Naoki007の観てきた!クチコミ一覧

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マテリアルパレード

マテリアルパレード

LUCKUP

ザ・ポケット(東京都)

2023/08/09 (水) ~ 2023/08/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

イケメン男優てんこ盛りだったので、観客の9割以上は若い女性(笑)
対抗上、小貫莉奈なかなかカッコよかったし、ヒールの浜口望海最高だった
結構良質のアクションシーン多くてそれなりに楽しめた
時々入るギャグは蛇足だったけど
速いテンポの場面転換と、優れたプロジェクションマッピングが印象に残った
舞台装置もそれを活かすべく上手く作られていた
全体としてよくできたエンタメ作品と言って良いかな

六英花 朽葉

六英花 朽葉

あやめ十八番

座・高円寺1(東京都)

2023/08/05 (土) ~ 2023/08/09 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

大正から昭和の初めのエンターテインメントを席巻した活動写真の栄枯盛衰
2時間15分という時間があっという間に過ぎた
久しぶりに途中で一度も時計に目をやらなかった
文句なくこの数年間で最高のエンターテインメントだった
あやめ十八番を初めて観たのはここで5年前
それから観た中での最高傑作
なんといっても堀越涼のホン・演出が弛緩なく素晴らしい
早めの場面転換のテンポも良く、息つく暇を与えない
キャストもそれに十二分に答える
音響、演奏、照明も文句なし
セットもこのハコの空間を実にうまく生かしていた
久しぶりに台本買って帰った

ネタバレBOX

朽葉の最後のセリフ「幾ら言葉を重ねても映画の結末は変わらない。ならば、我々辯士の職務は、物語を肯定し続けることであると。・・・」に尽きるのかな
犬の刺客2023

犬の刺客2023

友池創作プロジェクト

駅前劇場(東京都)

2023/08/01 (火) ~ 2023/08/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

芸人が書いただけにさすがにリアリティがあるお笑いの世界
男声Ver.を観たが、コンビ二人の対照的なキャラが良く書かれ、演じられていた
特に稔のチャラい(笑)キャラがなんとも言えない
陽子の表情もとても良かった

みんなのえほん

みんなのえほん

9-States

小劇場B1(東京都)

2023/07/26 (水) ~ 2023/07/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

昨年の「彷徨いピエログリフ」では正義とは?を問うていたが、今回は人間の尊厳とは?がテーマ
死期の迫った絵本作家は絵本を書くことを選ぶべきなのか?
それとも命を長らえることを選ぶべきなのか?
医師も延命を考えるものと患者のやりたいことをやらせようとする者が・・・
全体としては暗くなり過ぎずにテーマについて深く考えることができた気がする

ネタバレBOX

4人部屋の病室の他の患者もいろいろと抱えている
医師も延命を考えるものと患者のやりたいことをやらせようとする者の対照的ともいえる二人が登場(最後には真反対ではないと思わせるが)
相変わらず暗転の間ディスプレイで警句的なモノローグや単語が流れる
「必死とは必ず死ぬこと、それをずっと言ってきてる」
「光に群がる虫は自らも輝きたがっている」等々
演技ではタマちゃん役の浅賀誠大が最高!(マツコに似てた)
長距離トラックの運転手してる詩織の母恵役の吉田汐もピタリはまった演技で良かった
主演のいろは役松木わかはも感情表現がうまく、最後はダンスまで披露、昨年より存在感大きかったかな
あかね役の板本こっこは途中の感情の爆発が迫力あった
最後は患者の好きにさせようじゃないかという藪先生いいなぁ
ああいう先生にかかって終わりたい
これが戦争だ

これが戦争だ

劇団俳小

ザ・ポケット(東京都)

