Naoki007の観てきた!クチコミ一覧

61-80件 / 216件中
『虹の塒(ねぐら)』公演

『虹の塒(ねぐら)』公演

テトラハウス

シアターバビロンの流れのほとりにて(東京都)

2019/07/17 (水) ~ 2019/07/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

予期せぬ展開だったが、小気味良いテンポの舞台転換で2時間が短かった
最小限ながら必要にして十分のセット、照明、音響に好感が持てた
シュスのキャラが気に入った
うさみみも良くなりきっていた
前半のルルのたどたどしさも良かった

無伴奏~消えたチェリスト

無伴奏~消えたチェリスト

劇団東京イボンヌ

サンモールスタジオ(東京都)

2019/07/17 (水) ~ 2019/07/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

久し振りに洒落たオトナの演劇を楽しんだ
途中からどういう結末になるかと興味津々で観ていたが、ハッピーエンドになった(もう一話は違うのかな)
音楽とセット(特に窓の向こう)が印象的だった
貴子の表情豊かな演技が記憶に残った

想稿 銀河鉄道の夜

想稿 銀河鉄道の夜

ことのはbox

新宿シアターモリエール(東京都)

2018/10/10 (水) ~ 2018/10/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

舞台美術、照明により創り出される美しい世界
音響も素晴らしかった
台詞まで原作に忠実でありながら、随所にコメディ、歌と踊りを散らばめたミュージカル的舞台
ジョバンニ役の春名風花、表情含め素晴らしい演技

群盗=滅罪

群盗=滅罪

クリム=カルム

シアター711(東京都)

2019/07/24 (水) ~ 2019/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

シアター711の入口から別世界だった
実に凝った会場演出、時空間を飛び越えて「群盗」ワールドへようこそ
席までたどり着けるか不安だった
久し振りに超弩級の台風に長台詞の豪雨を叩きつけられた
センター通路脇に座ったのでシュピーゲルベルヒには絡まれるし・・・
途中で盗賊団のキャラがこんがらがった
「群盗」読んどけばよかったかな
やっぱり2回観なきゃだめか
ソファでの2度の「死」に引き寄せられる

ナツ。キタル。ホタル。

ナツ。キタル。ホタル。

tYphoon一家 (たいふーんいっか)

ザムザ阿佐谷(東京都)

2019/08/01 (木) ~ 2019/08/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

夏らしいドラマ
結末が近づくと少々目がにじんだ
スクリーンの使い方、映像が秀逸だった
花火の効果も抜群
ミレイなど観客の視線が集まっていないところでしっかりと表情を作っているキャストが目についた
アオイの目が不自由なことがごく自然に感じられる演技は素晴らしかキタルった
「ネタバレです。観劇後にご開封ください」と袋とじにしてキャスト表を置く心配り

第一部『1961年:夜に昇る太陽』 第二部『1986年:メビウスの輪』 第三部『2011年:語られたがる言葉たち』

第一部『1961年:夜に昇る太陽』 第二部『1986年:メビウスの輪』 第三部『2011年:語られたがる言葉たち』

DULL-COLORED POP

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2019/08/08 (木) ~ 2019/08/28 (水)公演終了

満足度★★★★★

原発問題を真っ向から扱っているのだが、その描き方はひとりの人間の強いられた(?)変節を通じてだ
それゆえかえって恐ろしく哀れでもある
「家族の一員」である「死せる」愛犬を狂言回しとしたところに妙味があった
モモの百花亜希好演
今日心に残ったその台詞「人間は手に負えないことをする」
R.C.サクセションの「サマータイム・ブルース」による変化も意表を突かれた
観客の意識は高いと推察したが、トークディスカッションに残った比率は驚くほどで、その人たちの意識レベルはさらに高かった

じくりじくりと蝕まれていく

じくりじくりと蝕まれていく

Antikame?

