酔いどれシューベルト
劇団東京イボンヌ
ムーブ町屋・ムーブホール(東京都)
2016/11/15 (火) ~ 2016/11/18 (金)公演終了
見てきた。
今回も拝見させていただきました。
前2作とは作品のニュアンスが違い、同じ流れのテンポとテンションで芝居が作られていました。
思いの外、芝居自体に山が少なく歌手の方が歌い終わったあと拍手をするのが皆さんやっていいのか戸惑っていた感じでした。もう少し波のある芝居であれば、観客側も作品に共感しながら見れたのではないかと思います。
今回は芸人さんではないのでコメディ面では物足りないものの、石田さんの癖のあるシューベルトは味がありました。
次回も頑張って頂きたいです。
時代絵巻AsH 其ノ八 『臙陣~えんじん~』
時代絵巻 AsH
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2016/06/09 (木) ~ 2016/06/13 (月)公演終了
見てきました。
感想としては、真田の紅い甲冑が格好良いです!時代劇が好きな私はそこに目が行きました。
あとは、当日パンフがしっかりとしていてこれは嬉しいお土産にもなりました。なので個人的には役者の写真もラフなものではなく、キッチリしたビジュアルですと今後も観劇の楽しみの一つになるのではないかと思います。
さて、戦国の世が新しい時代に変わったという時代にしては芝居が大人しかった印象を受けました。生で見ても映像で見てもあまり変わらないと言う感じで。そういうナチュラルな部分を大事にするとしても、最初から最後まで同じ熱量で続いていて、最後の山場まで淡白でした。あまり生きることへの強さが受け取れませんでした。
役者の皆様は単純に声が潰れていたのか、モゴモゴ喋っていたのか言っている事が分からなかったので、映像と音声で見た方がちゃんと楽しめるのかなと思いました。
なだぎ武・山田菜々主演「ドヴォルザークの新世界」
劇団東京イボンヌ
スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)
2016/06/07 (火) ~ 2016/06/10 (金)公演終了
見てきました。
なだぎさんという事で笑いを期待していたのですが、コメディよりも史実の社会問題のダークさが際立っていました。
役者の技量に差がありましたが、声楽、オケ、パフォーマンスはとても世界観を引き出してくれていたので、ほぼ素舞台にオケとピアノの舞台上でも問題なく楽しめました!
印象に残っているのは大きな月?をバックに山田さんが歌うソロ。舞台上に引き込まれました。
残念だったのは、生きることがある種のテーマになっていると思うのですが、インディアンでも白人でも熱量があまり感じられなかった事です。その重みと熱がクライマックスの「新世界から」をこれでもかと訴えかける一曲に思えたのではないかと。
また次のクラシックコメディに期待します。
そういえば、あの演出部?は素人さんだったのか疑問ですね。そこに気が散ってしまいました。
ライブ・ファンタジー「FAIRY TAIL」
「FAIRY TAIL」舞台製作委員会
サンシャイン劇場(東京都)
2016/04/30 (土) ~ 2016/05/09 (月)公演終了
見てきた。
ライブファンタジーと言うだけあって、凄くパフォーマンス力の強い作品だったと思います!
原作もアニメも見ていたので、魔法はどうするのか気になってましたが、成る程と言う感じです楽しめました!
