『安穏 目吐露濃霧 』/ 『WHITE WHITE SCARECROW』
株式会社ディスグーニー
六行会ホール(東京都)
2016/11/10 (木) ~ 2016/11/14 (月)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2016/11/10 (木)
#VoyageOut_2016 #安穏目吐露濃霧 。
ワークショップ公演なので、知らない役者さんがほとんど。それでも熱意は見えたし、いいなって思う人もいた。
アンドレのお三方は言わずもがなの安定の演技。自分の役目を分かってる。最後のシルエット姿の演出、かっこよかったなぁ。
私の記憶力が貧弱なのもあるけど、人物相関図が欲しかった…。一度見ただけじゃ人物の名前まで覚えられないorz
竹内さんの妹役の方と、安房の奥さん(これは当パンで名前が並んでるから八津?)役の方が、伝わる演技してて目に止まった。
ご町内デュエル
演劇集団イヌッコロ
サンモールスタジオ(東京都)
2016/10/27 (木) ~ 2016/11/06 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/10/29 (土)
シザーブリッツチームを観劇。見たことあるキャストも、初めてのキャストも、全力でコメディしてて良かったなぁ。
隼斗さんと仙石さんのアクションかっこいい!
個人的なツボは、伊智さんの不思議な説得力と、ウネバサミさんが上手の椅子にいる、静と動のシーンそれぞれ。
町の集会所という日常の世界で、どちらも非現実が拡張してて役者の力が凄かった!
稲葉役の十倉さん、当日パンフに初舞台って書いてあるんだけど、手練感あったよ!!!
テンリロ☆インディアン
劇団6番シード
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2016/10/26 (水) ~ 2016/11/01 (火)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/10/29 (土)
劇団6番シード番外公演、テンリロ☆インディアン。
このテンポ感、セリフの応報、やっぱり6Cだー!
30代がいい感じで荒くれて、20代が実はしっかりしてて、だけど30代が確実に押さえてるという布陣がすごい。そして、最後の最後まで見逃せない展開!ヒィッ!ってなった。
土田さんの、丁寧なのに爆発力がある演技。野上さんは無言なのに態度で喋ってる。美樹さん土屋さんの3枚目完遂っぷりたるや。ライフイズの才女は何処、亜音さんの化けっぷり。民しょう、顔!顔!永吉さんの成長がすごい。高木君が仕切る場面いい!大津さんまっすぐ!NOYさん流暢!
狼少年ニ星屑ヲ 終演しました!沢山のご来場ありがとうございます!
おぼんろ
ワーサルシアター(東京都)
2016/10/25 (火) ~ 2016/10/30 (日)公演終了
満足度★★★★
隣の芝生は青い?
初日観劇。昨日見た演目とは真逆のファンタジー。
否、寓話。
可愛くて切なくてキラキラした時間。
子供の時、母親の読み聞かせにワクワクした時のような気持ちになれる。
今回、としもりさんが居なくて4人なんだけど、10役くらいあった?って感じるほど多彩だった。特にめぐさん、じゅんぺいさん早替えすごい。(=衣装さんもすごい)
今回の倫平さん、なんか好きだなー。
#おぼんろ #狼少年ニ星屑ヲ
刺毛-シモウ-
はぶ談戯
テアトルBONBON(東京都)
2016/10/19 (水) ~ 2016/10/24 (月)公演終了
満足度★★★
何が刺さるかはその人次第
刺さるつもりで観に行って、しっかり刺さって帰って来ました。愛の話でもあり、欲の話でもあり、人格形成の話でもあった、ように思う。
陽一も、玲旺も自分に素直だったのだなぁ。大胆に見える芝居こそ、繊細だと感じたし、役者の人となりが感じられる気がした。
決して明るくはない物語を、暗くさせない管理人コンビ。愛らしかったなぁ。ここぞ!ってタイミングで登場して空気を変えて去っていく。だけど、その的確さがちょっと怖かったりもするね。
自分の欲望にまっすぐな公平が、拓海には羨ましかったのかな。一緒にいていいと、自己を認めてもらえる場所でもあった。(席が上手だったので)間近で見る拓海の独白が刺さったし共感した。"普通"に幸せになってくれればと望む親心を裏切っている点は、自分にも自覚があるから、そこは更に。
同僚3人組。私に一番近いのは珠希の立場だけれど、中身は誰だろう?智花の不満と不安も頭では理解出来るし、遼子の行動も納得するところがある。だけど、珠希の行動は私の中には皆無なので分からない。女って難しいなぁ。
遼子役の中村さん、どこかで見た事がある気がする…
玲旺の、盲目と純粋と狂気の境目が見えない。それが遼子にとっての救いであり悲劇だったから、境目なく遷移していく様子を驚く暇もなく受け入れていくしかなかった。そういう滑らかな演技だった。上手く表現出来るほど日本語が巧みでないのがもどかしい。ラストシーン、幸せ…なんだよね?
