電磁装甲兵ルルルルルルル
あひるなんちゃら
OFF OFFシアター(東京都)
2014/01/28 (火) ~ 2014/02/02 (日)公演終了
満足度★★★★
ちょっと前だけど
ちょっと前だけど、ここにコメント書くのならやはり思い出さないわけにはいかない、この劇団の空間を。
当時タイトルとチラシに惹かれ、なんとなく観に行ったらこれがとってもシュール楽しい舞台。あっちら辺へ行ってしまったような内容を特に激する事もなく、淡々と台詞にまとめ会話が成立してる不思議さが自分にはツボだった。こういうテイストは、小劇場ならでは味わえる世界観だと感じた。しばらく観に行っていないので近く必ず行こうと思う。
枯山水
味わい堂々
スタジオ空洞(東京都)
2016/07/21 (木) ~ 2016/07/26 (火)公演終了
満足度★★★★★
参りました!
念願の味わい堂々初観劇は「枯山水」。演者さんも、本も、演出も、どうしようもなく凄い!!!。なぜ今まで知らなかったんだ!?と。知らなかった自分が悔しい!。まさに盤石の(大相撲か)、満タンの(ガソリンか)休憩なしの90分!。大粒の涙なしには見られない!。味わい堂々メンバー3人がまさに息がピッタリと合うからこそ成し遂げられる。これぞ商業演劇!というものを見せてくれた感じ。
勇気出してよ
小松台東
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2016/05/20 (金) ~ 2016/05/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
ホワっと心の温かさが残る作品
テーマやシチュエーションはシンプルでも、登場人物それぞれの人生観が微妙に、いや、大きく違っている中で全員が根底にある真心を通い合わせながらラストを迎えるように感じ、終演後に観る側の心がホワっと温かくなった。ほんのりと素敵な作品。故郷宮崎の戻った男性を演じた爪生和成さん。後半に向けてどんどんその存在感が増してきて、ラストでの彼の出した勇気。物語が終わった後も、彼の人生ってどう進むんだろう?と思いをはせつつ、そんな余韻も楽みながら帰路に着いた。
さおり役、味わい堂々の浅野千鶴さん。目下大注目の俳優さん。恐ろしいほど自然な表情、掛け合いの際の絶妙な間合い。彼女が演じると、あたかも実在のやり取りを覗き見してるような錯覚に陥る。努力で積み上げたものか?天才なのか?!。凄い、
美幸~アンコンディショナルラブ
関西テレビ放送
本多劇場(東京都)
2016/05/12 (木) ~ 2016/05/24 (火)公演終了
満足度★★★★
有望な舞台俳優にへ?!大島優子さん
小劇場から久々に抜け出していわゆる大手舞台へ。千秋楽まで声帯持つのか⁉︎と心配してしまう程の2人のセリフ数の多さ!。何しろ2人上手い‼️。
大島優子さん、ストレートプレイのステージ経験がそう豊富というわけではないだろうに、なんとも素晴らしいその反射神経!。今後もぜひ見てみたい俳優さん。
幸福の黄色い放課後
キ上の空論
スタジオ空洞(東京都)
2016/05/11 (水) ~ 2016/05/22 (日)公演終了
満足度★★★
演じる人も観る人もみんな18歳だった
凝ったセットがなくてほぼ学校にある椅子のみ。ごちゃついたセットよりも感情移入しやすい空間。10代後半の頃の自我と自制心。倫理観との間で悩む刺激的な時代だったなあと、何となく自分のその時代を投影してしまいながら観た。中盤で震災について語るシーン。かなりアンタッチャブルに踏み込んだセリフを、演者さんがどう頭で咀嚼して本番に臨んだのか?、興味があった。更に中盤シーンでの選曲!。マーラー交響曲第5番のアダージェットが鳴り響く中でのシーン展開に胸が苦しくなった。力のあるシーンだった!