テンポがとても良いので無駄に考える事もせず、素直に楽しい時間が過ぎていきました。
for×for=many mind~士×志=十色~
super Actors team The funny face of a pirate ship 快賊船
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2015/12/23 (水) ~ 2015/12/27 (日)公演終了
満足度★
見てきた。
投稿したつもりがうまく更新されなかったようですので、今更ながら再度投稿致します。
何年か振りに拝見させていただきました。そうだあの時もこんな感じだったと思い出しつつ、40回という節目の作品を観劇できました。
初日に伺ったときは、それこそ満員状態で正直こんなに人気があるのかと思うほどでした。開演10分前でまだ受付にエレベーター前まで列がありました。これは不慣れなスタッフ?さんの影響かも知れません。裏キャストの役者さんがやっていたのかも知れないのでしかたないですね。
とりあえず、エレベーター係をやっていた彼は先ずスタッフとしてよりも接客くらいは出来た方が良いでしょう。仮にも友達ではなくお客様ですから。
さて本編は暗転がとにかく多く集中力がなかなか続かないのでシーンごとに時間を気にしてしまいました。隣のお客様は爆睡状態。シーンも色々な時間軸で進むので頭の中で整理しながらもついて行くのがやっとでした。
史実には沿っているものの、時代劇好きには少し説得力が足りないかなと感じました。あとは殺陣がとにかく怖かった。使っている刀は金属製で殺陣中に当たっているのも気付きましたし、他にも危ないところが目に付きました。
観劇のコメントを見てみますと、演劇を見ている方からは低評価、初観劇のような方達には高評価なようですね。好みは人それぞれですし、需要がある人達に向けて今後も頑張って下さい。
【『比丘尼』全公演終了しました。御来場、誠にありがとうございました!】
殺陣集団 伽羅牡丹
調布市せんがわ劇場(東京都)
2015/12/11 (金) ~ 2015/12/13 (日)公演終了
見てきた。
殺陣集団という事で興味をひかれ見て参りました。
お話は人魚の肉を食べると不労不死になるという伝説がベースで、見やすく面白かったです。
しかし、殺陣集団という看板に期待をし過ぎてしまったようで物足りない感じが強く残ってしまいました。
役者さん達も芝居をメインに活動してるのかパフォーマンスがメインなのか発表会的?な気がしたのが今回の感想です。
話自体は見やすかっただけに他がしっかりしていないとあらが目立ってしまったそんな感じでしょうか。周りのお客さんはとても楽しんでいたようですし、一感想として受け取っといて下さい。
宮地真緒主演 「モーツアルトとマリー・アントワネット」
劇団東京イボンヌ
スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)
2015/12/08 (火) ~ 2015/12/10 (木)公演終了
見てきた。
クラシック音楽と演劇の組み合わせで作品を構成されている作品でした。
コメディ要素を多めに取り入れてる分役者さんの活き活きしている部分が見られたのは良かったです!
声楽家の方々も本当に素晴らしい。ホールに響く歌声はまさに声の楽器!オケも生演奏だから味わえるものが格別ですね!
上演前のプレコンサートを最初から見たかった。
とは言え、クラシックはやはり敷居が高い。なかなか庶民が足を踏み込むにも勇気がいりますし、マナーも気になるところ。
他の感想も拝見しましたが、マナーの悪い方がいらっしゃるのは事実で、私も後ろの席から携帯の音が聞こえてきたのには若干残念に思いました。
このような作品を見るうえでは最低限のマナーが出来る観客を選ばなければ行けないのかも知れませんね。
今後もクラシック演劇を見る方達の為に。
瀧夜叉傅
Will-o'-the-Wisp
シアター風姿花伝(東京都)
2015/10/01 (木) ~ 2015/10/04 (日)公演終了
見てきた。
人間と人ならざる物とが共存していた古い日本の話。殿の死により生まれた復讐心と、残された民と領土。それをあらたに統治しようとする者達。ストーリーは面白いと思う部分がありましたし、照明が個人的に好きな感じの部分がありました。殺陣も多く盛り上がりはありました。
が、少しパワーと言いますか勢い伝わってこなかったのが残念です。
もしや新人の公演だったのかと再度当パンを見てしまったくらいでした。
劇場も持て余すような広い空間的ではないと思いますが、そのような印象を受けました。
あと、場転が多いので全部とまではいかないまでも変化が欲しかった。とくにブルー転時に数人の人間カーテンのようなものがちょっと邪魔でした。
それから刀が終始抜き身と言うのも気にはなりましたね(笑)
今後再演などすることがあれば次に期待します。
おおきに龍馬
劇団Spookies
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2015/09/16 (水) ~ 2015/09/20 (日)公演終了
見てきた。
感想としては史実と違うフィクション作品でしたが楽しく拝見させていただきました。
若さ溢れる役者がメインでその脇をベテランが支える。この作品の持ち味を生かしていましたね。土佐弁やそれぞれの出身の言葉が聞けるのも世界観が伝わってきて良かった。
