Chevronの観てきた!クチコミ一覧

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その犀はひとり行く

その犀はひとり行く

ルドルフ

THEATRE E9 KYOTO(京都府)

2021/12/16 (木) ~ 2021/12/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

衣装なんかから受ける印象は少し前のヨーロッパ
少しって言いながらも中世までは行かないが、大戦あたりの雰囲気って感じで合ってるんだろうか
そんな雰囲気なんだが物語から受ける印象は戦国?いや平安時代って感じなんです
不思議なんですが、このテイストがハマってる
両方の魅力的な部分が融合して、違った魅力的な世界観が広がる印象の作品に仕上がってる
なので殺陣があるわけではなく武器にはリボルバーやったりするんですが、幟旗が雰囲気を盛り上げたりするこのあたりもそんな感じの融合やったりするんですよね
そしてこの感じもいい
ストーリー自体は平重衡をモチーフに作り上げられた世界観なんだろうか?
そのあたりの歴史はそこまで詳しくないんですよね…汗マーク
でもそこからの戦乱の時代を生き抜く戦わなくてはいけないものの、しかし優しさをあわせてもってしまったものの悩みや葛藤なんかを上手く描く
そんな苦悩を森脇康貴 さんが見事に演じられてた印象
少し出だしで生の舞台らしさもあったかなw
今回のF.ジャパンさんめっちゃいい雰囲気作られてるんですよね
ほんと見事
松岡咲子 さんの気だるい感じ、苦悩する感じからのラストの表情も良かったんですよね
そして圧巻は鳩川七海 さんやったんですよね
最初からフルスロットルって感じの演技で一気にこの世界観に引き込むそんな演技
開演すぐにラストシーンを見せつけられてるぐらいの印象
しかしその空気感を一瞬で作り出すのは流石
そしてそこからの変化も凄かったです

サンタクロースが歌ってくれた

サンタクロースが歌ってくれた

演劇集団キャラメルボックス

AiiA 2.5 Theater Kobe(兵庫県)

2021/12/11 (土) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

クリスマスの夜、特別な用事もない女性2人に起きる不思議で素敵な物語
街中はリア充が溢れかえってるはずなので家でダラダラしていたい友だちを何かいつもとは違うことをすれば変わるんやないかと思った女性が巻き込まれていくそんな物語
この表現だけやとありきたり?どこにでもある?そんな印象を受けるかもしれない
しかしこの物語は想像以上に色んなテイストが入れられている印象
それはミステリーであったり劇中劇であったり、彼女や友だちを思う気持ちだったり
かなり色んな要素を入れてることからごちゃごちゃしそうなところを見事にひとつの作品に仕上げてる
やはりそのあたりは脚本、演出の成井豊 さんの上手さが光るそんな印象
そしてキャスト陣の上手さ
それぞれのキャストが演じる役がほんと生き生きしていていつのまにかこの世界観に引き込まれて時間を忘れてします
この季節にほんとピッタリな作品
カテコのトリプルコールはこの舞台を見終わった人の心からのお礼だった気がする
鳴り止まない拍手、笑い声なんかがこの作品の素晴らしさを表していた気がする
ほんと素晴らしい本と上手い役者の融合、化学反応はこんな素敵な作品になるんですね

元祖 お局ちゃん御用心!!

元祖 お局ちゃん御用心!!

片岡自動車工業

梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪府)

2021/12/08 (水) ~ 2021/12/08 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

この大きな舞台に舞い踊る25人のパフォーマーさん
この大きな舞台をところ狭しと駆け巡る
ダンスあり殺陣あり当然のごとくメインは芝居
そんな素敵な一夜限りの素敵な舞台
メインストーリーは2018/6vol.4『お局ちゃん御用心!』
しかしそれをパワーアップさせた感じ
お局、斉藤、お鶴を中心になんだがホオヅキと新人2人の物語でもあるんですよね
ストーリー展開もいいんだが、ちょっとしたエピソードも魅力的
芝居のシーンもいいんですが、ここはかなりパワーアップされてた印象
全体的に別物って感じにスケールアップされてたんですけどね
全体の中心には袋小路林檎 さん
声の出し方が独特で明るい空気感をほんと見事に作られる
諏訪いつみ さんのクールさと美しさも魅力的なんですよね
そして延命聡子 さんのお化けっぽさはかなりパワーアップ
マジックっぽい演出も効果的
真壁愛 さんのやる気ない忍者もさらにやる気のなさが
ここまでが前作ご出演かな?
美津乃あわ さんの声の感じにはまりますね
真寿美さんも良かったんですよねこの役
七味まゆ味 さんのヘベレケしかないほどの泥酔状態w
そんな中にも色っぽさが見え隠れって感じですね
福田恵 さんって策士っぽい悪巧み考えるキャラってほんといいんですよね
大星志歩 さんのこどもっぽさ、しかしそんな中にある強さみたいな感じも良かった
飯伏裕理 さんがこの役をやる日が来るとはw
ほんと片岡さんの作品にはなくてはって感じになってますね
この役の中元優那 さんも良かったからやはり比べてしまいますね
ダンサーさんもほんと素晴らしい動き
そしてやはり良かったのは新人女中の2人
佐月愛果 さんは可愛さを封印したかのごとく、最初から大胆な立ち振る舞い
後半に向けて表情が良くなるんです
やはりポテンシャルが凄いのが中村るみ さんなんですね
セリフ表情もほんと素晴らしいんですが、それだけでなく動き、立ち振る舞いも最高
やはり今回も片岡百萬両 さんの作り出す世界にガッツリ引き込まれた感じ
やはりダンスをほんと上手く物語に溶け込ませてくるんです
観たかった舞台の再演
やはり魅力的な作品に仕上がってた
しかしそろそろガッツリ新作も個人的には観たかったりします
その時はどんなメンバーになるか期待