紗和のようには生きられないけれど、生きてみたいと思った。序盤は驚きの存在だったんだけど、中盤以降は羨ましく思ってた。紗和は拓海にも等しく愛情を向けていて、温かい人だった。
その一方、修が衝撃受けたり悩むのも分かるし、受けたショックを緩和しようと肉体を酷使するのも納得。
御園夫妻は、最初と中盤と最後の印象が全部違って、いろんな面で心が苦しくなった。言葉に表しにくいんだ、この二人は…。
麻奈美は大人しいだけの人かと思ったら、結構エグかったり、本質は盲目な愛だったり。セリフは多くないのだけど、それが届いてくる演技だった。
陽一は、ほとんどの登場人物と会話している…?それくらい、他者に影響を与えていく人物。徐々にその真意が見えてくるのが怖くて、可哀想で、目が離せない。
男としての熟し具合が要求される役を、今の加藤さんが演じているのを観られて良かった。心に刺さるというより、染みを作って広がった演技。悲しい結末しかないと理解していたとしても、私も"あの"陽一("あの"かちょさん)に堕とされたら付いて行くと思う。だから智花も仕方ないのだよ…。
妹・恵里菜は、最後の最後まで正体・存在理由が明かされずに物語に関わっていて、違和感としてものすごく残る。だからこそ、見ながらも気になり続ける役。理由が明かされてからの怒涛の流れは、脳内処理が追いつかずに驚きの連続を連れてくるからすごい。生きて実在して…いる?もういない…?
最終兵器ピノキオ、その罪と罰
X-QUEST
シアターサンモール(東京都)
2016/10/06 (木) ~ 2016/10/10 (月)公演終了
満足度★★★★★
見るんじゃなくて感じる2時間
楽しくて笑えてドキドキして爽快で泣ける。クオリティの高さはピカイチ。キャストだけでなくスタッフも。ショーのようなアトラクションのようなおもちゃ箱みたいな2時間。
個人に言及し出すときりがないくらい、全員が輝いてた。
主演のこうせいさんの、あの全力を見せられちゃ、キャストみんな火がつくよね。支えたいし輝かせたいから、それには自分が役として輝くのが一番いい。そんな空気を感じました。 当たり前のことなんだろうけど、とても大事ですね。
テクニカルスタッフも一緒に闘っていて、食らい付いていく感じがして、大好きです。本当に頭が下がる思いです。 クエストは、音響、照明、映像、演出部、舞台美術、衣装、制作、どのセクションも自分の仕事を全うしていて素敵。 この総合芸術は劇場で感じてもらうしかないんだよ。
バックトゥ・ザ・舞台袖
ENG
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2016/09/23 (金) ~ 2016/10/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
Show must go on.
「バックトゥ・ザ・舞台袖」〜The stagewing of THRee'S〜
つまり、「THRee'S」という舞台の舞台袖で起こるタイムスリップシチュエーションコメディ。難しいことを考えずに、目の前で展開するドタバタ劇を楽しめばいいだけ!