対岸の永遠
てがみ座
シアター風姿花伝(東京都)
2016/03/04 (金) ~ 2016/03/30 (水)公演終了
満足度★★★★
ロシアが抱えるもの
1999年のサンクトベテルブルグを中心に家族を置いてアメリカへ亡命した詩人と祖国にいる娘やその家族、知り合いの心情を描いた重厚な力作。長田さんの戯曲は実は初観劇。全編で、詩的なセリフが多く心にスッと入るというよりは、もう少し観る側が思考しながら観る必要に迫られるところはあったけれど、ラストに行くにつれ娘と父がどこかの世界でどんどん心が通い合って行く様が力強く押し寄せ、ラストは呪縛からようやく解き放たれた安息が訪れる。観ているこちらも静かに感動できた。
日本人にとって社会主義時代のヨーロッパを100%理解することはできないと思っている。かつて東ドイツ出身の巨匠指揮者、クルト・マズア氏がNHKのインタビューで、東西ドイツ崩壊時の心情を聞かれたとたん、それまで上機嫌で答えていた表情が一変し、こう言った。「今、この限られた時間で、それをあなたに話して、いったいどれだけ理解できるのでしょう?おそらく無理だろうし、あなた方の番組が、むこう1週間にわたって私の話を編集なしに放送してくれるなら、話してもいいが・・・」と。あの情勢の当事者でないとわからないことは山ほどある。ただ、長田さんのこの戯曲は、それを柔軟な感性で上手に解きほぐし、全部は無理でも当時のロシア人の感情の一旦を間違いなく感じることはできたような気がした。
ドアを開ければいつも
演劇ユニット「みそじん」
atelier.TORIYOU 東京都中央区築地3-7-2 2F tel:03-3541-6004(東京都)
2016/02/27 (土) ~ 2016/03/22 (火)公演終了
満足度★★★★
姉妹はやっぱり姉妹であり家族
昨年の旗上げ初演を観て以来、なかなかスケジュールが取れず、チケットを予約しても結局行けないこともあったりで、そうこうしてるうちに最終公演となってしまったが、ようやく今日観ることができた。
毎公演ごとにキャストが変わったり、ちょっとした演出をアレンジしてきたようだが、ストーリーのベースは変えていないとのこと。
4姉妹の会話が、まったくリアルな家族の会話であると思わず錯覚してしまう瞬間が何度となくあって、これは実は初演時にはあまり強くは感じなかったこと。まさに1年を経た到達した中で表現できたものじゃないかと強く感じた。
この舞台を観て、「結局姉妹の中で最終的にわかりあえない部分はあるんだろう。ただ、それも含めて4人がそれらを受け入れていく伸びやかさが、この4姉妹にはあったんだろうな・・・」と感じた。なかなかない素敵な空間を堪能させてもらった。
もしも、シ〜とある日の反射〜
空間交合〈アサンブラージュ〉リジッター企画
吉祥寺シアター(東京都)
2016/03/06 (日) ~ 2016/03/20 (日)公演終了
斬新さと普遍性
セリフの中でチョイスされてる言葉ひとつひとつまで丁寧に計算?心配り?両方がされていて優しく心に入ってきた感じ。
特にラストのしりとり。一言一言出てくる言葉がズンっズンっとまるで音を立てて心に突き刺さってくるような独特な感覚をおぼえた感じ。このシーン、テレビ映像で演出しても良いカット割が浮かんでくるなあと想像しながら観た。
やっぱり5年前の昨日あった大震災とあまりにオーバーラップするセリフの数々なだけに、特に後半はヘビー級の説得力にやられてしまった。観る人それぞれが違った見方もしそうで面白いステージ。
同演目を陽と月の2チームで演じ、時々シャッフルもあるというユニークさもあり。僕は陽チームを見たが、小玉百夏さんの表現力が素晴らしかった
【重複】もしも、シ ~とある日の反射~
空間交合〈アサンブラージュ〉リジッター企画
吉祥寺シアター(東京都)
2016/03/06 (日) ~ 2016/03/20 (日)公演終了
満足度★★★★
斬新さと普遍性
セリフの中でチョイスされてる言葉ひとつひとつまで丁寧に計算?心配り?両方がされていて優しく心に入ってきた感じ。
特にラストのしりとり。一言一言出てくる言葉がズンっズンっとまるで音を立てて心に突き刺さってくるような独特な感覚をおぼえた感じ。このシーン、テレビ映像で演出しても良いカット割が浮かんでくるなあと想像しながら観た。
やっぱり5年前の昨日あった大震災とあまりにオーバーラップするセリフの数々なだけに、特に後半はヘビー級の説得力にやられてしまった。観る人それぞれが違った見方もしそうで面白いステージ。
同演目を陽と月の2チームで演じ、時々シャッフルもあるというユニークさもあり。僕は陽チームを見たが、小玉百夏さんの表現力が素晴らしかった
サバイブ!
