東横特急の観てきた!クチコミ一覧

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紡ぐ舞い

紡ぐ舞い

劇団水中ランナー

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2014/11/05 (水) ~ 2014/11/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい演出
この劇団は旗揚げ公演も観させていただいていますが、今回も中々、熱い作品でした。
前作と比較しても後半の展開や音楽の使い方、最後の部分など演出が効果的になされており、観客を退屈させる事もなく、進歩が感じられ感心いたしました。
今後とも、この演劇に対する真摯な気持ちを維持され、レベルの高い作品を制作されることを期待いたします。

春、さようならは言わない

春、さようならは言わない

制作「山口ちはる」プロデュース

小劇場B1(東京都)

2017/03/08 (水) ~ 2017/03/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/03/12 (日) 17:00

山崎氏の脚本による作品は、江古田のガールズでこの数年観劇しているが、それらとは毛色の違う、至って正統的な作品であった。高校の部活動を題材にしたありがちな話で、オチもベタではあるのだが、「シャンソン」を取り入れることで、単なる感動作品とは少し違っていて彼らしさが出ているように感じる。
良作と評価します。

あのっ、先輩…ちょっとお話が… …ダメ!だってこんなのって…迷惑ですよね?

あのっ、先輩…ちょっとお話が… …ダメ!だってこんなのって…迷惑ですよね?

シベリア少女鉄道

座・高円寺1(東京都)

2014/04/16 (水) ~ 2014/04/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

恐るべし、シベリア少女鉄道
ネタバレ厳禁の作品なので、あまり具体的には書けないが、信じられない展開が待っている。
今年、これ以上、笑うことは無いかも知れない。
いい意味で非常識極まりない作品でした。

本当にあったら怖い話

本当にあったら怖い話

江古田のガールズ

「劇」小劇場(東京都)

2015/08/05 (水) ~ 2015/08/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

あっぱれ
実力派の団体なので、心配なく期待して観に行きましたが、満足できるものでした。
演劇好きにも演劇初見の人にも薦められるよい作品だったと思います。
DVDになるということですので、是非、購入して思い出し笑いさせていただきたいと思います。

ネタバレBOX

アフターイベントも面白かったですw
私の嫌いな女の名前、全部貴方に教えてあげる。

私の嫌いな女の名前、全部貴方に教えてあげる。

月刊「根本宗子」

テアトルBONBON(東京都)

2014/08/22 (金) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★

刃こぼれ知らずの名刀になるか?
スズナリでの公演に続き、2回目の根本宗子。
人の闇、人のハラワタの部分や理不尽な社会や人間関係を彼女の独特の見方で面白おかしく描く。
根本宗子さんは根本役で出演されていた。彼女の本音がかなり正直に出ている作品なのだろう。
他の女優さん方も嫌な女性をよく演じられていた。
スズナリでの作品よりも彼女はより研ぎ澄まされたように見えた。
次回作の案内は無かったが、今から期待せずにいられない。

スズナリで、中野の処女がイクッ

スズナリで、中野の処女がイクッ

月刊「根本宗子」

ザ・スズナリ(東京都)

2014/05/23 (金) ~ 2014/05/25 (日)公演終了

満足度★★★★

追及
根本さんがチラシに書いてあった通り、「正義」を追及する話であった。
「正義」も1つではなく、いろいろな形がある。
言いたいことは良くわかった。あなたの「正義」はおそらく正しい。

ネタバレBOX

地震以降の描写にもう少し、時間を割いても良かったかもしれない。
痒み

痒み

On7

シアター711(東京都)

2014/03/25 (火) ~ 2014/03/30 (日)公演終了

満足度★★★★

目まぐるしく変わる世界
小さな舞台の上で7人が駆け巡る。
食事会からはじまった女たちの物語は息つく間もなく展開していく。
時間軸が自在に入れ替わる独特な世界が、女たちの闇に巣食う虫を暴く。
楽しかったです。

人生2ねんせい

人生2ねんせい

財団、江本純子

小劇場B1(東京都)