2023/07/22 (土) ~ 2023/07/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

自分はいかなる戦争も犯罪に他ならないと考えているが、その思いを強くした
兵士ら4人によって前線における非日常の「日常」が語られ(演じられ)る
その極限に置かれた精神状態
4人の表情、特にアフガン人の子供を助けようとする時の蜂谷の取り乱した様子が良かった
全体的にはセリフに重きを置き過ぎてそこで説明しようとしてしまった感があり、このところ高く評価していた俳小にしてはモヤモヤしたかな
シライケイタは相性悪いかもしれない

無法地帯

無法地帯

藤原たまえプロデュース

「劇」小劇場(東京都)

2023/07/05 (水) ~ 2023/07/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

藤原たまえプロデュースははずれがないけど、今回のが一番好きかな
10人のおっさんたち最高!
みんな生き生きとした演技で、最前列中央で観ていたけど表情が素晴らしかった
セットも壁面のくすみ具合含め良くできていた
最後はなんかほろ苦くなったけど、学生時代と若いころの地方勤務時代に寮生活を経験したおっさんとしては、なんか最後にもう一度共同生活してみたくなった
久しぶりにもう一度観たいと思わせてくれた

ネタバレBOX

気になったセリフ(不確か)
・「普通の人もみんな『前科者』じゃん、誰かしら傷つけてるでしょ」
・「なんでいい感じの時に終わるかなぁ」「欲張りすぎるんでしょ」
ブラウン管より愛をこめて-宇宙人と異邦人-(7/29、30 愛知公演)

ブラウン管より愛をこめて-宇宙人と異邦人-(7/29、30 愛知公演)

劇団チョコレートケーキ

シアタートラム(東京都)

2023/06/29 (木) ~ 2023/07/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

劇チョコの新境地と意気込んで観に行ったが、いつものカタルシスは得られなかった
「差別」はいろいろ詰め込み過ぎて内容が空疎、ラストの監督のカミングアウトに至っては噴飯物
「悪意のない差別」という言葉は胸に刺さった
良く客演してる緒方、林いい味出してた
脚本家がテレビを観るシーンの照明にはうなった
橋本マナミやっぱり美人でスタイル抜群だなぁ

共演者/同級生

共演者/同級生

2223project

小劇場B1(東京都)

2023/07/01 (土) ~ 2023/07/11 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

演劇人の熱い思いを高校演劇部に託して
キャストのキャラクターの違いが面白い
散りばめられたギャグも結構笑えた
ともかく楽しめた1時間半

レプリカ

レプリカ

ハツビロコウ

シアター711(東京都)

2023/03/14 (火) ~ 2023/03/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ハツビロコウはこれまで海外の古典と言っていい戯曲の上演を観てきたので、こうした日本の現代もの、しかもサスペンスは新鮮だった
キャストは迫キャストは皆好演で、自分の立場が変わるに連れ変化していく表情が見事技だった
照明、音響、美術もこの内容を表現する上でまさに的確なものだった
ハツビロコウ、松本光生さんの多様な力量に感心する
ともかく「固唾を呑んで」という表現がぴったりの2時間あまりだった
物語はちょっと「罠」を思い出すところもあるのだけれど(どんでん返しの連続という意味で)、もっと暗く、常に「狂気」をはらんでいる

ネタバレBOX

松田さんは開場時から舞台上にいて、暗い中で時々動いている
雷鳴が轟くと稲妻が走る
後から考えると「ああ、なるほどな」と思う冷蔵庫のドアの開け閉めなどといった布石もある
開演後も窓はカーテンを閉めたままという設定に従って照明は暗いままで進行する
特に前半は懐中電灯やランプが使われ山小屋風である
否応なく緊張感が増す
プレゼントの人形が「レプリカ」で象徴的
Dramatic Jam 5

Dramatic Jam 5

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2023/03/10 (金) ~ 2023/03/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