作中に龍馬本人は登場しないので最初から死後の世界から話がスタートかと思っておりましたがそうではなく、個々の役との回想で駆け回っていた時の龍馬と対話しそれぞれの役の心中を描いておりました。それが随所にあるため見ている側の集中力が切れてしまいましたが。
時代劇とは言え殺陣がメインではないのでそこまで派手なシーンはありませんでしたが、それに頼らない部分で熱を感じられる作品でした。
それとは別に、劇団員の方達がギリギリまで場内アナウンスや飴を配っており、こういう部分をもっと評価されるべきだと思います。終演後に物販で出てくる劇団の役者は多いですが、大衆演劇のように若い役者が開演前にしているのが個人的に素敵だと思いました。
龍 -RYU-
劇団ZAPPA
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2015/09/02 (水) ~ 2015/09/08 (火)公演終了
見てきた。
今回初めてZAPPAさんの作品を観劇いたしました。
他の方の前評判や以前の感想などを見て行ったからかも知れませんが、少し期待をしすぎていたのかも知れません。私が見たバージョンは全体的に勢いはあるのですが、役者たちの技量にバラつきがあります。
殺陣などの派手な見せ場が少なかったとは言え、作品自体は面白くうまくまとまっていた感じがします!客席に高さがあるので、舞台前などで芝居をしていても良く見えました。ただ客席通路の階段上での芝居は役者が近くで見られて嬉しい反面、前列のお客様には優しくないかと(笑)
作中の会話は土佐弁ではなく全て標準語でしたので時代物に詳しくない方でも話について行けます。
ただ歴史に詳しい人から見ると所々で史実と違う点がありますので、色々と気になってしまうかも知れませんね。
例えば、大河ドラマの龍馬伝のように平井家の扱いが郷士(下士)として扱われている点が気にかかりました。本来なら収二郎と加尾は上士ですから(笑)まぁ、ストーリーを面白くするためなのかも知れませんが。
BIRTH ~ペルー日本大使公邸人質事件~【アンケート即日公開】
劇団バッコスの祭
萬劇場(東京都)
2015/09/02 (水) ~ 2015/09/07 (月)公演終了
見てきた。
あの事件からもう直ぐ20年の月日が経とうとしている訳ですが、当時まだ幼かった私にはあまり馴染みのない事件です。
がしかし、最近の法案会議や国内デモ活動のような現状の日本においてもテロに対する考えが必要ではないかと考えてしまう、そんな時間を提供してくれた作品でした。
どちらかと言えば、政治にあまり関心の無い人たちが見るより、本当にこれからの日本は現状のままで大丈夫なのか。そんなことを一つ頭に入れている関心のある人達に見ていただき、また次なるメッセージを広げていただけたらと思いました。とてもタイムリーな時期の上演で見終わった後にいろいろと考えました。
とは言え、突然やってくる笑いどころや分かりやすい世界観など、色々な方が見ても素直に楽しめる作品でした。
「アル・タルフ」- 獅子の一瞥 -
劇団ギルド
ART THEATER 上野小劇場(東京都)
2015/07/25 (土) ~ 2015/07/26 (日)公演終了
見てきた。
作品のタイトルに特に意味があるわけではないと、前説でお話しされておりましたが、獅子にはかかっていましたね。
作品自体は約1時間ととても見やすい配分。確かに前回拝見したアングラのような要素はほとんどなく、現代に時間軸を置いているぶんより若手の公演なのかと思われるかも知れません。特にメッセージ性があるわけでは無く、女優さん達の良さを出すための公演だったと思います。
当パンに同じ様なことが書いてありますが、その通りでした(笑)
「月暈とメスシリンダ」(公演終了 ご来場ありがとうございました)
Sky Theater PROJECT
小劇場B1(東京都)
2015/07/07 (火) ~ 2015/07/14 (火)公演終了
見てきた。
すごくナチュラルな芝居の人間ドラマでした。
ほとんど説明書きで紹介されている内容そのままでしたので、いろいろと考えずに見ることが出来ました。
細かく気になった事はネタバレBoxに書きます。
セラピスト
別世界カンパニー
ブディストホール(東京都)
2015/04/01 (水) ~ 2015/04/05 (日)公演終了
見てきた。
精神病院でのいろいろな医師達による治療法と患者達それぞれの病気。こういう作品は本当に難しい。だからと言うわけではないが、他の感想を見ても酷評に目が行ってしまいます。私も正直なところ専門学校や養成所の卒業公演を見ている様な感じでおりましたので。戯曲の「カッコーの巣の上で」に近いイメージですが、コメディ色が強いのとキャラクターが軽い部分を、クライマックスでどう引き付けられるかでもう少し見終わった後の感想は変わって来たのかも知れません。ただ一番残念なのはカーテンコールがグダグダだった事です。最後までキッチリやりきってこそだと私は思います。(僕の見に行った回だけだったかも知れません。)どこまで本の通りか分かりませんが、どういう演出をしたかったのか私は掴み切れませんでした。今後に期待します。
独りぼっちのブルース・レッドフィールド
ポップンマッシュルームチキン野郎
シアターサンモール(東京都)
2015/02/22 (日) ~ 2015/03/01 (日)公演終了
見てきた。
PMC野郎を初観劇して参りました。いや、本編が始まる前にすでに笑わせてもらいました!短編劇があまりに全力で、あっという間に引き込まれてしまいました!本編の方も良い意味で無茶苦茶です。もうなんだかよく分からないけどコメディが見たいって言う人は是非足を運んでみて下さい!
