無心
劇団 東京フェスティバル
小劇場B1(東京都)
2015/10/23 (金) ~ 2015/10/28 (水)公演終了
満足度★★★★
さすがです。観てからのお楽しみ。
10/25の12時の回、観劇。同劇団、二年ぶりの公演だ。今回は沖縄基地問題を取り上げた。ニュースでは、伝わって来ないそこに生きてる人々の本音を引き出しながら、うまく人情劇としてまとまっている。賛成か?反対か?、、、それぞれの本音も交差する。沖縄は観光でしか、行ったことがなかったけれど、別の角度から考えるキッカケを作ってくれた。また、役名までも計算しつくす脚本はさすが。この時期ならではの?セリフも粋だ。『無心』の意味するものは何なのか?帰りの電車で、もう一度頭の中での芝居が始まったーー。
サラエヴォの黒い手【ご来場ありがとうございました!!】
劇団チョコレートケーキ
駅前劇場(東京都)
2014/06/11 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了
良い芝居、良い時間をありがとう
劇チョコ、初見。当時の地図だけは頭に入れていたけれど、史実の流れももう少し勉強していけば、良かったと思った。観るものを引き込み、魂と体から熱く発信するお芝居に勉強不足の私は、そこに座ってるのが、恥ずかしくなった。
演技の勉強をしたことは無いけれど、演じるとはこういうことなのかなー、と、感じられた。
役がいったん体を突き抜け、心の奥底に入るのだ。
役名もややこしく、歴史ものは難しい面もあるけれど、私は十分にお芝居を楽しめた。
他の過去の作品、『治天ノ君』なども観てみたい。
鍵泥棒のメソッド
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2014/05/10 (土) ~ 2014/06/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
演出最高!!
キャラボ初見。
映画を観た人も観てない人も楽しめる内容だ。
実力ある俳優たちがところ狭しと舞台で演じる。幕間展開もスムーズでスマート。動きに無駄がない。話が分かり易い。客席どの位置からでも楽しめる工夫がされている。
演者の一場面一場面の真剣さは想像以上であった。とても良いお芝居を有難う。
前説や舞台後の挨拶からも、ここの演劇や劇団に対する思い熱意が感じられ、キャラボの高い集客力や人気の秘密が分かった気がした。
また観に行きます。
センチュリープラント。
TAIYO MAGIC FILM
ウッディシアター中目黒(東京都)
2014/05/21 (水) ~ 2014/05/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
30年間の時空間がそこにはあった……
上演時間2時間、それは、現実の時間。
でも確かにそこには、それ以上の何十年の時間が流れてた。
脚本演出の西条みつとし氏は、時空間の見せ方が素晴らしく、感心させられる。
誰にでもある人生の分かれ道から、今は幸せなのかと?と問うてくる。前回の『ゆらり』とはまた違った演出に、次回作の期待感が増す。
それぞれの役者から伝わる思いは、また私の琴線にふれてきた。
涙あり笑いありの物語、25日迄。ウッディーシアター中目黒。
是非とも観に行かれて下さい。
こんこんと、
green flowers
シアター711(東京都)
2014/04/16 (水) ~ 2014/04/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
久し振りに、実家に帰ろうかなぁ。家族の顔、見たくなった。
グリフラ初見。
緩急自在、お芝居が実に小気味良い。
笑ったり、じぃ~~んとしたり、父を想い出したり、実家に帰りたくなったり・・・・。約2時間、椅子に座っていたけれど、実はもう一人の私は、ずっ~と両親がかたわらにいてくれた、子供の頃に戻ってた。
回りに優しい眼差し。あたたかい空気。ほほえみ。
劇場のシアター711は古い映画館を劇場に手直しした所だ。
板の廊下、ひと回り小さいトイレ、木のドア、歩くと、きしきしッ、きしきしッ・・・・。
昭和の匂いがした。
ここは私のタイムスリップに、十分こと足りる空間だったようだ。
作脚本、演出から書く方のお人柄が伝わってくるようなお話。役者陣のチームワークも見事。
次回作も是非とも、観に行きたい。素敵な時間を有難う。
あした天気になあれ
パンドラの匣
銀座みゆき館劇場(東京都)
2014/03/26 (水) ~ 2014/04/01 (火)公演終了
丁寧なお芝居に…納得ですm(__)m
昭和の時代から、演劇界をずっと牽引されて来た俳優陣中心にじっくりと、そして台詞を丁寧に演じている印象だ。
今まで観てきた劇団とは、違う空気が流れてた。
きちんと感のある、正攻法とでもいうのか、、、。
また、ひとりひとりが主役かのように、各演者が客席に光を放つ。
ひよっこ観劇好きの私には、
この、今まで観てきたものとは、違う空気がうまく表現出来ない。何やら自分がもどかしい。
演劇史、舞台表現の変遷を紐解きたくなってきた。もっと、演劇を知りたい。
SHUNPU Gaiden ~春風外伝~
株式会社 レジェンドステージ
博品館劇場(東京都)
2014/03/20 (木) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
劇場が心地いいリズムに包まれた!