咎灯の環

咎灯の環

劇団ZTON

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2021/12/03 (金) ~ 2021/12/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

ひとりの少女が絵本を読んでいる
男はその物語はかなり残酷な印象だから少女が好んで読むのが意外と言うと、不思議そうな表情を少女は見せる
そんな感じから始まっていく物語はかなり壮大な世界観
時間って概念もなんだがシチュエーションもかなりの振り幅
全く違うものを見せられているようで、いつのまにかそれらが微妙にニアミスしてるような感覚になっていくんですよね
このあたりのストーリー構成がかなり巧み
ZTON さんらしい感じの殺陣シーンもいいんだけど、それ以外に少しいつもとは違った感じの戦闘も
そして中盤にあるとあるシーンの見せ方がかなりいいんですよね
ここまでの物語とさらに先を楽しみにさせてくれるそんな魅力的なシーンが
この感じこそエンタメ、そのいいところがギュッ
ZTON さんのメンバーそれぞれがほんといい感じやし、カテコの涙でジーンときた
そして客演さんが素晴らしい演技でこの世界観を作り上げてた印象
小野村優 さんの男っぽさが強いんだけど一途な感じが魅力的
岡田由紀 さんの可愛さと気の強さ、さらにその裏にある弱さがほんと凄い
アンサンブルの藤田さくら さんと山中麻里絵 さんもいい表情がいっぱい
麻里絵さんある意味でアンサンブル?ってなりますw
一人芝居からこの雰囲気はある意味でズルいって印象やったのが山岡美穂 さん
まえだゆかり さんめっちゃ良かったんですがもしかして電伝夢志 さん?
こんじゅり さんは関西演劇祭 からのびっくりの振り幅
今回の舞台の中だけでも振り幅が凄いんですけどね
そしてセリフもなかなか多め
振り幅と言えば香村彩矢 さんがほんといいんですよね
maechang さんとのからみもいいんですが、今回の振り切り方はバツグンにいいですね♬

12人のおかしな大阪人~2021

12人のおかしな大阪人~2021

枚方市総合文化芸術センター指定管理者 アートシティひらかた共同事業体

枚方市総合文化芸術センター/関西医大・小ホール(大阪府)

2021/11/27 (土) ~ 2021/11/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

裁判員制度に集められた12人の人々の物語
余命1週間の男が元カノに殺された事件の裁判
残りわずかな寿命なのに人は殺人を犯すのか、容疑者の女性は医学知識がありこの話し合いをさらに複雑にしていく…
とは言えこの話し合いをより複雑にしていくのは陪審員に選ばれた人々…それは大阪人?関西人ならではって感じの雰囲気になっていくあたりが見事な作品って印象
はっきり言ってこの人たち半分以上事件の話をしてないんやないかなって感じ
本題に少し戻ると新たな脱線の火種が…それを繰り返してるうちに何を話し合ってたのかさえw
と思わせておいて急に核心をついた発言になったりする
本もいいんですが演出も見事な感じで進むストーリー
役者陣もほんと魅力的
それぞれのキャラがほんと強くて、それでいて潰しあうのではなく相乗効果が生まれていく感じ
ほんと魅力的な役者さんばかりでそれぞれを語り出したら止まらなくなりそうな見事な演技
男優陣ほんと甲乙つけ難い感じにみんないいんですよね
古場町茉美 さんは本気で生意気な小学生の男の子
生意気なんだけど頭の回転いい感じの演技が見事
内山絢貴 さんの牛丼屋の店員の破壊力
本役との振り幅ほんと最高でした
大江雅子 さん相変わらず出てきた瞬間は大江さんと気がつけないw
さらに徐々に濃くなっていく化粧最高w

10年分の短編集

10年分の短編集

匿名劇壇

ABCホール (大阪府)

2021/11/06 (土) ~ 2021/11/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

Aブロック

コミュニケットボール
個人的にはこの作品は初めて見させていただいた感じ
やはりワードのチョイス、そこからの広げ方が福谷圭祐 さんて天才的に上手い
そしてその本を実現させる役者陣の巧みな演技がさらに盛り上げる
バスケット、バスケットボールってワードだけでこんなに世界観が広がっていくのかって印象
そんな中のサッカーであったり球技+ボールだったりがほんと凄い広がりをみせる
杉原さんを中心に松原さん東さんでさらに広がっていく世界は圧巻
やはりこの役者陣凄いです

Ctrl+H
これは前も見たことがあるんですが、雰囲気が別物に進化
このシチュエーション自体が普通ではありえないんですがそこに+αが
次から次へと起こるトラブル、そこに恋愛模様なんかも加わって引き込まれる世界が広がっていく
男優陣もいいんだが、女優陣の演技が凄い
ヤス子さんは始まった瞬間から笑いを持っていく豪快さ
るみさんにいたってはるみさんだよね?ってなるぐらいの演技
この作品破壊力凄すぎです

