sbunshunの観てきた!クチコミ一覧

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天召し-テンメシ- 【第28回池袋演劇祭参加作品】

天召し-テンメシ- 【第28回池袋演劇祭参加作品】

ラビット番長

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2016/09/15 (木) ~ 2016/09/19 (月)公演終了

満足度★★★★

人生ドラマ
棋士として実在した、村山聖、小池重明をモデルとした将棋に生きた人生ドラマ。ドラマチィクな展開、将棋を知っているともっと面白いのだろう。登場人物も多く、もう少し内容を整理すると、さらに良い作品になるだろう。開演前から懐かしい歌が多く聴くことが出来、最後に「また会う日まで」、時代背景を感じた。

朝食まで居たら?

朝食まで居たら?

劇団青年座

俳優座劇場(東京都)

2016/09/08 (木) ~ 2016/09/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

想像通りの…
青年座の舞台を観たのは久しぶり。ただでさえ増えすぎている舞台。抑えなければ…でも、予想通りの良い舞台だった。津嘉山正種を初めて観たのは、新国立劇場の『野望と夏草』、存在感に圧倒された。今日は全く異なるキャラクターだったが、さすがの俳優。立派な舞台装置の中での卓越した演技の3人芝居、2時間半、十分、楽しめた。

HOME!!

HOME!!

[DISH]プロデュース

テアトルBONBON(東京都)

2016/08/24 (水) ~ 2016/08/28 (日)公演終了

テンポが速い!
2時間弱の芝居だが、登場人物が多く、わずかな台詞で入れ替わるので展開が分かりにくい。BGMが流れ雰囲気を作っているのだが、物語がどんどん進む。フライヤーが美しく、魅力的だったことも鑑賞理由の1つ。開演の遅れもなく、スタッフさんの対応も気持ちが良い。もう少し整理できれば、良い作品になると思う。

風は垂てに吹く

風は垂てに吹く

テトラクロマット

吉祥寺シアター(東京都)

2016/08/18 (木) ~ 2016/08/23 (火)公演終了

満足度★★★

不思議な世界
ロープが張り巡らされた舞台。開演前、何が始まるのかと思った。最初、何を言っているのか分からず、ただ「飛行士が砂漠に…」と言う展開から、「星の王子さま」にインスパイアされた作品かと。。。シンプルな舞台、身体表現、生演奏の歌、個性的な登場人物、いくつかのキーワードを基に、ロープを使って様々なことを表現する不思議な世界でした。これも演劇なんだ。

庚申待の夜に

庚申待の夜に

風雷紡

小劇場 楽園(東京都)

2016/08/10 (水) ~ 2016/08/14 (日)公演終了

満足度★★★

重い話だ!
庚申待の夜、あまりにも厳しい。鉱毒被害と強制破壊ですでに廃村に等しい谷中村。何か、原発の福島の悲惨さとつながる。演劇の1つの表現形態。まだ初心者の私には、重すぎる話であった。

【ご来場ありがとうございました】雑種 花月夜

【ご来場ありがとうございました】雑種 花月夜

あやめ十八番

王子小劇場(東京都)

2016/08/02 (火) ~ 2016/08/07 (日)公演終了

満足度★★★

真面目な芝居作り
予想通り、信頼できる団体であった。音楽劇(?)として、歌が良く、しっかり歌っていた。さらに生演奏。ミュージカルと銘打ちながら、伴奏は録音という有名カンパニーもあるからだ。両側から囲む舞台、小さい会場だからこその演出、真面目な芝居作り、レベルの高さを感じた。出来ればもう少し「笑い」がほしいと感じた。

名なしの侍 (28日より大阪公演開幕!直前予約受付中!)

名なしの侍 (28日より大阪公演開幕!直前予約受付中!)

劇団鹿殺し

サンシャイン劇場(東京都)

2016/07/16 (土) ~ 2016/07/24 (日)公演終了

満足度★★★

不思議な感覚!
「15周年記念・怒パンク時代劇」、好奇心旺盛のタイトル。いきなりパワー溢れる演奏で始まりました。タイトルが「名なしの侍」、観劇のポイントは示されています。でも私には今一つ分かりにくかった舞台でした。それは、やはり「怒パンク時代劇」であって、私の思う「時代劇」として楽しめなかったからでしょう。演奏も、演技も、歌もレベルの高さを感じました。終演後、芝居を観たような、コンサート会場に行ったような、不思議な感覚でした。

「贋・四谷怪談」

「贋・四谷怪談」

椿組

花園神社(東京都)

