、若い役も昔と変わらず、見事なものです。

そう言えば、面白いシーンがありました。三吉が飛び出して宮田が追いかけるシーン。舞台を飛び出し、さらに建物を飛び出します。舞台を降りるとき、ちゃんとマスクをつけます。建物の外は一般の人が座る椅子やテーブルがあるところ。そのシーンの前に、その辺りの人に「もうすぐ演者が飛び出して来ますがびっくりしないで」と注意があります。この舞台セットならではの、楽しいシーンでした。

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