夢の忘れ物
この作品は個人的には初めて見させていただいた感じ
かなり不思議な世界観
夢と現実って作品は色んなところで見ることはあるんですが、アプローチがかなり斜め上からって感じ
意図的に夢と現実を行き来してるんだが、肝心な部分は自分の自由にならないって設定が凄い
だからこそ色々なことを試すんだがって展開もいいんですよね
吉本さんの少し切キャラもいいんだが千紗都さんのキャラがバツグンにいい
石畑くんのキャラってCtrl+Hを引きずってる?w

Bブロック

チェーホフの銃
この作品も個人的には初めて
シリアスなハードボイルドな世界と男女の恋物語って相反する感じの世界観がひとつの作品として融合するって、言葉だけやと伝わらないかも
最初は両極端ってくらい違う世界が微妙に近づいていく印象さえ
そして男女のやりとりがハードボイルドに影響するんだが、その影響させ方がほんと上手いんです
東千紗都 さんの演技もいいんだか、ここは佐々木誠 さんの表情がめっちゃいいし効果的
ラストへの展開が凄い

一人だけ芝居
不思議な雰囲気の中でいつのまにかこの世界観に引き込まれていくそんな作品
相方に死なれた漫才コンビの残された男の物語なんですが徐々に変化していく気持ちが伝わってきてほんといい物語なんですよね
幽体として戻ってきた相方…
当然のごとく最初は怖がったりどう対応していいのかわからなかったりするのは当然
しかしそんなところから純粋な思ってた気持ちが湧き上がってくる感じがいいんですよね
福谷圭祐 さんほんといい本書かれますね
しかしここは石畑達哉 さんの演技がめちゃくちゃいいし熱い

ライトノベルが止まらない
始まった瞬間から完全ラノベの世界
魔王倒してって始まり方から入れ替わりに魔法学校、デジタル世界からのどんだけ組み合わせたの?って世界までが入り乱れる
混沌としそうなんだがそれらが全て微妙なバランスで均衡を保つ
しかしどこかで矛盾して破綻していく
しかしそれらを微調整しながら再構築していく感じがほんと魅力的な作品
入れ替わりのとこって大暴力?
ラストって一瞬ハッピーエンドの絵だが入れ替わって…

Cブロック

リーディングハイ
朗読劇の様で実は違うのかな?って見てたのがこの作品
スタイルは完全にリーディングなんですけどね
最初はほんと幸せいっぱいの男女の物語
そしてその一生って感じなんですが、途中でその雰囲気が一変する感じ
そして幸せの絶頂が永遠に続くのかと思ったところからのどん底
でも実はって流れがほんとリズム良く流れてく感じ
そして死んだはずの彼女が妙にリアルな感覚になって、それはほんとのところはって展開が見事すぎる
そして気がつけば年老いてる感じにびっくり

めくれる察し
コロナ禍のタブーって感じにハラスメントをこれでもって添加して福谷さんてスパイスをふりかけたらって感じの作品
普通ならオブラートにって感じを直球?で突いてくる感覚を感じたんですよね
4人の関係性、微妙な力関係、それはスキルやったり勤続年数やったり微妙なバランス
しかし価値観の食い違いなんかでその歯車は崩れるまではいかないんですが軋むような感覚
ある意味ではみんながみんな自分に正直
だからこそ価値観の違いですれ違う感じが魅力的な作品でした

Shovel
ある意味でもうひとりが福谷圭祐 さん←これって前回、前々回でも同じこと書いたかもw
やはりこの作品って好きやったりするんですよね
ある意味では無茶苦茶理不尽な感じの物語やったりするんです
DV妻をされた芝原里佳 さんがバツグンに良かったんですが、前回から吉本藍子 さんがされてるんですが違う感じですがさらに今回良くなってた印象
ほんと理不尽な状況に巻き込まれていく感じの男たち
男の方が言葉巧みな様で女が一枚上手
ある意味マインドコントロールなのかも

Dブロック

Shovel
昨日のCブロックで再演された短編をリピートって感じ
この作品ほんと展開が見事すぎるんですよね
暗転明けいきなり目の前に死体ってインパクトも大きいんですが返り血まみれの男とケガだらけの女ってのもですね
噛み合わない会話、しかしそれ自体が見事なワードのチョイスで心地いいリズム感を刻む感じ
しかし客観的には女が理不尽?そう感じるのは男目線なんだろうか?
さらにその客観的な視点で飛び込んでくる正義の味方?
まあ彼も正義って言葉から矛盾していくんだが…ほんといい作品

伊藤丸あい子のめくるめく願望
本気で石畑くんが書いたのかと思って調べてしまいましたよw
初演はエロ・ロックフェスティバル2011 なんですかね
かなりエロって作品
この感じは個人的には珍しい感じなんですが昔を知ってる人やとそんなに珍しくはないんだろうか?
言葉選びなんかは福谷さんらしい感じも感じられるんですけどね
そして最初から気になったのは舞台上の脚立の上の福谷さん
見守る存在?

