恐るべき子供達
集団たま。
早稲田小劇場どらま館(東京都)
2004/10/14 (木) ~ 2004/10/17 (日)公演終了
原作もの。
外国で書かれたものを日本人が演じるというのを観るのはこれが初めてだったかもしれません。不思議な世界観でした。
チケットが凝っていたので、今でも大切にしています。
ドン・キホーテの恋人
こゆび侍
王子小劇場(東京都)
2008/01/10 (木) ~ 2008/01/13 (日)公演終了
世界は乱雑で、想いはそうそう成就しない。
現実世界でのそれを雰囲気で語る。そんなイメージを受ける作風でした。なるほど。前評判にあった好き嫌いが分かれそうというのも納得。筋道が一本通っているというよりは、1つの世界観を構成させる為に様々な角度から細切れに抽出されている感じだったでしょうか。演出の方が多数の小劇場演劇から影響を受けている様に感じました。
上演寸前に着いたのもあって客席はかなり埋まった状態。私は連れの他二人と共に補助席に座る事に。しかし終演後に連れが言うには、「常設席にいくつか空きがあった」との事。空いて見えると勿体無いので、客席係の方が声を掛けて詰めて座らせてもよかったかもしれません。
昼蝕
演劇研究会(慶應義塾大学公認学生団体)
慶應義塾大学日吉キャンパス塾生会館(神奈川県)
2004/10/07 (木) ~ 2004/10/10 (日)公演終了
クリップ・スクラップス
明治大学演劇研究部
アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)
2004/10/08 (金) ~ 2004/10/10 (日)公演終了
バランスがいい。
まず脚本の出来。そして演出。それまでの団体カラーと大きくかけ離れないまま、ほんの少しだけいつもよりマイルドな印象でした。女性が作・演出を担当した作品を観るのはこれは初だったかもしれません。
約束
演技集団 朗
東京都児童会館ホール(東京都)
2004/08/07 (土) ~ 2004/08/07 (土)公演終了
児童演劇。
子供っぽいのではなく、子供にも理解の出来るものが児童演劇。演劇はかつて遠い地での有様を見聞きした旅人による伝達方法として使われていたそうですから、人に何かを伝えるのには向いているのでしょう。作中人物が不幸な目に遭うとこっちまで苦しくなる。感情が動いたらそれもつまり感動ですね。
創生児
MWORKS
京北ホール(千葉県)
2004/07/16 (金) ~ 2004/07/17 (土)公演終了
一人に見えない一人芝居。
元カムカムミニキーナだった方が主催する団体の看板役者による一人芝居。舞台上には2本の棒が立っていて時にそれが出捌け口になったり、ブランコになったり、迫ってくる人になったり。言葉では説明しづらいですが、一人のはずなのにその役者以外の動きも見えてくる一人芝居でした。
キケイシンジュ
劇団娘の予感
東京工業大学 大岡山キャンパス(東京都)
2004/04/08 (木) ~ 2004/04/11 (日)公演終了
役者が総じて自信なさ気。
客席は少なかったが緊張してしまったか。老人の役作りを裏声を使う事で表現しようとしていたものの、失敗。どの台詞も同じニュアンスに聞こえて感情が伝わってこず仕舞い。終盤にイベントが起き過ぎて物語の終結も曖昧なままだった。
RE-D
明治大学演劇研究部
アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)
2004/04/10 (土) ~ 2004/04/12 (月)公演終了
ここから気紛れが暴発していきました。
上京後、とにかく芝居が観たいと思って手元にあったチラシから気に入ったものを選んで足を運んだのがこの公演。自分と同じ年齢くらいの方々が舞台上を行き交う姿は絶景でした。今でも大学生サークルを観る時には、当時のこの団体を比較の対象にしています。
新撰組
SHIDOエンタープライズ
調布市文化会館たづくり(東京都)
2003/09/05 (金) ~ 2003/09/07 (日)公演終了
新撰組
SHIDOエンタープライズ
調布市文化会館たづくり(東京都)
2002/10/11 (金) ~ 2002/10/13 (日)公演終了
小林少年とピストル
T.O.M
池袋小劇場(東京都)
2003/06/14 (土) ~ 2003/06/15 (日)公演終了
印象的な部分は今でも覚えている。
ジェットコースターで追いかけっこをする場面があり、キャストが蛇の様に並んでそのうねりで表現していました。あと、まえがわさんという役者の存在感が強かったのを覚えています。
Rats Story
劇団ムジカフォンテ
コア・いけぶくろ(旧豊島区民センタ-)(東京都)
2002/01/11 (金) ~ 2002/01/12 (土)公演終了
火宅か修羅か
青年団
こまばアゴラ劇場(東京都)
2007/12/21 (金) ~ 2008/01/14 (月)公演終了
始まっても終わってもいない。
劇中で特別な出来事は起きません。芝居はいつの間にか始まって終わり、特別な出来事は恐らくその前後に起きている。客席にいる人間が作中人物の人生の一部だけを観るのは全ての芝居に言える事ですが、今作はそれを如実に感じました。たまたまその場に居合わせた様な感覚。
開演前に前説で上演時間を伝えるのは通例ですが、合わせて「終了予定時間」も伝えるのは親切ですね。尚且つぴったりその時間に終わりました。
これから行かれる方には前列よりも後列に座るのをオススメします。全体を見渡せたほうが楽しめると思います。(「あちこちに目移りすると集中出来ない」という場合は参考にされないほうがいいかもしれません)
手オノをもってあつまれ!
