arugoの観てきた!クチコミ一覧

41-60件 / 322件中
パチパチ

パチパチ

シリコン

「劇」小劇場(東京都)

2025/07/29 (火) ~ 2025/08/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

作・演の方がパンチコ屋に勤務されて長いということで、そのあたりから来る、人物描写エピソードは、きっと誇張はあるのだろうけど、地に足がついてる好印象。
笑いのセンスが独特で、結構受けてましたね。

時系列やシーンの繋ぎがかなりバラバラでして、それがシームレスで繋がったり、上手下手で同時に起こったり……凝った技巧的な構成なんですが、演劇的な面白さ、スリリングさよりも、なんだか勿体ぶってわかりにくいなって。
折角、キャラやエピソードが良いので、素直に、目くらまし的じゃないほうが好みです。
·
頬を張ったり、掴みあったり、投げ飛ばしたり…このあたりの強度高いのが気になった。必要な場面もあるんだろうけど。
パチンコ玉を舞台上にぶち撒いて、片さないでそのまま芝居が続くのは、役者が転ばないか観てて冷や冷やした。
そのパチンコ玉の上に投げ飛ばされたりもあって。
充分に稽古を重ねて、安全性を確保してやってるとは思うんだけど、怖さを感じた。

vol.41 「廃墟」、vol.42 「そぞろの民」

vol.41 「廃墟」、vol.42 「そぞろの民」

TRASHMASTERS

駅前劇場(東京都)

2025/07/25 (金) ~ 2025/08/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

一週間ぶりで、『そぞろの民』を観劇。
こちらも強烈な芝居で、時代が近いってこともあって、より抉られた感じがあります。
配役表を見ないで観ていたので、最後に焦点が当たる人物に愕然としました。
最後の心中は察するに余りあって、それは自分への問い掛けにもなっていきました。
ほんと凄い芝居。
どちらも凄い芝居。

犬の刺客 2025

犬の刺客 2025

友池創作プロジェクト

OFF OFFシアター(東京都)

2025/07/29 (火) ~ 2025/07/30 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

自分は千穐楽観られることってあまり無いのですが、諸々の兼ね合いで、今回は千穐楽の観劇になりました。
作・演の友池さんが、今回で一区切りって言ってるので、初演から観てますので千穐楽観られたのは、逆に幸運だったかも。
色んな要素のバランスがとても良い、再演を重ねて洗練された”犬の刺客”の完成形を観られた気がしてる。
終盤は、舞台がぼやけて見えて、何回か眼鏡をはずして拭う必要があった。

個人的には、この作品はずっと続けて欲しいのですが。
友池さんが一区切りと言うなら。
本を外部に貸し出して欲しいなって。
優れた戯曲は、たくさんの演出家、座組によって再演され続けるのも演劇の魅力だと思うんだ。
シンプルなワンシチュエーションなので、美術などの物理的なハードルは低いと思うしね。
逆に言えば、良いものにするには、誤魔化しが効かないってことなんだけど。

vol.41 「廃墟」、vol.42 「そぞろの民」

vol.41 「廃墟」、vol.42 「そぞろの民」

TRASHMASTERS

駅前劇場(東京都)

2025/07/25 (金) ~ 2025/08/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

両方観る予定ですが、まず”廃墟”のほうを観ましたので、そちらの感想。

80年近く前の三好十郎の戯曲。
3時間近い大作で、途中で10分間の休憩あります。
駅前劇場に、作りこまれた美術。
派手さは無いけど、音響が凄い立体的に聞こえてた。
序盤は、きちんとした芝居だけど、やっぱり古臭いかな……だったんですが。
家族の討論?、喧嘩?、議論劇がついに火蓋を切ってしまってからは、凄まじかった。
時代やそれぞれの立ち位置を丁寧に積んで、一気に。
観終わった後、観てるだけなのにヘロヘロでした。
これは、今、観るべき一作です。
これと、もう一作(きっと負けず劣らずだろう)を共通するキャスト陣で同日にやるって、狂気の沙汰だと思う。