ライトノベルが止まらない
こちらは昨日のBブロックで再演されたものをリピートって感じ
この作品もいいんですよね
メタフィクションってやはり観てて好きな雰囲気の作風になる印象
やはり杉原公輔 さんて上手いしほんと作品によって全く違う空気感を纏う
そこに東千紗都 さんの雰囲気との相乗効果が見事な作品
松原由希子 さんもやはりいいんですが、この作品って吉本藍子 さんの破壊力がもの凄い
あれはズルいレベルですよ

Eブロック

ハイパーフィクション
これは頭どれだけフル回転させてもついていけないほどの展開をみせる作品
虚構と現実って感じの作品って意外に多いんだがそのさらに上をいくようなストーリー展開
前半と後半でガラッと雰囲気が変わるんだが、その前半のインパクトがあるからこその後半
しかし後半はいったい何転してるんだろう?ってほど目まぐるしく変わっていく
ほんとは何が現実で誰が正常なのか、それさえも操られているかのように感じてくる見事な作品

Ctrl+H
今回の本公演で2回目リピートになる短編
この作品もほんと何回見てもいいですね
初演?も良かったんですが今回のメンバー凄い
始まった瞬間から佐々木ヤス子 さんと中村るみ さんの存在感が凄すぎ
さらにたたみかける感じのヤス子さん
本多晴奈 さんと佐々木誠 さんのコンビもいいんだが、メインではないところの古谷ちさ さんと福谷圭祐 さんがめっちゃいい
昨日より今日さらに良くなってたきがします

救世主
これは本を書く人の心の中を描き出したって感じなんだろうか?
現実とは違った世界を描き出そうとした時に陥るのかもしれない葛藤ってものが感じられる作品
面白かったら何を書いてもいい?それがある意味で説得力のあるものでなくても…いや違うって感じの書くものの葛藤
そして現実と本の世界が入れ替わったような展開
さらにはある一定の条件をクリアしたもののみが見えるシンボル
モノを生み出す時の精神状態なのかもと見てたかも

Fブロック

奇跡と暴力と沈黙
1分ごとに暴力、3分ごとに沈黙、4分ごとに奇跡、5分ごとに人が死ぬやったかな?を21分演じるそんなエチュードって説明から始まる
この暴力がきっかけに最初の雰囲気が崩れ始める
そして最初の死者が…思いがけない展開を見せていくんだが…
なかなかシュールでブラックな感じもありながら違った雰囲気も入ってくるんですよね
やはりこれは上質の脚本で組み上げられた魅力的な作品やなって印象

チェーホフの銃
今回2回目のリピートとなる作品
ハードボイルドな感じは今回の作品たちの中ではかなり異質な存在
しかし並行して進む話の中の風景をリアルに見せる演出ってある意味斬新
亀山貴也 さんと隈本晃俊 さんと徳永健治 さんの作り出すハードボイルドな世界観
相反するように展開する佐々木誠 さん東千紗都 さんの世界観
ラスト前の幸せそうな雰囲気から一変するようにおとずれるラストのハードボイルドな雰囲気
明日を楽しみにがきいてる

ハッピーバースセンチュリー
この新作ほんと福谷さんらしいって思うのは俺だけ?
言葉のチョイスとかもなんだがストーリー展開
基本的には親子、思春期にありがちな言い争いって印象
しかしここからの展開が個性的
『あれが始まる』からの意表を突いた展開
そしてちゃぶ台の見事な使い方からの…
普通なら親の気持ちが伝わってってなりそうだがそうならないセンスもいいんですよね

これを通しって言うかは微妙なんですが全公演を見てやはり見逃さなくて良かったが感想
客演さんもみなさん素晴らしかったんだが通常営業の振り幅のデカさを見せつけた佐々木ヤス子 さんとたぶんこの感じは他では見られないと思った中村るみ さんが最高
るみさんの今回の感じかなりレア
福谷圭祐 さんの本てやはり魅力的で個性的
斜め上からくるような思考
杉原公輔 さんやはり上手いし振り幅凄い、そしてこどもみたいな言い訳台詞いい
佐々木誠 さんはかっこいいんだけど可愛さと情けなさのバランス見事
ほんといい表情される
石畑達哉 さんの熱い演技好きなんですよね
ほんと直近凄まじいペースで進化されてる印象
松原由希子 さんの演技力ってケタ外れ
美しさと演技力のポテンシャル凄すぎ
吉本藍子 さんの進化も凄い
ラノベの動き今回最高シーンやったかも
東千紗都 さんの美しさと可愛さは反則レベル
しかし?やはり飛び抜けた演技力がさらに輝かせる
ほんと魅力的な10年間の集大成
14作品どれも引き込まれる物語
しかも2日間で18ステージってびっくりする感じの公演
そして驚愕なのはセリフの怪しさを全く感じさせない、さらにブラッシュアップまでしてませんでした?
ほんと見せることに妥協なしって印象の素晴らしい劇団さんですね

「楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき」

「楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき」

道頓堀セレブ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2021/11/05 (金) ~ 2021/11/08 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

色んなところで演じられてる脚本
やはり魅力的な本なんですよね
場所は楽屋
永遠に来ない本番を待つ女優AとB
亡霊となり楽屋で本番準備をそこで上演されてるのがチェーホフの『かもめ』
その主役は女優C
そこにやって来る枕を抱えた女優Dって流れ
しかし演出で雰囲気全くの別物
混沌とした感じのセットや舞台装置も魅力的なんですが、音響や照明の感じがさらにこの世界を魅力的にしてる
そして?やはり魅力的なのが今回のキャストさんたちの演技
見事な空気感と凄い熱量を感じる魅力的な演技がそこにある
ランタイム80分ってほんと一瞬に感じるそんな舞台
女優A南谷朝子 さんと女優B林英世 さんのコンビネーションは予想通りの良さ
前半の雰囲気もいいんですが後半ほんと凄い空気を作られる
そして最初の可愛さから一瞬でベテランの雰囲気の女優C山本香織 さんがほんと魅力的すぎって感じ
このキャラがあるからこそ光るラスト
どんな演技されるのかと思ってたのが女優D東宮綾音 さん
これがびっくりの良さ
想像以上にいい演技されててびっくりの存在感
このメンバーでってハードル上がるところを凄い存在感を見せつけられた印象
香織さんとのコンビネーションもいい
他の感じも観たくなった女優さん