スロウライダー
新宿シアタートップス(東京都)
2008/01/04 (金) ~ 2008/01/07 (月)公演終了
「難しかったねぇ~」
↑終演後、自分の後列席の方がお連れ様に発した第一声。理解が追い付かなかったのは自分もそうです。不思議な世界観なので、特別用語が出る度に「あれ、何の事だっけ?」とちょっと考えました。パンフに用語録が載っているので、開演前によく読んでおくといいかも。
スチュワーデスデス
クロムモリブデン
駅前劇場(東京都)
2007/12/28 (金) ~ 2008/01/08 (火)公演終了
かなり質の高い悪ふざけ。
それって大事だと思うのです。日常で人が演じて見せるのはそういう時だったりする訳で。それをしっかり形にして出来たのがこの芝居という印象。楽しかった。
個人的には奥田さんが可愛いなぁと。「あ、マナカナに似てるかも」とか思いました。マナちゃんとカナちゃんのどちらにより似ているのかは判断が付きませんでした。
昼ギャザは最大の1000円バックになりました。
トカトントン ―唄を忘れた純友は―
劇団地上3mm
小劇場 楽園(東京都)
2007/12/21 (金) ~ 2007/12/28 (金)公演終了
悪くないだけに、惜しい。
全体的にそれなりの出来に達していたと思います。下手な役者はいなかったし。しかし抜きん出た部分もなく。物語的には若干分かりにくく、そういった本であれだけやれていたのは評価点。そんなに広い小屋じゃないしアクティングエリアも客席にはかなり近かったのに、役者を遠く感じたのは残念。
Good Morning Everything
elePHANTMoon
王子小劇場(東京都)
2007/12/14 (金) ~ 2007/12/18 (火)公演終了
あ、ホントだ。
乞局っぽい。アフタートークで乞局の下西さんがいらして、作演の方が「似てるって言われるんです」というお話を。ホントだ。確かに似てますね。それぞれやろうとしている事の違いをトークしていましたが、結果的に同じに観えてたらやっぱり違いはあんまりないって事になってしまうんじゃないかな…、と。
お台場SHOW-GEKI城『親兄弟にバレる』
柿喰う客
フジテレビメディアタワー マルチシアター(東京都)
2007/12/15 (土) ~ 2007/12/20 (木)公演終了
最前列だった。
横を見るとなんか偉そうな人がいました。審査員だったのでしょうか。それともフジテレビ関係者?いずれにしろ、そういう立場の人が前のほうに座る日本の風習ってどうなのかと思いますね。それに対しての良し悪しもありました。まず良しは、前のほうだと舞台を見上げてしまって観辛かった。観やすい席こそ一般客が座るべき。そして悪しは、前列が平然と観ていた事。その分それ以降の後列の客には「面白くなさそうにしている他の客」が視界に入っていたと思います。上演中に私の後ろの列で結構大きめな声の会話が聞こえました。つまり前から2列目。役者にも聞こえていたでしょう。そもそも舞台の作りも悪かったですね。目立つところに「お台場SHOW-GEKI城」ってプレートがあるもんだから、芝居を観てても「あぁ。作り物だなぁ」と感じる。自然体の芝居をやるには向いていなかったかな。あのスペースってそもそもは記者会見とか舞台挨拶で使ってるのでしょうか。
【補足】
システム的に席はランダムだったみたいですね。たまたま私の近くに偉そうな人がいただけみたい。あんまり静観していたもので、ついそうなのかと。
演目については下記にて。
無抵抗百貨店屋上遊園地
The end of company ジエン社
神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)
2007/12/13 (木) ~ 2007/12/16 (日)公演終了
ナツヤスミ語辞典
演劇集団キャラメルボックス
ザ・ポケット(東京都)
2007/12/12 (水) ~ 2007/12/16 (日)公演終了
卒業公演、ですね。
同じ場所で学んだ人々の集大成というのが感じ取れます。逆に言えば個性的なものはあまりなかったので、刺激を求めるならばちょっと退屈。とはいえ地力がそれなりにあります。「目の前でやっている」のはちゃんと成立していました。
成井さん曰く、今期生で一番上手い人はドルフィンのほうに出てるそうですよ。