アライ ジンの観てきた!クチコミ一覧

41-60件 / 119件中
Scoreless

Scoreless

劇団SUNS

新宿村LIVE(東京都)

2016/02/24 (水) ~ 2016/02/28 (日)公演終了

動きはキレあり。
三時間の長編。仕事でどうしても最後まで見れず残念。
良きところ、違和感、共にあり。ダンスなど身体パフォーマンスとして面白く、何よりジャズシンガー中本マリさんの歌が良かった。生演奏は空間に響きますね。衣装は独特で何とも。前半はリズムだけの会話に聞こえ眠かったですが、休憩挟んでからの後半はずっと良かったと思います。

ネタバレBOX

パネルを使っての場面転換は、形状が変化することでシーンが変わったと分かりやすい反面、回数が多いのと黒子が見えすぎるので集中力が散りやすいのはありました。西洋万歳の戦争反対という訳ではないでしょうが、自由というものへの渇望を感じました。
厳冬 ―父殺し篇―、厳冬 ―子殺し篇―

厳冬 ―父殺し篇―、厳冬 ―子殺し篇―

鬼の居ぬ間に

古民家asagoro(東京都)

2016/01/27 (水) ~ 2016/01/31 (日)公演終了

子殺し。
古民家の一間を観客席に、もう一間を芝居のスペース。貧困に迫る芝居で好きだが、自身の席だからか現代の配線コードやら色々見える。工夫は欲しかったです。通路から全体使って四方からのアプローチは良し。長すぎず、両方とも見たい内容。

How crazy?

How crazy?

gekidanU

南千住gekidanU野外劇場(荒川区南千住5-25-6)(東京都)

2016/01/21 (木) ~ 2016/01/24 (日)公演終了

本当に街中。
仕事で遅れて観劇。冒頭が見れなかったのでストーリーには触れません。
紅テントや黒テント、コンテナや新宿公園など、外での機会は大分減ったと思うし、実際近隣の方は中々辛いと思う。音の問題は終始あるでしょう。熱さは好きだし試み自体は面白いが、作品テーマのように狂ってないとできないのかもしれません。この時期は流石に不動でいるのはちょっと辛いかも。
手作り売店での販売、スタッフさんの距離感、素敵です。カメラ撮影のフラッシュは気が散るかな。テント袖から通行人が見えるのは好みかも。観劇後も血だらけの方を介抱したり、小生には刺激的な一日になりました。

ネタバレBOX

読唇や手話の設定でも、手のモーションが多すぎな感じがしました。手話なのか、唇なのか、より独特なコミュニケーションなのか、差が出るともっと分かりやすいのではないでしょうか。
僕自身、福祉や障害については関わりがありますが、どのような各役者関係者が何を考えているのか話してみたいと思いました。焼き鳥は冷えていても染み渡る味だった。
壽初春大歌舞伎

壽初春大歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2016/01/02 (土) ~ 2016/01/26 (火)公演終了

夜の部を堪能。
昼も観たかったのですが、夜の部だけ観劇。
二条城の清正は、松本幸四郎さんが流石の気迫だった。雪暮夜入谷畦道の人情話も好きだ。久々の歌舞伎座だったが堪能できたと思う。
舞台転換は仕方ないが休憩入れると4時間は長い。

今さらやることじゃない

今さらやることじゃない

パセリス

高田馬場ラビネスト(東京都)

2016/01/15 (金) ~ 2016/01/19 (火)公演終了

後で悔いるから後悔。
タイトルから繋がる、悔い、が全体のテーマでもある気がした。
ここ最近舞台美術が豪華なのに関わっているのもあり、素舞台は少し物足りなく。ムシラセが特にお好み。

ネタバレBOX

ラルクの時代にはOPは好きです。魔法少女はいちいち笑える。年齢がみな高い設定に自分も投影とかしていたのだろうか。あれは特に楽しい。
VIVID CONTACT-re:born-

VIVID CONTACT-re:born-

WATARoom

ザ・ポケット(東京都)