キリウシ

キリウシ

劇団「劇団」

ABCホール (大阪府)

2021/10/21 (木) ~ 2021/10/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

久しぶりのゲキゲキ はやはり最高のエンタメでしたが第一声かも
幕が上がるのが難しかったエンタメですが徐々にそんな中でも幕が上がりだしてる
ここまで作り込んだセット、そして照明、音響の素晴らしい舞台
ゴミが生きる町=ダストタウン
それは虐げられた者たちがギリギリの状況で生きる街
そんな中で笑顔を絶やさず人々に生きる希望を与える少女イトハ
そしてそれを陰から守るキリウシ って構造なんだが、ストーリーが巧み
それをさらに盛り上げるのが殺陣であったり派手なパフォーマンスやったりする
ここまで照明と音響をガッツリ作り込んだエンタメっていつ以来だろう
この舞台をやろうって思った頃はコロナ絶頂って感じやったかと
そこでこれだけのものを企画して動き出してたゲキゲキ って劇団はほんと凄いと思う
そしてついに小村七海 さんの旅立ちの舞台
今回もいい演技でした
古川剛充 さんの存在感があるからこそ光るキリウシ って存在
しかしそこさえも上手く使ってたのが間違いなく植木歩生子 さん
このストーリーでここまでの演技が観られるのかって振り幅が流石
相変わらず見るたびに雰囲気が違いすぎる西村こころ さんも良かったんですよ
雰囲気のベースて?なる
中路輝 さんとさいとうひろき さんの虐げられたものからガムシャラに…でもある意味暴走もいい雰囲気
しっかりしてるようでどこか抜けてる感じの松田悠 さんもやはり良かったんですよね
たまにキリッといい表情もみせられるんですよ
藤原裕史 さんどこかで寝返るのかと思ってましたw
歩生子さんも良かったんですが登場からびっくりしたのは町田名海子 さん
今回どんな役かと思ってたら想像の斜め上いった感じ
しかし今回のこの役って男性でもハマる人そんなに多くないんやない?ってとこを見事に演じられてた印象
この振り幅にしてこのキャラの完成度はやはりいい女優です

『 星ノ数ホド-CONSTELLATIONS- 』

『 星ノ数ホド-CONSTELLATIONS- 』

イースター企画

OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)

2021/10/22 (金) ~ 2021/10/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

Aキャスト
劇場に入った瞬間目に飛び込んでくるのは魅力的なセット
天井から吊り下げられた球体に当たるライトが美しくて幻想的
そして床にはヘキサゴンって感じでシュミレーションゲームなんかの戦争?って思ったらハニカムって感じですかね
ボドゲやったことある人は一瞬ね
ストーリーは結構複雑
しかし女性の仕事とこの物語のストーリーがリンクしてる
並行世界、パラレルワールドって感じかなって思いながらも多元宇宙論って方がしっくりくるような作品の展開なのかもしれない
色んな選択、分岐点を違った選択や前提ならって感じ
幸せの絶頂やったり不幸のどん底やったり、希望が消えそうだったり、すれ違うだけやったり
同じシチュエーションなのに微妙にズレたり入れ替わっていたり
瞬間に変わる立ち位置を演じていく役者
変化し続けるその演技を伝える力量の高さを感じるそんな作品
やはりいいのが石川信子 さん
切り替わった瞬間にほんと別人って空気感を作り出す
そしてセリフの巧みさが見事
魅力的な雰囲気から言葉を失った感じの見事さが凄い
ダブルキャストの塗木愛 さんの演技もほんと観たかったけど、信子さんの演技でさらに観たくなったかもです

ベランダハウス

ベランダハウス

ガリガリ企画

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2021/10/15 (金) ~ 2021/10/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

恋愛リアリティショー『ベランダハウス』そこには4人の女性と3人の男性、そして新たにひとりの男が加わるところから物語は始まっていく
低視聴率番組に新たな起爆剤って感じの投入
彼の雰囲気もあり8人の雰囲気は変わっていくんだが…
なかなかにいい物語
笑ありワクワクありって感じの展開にさらにサスペンスって感じの要素まで加えてくるあたり見事な展開をみせる
ラストはさらに先の未来をって感じで良かったんやないかな
結局微妙にみんな幸せって感じなのかも
なかなかに魅力的な雰囲気やったのが武田真悠 さん
最初の少し上からって雰囲気からの変化がいいなって感じ
欲を言うならもっとおバカキャラ全開でも良かったのかも
入江ほのか さんのクールで沈着冷静、それでいて大胆不敵って感じも良かったんですよね
やはりキャラ作るの上手い

タイプライト・舞台版

タイプライト・舞台版

BLACK★TIGHTS

SPACE9(大阪府)

2021/10/09 (土) ~ 2021/10/11 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