無事に走り抜けられますように。

大塚ショートストーリー

大塚ショートストーリー

萬劇場

萬劇場(東京都)

2025/07/17 (木) ~ 2025/07/21 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

8団体による短めの公演。ひと公演で3団体観られます。
自分はひと公演しか観られなかったのだけど、出来ればもうひと公演。
本音言うなら全部観てみたかった感はあった。
ひと団体30分程度って上演時間は、某15分は短すぎると感じてる自分にはいい感じで、芝居を観たって手応えありました。

完全に夏祭りモードになった萬劇場。
入場口では、かき氷が売られていて、このかき氷は場内持ち込みOK。
公演以外の、催しも色々やってたようです。

芝居のテーマが大塚って街で。各団体大塚の実際の店舗とのコラボになってるのも面白かった。
いい空間だなって思いました。
評価は、芝居というよりも、この夏祭り全体への。

阿佐ヶ谷に死す

阿佐ヶ谷に死す

劇団ドラハ

シアターシャイン(東京都)

2025/07/18 (金) ~ 2025/07/21 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

劇団ドラハさんは、松森モヘーさんのWSから生まれた団体らしく。
モヘーさんに新作を書いてもらおうっていう思いから生まれたそうです。
ただ、モヘーさん作・演では、今回でひと段落をつけるそうで、そういう意味だと卒業公演(?)的な意味合いあるのかも。劇団は続きますが。

自分は日が浅いですが、モヘーさん実は作風の幅が広い。
熱量とセリフ量と爆音と極彩色の照明で疾走する系の芝居としては、ほぼ極まった完成形とすら思いました。
みんな輝いてたし面白かった。

ドラハもモヘーさんも、更なるご活躍を期待しております。

踏切のサーカス

踏切のサーカス

キキタガリ

座・高円寺2(東京都)

2025/07/19 (土) ~ 2025/07/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

20日バージョンを観劇。
昨年のポラリス同様、今年も素晴らしい劇空間でした。
きちんとした美術に、美しい照明、実力ある演者(声のプロ多数)。
激動の時代に、一篇の詩が生まれる話。
芸術家(クリエイター)の生みの苦しみや嫉妬心。
美しい言葉の協奏曲が、耳からも目からも届いて、吸い込まれるようシーン多数でした。

全体の構成が前回に比べると、藤丸亮さんの作・演としては、散漫で中弛みを感じるところがあったのですが。
今振り返ってみると、全編があまりにも構成的にかっちりしてるよりは、作品全体の構成も詩的だったのかも、とか。

一応、朗読劇分類ですが。美術、衣装、各種演出に簡素なところは無く。
演者の立ち位置も目まぐるしく変わります。
一般の舞台劇と違うのは、演者が台本を持ってるところと、演者は演者同士で芝居するとゆうよりは、観客に向かって芝居を届ける形になってます。
これ、よくある朗読劇ともストレートプレイとも違って、新しい表現に感じる。

こちら、やはり一人でも多くの人に触れてもらいたい舞台だと思うので、昨年と同様2日間、4公演のみというのが非情にもったいなく思われます。
円盤や配信もありませんし、口コミで広がるだけの余裕も無い。
お忙しい方ばかりなので、こういう形らしいのですが……。

WIREINSATS -ヴィアインザッツ-

WIREINSATS -ヴィアインザッツ-

壱劇屋

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2025/07/10 (木) ~ 2025/07/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

東京支部さん、スペースゼロまで来ました。
4年前、萬劇場で独鬼の初日観て、あまりも良くて3回観て。
回によっては本当にガラガラだったんですよね。
千穐楽は評判を呼んで、満席だったけど(当日券で遅刻で飛び込んだら、最後の1席と言われた)。

個人的には、すぐにここはチケット取れなくなるに違いないって思ったので、
とうとうじゃなくて、やっとスペゼロなんですが。

単なる殺陣ショーじゃなくて、演劇愛ある殺陣芝居。
本当に、創意と運動量と熱量たっぷりで、それは劇場が大きくなっても変わらずで。
充分にチケット代以上のものが観られます。