自転車キンクリーツカンパニー
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2014/09/13 (土) ~ 2014/09/21 (日)公演終了
お父さんは疲れた
今井事務所番外公演
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2013/07/02 (火) ~ 2013/07/07 (日)公演終了
ホテル・カルフォリニア~HOTEL CALFORINIA~
ネルケプランニング
紀伊國屋ホール(東京都)
2016/02/04 (木) ~ 2016/02/14 (日)公演終了
満足度★★★
熱演
有名コミックの舞台化。各キャストがまさに熱演で舞台狭しと動き回る。コミックでストーリーの繋がりが自然なところも、舞台へ持ってくると違和感を覚えてる場面が数か所あり、個人的にはその辺がもうひと息感情移入しずらい要因だったか。
ライトスタッフ
劇団蝶能力
APOCシアター(東京都)
2016/02/17 (水) ~ 2016/02/21 (日)公演終了
満足度★★★★
表現する全ての人たちへ
デジタルに囲まれた現代にあっても、人の能力と心がなければ無しえないことは山ほどある。心がなければ無しえないが、心だけでもそれを完成させることは不可能。適格なスキルに熱い心を乗せていくことの大切さの原点に立ち返らせてくれる作品。
はるヲうるひと
ちからわざ
ザ・スズナリ(東京都)
2014/04/03 (木) ~ 2014/04/13 (日)公演終了
東京の下
劇団 贅沢貧乏
江東区北砂の一軒家(東京都)
2014/11/12 (水) ~ 2014/11/18 (火)公演終了
満足度★★★★
進化!
とっても素敵な舞台!。
江東区北砂の築30年ほどの2階建ての一軒家を丸ごと使って演じるというハードルの高い演劇に挑む若き表現集団、贅沢貧乏の夏の初回公演「タイセキ」続く第2回公演「東京の下」を観劇。
夏の初公演から数カ月の間に間違いなく進化。それも当然。なぜなら作り手がこの家と、土地に対する愛情がより深く、より寄り添う心が育まれてきたからに他ならないなと。一見シンプル過ぎるぐらいの舞台演出の裏で、投入する素材の物量の多さと、それらを手ぬかりなく丁寧に仕上げていく根気強さと周到さに、若い集団ながら本当に頭が下がる。12月初旬にまた同じ場所で再演も決定したとのこと。更に進化してるかが楽しみ。
ドブ恋4
劇団K助
千本桜ホール(東京都)
2015/03/04 (水) ~ 2015/03/15 (日)公演終了
巧み!
【どぶ恋4】容赦ない振り幅たっぷりの突飛な設定なのに、観終わってみれば1本の太い幹のようなテーマが1つ。ごく日常の人間、男女が素になったときにどうなるか?が巧みに表現されてて、脱帽!。かれこれもう8年間細く長く応援してる天乃舞衣子さんも、初のコメディ作品出演で新境地。素敵に満腹。