2016/01/08 (金) ~ 2016/01/17 (日)公演終了

オムニバス的な
洒落たホテルを表現したような舞台美術にキャラ設定。一つ一つのシーンは面白いところもあり、一方全体の話の繋がりは薄い印象。勿論ストーリー性はありますが、作品性としてはもう少し欲しかったです。当パンも欲しかったです。

ネタバレBOX

出演者たちの女装でまず驚いたが、キレイどころなので様になっていました。マリカ様だかの延々話しているところは、単発としての評価でしかなくクドイのに笑ってしまう。ノリとパワーだけにも思えるが、意外と好きなのかもと感じた。
レプリカ

レプリカ

d-contents

笹塚ファクトリー(東京都)

2016/01/13 (水) ~ 2016/01/17 (日)公演終了

身近にいる大切な人を想う
前情報をそこまで調べず、ボクラ団義の方が多いということで作中の雰囲気は似たものを感じました。以前観た、忍ブ阿呆ニ死ヌ阿呆の系統があるオープニングなど。舞台上でテンポよく進む。2時間半程で長め。気になる個所も多かったですが、何より熱さがあり面白かったです。
段差のない席だと前寄り芝居はあまり見えませんでした。今回の一番は、大事な人とその命について、観る人たちが自分の目線で感じれるからかなと。場内のすすり泣きは多かった。

ネタバレBOX

見せる意図もあっただろうが、ボクサー二人は良い身体をしていた。ボクシングでなくアクションの大振りが目立つのが残念でした。演劇全体に言えることですが、世界観のスケールは非常に難しいなと。全国展開の検査が見えにくく、主人公たちの学校にだけ偉い人とお付きのみ。発砲はストーリー上盛り上げに必要として、PTA真っ青の職権乱用に拳銃所持など。シャウトは少し耳に障るかもしれません。自分や周りの人に人権がない、命がないとしたらという良いテーマだからこそ、最後の神様設定ない方がより美しく終えられると思いました。
ジョルジ・フッチボール・クルーヴィー

ジョルジ・フッチボール・クルーヴィー

Ammo

d-倉庫(東京都)

2016/01/08 (金) ~ 2016/01/11 (月)公演終了

貧困の着目は良い。
日本はなんだかんだ安全で裕福である。そういう事実を考えさせられるテーマとしても良いと思います。ただ役者さんに飢えを感じなかったのが正直なところ。性表現も露骨だった。
動き回る躍動感や、サッカー選手というか、ヒラメ筋は素晴らしい。貧困に因んでかわからないけどフロアに10円落ちてた。

ネタバレBOX

ハッピーエンドでない終わりは好き。セックスアピールが無駄に多く、その割に興奮もしないような感じでした。声の張りや殺しについては他の方の記載と似通う印象はあります。特にナイフや毒系がマイムなのが謎でした。銃はレプリカでも持っていて、ハケてからSEで殺したりしているのに統一性がよくわからなかったです。あと自分の回が、いかにもトチリましたという顔して最後の方やらかしていたのは本当に残念。サッカーボール実際に使えたらより面白そうでした。
THE WALL―ある寓話―

THE WALL―ある寓話―

アトリエ・センターフォワード

シアターノルン(東京都)

2015/12/18 (金) ~ 2015/12/27 (日)公演終了

壁を作るのは人。
小屋の使い方が面白い。一体感のようなものがあった。舞台セットも最低限の物で色々な想像をかきたてる感じ。音の使い方などは割と一定な感じも見受けられたが、全体として時間の長さを感じない展開でした。

ネタバレBOX

壁は見えないのだが壁があるようだった。物語の中盤から、自分物たちの自由への心情の変化が早すぎるように感じ、ついていけないところがあった。話の運びや動きが快活だったので、声や音なども大きいばかりでなく、よりリズムがあった方が好みでした。
「夜明けの街に清き一票」

「夜明けの街に清き一票」

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2015/12/16 (水) ~ 2015/12/28 (月)公演終了