コロナウイルスのようにラドルス・ラベヴァが蔓延する世界
未知のウイルスと向き合いながらの生活は今の状況やとほんと理解がしやすい世界観
これは3年前やと空想でしかなくリアリティ感じなかった
そんな世界になぜなったのか、それを紐解く感じに進むストーリー
この舞台版はその前に公開されてる短編ドラマの1、2話を観なくても楽しめるが、観てから舞台版を観た方がより楽しめる
そんなに長くない作品なので観てからがおすすめ
舞台のネタバレとかは無くより深く設定がわかる
この作品はストーリー展開もほんと巧みで面白い
そしてmaechang さんの主人公もいいんですね
横濱康平 さんのキャラもいい感じで作品にいいスパイス
そして岡田由紀 さんが一生懸命で可愛いんだけど少し暗さのオーラを纏った感じのいいキャラ
平宅亮 さんがいつもと違う感じもいい
為房大輔 さんのオタクキャラほんといいし、今回は違うテイストも楽しめる
木暮淳 さんのクールな感じも魅力的
さらにクールで渋いのがオオサワシンヤ さんなんですよね
鈴木洋平 さんの雰囲気が変わるのもいいですね
今回の宮本竜治 さんのキレキャラって感じもいいですね
少し哀愁もありながら、可愛さと力強さの微妙なバランスが魅力的やったのが難波優華 さん
やはりこの人は殺陣も上手い
今回の席は表情が…難波ちゃん席は間違いなくあそこやった…
映像のみの上杉逸平 さんも良かったです
そして曲にさとうれいな さんてのもいいんですよね

かげきはたちのいるところ

かげきはたちのいるところ

Aga-risk Entertainment

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2021/08/13 (金) ~ 2021/08/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

東京公演の13ステの後のクラファンで実現した新2ndの柿落としシリーズとして幕が上がったこの週末の4ステの最初
大阪公演としては5年ぶり、関西公演としては4年4ヶ月ぶりとなる期待の舞台です
まずは劇場に入った瞬間からセットの良さにまずは驚かされる
そして新2ndってセットによってかなり雰囲気まで変わるんだってのに驚く
そして4年4ヶ月ぶりの関西公演の幕が上がる
もう曲のボリュームが上がっていく瞬間から上がるテンション
流れるように進んでいくストーリー、そしてたっぷりの笑要素
しかしそれだけではない感じに展開されるシリアスなシーン
そして揺れ動く様な人の感情
それぞれが極上で引き込まれる作品
ある意味ではショートストーリーによるオムニバスなんですが、あまりそんな感覚にならない巧みな演出
最初の冷蔵庫で一気に気持ち持っていかれた
笑も多いけどシリアスも魅力的
しかし驚かされたのはドシリアスなシーンの真ん中で笑いをとるって凄すぎます
75分+10分休憩+75分が一瞬の感覚
日替りゲスト大熊隆太郎 さんは思ったより出番多い印象
明日はまた違う感じかな?
やはりいいのは塩原俊之 さん
渋さもありながらきっちり笑いをもっていく、しかし強そうなのに綻ぶ感じも良かった
津和野諒 さんも相変わらずいいんですよね
テンション高めもいいけど草へのこだわりもw
今日の斉藤コータ さんは珍しいなのオンパレードやった感じ
途中かなり戻したんですけどね
矢吹ジャンプ さんのホワンとした雰囲気は今回の作品にはなくてはならない感じ
淺越岳人 さんの屁理…論理的にたたみかける感じってやはりいいし、好きなんですよね
伊藤圭太 さんのこの人ならではって空気感もいい
いつのまにか馴染んでる感じはアガリスクさんとしてもかな
鹿島ゆきこ さんの参謀的な今回のポジションも魅力的
観察眼の鋭さもいい感じ
榎並夕起 さんの可愛さ増してません?
髪の感じも魅力的、そして意外に論理的に駆逐する感じもいい
ラストの感じも最高でした
前田友里子 さんの今回の感じもいい
愛するがこそ言えないジレンマ、しかし思いの強さが伝わってくる素敵な役
そして熊谷有芳 さんがやはりいい
クールビューティーそして冷静沈着、しかし脆さもあるんだけどあたたかいそんな魅力的な存在
この魅力的な10人+1人見逃すには惜しい舞台

第29次笑の内閣「マクラDEリア王」

第29次笑の内閣「マクラDEリア王」

笑の内閣

THEATRE E9 KYOTO(京都府)

2021/07/22 (木) ~ 2021/07/26 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

この物語は笑の内閣 さんらしい感じの世界観で作り上げられる作品
今回の作品のテーマはハラスメント
ほんと色んな種類のハラスメントを取込んだ感じ
それをリア王って作品を使って、演劇業界って世界観に置き換えて作り上げられたのが今回のこの作品って感じ
その世界観にしたからこそ、リアルにパワハラやセクハラがリアリティをおびてくるそんな印象なんです
観てるうちにほんとにこんなことあるのでは?ってなってくる
そしてそんなセクハラなんかがあるからこそ、逆にそれを武器として使おうとして動く人や、それを逆手に利用してのし上がろうとする人がいたりして、さらにリアリティが上がったりする世界観
ほんと上手く作られてるなって印象の作品に仕上がってる
ラストもなかなかの展開
この作品は基本的にマスクを着用されての演技なので表情はわかりにくいんですが野口萌花 さんの初々しさがいい雰囲気を作られてました
そしてフリーライターの三鬼春奈 さんがセリフの感じや立ち振る舞いが良かった印象なんですよね
他の感じも気になるお2人やったかな
やはり良かったのが山岡美穂 さん
結果的にはいいように振り回されてるようで、振り回してる感じ
中路輝 さんもいい雰囲気やったんですがそれを手玉に取る感じの #熊谷みずほ さんが相変わらずいい雰囲気を作られてた
美穂さんとみずほさんのコンビネーションも良かった