舞台観劇したことある人は絶対楽しいし、ドキュメンタリーとか稽古オフショットみたいなものが好きな人は尚更。
でも、全く舞台なんて見ないという人にもオススメできる。
全ての物事には裏で尽力している人が必ずいる、って事を誰もが知っているから。
主演の加藤凛太郎さん。通称りんりん。いろんな舞台で拝見している器用で真っ直ぐで実力派な俳優。自転車で770km走って心配させたりするけど、舞台では何も心配ない。
全力で演劇愛を演じて走り回って絶叫して汗だくになってる姿は、同年代の星です。
バク袖でのめり込んで見ちゃうのが裏方スタッフの役。中でも平山空さんが芯があって最高でした。CRさんも良かった。ENGのMs.爆発力・大友歩さんも見事な爆発を見せていてキーマン。
空ちゃんの何が良かったって、目的意識・プロ意識がしっかりしていて揺るがないところ。取捨選択をできる強さ。人を信じられるハートの強さ(役者だけじゃなく出てこない裏方全部に対しても)。それが感じられた役。
ボク団以外でも沢山見てるけど、本当にいい女優さんになってらっしゃる。
図師さんが、本気で図師さんにしか演じられない役で、完璧すぎて最高でした。仮に再演あっても役者変えると大変な事になっちゃうヤツだ・・・。
Life is Numbers
劇団6番シード
ザ・ポケット(東京都)
2016/09/07 (水) ~ 2016/09/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
「17人のオーケストレーションで送るロマンチックストーリー。貴方は誰に共感する?」
開始5分の無声openingで泣いた。
その先、どんな物語か知らないのに。
上質な映画を見ているような、小説を読んでいるような、自分の過去を見ているような。
『あ、この気持ち、知ってる…。』って、物語のどこかで誰もが感じる優しいストーリー。
絶対にDVDに出来ない理由は察していたけど、往年ロックのど真ん中すぎて想定外。でも、見終わるとそれしかあり得ない。
建築デザイナー・環奈の行動も、SE・孝之の行動も、どちらも自分の中にあるもので、外でのある場面では「環奈、めっちゃそれ分かるよ!!!」って思ってたり、部屋の場面では「ですよねー、孝之さーん…」って同調してたり、「なんで二人ともそうなるの!」って自分のこと棚に上げてしまったり。2人のやりとりが、自分の心に刺さって抉って辛い。だからこそ、嬉しい。こんな恋がしたい。いや、したくないけど…。でも、それでもいいやって思えるのは何でだろうね。同世代の希望。
どの恋人ペアも、友情ペアも、全力で人生を楽しんでて、一人残らずいとおしい登場人物。
瞬さん理絵ちゃんの主役ペアの明るさが、物語全体の色彩をワントーン上げてる。樋口さんリズちゃんペアの純真さが透明度を上げてる。土屋さん図師さんペアが強度を上げてる。
そもそも、瞬さん演じる主人公のあの柔らかさと優しさと明るさと全力っぷりを同居させられる人は少ないね。
いろんな人が入れ替わり立ち替わり主導権を握って物語を動かしていく様子が、合奏の指揮者の楽譜(全部の楽器の譜面が集合してる)を見ているみたいだな、というか、オーケストラだなって思っている。
やっぱり6番シードが好きです。すごい人たちです。ゲストさんもスタッフさんも含めて。
きら星のごとく~おんな北斎藍色草紙~
蜂寅企画
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2016/09/07 (水) ~ 2016/09/11 (日)公演終了
満足度★★★
公開ゲネを拝見。
島田さん安田さんの阿吽の呼吸が好き。森本さんはカッコいい役をとびきりカッコよく、若宮さんは麗しく男前。祁答院さんの筋の通し方と迷い、ズルいなぁ。真っ直ぐな新原ちゃんも、らしくて大好き。
新原ちゃん、栗本ちゃん、五十嵐ちゃん、ナカツカくん、ゆうのすけくん。スペプロ山本屋で見てる方は、安心して見てられるから活躍が嬉しいなぁ。
祁答院さんは鵺的で見て"化けもんだ…"って感じた方。自分の役の世界が揺るがない感じは今回も。ある場面で至近距離で拝見できて息を飲んだ。
安定の蜂寅の江戸の世界。良くも悪くも安定してる。
あれ?30人以上もキャスト出てたっけ?そんなに必要だったっけ?とも思う。
削るとこ、肉付けるとこ、探せばある気がするなぁ。もっと大きくなって欲しいから。
8月のウィークエンド・プロフェシー
空飛ぶ猫☆魂
駅前劇場(東京都)
2016/08/24 (水) ~ 2016/08/28 (日)公演終了
満足度★★★★
みんなの未来は明るい?
