実演鑑賞
満足度★★★★★
半世紀前を舞台に、今につながる命の選別の始まりとなった「不幸な子供の生まれない運動」を推進する者と拒む者を通して、不幸を乗り越えようとする“それぞれの善意の行方”を描く
障害者問題について深く考えさせられたが、良くできたプロットでずっと暗いままで推移することはなかった
懐かしの70年万博、しかし小学校4年生の教室のテレビで開会式を観ていた頃は、まさかこのような問題が存在するとは知る由もなかった
キャスト熱演で感情の起伏が良く表現されていた
セットの緑が素晴らしく、ああ昔はこうだったよなと思う
衣装もこだわりの極致で、ウエスタンシャツやらパンタロン(当時はこう呼んだ)ジーンズ
結論を押し付けるのではなく、観る者に判断を委ねられた形かな