シアター風姿花伝(東京都)

2018/10/24 (水) ~ 2018/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

美術、照明、音楽、衣装、役者、全てに一体感があり、ぼんやりとしか先が見えず、理解しようとすればするほど引き込まれ、とても緊張感のある舞台だった
誰にでも当てはまりそうな情景の中、タイトルの通り蝕まれていく様子に胸が締め付けられた

’72年のマトリョーシカ

’72年のマトリョーシカ

風雷紡

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2019/08/14 (水) ~ 2019/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

小学校卒業前にテレビにかじりついたあのあさま山荘事件を、人質の「家族関係」というスパイスを加えて過去にあった様々なドキュメンタリーとは違う視点から描き出した舞台
総括!
「お連れのない人、お~によ!」
みんな、マトリョーシカになりたくなかっただけなのかもしれない
あの距離で逃げ場のないシアターミラクルで直球勝負の演技
“八ヶ岳”(杉春芳)が自白を始めるシーンが印象的だった
小口警部補(高橋亮次)の優しさ、御子柴警部(柘植裕士)の無念さ、無骨さの対比も良かった
丁寧に警視庁と県警のカップヌードルを巡る確執の象徴までフォローしていたが・・・
祥野獣一が憎らしかった
ミニマム(下は細かかったが)のセットで巧みな舞台転換
スクリーンの活用も上手かった
事件を全く知らない若い世代が観に来ていて、彼らにはどう映るんだろうと訊いてみたかった

KAIDAN

KAIDAN

劇団カンタービレ

ウッディシアター中目黒(東京都)

2019/08/14 (水) ~ 2019/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

元気いっぱいに悪霊退散してもらって、いいお盆明けができました
テンポ良く、パワフルな演技(特に女性陣)
ともかく楽しかった
実に巧みな舞台転換、仏壇の使い方が絶妙でした
さて、みんなが食べてたそうめん食べよ
開場前には氷おしぼり配布のサービス
暑さも一段落するかな?

「あの怪物の名は太陽の塔」

「あの怪物の名は太陽の塔」

The Stone Age ブライアント

サンモールスタジオ(東京都)

2021/10/27 (水) ~ 2021/10/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

半世紀前を舞台に、今につながる命の選別の始まりとなった「不幸な子供の生まれない運動」を推進する者と拒む者を通して、不幸を乗り越えようとする“それぞれの善意の行方”を描く
障害者問題について深く考えさせられたが、良くできたプロットでずっと暗いままで推移することはなかった
懐かしの70年万博、しかし小学校4年生の教室のテレビで開会式を観ていた頃は、まさかこのような問題が存在するとは知る由もなかった
キャスト熱演で感情の起伏が良く表現されていた
セットの緑が素晴らしく、ああ昔はこうだったよなと思う
衣装もこだわりの極致で、ウエスタンシャツやらパンタロン(当時はこう呼んだ)ジーンズ
結論を押し付けるのではなく、観る者に判断を委ねられた形かな

瀬戸の花嫁 再再演

瀬戸の花嫁 再再演

ものづくり計画

ザ・ポケット(東京都)

2019/08/21 (水) ~ 2019/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

瀬戸内海に浮かぶ小さな「戸美島」の島を挙げての婚活イベント物語
40年近く前の離島振興を担当した広島勤務時代、30年近く前の若者達の島おこしに関わった山口勤務時代が懐かしかった
スローモーション・シーンが印象に残った
2段階仕掛けの告白シーンの盛り上げが良かった
広島弁8割方出来てたかな
一美役の高橋みちの雰囲気やものの言い方(広島弁で)が、40年近く前の広島勤務時代通ったスタンド(スナック)のママにそっくりでビックリした

肉体だもん・改

肉体だもん・改

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2019/08/17 (土) ~ 2019/08/26 (月)公演終了

満足度★★★★★

正直エンタメ性を期待して行ったが、どっこいメッセージ性が強く、いろいろ考えさせられた
パンパンと言われてすぐにわかるのは私の世代までであろうが
これだけエンタメ色が濃いなかで押しつけがましくなく訴えるのはなかなかのものだと思った
最も気になった一語は「枠」(わく)
まあ、国とか民族とか組織とか人間とか
しかし究極のメッセージはやっとつかんだ平和の尊さ
これが時代を超えた普遍的なものだと改めて実感した
松山クミコの演技が圧倒的、なぜか30年以上前に観た吉田日出子の星の王子さまを思い出した
石井ひとみや石川美樹の演技も印象に残った
初参加だという那海が魅力的だった

ナイゲン(2019年版)

ナイゲン(2019年版)

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2019/08/22 (木) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

何しろ狭いシアターミラクルだけに白熱した会話劇の醍醐味が味わえた
役者の個性が良く出ていたが、総じて元気があって「学園もの」に相応しく、期待をはるかに上回る面白さだった
不条理だらけの2時間10分が長くはなかった

ライク・ア・ファーザー

ライク・ア・ファーザー

自転車キンクリーツカンパニー

OFF OFFシアター(東京都)

