見てきた。
感想としては史実と違うフィクション作品でしたが楽しく拝見させていただきました。
若さ溢れる役者がメインでその脇をベテランが支える。この作品の持ち味を生かしていましたね。土佐弁やそれぞれの出身の言葉が聞けるのも世界観が伝わってきて良かった。
作中に龍馬本人は登場しないので最初から死後の世界から話がスタートかと思っておりましたがそうではなく、個々の役との回想で駆け回っていた時の龍馬と対話しそれぞれの役の心中を描いておりました。それが随所にあるため見ている側の集中力が切れてしまいましたが。
時代劇とは言え殺陣がメインではないのでそこまで派手なシーンはありませんでしたが、それに頼らない部分で熱を感じられる作品でした。
それとは別に、劇団員の方達がギリギリまで場内アナウンスや飴を配っており、こういう部分をもっと評価されるべきだと思います。終演後に物販で出てくる劇団の役者は多いですが、大衆演劇のように若い役者が開演前にしているのが個人的に素敵だと思いました。