1
トタン屋根でスキップ
ここ風
この劇団作品を初めて見たのが「Share-シェア-」でした。先日作・演出の霧島ロックさんがこの作品で「北海道戯曲賞」優秀賞。そして前回公演の「ッぱち!」の好評も重なったのでしょうか。初日から大盛況の客席でした。
私はこの2作品も好きですが今回の作品はこの2作品を掛け合わせたような印象を待ちました。
「何を話しているのかな?」と不思議なシーンも次第に繋がっていく。この積み重っていく具合が何とも心地よく、何か特別な名前を付けたくなる。そんな独特な味のある作品でした。なんでしょうね。「シェア」のときもそうでしたが何か不思議な空気がそこに流れていて、もう1時間50分?とすっかり心は舞台に奪われていました。
よく笑い、よく泣ける。幅広い年齢層に愛されるこれはとてもいい会話劇です。
2
デッドストック・トーキョー
キコ qui-co.
4つの時代。展開とつながり。
輪廻転生ではない。水の使い方。このテイストが私好み。
「神の左手」も同様に思ったが小栗さんは「水」にこだわりがあるのだろうか。
最後の小口さんの演技には震えたよ。あんなんひたすら凝視するしかないじゃないか。
恋も芝居もどこまでいってもアナログ。
3
ロケットペンシル×ドレッドノート
やみ・あがりシアター
ロケットペンシル♪ドレッドノート♪
ヘビロテ。しますよねこれ。一夜明けてもしている。
宇宙ものと括るとマルカジット、マーカサイト以来か。アレよりもかっ跳んでいたな。根も葉も漬けて級のインパクト。最近のやみあがりさんのテイストを期待すると火傷します。
しかし加藤さんには毎回驚かされる。
うん、悲しいかな、ちょっとこのお話。
惜しいのは終盤に向けて「なるほど。」という展開がもっとストレートに欲しかったところ。
もう一度みます。