せっかくいいものを沢山見せてくれたのに閉めてしまう(来月特番で「ナイゲン」やるらしいが)新宿歌舞伎町のシアター・ミラクル最後の公演へ
-ちょこっとコントっぽいことします-の予告通り9つのショートコント(「紙風船」は岸田國士の同名戯曲のパロディゆえ長かったが~この並びだとちょっと長すぎてテンポを落とした)
「女子会の3人」、「ジュモン」、「殺し屋」が面白かった
しかし毎度のことながらこの狭い空間をうまく使うな
そしてライティング
今回はさっと落として、その薄暗がりでキャストが整然と机や椅子を移動し、一瞬暗転して舞台転換というのに感心した
時間的に家から近いし、ここがなくなっちゃうのは惜しいなぁ

マギーの博物館

マギーの博物館

劇団俳小

サンモールスタジオ(東京都)

2023/03/03 (金) ~ 2023/03/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

演技(表情)、舞台美術、照明、音響どれも素晴らしく、しっかりとこの壮絶な闘い(貧困との闘い)を描いていた
貧困の悲しさで胸がいっぱいになる
「聖なる日」のディジュリドゥの音色に対し今回はバグパイプが通奏低音
ともかく息つく余裕もなく見入った2時間15分
加賀谷崇文と小池のぞみは大男とチビという原作にピッタリの配役
4人ともよく声が通っていた
そしてしゃべれぬおじいちゃんの大久保たかひろが木片をたたいて意思表示をする様が実に良く表現されていた

仮想定規プレゼンツ~フリンジスタイルフェスティバル~

仮想定規プレゼンツ~フリンジスタイルフェスティバル~

仮想定規

中野スタジオあくとれ(東京都)

2023/02/23 (木) ~ 2023/03/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

Tap & Soul
正直最初はちょっとタップ重たいかなと思ったけど、どうしてどうして途中からは加速度的に技を出して見事に決めてくれた
ともかく45分間踊りっぱなし
そして次々違うステップを披露して圧倒された
最後は観客(お弟子さん?)が加わって向かい合ってのタップは見応えあった
しかしあの狭いタップダンスボードで良くあれだけ踊れるな
ふたりの演奏はそれだけ聴いていても十分
ヴォーカルは余計だったな

カミサマの恋

カミサマの恋

ことのはbox

萬劇場(東京都)

2023/03/01 (水) ~ 2023/03/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

相変わらず間違いのないことのはbox
いつも通り温かな気持ちに包まれて帰宅した
この劇場の幅を目いっぱい使ったある意味シンメトリーな舞台は津軽の民家だろうが、自分世代には(横浜だったが)懐かしい日本間である
それほど凝ったとも思えないが、必要にして十分、またタンスや茶道具も良くできていてこれまた懐かしい昭和の世界である
箱チームを観たが、やはり長崎りえと加藤大騎の演技が際立っていた
石森咲妃も見ていて微笑ましくなった
篠田美沙子がお父さんに対して怒りを爆発させるシーンは迫力あった
田中結と䑓月子は役になりきってベテランらしいいい味出していた
演出は奇をてらったものではなく淡々と進めて、じわじわとこちらの感情を高めていくものだったが、途中玲子の変化などちょっと端折ったかなというところがあったのが残念

note to a friend

note to a friend

東京文化会館

東京文化会館 小ホール(東京都)

