しげが投票した舞台芸術アワード!

2018年度 1-10位と総評
ロスト花婿

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ロスト花婿

ENG

2度目の観劇。ネタは分かっている状態で見ても面白かった。変な動きや声なんかでなく、絶妙な間でわらいをとっているせいもあると思うが通常ダメなとこが見えがちになるんですが、全くそんなことはなかった。再演があったとしてもこれだけのメンバーでできるか疑問、もし迷っている人がいたら是非観劇に行って欲しい。

忘却論

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忘却論

華凛

熱海殺人事件あたりが好きな人にはご理解いただけると思う。四面舞台であることをきっちり生かした演出で、どの面から見てもおそらく没入感は高かったように見えた(少なくとも自分のところからはそう見えた)台詞が聞こえるとか、そろうべき動きがそろっているとか、止まるところが止まっているとか、しっかりできていたので、変なところに気が向かわずに見れたところも良かった。
欠点としては、見てる側もすごーく消耗することかな
舞台の関係で通路が狭かったのだが、足が若干不自由なお客様の誘導がちょっとダメだったのは残念。

高額時給制アシュトレト

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高額時給制アシュトレト

演劇企画 heart more need

好き嫌いが分かれるところもあるかもですが細川さんの作品はやはり中編、短編が面白い。この作品は中編といったら若干長めとなるかと思うが、無理な解決もせず、個人的にはいい感じでした。
熱のせいなのか音響の乱れは劇場として冷却をどうすべきか考えた方がいい。
幸子は発達障害の設定なのかな?幸子の見た(理解した)世界を見たような気もするいいも悪いもなくそれも「現実」として

劇作家と小説家とシナリオライター

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劇作家と小説家とシナリオライター

劇団6番シード

Cチーム 通常席より観劇 サイドと正面、見る場所は大きく違うが、同じ作品をたてつずけに二回観劇。正面からの方が格段にいい。何故かその前の回では気になった劇団員の台詞が「流暢な台詞っぽい」(伝わるか?)問題も気になるところもなかった。
芝居は流石に上手いのですがプラスの設定に納得感がない

ゼロヨンヨンの終電車

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ゼロヨンヨンの終電車

アリスインプロジェクト

ガールズ演劇という見方は途中から全く感じなくなった。キャラクター設定に無理がなかったのが第一、合わせてベテランの役者さんたちの芝居が経験の浅い役者さんの芝居としっかり融和していて変に目立っていなかったことが◯
初め5分くらいがテンポ悪く感じたのは、一回しか見ていないので今回だけのことなのか分からない。全体から見て何故か今回そうなったようには感じている

映⽇果anjir(再)

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映⽇果anjir(再)

犀の穴プロデュース

濃い。かなり濃い濃度でやりたことを詰め込んだ作品に思える。そしてこの主演役者だからできる芝居。ことの善悪をどうこうしようとゆう作品ではなく、情けない男たちの姿を「楽しむ」時間。
話が連続しているわけではないが6月公演がある前提の本作ではないか。

R老人の終末の御予定

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R老人の終末の御予定

ポップンマッシュルームチキン野郎

舞台風景の写真だけを観たら侮れられるかもしれませんが、出る役者出る役者技術も芝居に対する姿勢も達者な役者さんばかり、単純な作りの舞台装置ながらも情景の浮かぶ演技、照明、音。本来ならテレビシリーズでやっても良いくらいの素材を贅沢にも一本の芝居に集約させた本も満足の作品でした
ある夫婦の互いを思いやる気持ちに友人が答えたことで偶然生まれたロボットの夫婦(第1世代)奇病により繁殖出来なくなった人類をサポートするために第1世代が自らのコピーとして作成した第2世代、その第2世代が同じくコピーとして生み出した第3世代、増加するロボットへの反動からロボット排斥の機運が高まりロボットたちは絶滅しかけるが、第1世代が人への攻撃を可能とするプログラムの書き換えを行なったことにより、反攻に転じたロボットにより絶滅へ追い込まれる。(第2世代以降は自らプログラミングできない、模倣のみである)人類に勝利したロボットもロボットの殺害を可能とするプログラムの書き換えが行われたことによりロボット同士の殺し合いにより壊滅、人類の時代より徐々に進化を遂げてきた家電搭載の人工知能にその座を明け渡すことになる。家電たちの現状を見る限りロボット殺しのプログラムは受け継がれており、その発展にはロボットたちの関与が感じられるが両者とも自分を破壊するプログラムは実装されていない様子。これはラストの描写に矛盾する。また第2世代、第3世代はともに第1世代のコピーであるはずなのにパーツの互換性がない(割と単純なパーツっぽい)これは何故なのか

劇団文化祭in大阪2018

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劇団文化祭in大阪2018

劇団6番シード

個々の作本も面白かったが、企画として面白かった。客も気軽に色んな団体が観られて、団体も比較的気軽に役者さんに出てもらう。双方に次の本公演なりに活かして欲しい。食堂みたいな施設があって客も演者もスタッフも同じもん食べられたりするのも面白いかも、っていうより食べに行く時間作ろうとすると見られない作品が出る

『隣のボブジャックときのこちゃんシアター』〜ノッキンオンヘブンズきのこ〜

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『隣のボブジャックときのこちゃんシアター』〜ノッキンオンヘブンズきのこ〜

隣のボブジャックときのこちゃんシアター

2度目なため笑いという面では激減するかともいきや随所に変更があり飽きさせ無い作りになっていた けして一人が暴走するのではなく、打ち合わせの上行っているようだ(ボブジャックサイドは)最大の不安要素は役者の体力、千秋楽後直ぐに次の作品の稽古というかたもいるが、体調には十分留意してほしい

熱海殺人事件

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熱海殺人事件

カガミ想馬プロデュース

正直芝居としてもう一歩感はあったものの、中だるみもなく楽しめた、熱海殺人事件お初の人にはこのバージョンは良いかもしれない。

総評

日程により観られなかった舞台が多かった1年でした。

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