2014/05/13 (火) ~ 2014/05/18 (日)公演終了

満足度★★★★

転生の物語
前世の記憶を持って生まれ変わった女の話。
時事ネタによるギャグには笑わせてもらいました。
少ない人数で小さい小屋でやるのに適した濃い目の作品です。
場面の切り替わりの頻繁な作品ですので、よく観てないと話を筋を見失うかも。
次の作品も観に行きたいと思いました。

アフタートークのお話も良かったです。

ネタバレBOX

「1」と「2」と書かれたランプによってどちらの人生の話かが分かるようになっている演出が良かった。
カスパーホイザーメア

カスパーホイザーメア

イナセナ企画

赤坂エノキザカスタジオ(東京都)

2014/06/18 (水) ~ 2014/06/22 (日)公演終了

満足度★★★★

会議は踊る されど進まず
面白い!
笑える悲劇。配役も非常に的確だったと思います。
特にシルビア役の増岡さんの鬼気迫る演技には恐れ入りました。
ダークなコメディが大好きな自分としては大満足でした。

最後にこの様な素晴らしい戯曲を翻訳され、多くの人々に伝えた主催の長田氏の努力と才能に敬意を表したい。

解散

解散

江古田のガールズ

本多劇場(東京都)

2014/08/05 (火) ~ 2014/08/06 (水)公演終了

満足度★★★★

非日常
江古田のガールズは初見でしたが、中々、見どころのある役者さんが揃っていて、レベルの高さを感じました。

さて、内容ですが、賛否あるかと思いますが、個人的には肯定的に捉えています。観客を巻き込むのも、「観客も舞台の一部」という舞台芸術の歴史を鑑みれば、アリですし、非日常を味わえて楽しかったですよ。次回も観に行きます。

【ご来場ありがとうございました!】「姦~よこしま~」【次回は12月本公演】

【ご来場ありがとうございました!】「姦~よこしま~」【次回は12月本公演】

ロ字ック

スタジオ空洞(東京都)

2014/09/13 (土) ~ 2014/09/15 (月)公演終了

満足度★★★★

圧倒された
オムニバス形式の3本立てでしたが、3本とも楽しませてもらいました。
1本目は一組の男女のせめぎ合い。2本目は人喰い姉妹の狂気。3本目は風俗店に務める女たちの心理戦。
役者の味をよく出していたのは3本目。表現が細やかで作り込まれていたのは1本目。エンターテイメントとして楽しめたのは2本目。
日高さんの包丁を砥ぐ様、狂気の表情でケチャップをブチまける梨木さん。感動しました。本公演も行きます。

二本の二人芝居

二本の二人芝居

unks

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2014/09/19 (金) ~ 2014/09/23 (火)公演終了

満足度★★★★

かごの鳥 観てきました
ゴールデン街劇場という小さな箱を使っての二人芝居。
ミステリー要素もある、独特な言い回しの不思議な脚本を実力派の役者さんが、面白く演じていました。
テンポよく進む作品なので、ボンヤリ観ていると、置いて行かれてしまいます。
個人的には紙に色んなものを描くあたりが、ツボでした。

とっつきやすい、よい作品だったと思います。

ほのぼの村のなかよしマーチ

ほのぼの村のなかよしマーチ

シベリア少女鉄道

シアターブラッツ(東京都)

2014/10/17 (金) ~ 2014/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★

今回もひどいw
今回も最初だけタイトル通りの世界が展開します。
途中からの、お馴染みの世界ですが、下衆さ加減で前回を軽く凌駕しており、主宰の土屋氏の言う通りでとてもアイドルには見せられないですね。

次回も観に行きます。

漂流

漂流

HitoYasuMi

ワーサルシアター(東京都)

2018/03/28 (水) ~ 2018/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/03/29 (木)

昨年の正月以来の同団体の劇場公演。
結論から言うと、前回より無駄なく作り込まれた作品になっており、レベルが上がったと考える。
必然性の無いセリフや、必要性の薄いエピソードが無く、その分、登場人物の内面を丁寧に描くことに注力したことが、容易に想像できる。
作風の変化については、正直、意外であったが、個人的には肯定的に捉えている。
前回は3に近い4という評価をしたが、今回は4と言い切れる内容であった。
あ、あと、他の方も指摘しているが、定刻に開演したのは、素晴らしい。