空飛ぶ猫☆魂「8月のウィークエンド・プロフェシー」初日観劇。「未来を変えようと藻掻く男たちが、運命に立ち向かっていくSFエンターテインメント!」という煽り文句通り、男性12人が奮闘する姿が面白い。
私がよく観る界隈からは、6番シードの土屋さんとX−QUESTの清水さんが出演。土屋さんは、物語の中で異質でものすごく重要な役どころ。出てくると、空気ガラッと変わるよ。周囲の雰囲気に引っ張られないように保つのは精神力必要だし、役者としての技術も必要。土屋さんだから安心して見ていられるし、その素質を見抜いたからこそのオファーだったんだなぁ。
清水さんも、ちょっと意外な感じの役。だけど、素に近い部分もあるんだろうなって感じるとこもある。役として必要な技も2つ披露してくれるので、それもちょっと楽しい。武田さんとか伊智さんの、コメディの面も会話で物語を動かす面も安定した演技はさすがだな。毎回ハラハラしてそれが面白い。
袴田さんの美術はやっぱりかっこいいし美しい。
数ヶ月前には同じ駅前劇場が、古い日本家屋だったのに、今回はオシャレな部屋(ドライブインにもラジオ局にもなる)で、丸がアクセントになってる。曲線が多い美術って大変なはずなんだけどな。。。
今回は、惹かれる要素が幾つかあって観に行った。いずれも期待を裏切らないパフォーマンスを見せてくれて、ますます好きになった。空飛ぶ猫☆魂、いい劇団だなぁ。
歌謡倶楽部 艶漢
CLIE
サンシャイン劇場(東京都)
2016/08/19 (金) ~ 2016/08/21 (日)公演終了
満足度★★★
お祭り騒ぎ!
歌謡倶楽部艷漢、めっちゃ楽しかった!!!
いろんなオマージュを盛り込んだ、レビューショーと芝居とライブのミックス!
みかしゅん、エロすぎ!!!
堂々と歌い踊る拓馬さんがとってもキラキラ!
拓馬くんが、こーじろーに徹してる時と拓馬が漏れでてる時あって2倍楽しい。
まさか本物の講談師さんの語りが聞けるとは思ってなかったから、幕開け一発目、嬉しかったなぁ。古典芸能も好きでよかった。
ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~
キューブ
本多劇場(東京都)
2016/07/24 (日) ~ 2016/08/21 (日)公演終了
満足度★★★
ナンセンスのデパート
【ヒトラー、最後の20000年〜ほとんど、何もない〜】観劇。ハチャメチャでくだらない。人によって笑うポイントは違うけど絶対に笑える。でも芝居が緩いんじゃなくて緩急ありまくり。本水の必要性が絶対じゃないのにやっちゃうのもすごい。
これで、ソン→セリ→イタミン→暇課長まで見れたぞ!
SLeeVe‐RefRain
ENG
六行会ホール(東京都)
2016/08/17 (水) ~ 2016/08/22 (月)公演終了
満足度★★★★
このメンバーが集まるキセキ
キャスティングがすごい。それは、主宰の人柄や信頼が反映されている証拠。劇団じゃなくてプロデュース公演だからこそ出来る自由でもあるのだけど。
心理描写あり、アクションありの、ボリューミーな内容。過去の好評だった作品の再演なので、脚本や世界観がしっかりしている。主役クラスの役者がたくさん出ているから、演技面は不安なく見られる。
妖怪の衣装&メイクすごい。ダンスが綺麗でかっこいい。アクションが高さのあるものもあり、小劇場の枠越えてきてる(手練が沢山いるので)。
高田さんの細やかさと、塩崎さんの"人に非ず"な身のこなしがタッグ組むとオソロシイです。いい意味で。
高城さんの"超越感"(前回は性別、今回は年齢/実年齢の半分)も、石部さんの"超越感"(こっちも年齢/アクション量)も、オカシイです。いい意味で。
妖怪が注目されがちですが、人間側の心理表現も見逃さずに。主人公雨木(竹石)と対をなす袖梨(高田)の2人は特に注目。誰の心からどんな妖怪が出たかという関連性、人間それぞれの願いが何かという点も面白い。
人間の心の闇が、どんな妖怪になるかに影響するけど、どんな武器を装備するかはどんな人間だったかに影響されてるっていうのも面白い。デザインは初演から変わってないかもしれないけど、それをしっかり作り上げた添田さんもすごい。
雨木に見えているものが、雨木にとって辛いものだったのに対して、袖梨に見えているものは、彼の唯一の救いだったのか。二回見て漸く気付けたこと、理解出来たことがたくさんあった。感情が揺れた瞬間も違った。むしろ、二度目だとopeningから見えてくるものが違う。
今日は女優陣が良かったなぁ。特に瑛理。歌も磨きがかかっていたし、闇を乗り越えて凛としていくのがかっこよくってね。これまでも色んなところであすぴーを見ているけど、今やるべき役が回ってきた感じがした。
あと、まぐさんの癒しオーラ半端ない(笑)。
個人的には、竹石&石部、大友&斎藤、高田&塩崎のコンビネーションと、吉田、高城の怪演、門野、中野、森下の快演が好きです。
しかしまぁ、雨木と河童の竹石&石部ペアの運動量多いなー!