座長石坂勇、かつてのTAP TIPS同級生天宮良を中心に、歌、タップ、ダンスをたっぷり魅せてくれた。「アナと雪の女王」の声優もこなす津田英佑、完璧なまでに役を表現した蒼井翔太(歌声もいい)、小玉久仁子の器用さも光る。時代設定は江戸時代。吉春と吉宗の対立から端を発し、どこに行きつくのか?ひとつのリズムを貫きながら、全体の歌、ダンスに拡がる様は、圧巻だった。また、若手の俳優陣もそれぞれの個性を存分に活かし、舞台を盛り立てる。大笑い、小笑い?のギャグも随所にあり、年代問わず楽しませてくれた。
・・・・何だか、早く桜を見たくなった・・・・・・・。
テレビが一番つまらなくなる日(2013年版)
劇団 東京フェスティバル
駅前劇場(東京都)
2013/06/19 (水) ~ 2013/06/24 (月)公演終了
満足度★★★★★
DVDでもう一度
2013年6月観劇。脚本演出きたむらけんじ。選挙特番のテレビ局の舞台裏。スタッフの思い、候補者の思いは、交錯する。上演100分、ノンストップワンシチュエーションをぜひDVDでも色んな人に楽しんでほしい。このお芝居を観て出演者8人全員のファンになった。
それぞれの出演されてる舞台、テレビが気になって仕方がない。
皆さんとても素敵な演者です。俳優です。
なんと言ってもチームワークの良さ、人柄の良さもお芝居から伝わります。
観る側は、役柄をその人に乗せて観てるのではなく、その俳優を通して役柄を観てるのかもしれない。
再演、望む。
出演:朝倉伸二、飯田基祐、鈴木健介、菊池均也、荒木健太朗、土田史子、矢代朝子、俵木藤汰
ゆらり
TAIYO MAGIC FILM
ウッディシアター中目黒(東京都)
2013/11/20 (水) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★
優しい脚本に泣かされた
初見劇団。オムニバス3本。親子、家族、繋がる、結ぶ、ほどけて、またつながる。何度も泣いた。母を思いだした。西条さんの脚本、とても優しくて素敵でした。またここの劇団のお芝居を観てみたい。
『泡』(再演)
劇団 東京フェスティバル
いわき市小名浜市民会館(福島県)
2013/09/08 (日) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
あらためて再演、望む!
きたむらけんじさんの作演出「泡」。福島県小名浜のソープ街の震災前後を描いたお芝居だ。あの時、あそこで何があったのか?
そこにはわれわれの図り知れない、強い思いが、そして訴えが、あったのではなかろうか。ソープ嬢や原発作業員らの本当の心が、舞台に『こだま』した。あらためて再演、望む。
幸福な職場(再々演)
劇団 東京フェスティバル
駅前劇場(東京都)
2014/02/05 (水) ~ 2014/02/12 (水)公演終了
満足度★★★★★
子供たちにも観てほしい
『幸福の職場』観劇。障害者雇用促進する実在の企業が、舞台。
会社側、雇用される側、またそれを取り巻く家族までをも描いた。
それぞれの立場を優しく脚本した。
俳優陣も素晴らしく「働く意味とは?」何なのか?目の前で、自分に問われた気がした。
泣きながら・・・・・観た。
中高校生のこれからの子供たちにも観てほしい。
ヒミツきち2014
劇団SHOW&GO FESTIVAL
OFF OFFシアター(東京都)
2014/03/04 (火) ~ 2014/03/09 (日)公演終了
満足度★★★★
本当に痛快だった!!!
初見劇団。2/9観劇。女子高校の美術部が舞台。名画の立体化キットの制作者である青木世一をモチーフにした痛快美術系コメ。
美術の先生のお話を縦線にし、他の役柄・・・・先生方や女子高校生の横線が何本も引かれている。
普段のいやな事も忘れ、何度も笑った。
いつの間に高校生の時の自分に戻ってた。
流れる音楽も舞台美術も素敵だ。特にラストの美術は圧巻だった。
π*π pie pie 「マーブル」
ネルケプランニング
小劇場 楽園(東京都)
2014/01/23 (木) ~ 2014/01/27 (月)公演終了
満足度★★★★★
二人芝居堪能
下北沢劇場。演劇の街。大好きな街だ。松永さん、松尾さんの演劇ユニットπ・π・・・・。作演出はこれまた大好きな脚本家きたむらけんじさんだ。
時は、昭和60年代、新宿ゴールデン街。一筋縄ではいかない大人の物語。
松永さんのいい女っぷりに心揺れ、松尾さんの演技にも引き込まれた。
劇場の『あの柱』も効果的に芝居に溶け込む。マーブルの意味がようやく分かり劇場を出ると、非日常から日常へ静かに時間が流れた。
蜜月の獣
小西耕一 ひとり芝居
RAFT(東京都)
2014/02/26 (水) ~ 2014/03/03 (月)公演終了
満足度★★★★
初めての劇団、観劇
客席は二列。舞台と近く。芝居が進むにつれ、いつの間にか同じあの部屋に座り相手の話に耳を傾ける。時系列の交差が、会話のテンポの良さとあいまって引きつけられる。独自の世界観だ。河西裕介、今後も演じてほしい。