ただ、不思議とセリフあるほうが、ワードレスより、わかりにくいんだよな。
セリフによる情報が渋滞を起こして、わかりにくくなる感じがあって。
尺が長いはずなのに、場面の取捨選択もワードレスの時よりもキレが無いというか。
特に今作は、1年前に上演された『アポカデンツァ』と直に繋がっていて、観てないとラスボスで??になります。
しかも、作品の最大の見どころがそこなんだよね。

アポカデンツァは現状観る手段が無くて、台本買って読んでくれになってるのも厳しい。
アーカイブで手軽に触れられるなら、こういうやり方して、考察を楽しむってのもアリだとは思うんだけど。
アポカデンツァ自体も割と賛否があって、あの作品を何度も繰り返して観て、考察に考察を重ねた人なら、凄い楽しめるんだろうなって思うんだけど、演劇は儚い媒体だ。

次の作品で、一連のシリーズは幕を閉じるらしいし、見届けるつもりです。
最高の形になること願ってます。

恋するアンチヒーロー

恋するアンチヒーロー

sitcomLab

テアトルBONBON(東京都)

2025/07/08 (火) ~ 2025/07/10 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

佐野瑞樹さんは、今年、イヌッコロ時代の特に人気あった作品の再演を続けられていて、
『恋するアンチヒーロー』も自団体だけじゃなくて、外部でも何度も再演されてる人気作。
映画にもなりました。

自らがこの作品を演出するのはラストとして、決定版を目指したって言葉通り。
過去に出演されたキャストのなかでも強火だった人を同じ役で再配役していて、
そこに良い感じでフレッシュさあるメンバーを加えてます。

色んな座組で本当に何度観たかわからないんですが、それでも観たらやっぱり笑ってしまった。
軽いおひねり感覚の金額で観られるポストクレジットショーがまた良い出来でして。
気軽に笑えるシットコムなら、佐野瑞樹さんは間違いないです。

音楽劇 金鶏 二番花

音楽劇 金鶏 二番花

あやめ十八番

座・高円寺1(東京都)

2025/07/07 (月) ~ 2025/07/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初日を観劇(あと2回は観るので、観たらもうちょっと書き込みます……結局、4回観ました)。
あやめ十八番さんは、言うことなしっていうか。称賛のみなんですが。

演劇の面白さ、魅力、華やかさ、美しさがこれでもかと押し寄せてくるんですよ。
今作は珍しく、かなり陽性の作品でもあって。
数々の歌や身体表現も良かったなあ。

本、演出、美術、役者、楽隊(生の音響)、照明。
全部、すげえわっていう。

自分の受け止められるキャパシティの問題なんですが、あまりにも盛沢山で。
ちょっと飽和して、どこに視点を置いたらいいのか迷子になりそうだったってのは、ありましたね。
いや、どのエピソードも強火で気持ちをもってかれて、それが次から次なので。
圧巻すぎて、疲労しちゃったっていうか。

初見はそんな感じだったんですが……リピートすればするほど発見があって、どんどん体感時間短くなっていきました。
二幕の連続するドラマも本当に感動的で涙する場面多いんですけど。
一幕のオープニングにあたる、人形劇と影絵と歌謡ショーが全部重なるようなところが個人的には感動して落涙ポイントだったかも。
なんてロマン的で美しいんだって。

動かせる範囲自体はかなりシンプルだけど、舞台中央を横断する稼働デッキによって、奈落の位置が移動するみたいな造りになっていて、存分に使った演出は見事だったな。
その稼働デッキの移動だけじゃなくて、歌って踊って、人によっては楽隊にも参加して、色んな役になるアンサンブルの尊さ、見事さ。
芝居にもシームレスで参加する、生演奏、生効果音の楽隊は、あやめ知ってる人なら言わずもがな。
照明も凄いんだよな。照明みるだけでも後方席の価値ある。
役者もねえ、いい人ぞろいで、誰が目立つってこともなく、みんな凄い。
最高でした。
今年も総合点だと、あやめ十八番が一番かな。