2023/02/04 (土) ~ 2023/02/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

このところオペラづいているが(先月が「カルメン」と「トスカ」、今月はこれから「タンホイザー」と「トゥーランドット」)、この日は12月の「いちとしいけるもの」に続く小規模な新作オペラの初演(先にニューヨークでワールドプレミア)だった
アメリカで注目を浴びる作曲家デヴィッド・ラングと演出家笈田ヨシが初タッグを組み、芥川龍之介の『或旧友へ送る手記』『点鬼簿』がベースとなった、東京文化会館とジャパン・ソサエティー(ニューヨーク)との国際共同委嘱による新作オペラ
弦楽四重奏による音楽はミニマルミュージックに分類出来るが、かなり変化に富んでいた
今をときめく4人の若手の演奏は見事に劇の進行に合っていた
ブレックマンは歌(マイク使用)だけでなく踊りの入った演技も素晴らしかった
ステージングも演出がやっているのかな
正気を失ったお母さんの回想のシーンの仕草が面白かった
モシュレフは椅子を乗り物のようにしてサーッとステージを移動したのが「おっ」と思わせた
スクリーンを兼ねた半透明の仕切りが、そこに投影したり、透過して後ろの光景が見えたりと色々な使われ方があって面白かった
テーブルの上の燭台のローソクがメタファーに用いられていた
言ってしまえば家族の回想から自殺に至るだけなのだが、友人にそれを語っていくことで、自分が生きたことの意義を見出そうとするプロセスと言っていいかもしれない
芥川の原作は半世紀前に読んでいたのだけれど(中学時代から30過ぎまで芥川は好きな作家ベストスリーに入っていた)、もう中身はおぼえていなかったなぁ

日本文学盛衰史

日本文学盛衰史

青年団

吉祥寺シアター(東京都)

2023/01/13 (金) ~ 2023/01/30 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

なんと高橋源一郎のこんな原作を戯曲にしてしまうのか‼️
明治から大正にかけての4人の文豪の葬儀(通夜)の場での会話を通じて文豪たちの時代の流れとの葛藤を描く(平田オリザさんの挨拶で良く分かる)
とはいえコメディタッチでパロディ、現代の社会風刺満載で、笑いの連続
文句なく面白かった
連れて行った若い音楽家も面白かったと言ってくれたが、会場に早く行って解説して読めばよかったな
自分は98%分かったけど、彼女には何のことか分からないエピソード、人物、人間関係多かったろうな

カルメン

カルメン

光藍社

東京文化会館 大ホール(東京都)

2023/01/06 (金) ~ 2023/01/07 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

今年のオペラ初め
この状況下で良くぞ来てくれたな
キエフ・オペラだった2010年にアイーダを観たのだけど、その時アンケートを裏まで細かい字で書きまくってもらったサイン色紙
なんとキャスト全員のサインだった
そして今日、最初から断然いい声のバスだなと唸った竜騎兵隊長スニガ
なんと13年前のラムフィスだった(セルゲイ・マゲラ)‼️

合唱含め歌唱力抜群
昨年のハンガリー国立よりずっと上
隊長もだが、ミカエラ(テチアナ・ハニナ)の声良かったなぁ
カルメン(アンジェリーナ・シヴァチカ)は最初ハバネラでちょっとブレスが気になったのだが、太い声でよく通り、尻上がりに良くなってラストではさすがはタイトルロールと思わせた
ホセ(ドミトロ・クジミン)は時にムラがあったけど良く通っていた
カルメンの仲間ふたりのソプラノは素晴らしかった
密輸団の仲間ふたりもなかなか
正直エスカミーリョだけが不満が残った

子供の頃からレコードを聴いて育ったので、ほとんどの曲は口ずさめるのだが、第二幕は意外と記憶にない部分があって、またそこの歌唱、特に五重唱などが気に入った
セットは各幕(場)オーソドックスなもので、変に簡素化もしていないが凝ったと言うほどでもなかった(第三幕第一場がちょっと変わってた)

無事に帰ってウクライナでも公演を続けられることを願うのみ

『トスカ』新制作

『トスカ』新制作

財団法人日本オペラ振興会 藤原歌劇団/日本オペラ協会

愛知県芸術劇場 大ホール(愛知県)

2023/02/04 (土) ~ 2023/02/04 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

第一幕から藤田卓也の声量が凄かった
ちょっと声を張り上げすぎかな
第二幕では須藤慎吾も良かった
佐田山千恵は有名なアリアで不発
その後は尻上がりに良くなって第三幕は聴かせてくれたので残念
藤田、佐田山のバランスが悪かったな
最後の城壁から後ろに倒れる演技は見事だった
アンサンブルは全員マスク着用だった
演出はオーソドックスだったが奇を衒わず好感が持てた
舞台もまた同じく