名探偵コナン×ライブミステリー ~洋上の迷宮~
「名探偵コナン」ライブミステリー製作委員会
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2016/08/10 (水) ~ 2016/08/21 (日)公演終了
満足度★★★★
真実はいつも一つ!
まさかみんなでこの決め台詞を言えるなんて!
コナンの代わりに探偵役がきちんといて、十分に推理要素をちりばめた芝居が面白く、座ったままなのに犯人探しができる。子供も大人も楽しめる作り。
この構成がさすが。
シリーズ化しているのも納得。
探偵役の平野さんがさすがの演技でした。
8月6日13時 当日券あります!! 虚言癖倶楽部
ピウス
サンモールスタジオ(東京都)
2016/08/03 (水) ~ 2016/08/07 (日)公演終了
満足度★★★★
あの中に入りたい。
虚言癖倶楽部 Bチーム千秋楽。笑ったーーー!
笑いのぶっこみ隊長が大沼さんでびっくり。今日も百面相。
新原ちゃんの人妻っぷりもなかなか見れない良いものを見た。変化の軸を担ってたのもいい。
ザキさんの悶絶最高。
あと、増田さんがめっちゃ虎でかっこよかった。
おおっ?となったのが長橋有沙さん。冒頭のシーンで、あれ?こんなに芝居出来る子だったっけ?と驚いて、中盤は立場的に退く(板上には居る)ことが多かったけど、ザキさんとの一対一やエピローグ部分ではしっかり魅せてくれてた。
アイ ワズ ライト
エムキチビート
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2016/08/03 (水) ~ 2016/08/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
光と闇
村井くんがすげーのとか、拓馬くんがすげーのとか、当たり前の事として処理されてる位に、全部のレベルが高い。いつものように後ろから全体見るのが楽しかったけど、目を凝らしたら暗闇の中が見えるような席でも見てみたい。拍手鳴り止まずの4回カテコ。
ストーリーは、ファンタジーしてる部分と社会派な部分とが絡みあってて、心がギリギリと音をたてる。再演されるのも納得。
美術と照明が美しくて、音効も素敵(天野さんだから当然の仕上がりなんだが)で、
久しぶりにマッピングがしっかりマッピングで、意味を持って存在してた作品。
世界がしっかり立ってた。
個人的には、村井くん、拓馬くん、氏家さんが観たくて行った。
氏家ちゃん、役付きではないから後列から分かるかなぁ?って不安もあったけど、たぶん子役連れてるツインテであってるはず…。エビスで観てて気になってたのでね。エムキチの若宮さんはどこかの客演で見てるし、たぶん蜂寅で来月だな。
雁次と吾雲
護送撃団方式
萬劇場(東京都)
2016/07/14 (木) ~ 2016/07/18 (月)公演終了
満足度★★★★
柔らかく強く儚く
初見の劇団、護送撃団方式さん。
客入れ段階から丁寧な案内をしている役者さんが複数いて、下っ端の劇団員なのだろうと思って見ていました。そうしたら、一番喋って熱心に案内していた方が、ひょいと舞台に飛び乗って、今までの案内とは違う声色で物語へと一気に誘ってくれました。おお、一気に空気を変えたぞ〜!と感心していたら、まさかの主宰さんで主役(弟)だったという…!!!
一内さんが主役兄弟の兄を熱演してます。私が見たアンドレ系・松崎演出では、無かった人物像で、優しくて繊細な自由人が生きていました。確かに舞台の上の、作られた人物ではあるのだけど、そこに現存させるのは役者な訳で…。新しい一面をしっかりと提示してらっしゃいました。
弟役の關根さん(主宰)も素敵で、二人の掛け合いが熱い。
ヅカヅカ☆ルネッサンス
UDA☆MAP
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2016/07/06 (水) ~ 2016/07/11 (月)公演終了
満足度★★★★★
眼福眼福。
ふおおおおお、ヅカヅカ ルネッサンス、楽しかったぁぁぁぁぁ!