いつだって窓際であたしたち

いつだって窓際であたしたち

ロロ

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2025/06/17 (火) ~ 2025/06/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

もちろん、そのまま再現するのが演劇じゃないのだけど。
いったい、目の前にある一場面は何なんだって思いが終始あった。
昼休みの学校?教室?時間軸もなんだか良くわからず。
若手の演者たちも、不思議と高校生には見えなかったんだよね。
演技が悪いとかじゃないのですが。

世代が違い、青春の時期も遠い昔になってしまって、自分の感性がついていけないのかもしれないし。
もっとステージが小さく、客席との距離が近い劇場だったら、臨場感があがって面白かったのかもしれないなって印象を持ちました。

ケチャドバ!Bottle1「フルハウス」

ケチャドバ!Bottle1「フルハウス」

プラチナ・ペーパーズ

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2025/06/25 (水) ~ 2025/06/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

team.ナポを観劇。
スペースゼロの中に、ロマン座っていうキャパ100弱の小劇場をほぼ再現。
客は、ステージの後ろの壁になって、裏からバックステージの芝居を観るっていうアイデア。
故に、目の前に客席が広がっています。
テンポ良いコメディで、それぞれのキャラも濃いなか、幕が上がるまでを見守ることになります。

なので演劇自体に興味があまり無い人には、どうかはわからないですが。
目の前に展開される群像劇に、自分の価値観を重ねたり、自分との相違も考えたりしながら。
演劇あるあるも楽しみながら、きっと面白く2時間過ごせる快作。

センスセンスセンス・オブ・ワンダー

センスセンスセンス・オブ・ワンダー

三月倶楽部

OFF OFFシアター(東京都)

2025/06/20 (金) ~ 2025/06/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

初日に観劇。
木村美月さんは、自分、2年前の『幽霊塔と私と乱歩の話 』がすこぶるお気に入りでして。
今作は、そのラインの作品。
幽霊塔が追憶のファンタジーなら、今作は癒しのファンタジーかな。
ちゃんと幻想味を感じられる芝居って意外と無い。

演者も、美術も、小道具も、作り手の興味、趣味、好感が詰まった世界に迷い込む感じ。
旅する二人の抱える現代性。旅の目的は、完売してる新作のカードを手に入れるためってのも現代的。
目的地は田舎のコンビニ。

レイチェル・カーソンがタイトルでピックアップされてるし、引用も実際されますが。
他の各種色んな作品も時には間接的に、はっきりとわかりやすくもあり、で。
それにべったりってわけじゃないです。むしろ、自分は宮沢賢治オマージュを強く感じたり。
作中のとある登場人物が夢中になっていた一冊(レクイエム)は、今度読んでみようと思った。

色んな場面転換があって、そこは観てて楽しかった。
小道具の使い方も可愛かった。お前、それ出来るんだね、みたいな。

ミステリー要素もあった幽霊塔に比べると、もっとまっすぐにこの作り手の世界観に浸る感じで。
起伏という点だと単調さも感じはしたけど。
この居心地の良さは、悪くない、尊いなって思いました。

隣の芝が青すぎる

隣の芝が青すぎる

コヒツジズ

駅前劇場(東京都)

2025/06/18 (水) ~ 2025/06/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

こちらの団体、初見です。
コントと演劇をさまよえる集団って枕詞?
コントと短いコメディの違いって僕にはわからないのですが。
僕はこれは演劇だなあって思った。

場面場面で、短めのコントが連続で連なってるような構成ではあるんですが。
突飛な世界設定、自己主張も個性も強すぎるキャラたちが、子供の喧嘩してるみたいな味わい。
でも、根底にはスジが通ってるようで、わからないんだけどわかるんですよね。
物語はシリアスなんだと思うんだけど、突飛な設定でギャグ連発してるというか。

単なる不条理や難解、ナンセンスなんて幾らでもあるけど、この味わい、演劇だとあんまり無い感じ。
変な本(褒めてます)に見事に命与えてる役者陣、凄いなあって思った。

手作り感あるダンボールの美術は色んな場面で実に効果的で。
伴奏、効果音を、ずっと生でやりながら時には芝居に参加しちゃうのは、ちょっとあやめ十八番の楽隊を思い出したり。