後悔先に立たず。
実際の負担は桁違いの重圧だけど、それぞれの想いや関係性はよく掴める話だったと思う。役者間のやりとりも、納得した部分とそうでない部分、後から知った上で色々納得した部分があった。もっと選挙のお話かと思ったがそうでもなかったです。久しぶりにエビスに行かせてもらいました。

ネタバレBOX

尺が70分弱なのでストレスも少ないですが、各パートの絡みはもう少し早くつながった方が良く感じる。選挙というテーマやそれ以外でも、自身にとっては後悔と孤独という言葉がとてものしかかる話であったように思えた。
福憑(フクツキ)

福憑(フクツキ)

危婦人

OFF OFFシアター(東京都)

2015/12/15 (火) ~ 2015/12/20 (日)公演終了

人生討ち入る時がある。
冴えない男が戦っていく姿は好きかも知れない。脳にそう負荷もなく、史実を挟み物語は進んで行く。尺はもっと短くして欲しいところもあったが、ゲスト出演、特別席など、飽きさせない約120分だったと思う。

ネタバレBOX

補助席だったらかもしれないが見切れが結構見えました。観客から選ぶ余興は実に巧妙だ。内匠頭は官位なので、浅野長矩なのかなーと。
岸田國士 短編四作品上演

岸田國士 短編四作品上演

劇 えうれか

ギャラリー・ルデコ 5(東京都)

2015/12/08 (火) ~ 2015/12/13 (日)公演終了

もっと鮮やかに。
自身も去年岸田作品には関わらせてもらった故か、色々と細かく見ていた気がする。シンプルな芝居を目指しているように思えた。掛け合いや所作が楽しく見れたところ、音楽の導入で情景が鮮明さを増し、面白い空間ではあった。しかし妙に淡々とやりすぎな印象でした。音に感情がこもっている人や言葉と、そうでないような音。初日だったからか、もっと鮮やかに見えたのではないか。
あとMCはもう少しゆっくり話した方が良いかな。ジュースとかのサービスは凄いなぁと思いました。オレンジジュースありがとうございます。

ネタバレBOX

特に命を弄ぶ男ふたりは、手紙を落としたり、やたら激しく動いたり怒鳴ったり。前列のお客さんは怖いと思う。好きな作品なので演出の仕方は少しがっかり。各作品ごとに差が目立った気がします。
その王国の夜は明けない

その王国の夜は明けない

シアターノーチラス

シアター711(東京都)

2015/12/09 (水) ~ 2015/12/13 (日)公演終了

評価は良いようだが。
掛け合いが軽快に感じたところもあったが、自分にはしっくり来なかったのが正直なところです。従業員が主張だけ一人前にしていたり、時間軸とか人数とか妙な違和感が残ってしまいました。テーマであろう、働くということ、王国を持っていること。ここは納得したところが多い。題材としては結構好きな部類。

ネタバレBOX

前半はただ言葉を並べているような個所が見受けられ、ただ出たり入ったり、そんなに時間を使う必要があるのか疑問でした。そういう意図だとしても観ている側としては退屈に思えた。
反旗をひるがえす上で赤いテーブルクロスだとしても、空間的には青の方が素敵だなとか、段ボールの重さは統一した方がいいと個人的には思います。店長の最後の方の台詞、儚い思いというか、あの個所はとても良いなと。
オーディション/部屋

オーディション/部屋

藏下右京×渕上夏帆 二人芝居

東京大学駒場キャンパス 学生会館地下一階 第三音楽練習室(東京都)

2015/12/06 (日) ~ 2015/12/09 (水)公演終了

普通に面白かった
両の意味で若さが溢れる。オーディションは面白い。
学生の特権で場所に恵まれるのもあるが、ごっこレベルで何千円も取ったり、利益を役者に還元しない劇団は見習うべきだと思います。運営するのに必死になるのはわかるけど、なぜ芝居をするのか、原点回帰も兼ねて大切だなと。学生さんの演劇には学ぶところが多いと思います。

鳥の本

鳥の本

ゲッコーパレード

新宿眼科画廊(東京都)