イケメン(男装)が眼福!!!
笑って笑って泣いて笑って。やっぱり美樹さん(主宰/発案)の頭の中は不思議で最高!
ベルばらっぽい世界で、薔薇で百合で壁ドンしまくるガールズコメディなんて、誰も考えないよ(笑)。見えない部分の闘い(回転)もしっかり感じるな~
美樹さんの殿下は冒頭10秒で掴みはバッチリ!亜音さんのヒゲ伯爵は15人のボケを全て拾うツッコミ職人。そして、中川えりかさんの騎士シーヴァスがかっこいい!!!小劇場のタカラヅカがここに!
貴族も、悪巧み結社も、愛くるしいお馬鹿ばかりでボケに徹してるのが凄い。まゆゆ、ゆりんぎ、たみしょー、他に出たら綺麗な女性ポジションだぜ。さゆりんとあだつが貧困層なんだぜ。美しすぎる庶民。
キャスティングの妙。
しかしまぁ、あのボケまくりをまとめられるのは亜音さんしか居ないわな…。
耳ガアルナラ蒼ニ聞ケ~龍馬ト十四人ノ志士~
企画演劇集団ボクラ団義
あうるすぽっと(東京都)
2016/07/06 (水) ~ 2016/07/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
日本の未来をどうする?
龍馬暗殺を巡る幕末の人間ドラマで、数々の想いに胸が熱くなります。
初演とキャストが変わった役もある中、変わらずの熱演でした。舞台面が広くなったこともあり、殺陣やダンスがのびのびと映える。
継続キャストの沖野/坂本龍馬と大神/中岡慎太郎の熱量は本当に凄い。感情の爆発と抑え込みを見事に演じてる。竹石/今井信雄と佐藤ノブ/板垣退助のストーリーテラーっぷりが見事。ノブさんの長台詞は安心して聞いてられるし引き込まれる。土佐弁がっつりなのになぁ。
継続キャストでは、加藤りんりん/土方、門野/原田の熱演も良いよね。新撰組なので殺陣多めで、美しくかっこよく決めてくれる安定感。役として通った芯がしっかりしていて初演から変わらず好き。まさかりんりんをあうるすぽっとで再び見ることが出来るなんて、昔の私は思ってなかったな
初演と役が変わったキャスト、大友/まさ、木本/貞、福田/藤堂。初演と重ねて見てしまう時もあるけど、それぞれに役に真っ直ぐで好感。
左之助とまさのお茶のシーン、無くなってなくて良かった~。二人の無垢な愛らしさの象徴だと思うので。
再演から参加の小沢/西郷、松木/兼(中岡の妻)、鵜飼/新撰組伊東も目を引く方々。
6C小沢さんの重鎮感たるや!笑いの部分はどこにも無い今作だけれど、大阪凱旋もファイトです!松木わかはさんは高知出身。リアルな土佐弁!中岡との切ない愛が涙を誘う。鵜飼さんの悪い顔最高!!!
#PA耳蒼 を見終えて、拍手してるときに感じたんだけど、選挙に行きたくなるね、これ。日本の未来をどうする?という命題に、それぞれが意志を持って動くことの大切さ。
まだ投票してない人は明日必ず。観劇の方は千秋楽の前に、終わった後に、行って欲しいな。2016年の日本に龍馬は居ないから
熱闘!! 飛龍小学校☆パワード
ジョー&マリ プロジェクト
シアターサンモール(東京都)
2016/06/18 (土) ~ 2016/06/26 (日)公演終了
満足度★★★★
熱い闘い。
シャトナーさんの演出が魅力的で、キャストも興味を惹かれる方々だったので観劇。
個々のキャラクターがしっかりしていて、全員で世界を構築している感じが(小学生の内容なのに)とても大人の芝居でした。
そこにないけれど表現したいすべてのモノを、演技でやってのけてしまうシャトナー節が炸裂していて、爽快でした。
大勢でのユニゾンのセリフの揃い具合が鳥肌もの!