めちゃんこ面白かった。
描かれたものが、公演期間中の現実とシンクロし過ぎてるのは、やるせない。

秘密

秘密

劇団普通

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2025/05/30 (金) ~ 2025/06/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ちゃんと観客にセリフや芝居が届くように調整されてるんだけど。
このギリギリのリアリティは凄いなと思った。
同時に、これを舞台で観る意味って何だろなって思いつつも、目を離せないで引き込まれてるわけで。

個人的には、他人の家族を覗き見する面白さだと思いました。
でも、その覗き見した結果、自分の問題に帰っていくというか。

シンプルだけど、緊張感を感じた美術。
音は静けさを。照明は絶妙な微調整で時の移ろいを。

匣の中

匣の中

STAGE JAM

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2025/06/07 (土) ~ 2025/06/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

若手声優主体ですが、朗読劇では無いです。
若い演者の熱はとても良かった。
始まりこそ、ファミリーミュージカル?みたいな感じで。
関係性や世界観が楽しく語られていくのですが……。
終盤に急転直下しだしてからは、もう圧巻の一言で。

悪魔的な程嶋しづマさんの絶対悪っぷり。
劇中に引用されますが、マクベスの「きれいは汚い 、汚いはきれい」。
この語りの強さはシェイクスピアのようだと思ってます。

初演がかなり以前で、劇中の小ネタがやや古いなってのが気になりはしたかな。
あと、現代だとテレビじゃなくてスマホになるから、小さな匣って感じかな、と思ったり。

フィッシュボウル

フィッシュボウル

マチルダアパルトマン

水性(東京都)

2025/05/29 (木) ~ 2025/06/08 (日)公演終了

実演鑑賞

黒い金魚チームを、ゲネプロ無料招待で観劇。
身銭を切って無いし、あくまでもゲネプロなので満足度評価はしませんが。
居心地の良さを感じる芝居でした。

はねひとひら

はねひとひら

演劇ユニット Jolokia Honey

荻窪小劇場(東京都)

2025/05/29 (木) ~ 2025/06/03 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鶴の恩返しをモチーフに、壮大なファンタジーに仕上げてて、面白かったです。
もう一回り、いや、二回り大きいステージだったら、もっともっと伸びやかだったろうにって思いはあるのですが。
色々と工夫されて見応えあって、楽しかったです。

穴熊の戯言は金色の鉄錆

穴熊の戯言は金色の鉄錆

MCR

ザ・スズナリ(東京都)

2025/05/21 (水) ~ 2025/05/28 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初日に観劇。千穐楽でリピート。
MCRはコメディだから笑ってと恒例のアナウンスがあって、実際、笑えるシーンも沢山あるんだけど。
根底に、人間の闇を凝視しちゃう冷徹さが流れてる感じで。
不意に肝を冷やされたりするのですが。
でも、そこに溺れないでビッグラブも同時にさく裂するから好きになれる。
強烈な個性の役者陣が、熱量全開にくるのも最高。

今作は、主演がカップルってこともあって、そういう良さがストレートに来る。
団体の魅力が良く出た、バランスの良い一作。

染明色

染明色

Prelude

インディペンデントシアターOji( 旧:王子小劇場 )(東京都)

2025/05/21 (水) ~ 2025/05/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

Bチーム観劇。

再演らしいですが初演時の2年前より、より響く人が増えてるんじゃって思ったりした。
良し悪しじゃなくて、自分は苦手な芝居だったりはするのですよね。過激で煽情的な設定やシーンが多いし。

ミステリーの構造ですが、謎解きや犯人捜しよりも。
様々な多様性な関係性を重ね合わせ、普通っていうものと綱引きしてる感じ。
複雑な関係性が見どころ。

美術は入った瞬間良いなって思った。
役者陣も、みんな素敵でした。
明るい内容じゃないけど、きちんとした見ごたえある芝居でした。

このページのQRコードです。

拡大