畜生たちの楽園

畜生たちの楽園

劇団不労社

AI・HALL(兵庫県)

2021/07/17 (土) ~ 2021/07/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

入った瞬間に目に飛び込んでくる今回の舞台にとりあえず目を奪われる
相変わらず手の込んだ舞台を作り上げられてくるなって印象
しかも今回は2面舞台と少し変わった空間を作り上げられてるなって印象
そしてその空間は完全に囲まれてる感じで今回の作品にピッタリって印象
そして最初のシーンからインパクトのある立ち上がりをみせるんですよね
ここの登場も上手いなって感じ
この序盤からこの世界観がすでに引き込まれていってこの後にさらに広がっていく世界にさらにって感じかな
普通の生活からはかなり逸脱した感じの世界なんだが、この世界で暮らす人にとっては普通の日常
かなりエログロ要素がふんだんになので観る人を選ぶ作品なのかもしれないがかなりおもしろい
そしてラストの謎めいた感じもこの作品のラストとしては秀悦な印象
色んな感覚を刺激される作品
今回も魅力的な演技をみせてたのが村田千晶 さん
頭のネジが一本飛んでるとしか思えない見事な演技
その子を溺愛するようで、どこかアルツハイマーっぽい石井テル子 さんの演技も光ってた
そして相変わらず上手いなってのがイトヲ さん
この人は心から毎回別人やなって思う演技
そしてこの人無しでは成立しない作品って演技やったのが殿村ゆたか さん
今回さらに振り切ってた印象
かろうじて普通かと思ったら…やはりって感じやったのが石川信子 さん
ほんといい表情を見せる女優さん
優しさもありながらも強さも、そしてズレていく感じの精神状態も良かった

イキヌクキセキ~十年目の願い~

イキヌクキセキ~十年目の願い~

「イキヌクキセキ~十年目の願い~」製作実行委員会

COOL JAPAN PARK OSAKA・WWホール(大阪府)

2021/07/16 (金) ~ 2021/07/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

客席はコロナ対策のひと席間隔を空けての50%
もう少し増席も可能やったかもですが緊急事態宣言下の要請のままにされた感じ
でもこの感じは観る方からすると観やすい配置にはなってますね
そして以外やったのは客入れ時にBGMが全くないんですね
話し声が無くなった瞬間の違和感結構
2011/3/11の東日本大震災、それは東北地方太平洋沖地震による災害
それから10年の時を経た被災地に再建された食堂
復興の象徴になる感じの元気食堂を中心にした物語
そしてもうひとつのワードは『ひまわり』
それは元気の象徴そんな感じで進む物語はタイトル通りの音楽劇
音楽劇と言ってもミュージカルテイストって感じではなく、出演者さんの歌が何ヶ所かに入る感じと生演奏が全体に使われてることから
全体での歌唱もあるものの、この舞台的にはシングル、デュエットによる歌の部分が見せどころになってるそんな印象の舞台ではありますね
松平健 さんをはじめとした豪華なキャストで演じられる舞台は1幕70分、休憩15分、2幕85分の170分と少し長目の感じ
しかしそんな感じはまったくしないうえにその時、そしてそれから10年後のそこで生きる人達の感情、その移り変わる感情が伝わってくるようなそんな作品やった印象
松本明子 さんほんと歌が相変わらず上手い
今回のこの座組での期待は鳩川七海 さん
やはりこのキャスティングやとセリフは多くはないんですが、1番の見せ場は2幕の最初のあたりですかね
完璧に都合のいい女って感じの役ではありましたがw
いたるところでいい表情をされてたのは事実

罧原の乱

罧原の乱

劇団そとばこまち

劇団そとばこまちアトリエ 十三 BlackBoxx(大阪府)

2021/07/09 (金) ~ 2021/07/12 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

いきなりド派手な殺陣シーンから始まるんですが、この迫力がまずは凄い
そしてこの世界観で進むのかと思ったらいきなり世界観が180°変わるんですよね
かなりこの雰囲気の変化もいいなって感じ
まあそこからがこの物語の本質ではあるんですけどね
時代劇をテーマにしたテーマパーク、そこのメインとなるイベントをやる劇団のお話し
時代の流れとともに人気を失った彼らの変化なのか、それとも頑なに今の形を守り続けるのかって感じに進んでいく物語
最初の殺陣の雰囲気から一変して、笑いっぱいの素敵な展開
そしてアドリブがかなり多めで、ランタイムはステージごとにかなりバラつきがあるんやないですかね
今回は結果的に2、30分余計に楽しませていただけたんやないですかね
笑いいっぱいの素敵な時間でした
この物語の中心にはやはりアキ さんが大きな存在感
そして爆ノ介 さんがいいコンビネーションを見せる
やはり南園みちな さんがいい空気感を作られてました
途中ツボ入って止まらなくてホワイトボードの方向きました?
山﨑ひな さんお初かな、いいなって雰囲気でした

ファンタジーのつくりかた

ファンタジーのつくりかた

RABBIT HEART PROJECT

AI・HALL(兵庫県)