タンホイザー

タンホイザー

新国立劇場

新国立劇場 オペラ劇場(東京都)

2023/01/28 (土) ~ 2023/02/11 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

今年もワーグナーが観られた
タンホイザーの生は初めて
まずは中学生の頃から半世紀の間フルトヴェングラーで聴き慣れた前奏曲
管がちょっと?なれど、すぐに弦が取り返す
セットは天井近くまで届くような長い樹脂製?の棒を多用して、それが動くオープニング
ライティングが素晴らしい
ワーグナーには割とこういう現代的な舞台が似合うな
バレエというものはあまり好きではないのだけれど(まあオペラの中はアイーダとかも例外だけど)、音楽に合ったスピード感あふれる(下手上手を全力疾走するような場面も)ステージングと絶妙なライティングで大いに楽しむ
第1幕での拾い物は牧童
歌唱も素晴らしかったが、つの笛を吹く仕草が音楽にぴったり合っていた
タンホイザーを囲んでの騎士団の合唱がそれぞれの歌唱は良いのに今ひとつ合わなかったのが残念
第2幕は豪華
やっぱり大行進曲いいなぁ
合唱もちゃんと後ろで頷きあうなど演技してた
妻屋さんのバスを久しぶりにたっぷりと聴けた
タイトルロールのグールドは世界最高峰のヘルデンテノールと言われているらしいけど、個人的にはあまり好きになれなかった
声量があるのに、絞り出すように声を張り上げている感じがしたのは残念
エリザベートとヴェーヌスはなるほどと思わせた
妻屋さんはさすが、ヴォルフラムも良かった
新国立合唱団が舞台上に100人超えはコロナ以後は初めて見たかな、さすがの歌唱だった
全体通して景山梨乃さんのハープが大活躍で素晴らしかった
カーテンコールでペレスもアプレイズ
しかし彼はもっとオケに拍手させろよな
彼女も東響離れるらしいけど、コンマス水谷くんも来月で退団
彼のリードするオペラを聴くのは最後になった
荒木奏美ちゃんのオーボエも相変わらず良く歌っていた
チケット取ったの遅くていい席なかったから天井桟敷の最前列にしたけど、第2幕とか後ろの方まで良く見えたし、ピットの中も結構見えた

舞台上のセットでも十字架が出てきたけど、やっぱりキリスト教の色合いが濃いな
祈りと贖罪と恩寵
あんまり恩寵という言葉出てくるから、久しぶりにシモーヌ・ヴェイユの「重力と恩寵」思い出した
「ここに芸術と平和が続きますように」という歌詞が心に沁みた

戯けの死に様

戯けの死に様

獏天

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2023/02/08 (水) ~ 2023/02/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

初めちょっとドタバタが過ぎるかな?と思ったが、どうしてとても面白いエンターテインメントに仕上っていた
ただでさえ面白い幕末の史実を追いながら、それを大幅に改竄して(笑)笑いも涙もある世界に
殺陣はかなり稽古したろう、かなりの水準に仕上がっていた
あの何もない「箱」の空間を巧妙な照明が上手く活かしていた
さりげない音楽もよくマッチしていた

日本文学盛衰史

日本文学盛衰史

青年団

吉祥寺シアター(東京都)

2023/01/13 (金) ~ 2023/01/30 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

なんと高橋源一郎のこんな原作を戯曲にしてしまうのか‼️
明治から大正にかけての4人の文豪の葬儀(通夜)の場での会話を通じて文豪たちの時代の流れとの葛藤を描く(平田オリザさんの挨拶で良く分かる)
とはいえコメディタッチでパロディ、現代の社会風刺満載で、笑いの連続
文句なく面白かった
連れて行った若い友人も面白かったと言ってくれたが、会場に早く行って解説して読めばよかったな
自分は98%分かったけど、彼女には何のことか分からないエピソード、人物、人間関係が多かったろう

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