しのび足のカリン

しのび足のカリン

ロリータ男爵

OFF OFFシアター(東京都)

2014/02/05 (水) ~ 2014/02/11 (火)公演終了

満足度★★★★

キュートな主演女優と脇を固める個性的な役者さんたち
大胆に音楽を利用したミュージカル風の作品に大いに驚かされました。

最初から最後まで笑いっぱなしでした。
でも、終わった後には感動も残り、実は奥深い作品なのだと思います。

破産

破産

イナセナ企画

タイニイアリス(東京都)

2014/02/12 (水) ~ 2014/02/16 (日)公演終了

満足度★★★★

不思議なお話
タイトルから推定できるように、いしだ壱成が生活に困窮した作家を演じる作品。
不思議な登場人物の多い、不思議なお話でしたが、よく演出されており、楽しく観ることができました。
タイニイアリスという劇場の雰囲気にもよくマッチしていたと思います。

ぬるい毒

ぬるい毒

劇団、本谷有希子

紀伊國屋ホール(東京都)

2013/09/13 (金) ~ 2013/09/26 (木)公演終了

満足度★★★★

変わってきた
今までの本谷作品と違って少し救われる感じ。

この劇団は生では「無理矢理」から観させてもらっています。演出も本谷流と吉田流ではかなり違いますね。新鮮でした。
吉田さんはわかりやすく魅せる演出家だと思います。本谷さんは観る人を選ぶ演出家です。

山歩き

山歩き

イナセナ企画

赤坂エノキザカスタジオ(榎坂スタジオ)(東京都)

2017/12/13 (水) ~ 2017/12/17 (日)公演終了

満足度★★★★

まず、日本ではお目にかかれない作品であろう。
日本の演劇は、日本の現代に対するマクロな視点が抜け落ちている。現代の個人を描いた作品はゴマンとあるが、現代の社会に向き合ったものは、中々、ない。社会的な対立に踏み込む恐れもあるからだろう。
が、同作は、ネット社会やグローバル化、それに伴う新たな形のナショナリズムの勃興など、諸問題を炙り出している。
テレビやラジオ、勿論、ネットなどなかった時代に、演劇が担っていたであろう風刺や、警鐘といった役割が、今でもドイツではちゃんと意識されていることが理解できた。
私自身の演劇に対する向き合い方に、一石を投じてくれた作品でした。

笑う花

笑う花

劇団水中ランナー

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2014/03/19 (水) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★

瑞々しい
旗揚げ公演とのことでしたが、非常に完成度の高い公演で感服いたしました。
初日の19日と楽日の23日の2回観させていただきましたが、楽日はより滑らかになっており、深みも増していました。

制作と演者の瑞々しさや熱意も感じられ、清々しい気分になれました。
ありがとうございました。

おいしい鍋と愛の話

おいしい鍋と愛の話

HitoYasuMi

OFF OFFシアター(東京都)

2017/01/07 (土) ~ 2017/01/09 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2016/01/09 (土)

結論から書くと、評点は3に近い4。評価システムの都合上、便宜的に4に切り上げた。具体的に以下に論評する。
前回公演の続編。設定に無理や矛盾は無いし、飽きさせない様に笑いの要素も盛り込まれていて良い。ラストも良く出来ていた。全体を見れば、優れた作品である。
気になるのは、総花的であった点。前回公演で描かれなかった三女がメインの話のはずだが、話があちらこちらに飛んでいて、その辺が中々見えてこない。曇りガラスの向こう側を観ているように思えた時間帯もあった。また、このことによって、間延びしてしまい、前回公演で感じられたテンポの良さが失われていた。話のスジはよいだけに残念である。
以上から3に近い4とした。
かなり厳しいことを書いたが、最後はきちんと本筋を取り戻していたし、団体としては伸びる要素はあると思うので、関心ある方は、一度観てみるとよい。
可能であれば次回公演も観に行って、評価を定めたいと考えている。

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