2021/07/09 (金) ~ 2021/07/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

かなりファンタジー色の強い世界と時間軸の異なるふたつのリアルの世界が上手い感じに流れていくそんな世界観の作品
全く違う世界観と近いんだけど異なる世界観がほんとにいい感じに近づいたり離れたり
リアルのふたつの世界は最初軽い違和感から紡がれる感覚
しかしこのズレが後半にかけていい感じにこの作品の世界観の中心を構成していく感じ
そしてもうひとつのファンタジーな世界を引き立てていく
そしてこの世界感もラストに向かって現実とシンクロしていく感覚はほんと見事なストーリー展開
まずは驚いたのは暗転明けやったかもしれない
この座組はなかなかの人数なんですが、明かりがついた時の光景は少し鳥肌が立つほどの見事さ
この座組ほんと凄いなっていきなり思わされる瞬間が訪れるので注目
これは遅れたら少しの時間は入場できないって言うよなって納得の演出から始まるんです
楽しさも多いんですが、キッチリグッとくるところもある素敵なストーリー展開
ラストもいいのは、やはり流石の片岡百萬両 さん作品って印象
ラストおばあちゃんに挨拶したのが大星志歩 さんかな?
いい表情されてた
飯伏裕理 さん葬儀会館まで気がついてなくて、めっちゃ上手くなってるかも
他にもいい空気感作られてた人が多かったんですが結構早着替えが多く雰囲気違う3役されてた橋本真衣乃 さん良かった
そして水紀憧子 さんがやはり輝いてた印象
強い意志、向上心からの挫折、しかしその先にって感じ良かった
上西秋穂 さんの歩くときのリズムが頭に残ったまま終演やったかも

sandglass

sandglass

遊劇舞台二月病

AI・HALL(兵庫県)

2021/07/03 (土) ~ 2021/07/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

この作品途中まで見た時に気がつく、全く雰囲気が変わってるけど観たことのある設定
そして気がつく、2年ぐらい前に遊劇舞台二月病 さんが関西演劇祭 でされた舞台のリメイクなんですね
しかし舞台的に全く違う作品になってた印象なんですよね
物語の中心には脚本家を目指す男、そしてその妹
時代は戦争末期から戦後初期って時代
長い戦争が終わり、人々は時代が変わる恩恵みたいなことを期待してたのだが…
一生懸命にその時代を生き抜く人たち、その状況は良くなるでもなく、逆にジリ貧になって行くかのごとく
その2人を中心にした物語とリンクしながらも、もうひとつの物語が進んで行く感じ
こちらもどうしようもない絶望感に向かって行くようなストーリー展開
そしてそれぞれの向かって行く先に…
妹役が石田麻菜美 さんです?
魅力的な表情、セリフから生まれる空気が良かった
中村ユリ さんの嫌われために存在するような役
しかしラスト前に見せる優しさ
そして観たかったのがかまとと小町 さんの尾形柚香 さん
やはりこの女優さんはいい空気感作られます
優しさの中に生き抜くための強さ、そんな感じがすごく感じられる魅力的な役でした

エギング☆ロック

エギング☆ロック

遊気舎

神戸アートビレッジセンター(兵庫県)

2021/07/02 (金) ~ 2021/07/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

もとソフトボール部のメンバーの12年後?を2人の元部員を中心に描き出していく感じの青春を振り返る?青春に戻る感じの魅力的な物語
思い出の遊園地、そして観覧車
懐かしい思い出が強く残ったまま時間だけは過ぎ…そして現実は…そんな中に少しばかりの反発心がって感じに展開していく
音楽も多めで効果的にそれを使われている感じ
しかしここでマクロスF ライオン を聞くとは、しかしこれがかなり効果的
久保田浩 さんを始めとする男優陣もいいんですが小川十紀子 さんと峯素子 さんが中心になって物語を描き出していく
いいコンビでした
そして中迎由貴子 さんがなかなかに魅力的な存在感
クールビューティーって感じですね
要小飴 さんの作り出す空気感も魅力的でした
松本祐子 さんの巫女さんも魅力的やったり
魔瑠 さんの最初のがほんと最高やったんですよね
みちえでしたかね?
とは言えやはり西原希蓉美 さんの破壊力は凄かった
ここでガッツリ歌声が聞けると思ってなかったのでラッキーでしかない感じ
そしていい演出になってました

外の道

外の道

イキウメ

サンケイホールブリーゼ(大阪府)

2021/06/26 (土) ~ 2021/06/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

会場に入ってまず思うのはやはりサンケイホールブリーゼ って大きいな、そして今回もきっちりいいセット組んできてるなって光景がこの後に展開していく物語への楽しみを膨らませてくれる
大きな会場はまた違った開演までのドキドキ感があったりするんです
これがまた良かったり
そして客席照明がついたままでキャストがひとりづつ登場するって少し変わった始まり方
しかしその座り方が同じ空間とは思えないなって印象
これは物語が始まっていくとなるほどってなるんですけどね
地元ではない遠くの土地で偶然その存在を知る同級生
その2人を中心に紡がれる物語
やはりイキウメ さんが作られる世界観は独特
しかしその独特な雰囲気がたまらない空気感を作り出していく
空間の使い方、時間の流れの表現が秀悦で照明の使い方や音響の入れ方がほんと効果的なんですよね
今回はラストがスッキリって感じではなかったかもしれないですが、心地よい余韻が残る
浜田信也 さんと安井順平 さんの作り出す空気感
徐々に壊れていく感じがほんと見事
清水緑 さんの役は実はかなり意外な感じなんですが、これがまたいいんですよね
そして豊田エリー さんがまさに輝いてた感じの印象
セリフでもベタ褒め、しかしそんな感じにぴったりやった印象

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