2018/10/24 (水) ~ 2018/10/31 (水)公演終了

満足度★★★★★

笑って笑って、ちょっとしんみりして、最後は大笑いして・・・
今年最高のコメディだった!
もう当分笑えないかも
良くできたプロットと演出に芸達者なキャスト
実に楽しかった
というわけで明日の予定をキャンセルして千穐楽も行くことにしました
明日時間がある人は、いや作って行くべし

アワード

アワード

ミュージカル座

THEATRE1010(東京都)

2018/10/31 (水) ~ 2018/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

久し振りにミュージカルらしいミュージカルを観た
丁度良い大きさのハコに見栄えのいい装置
ライティングが素晴らしかった
そして何よりプロットが良く出来ていた
キャストの歌唱力も申し分なかった
後半始まってすぐのダンスシーンの演出が秀逸

パラベルプルプリナ

パラベルプルプリナ

PINK DRUNK

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2019/08/29 (木) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

多くの言葉はいらない
楽しかった、面白かった
パラレルワールドそれ自体もだが、マスコットが個性的女流画家だとか、妖怪を○○するとか、発想が飛んでた
適度な歌と踊りも良かった

レイニーレディー

レイニーレディー

ことのはbox

シアター風姿花伝(東京都)

2018/06/06 (水) ~ 2018/06/12 (火)公演終了

満足度★★★★★

「赦し」がテーマと言っていいと思うが、二人の女性のねじ曲がった関係をシビアに描きつつ、明るい(名実ともに)場面を入れて進み、最後に緩解が訪れるところまで一気に持っていったのは見事だった
最近見た舞台の多くで気になっていた、なんとしてでもハッピーエンドに持っていくことはこの場合むしろ好ましく、ホッとするものがあった
隣の女性は途中からハンカチを握りしめたままであった

人生のおまけ~Collateral Beauty~

人生のおまけ~Collateral Beauty~

演劇企画イロトリドリノハナ

シアターKASSAI(東京都)

2019/09/05 (木) ~ 2019/09/09 (月)公演終了

満足度★★★★★

人生のおまけを生きている人間にははなはだ気になる内容であった
ベテラン勢の演技が光った
スクリーンのタイミングと内容も良かった(耕平の衣装最高!)
茂、健斗、琢磨もいい味出てた
セットの稼動部分が実に上手く使われ、ふたつの場所での掛け合いが絶妙だった
また下手の外光が素晴らしかった
それにしても喫茶店とシャンソンは実に良く合う、出来れば最後は「セラヴィ」で終わってほしかった
ただ、内容からしてフォルクローレなどまじえればさらに良かったのではないかな

歌姫

歌姫

ことのはbox

中目黒キンケロ・シアター(東京都)

2019/09/05 (木) ~ 2019/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

やはりここは間違いはない
毎回まったく異なった傾向のホンを扱いながら見事な世界を作っている
戦後のドサクサで記憶喪失になった男と彼を愛する女性のドタバタラブストーリーだが、これもひとつの人情溢れる非戦の訴えである
久し振りに自然に涙が流れているのに気付いた・・・沢山笑いながら(笑える箇所はたくさんある)
キャストの土佐弁ほぼ完璧(だと思う)
セットも良くできていた
まさかあれほど出入りする口があるとは
ポスターも巧妙に取り替えられていた
雷の効果も素晴らしかった
「脳みそ以外は絶好調じゃきに!」

ネタバレBOX

まさか鯖子がフラダンスを!
メリーとのデュオは最高
鈴が良く本当にオレンジジュース一気飲みしたな
出入りする口は6つあった
天の秤 【13/14日分 公演中止】

天の秤 【13/14日分 公演中止】

風雷紡

小劇場 楽園(東京都)

2022/08/10 (水) ~ 2022/08/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

赤軍三部作が完結
ずっと問われているのは「正義とはなにか」だが、今回は政治の醜さについても切り込んでいた
よど号事件はちょうど小学校5年生になる春休みで、テレビにかじりついていた
もう半世紀以上経つのか
これらの事件を生で知っている(覚えている)のは我々が最後の世代になるんだろうな
相変わらず場面転換も上手く、テンポよく進んだ2時間だった
機内の緊迫感が程よく表現されていたが、それを解きほぐすような運輸大臣橋本登美三郎役の霧島ロックの方言丸出しの泥臭さの演技が秀逸だった

このページのQRコードです。

拡大