ユメオイビトの航海日誌
LIVEDOG
シアターサンモール(東京都)
2015/02/11 (水) ~ 2015/02/15 (日)公演終了
見てきた。
ストーリーは分かりやすく、2時間があっという間に感じられました。ほかの方の感想を拝見しますと、自分も同じような感想でしたのであまり長くは書きません。また今後再演などされる時は、更に若いパワーのある作品になりますよう期待しております。
プロモーターズ!‐セカンドチャンス‐
劇団メイカーズ
スタジオアルタ(東京都)
2015/01/28 (水) ~ 2015/02/02 (月)公演終了
ここにいる!?
BIG MOUTH CHICKEN
劇場MOMO(東京都)
2015/01/27 (火) ~ 2015/02/01 (日)公演終了
見てきた。
幽霊が見えてしまう青年と幽霊達、生と死の狭間の者達との二つの軸をコメディ劇で作られた作品でした。最終的にはまとまるものの、コメディと言うか小ネタの乱れ打ちのような印象を受けていまいました。それぞれのキャラクターが立っているので、もっと省いてコンパクトにしても十分だったのかなと感じてしまうのは、私の好みの問題でしょうね。本公演はまた違う人がやっているようなので、そちらとの作品や演出を比べてみるのも楽しめる一つかもしれません。
「蛍よ……妖しの海を翔べ」
劇団ギルド
座・高円寺1(東京都)
2015/01/29 (木) ~ 2015/02/01 (日)公演終了
見てきた。
説明文だけを読むと時代劇なのかと思いきや、フタを開けてみれば昭和の学生運動をベースにした世界感を源平合戦にはめ込むなど、ストレートながら引き込まれてしまう作品でした。しかもこれが30年以上前に書かれた作品と知り驚きです。若い人には受け入れが難しいかもしれませんが、むしろ今の若い人の率直な意見というものも聞いてみたくなりますね。なにしろアングラ作品自体に最近は出会う機会が少ないので。舞台セットなしですが、ムービングで背景や演出効果があるので全然気になりませんし、ダンスもメインの役者さんも力強い。殺陣や若い役者さんは今後に期待ですね。エロスが作品の時代を匂わせてます。それに体当たりでぶつかっているあの女優へ拍手を送ります。
全公演完売!「RUN」
劇団お座敷コブラ
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2015/01/22 (木) ~ 2015/01/25 (日)公演終了
見てきた。
サスペンステイストの推理エンタメ芝居でした。
舞台セットが大きく高さもあったので、迫力はありました。
特にOPダンスは空間を上手く使い、見せかたも良かったです。
本編はと言うと、そうですね、ストレートプレイで見せてくれた方が好みでした。
ギャグが所狭しと盛り込まれているのですが、お客様が受け取る前に次のネタといいますか、やるなら一つ一つをキッチリやってほしかったですね。ストーリーにあまり関係無い分、作品の面白さが薄くなってしまったのではないかと感じました。役者があの広い空間を使い切れてなかったのかもしれませんが。
ダンスも同様に、転換などで入っている所以外はあまりよく分からなかったです。
ストーリーが良かったぶん他が色々気になってしまいましたが、エンタメが好きな人には受け入れられるのかも知れませんね。