2015/12/04 (金) ~ 2015/12/08 (火)公演終了

パフォーマンス。
演劇というよりもパフォーマンスに近い印象。本を用いたムーブメントは面白く、本と鳥の共通点は観ている中で感じた。身体においては市松さんが演出も兼ねているからか群を抜いている。
ストーリーの一貫性と客席の見づらさがあったが、配置については直ぐに改善したとのこと。今後により期待。

『黄金のごはん食堂』

『黄金のごはん食堂』

APAF-アジア舞台芸術人材育成部門

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2015/11/13 (金) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

続けていって欲しい。
海外の脚本、演出に舞台監督。そして日本の俳優による作品。食と戦争がテーマだろうか。中々楽しめました。金銭的な敷居も低いので一般の方にも受け入れやすいのでは。何よりも海外の垣根を超えて一つの作品を磨き上げることは非常に有意義だと思います。
字幕においては気になるところもあったが、身体表現の面白さがあった。高身長のイケメン多いのは演出によるものか気になった。出演する側としても興味のある行事でした。

平田オリザ・演劇展vol.5

平田オリザ・演劇展vol.5

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2015/11/05 (木) ~ 2015/11/18 (水)公演終了

ヤルタ会談。
軽快な会話劇と役者や身体で魅せる30分だった。ただ2時間ダラッと続ける作品より余程面白い。他作品は今回は見てません。眠くなるのもあるので何とも言えず。
手軽に観れて素敵な企画でした。

ネタバレBOX

個人的な好みはイギリスかな。特権的肉体。多少トチりや身内ゲラのようなものが気になったり、日本領土や原爆では少し空気が張り詰めたたと思う。席はほぼ満席でした。
暗闇演劇 「The Light of Darkness」

暗闇演劇 「The Light of Darkness」

大川興業

ザ・スズナリ(東京都)

2015/10/10 (土) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

闇の中から想像力。
完全な真っ暗と思っていたがそうでもなく、誰が何をしているのかはわかる。流石はお笑い芸人だけあって、笑いに持っていく空気は良い。多少トラブルもあったが、映像や音楽の使い方が面白かったです。滑舌や開演時間が10-15分と遅かったことは残念。

幕末緞帳イコノクラッシュ!

幕末緞帳イコノクラッシュ!

---

王子小劇場(東京都)

2015/09/04 (金) ~ 2015/09/15 (火)公演終了

一長一短
色々と感じるものはありました。以下。

ネタバレBOX

演劇のジャンルを幕末時代の派閥に当てはめるのは面白い発想。歌舞伎はあのメイクで表現しているのかもしれないが、能とか伝統芸能があるのだからもっと深いものが欲しい。
バッドエンドに持っていくのは、役者はエネルギーと同時に欠けてるものが多すぎるので言いえて妙でした。美術のこだわりも感じて良い。
大音響でやるスタンスはともかく、このダラダラと書いた詳細に注意書きで記したから来る客次第のような姿勢に違和感がありました。自分は身内に病気の者がいるので極端なのかもしれませんが、どうにも健常者が来ればいいという空気すら感じてしまった。スタッフさんの案内が丁寧だっただけに余計に残念に感じた。歌は練習した方がいいと個人的には思いました。面白さを感じるからこそ辛口になるのかも知れません。
記載遅れ失礼しました。
イチエフ・プレイズ

イチエフ・プレイズ

ワンツーワークス

ザ・ポケット(東京都)

2015/07/17 (金) ~ 2015/07/26 (日)公演終了

死んでから始まる。
まさにブラックなテーマなのだが、ユーモラスを含みながらテンポよく進む会話劇。面白かった。シーン変化は人によって慣れが必要かと思われ、長さはそこまで気にならない。少し笑いに走ったり、がなるのが多い気もした。ムーブメントのは良さはここならではだと思う。終演後の東京新聞の記者さんと古城さんとの座談会も勉強になりました。死んでからこそ新しく始まるものがある。

このページのQRコードです。

拡大