2016/07/13 (水) ~ 2016/07/24 (日)公演終了

満足度★★★★

野外劇だからこその楽しさ!
暑い夏は野外劇が似合います。初めて観た椿組、まして初日、雰囲気がありますね。幕が開きました。広い舞台で華やかな雰囲気、良いですね。四谷怪談は有名な作品ですが、実際上演する時、どこにポイントを置くかがやっかいで、意外と難しい。単なる「お化け」作品ではありません。約3時間、ちょっと長かったですね。水を使ったり、野外舞台だからできる仕掛け、なかなか工夫されていて、この作品を楽しみました。

CRANK UP

CRANK UP

PLAN N

シアター風姿花伝(東京都)

2016/06/29 (水) ~ 2016/07/03 (日)公演終了

満足度★★★

演出の力
演劇というのは、同じ作品でも、演出、俳優、また当日の観客の反応によっても変化します。だから面白いのでしょう。この話、演出の力が大きかったと感じました。まず、最初の場面、ここが最後まで観ると大きなヒントだったのでしょう。私は「先入観」で乗り損ねてしまいましたが、演劇だからこその舞台進行が上手いと思いました。最近舞台で映像を取り入れ、極端な場合は映像で舞台背景を作ってしまう場合もあります。今回の映像の使い方には納得、映画サークルですから当たり前なのですが。最近休憩無し2時間超という作品をよく観ます。空白を作りたくないという意図は分かるのですが、私にはちょっときつい。1時間半ぐらいなら良いのですが。。。

キャッシュ・オン・デリバリー ~Cash on Delivery~

キャッシュ・オン・デリバリー ~Cash on Delivery~

ファルスシアター

駅前劇場(東京都)

2016/06/24 (金) ~ 2016/06/28 (火)公演終了

満足度★★★★★

「ドア」がポイント
面白かった。原作が良い! 翻訳が良い! 演出が良い! 俳優が良い! この作品は「ドア」がポイント。登場人物がドアから現れたり消えたりして、嘘と勘違い、すれ違いが積み重なる。舞台だからこそ味わえる面白さ。イギリスらしいウィットと日本語のジョークが重なり、脚本と演出の力を感じました。気絶した人を死体と勘違いし葬儀屋を呼ぶなど現実離れの場面も多々ありますが、そんな不自然さより展開の面白さが圧倒的に超えていました。こんな犯罪ストーリーを最後はハッピィーエンド、うまくまとめました。

ありふれた愛、ありふれた世界

ありふれた愛、ありふれた世界

雀組ホエールズ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2016/06/08 (水) ~ 2016/06/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

笑って泣けてほっこりする
重いテーマを「笑い」の中で具体的に考えさせてくれました。また単にハッピーに終わらせるのでない終わり方も感心しました。タイトル「ありふれた愛、ありふれた世界」もうまい。テーマ音楽もあり、意欲的な作品に仕上がってます。

アイバノ☆シナリオ

アイバノ☆シナリオ

BuzzFestTheater

ザ・ポケット(東京都)

2016/06/08 (水) ~ 2016/06/12 (日)公演終了

満足度★★★

「掴みはOK」だったが…
舞台はスタートから数分が1つの勝負かも知れません。そこで観客の好奇心をどう高めるかで物語の面白さが決まります。その点から言えば、ソーラン節の踊りと劇中歌はインパクトがありました。一方どこかに疑問点を感じてしまうと、集中ができなくなってしまうものです。残念ながら今回の私は、引っかかってしまいました。何に引っかかってしまったかと言えば、「網走」です。なぜ網走なのか? 舞台にその網走を感じさせるものがあるのか? 網走に長年住んでいる人はどう違うのか? 話の内容は感動的なのですが、私は乗り損ねてしまいました。たぶん後方の席だったことも関係しているかも知れません。最前列とは言いませんが、前方で観ないと感動が届かないこともあるものです。

大安吉日

大安吉日

劇団芝居屋

ザ・ポケット(東京都)

2016/06/01 (水) ~ 2016/06/05 (日)公演終了

満足度★★★★

人情話
小さな漁村の民宿「孝徳丸」を舞台に展開する話。2人の兄弟の誤解が解ける人情芝居。特別な人物の活躍ではなく、普通の生活をしている庶民を丁寧に描くことを主眼としている。2時間の舞台、気持ちは伝わりました。ただ残念なこともありました。あの雑誌記者は何だったのでしょうか? 研修生2人の役割は? 主旋律とのつながりが私にはよく分かりませんでした。

優しい嘘

優しい嘘

劇団俳協

TACCS1179(東京都)

2016/05/26 (木) ~ 2016/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白い!今日までですよ・・・
良い芝居でした。舞台は小さなカラオケスナック、そこのママの3姉妹を中心に、スナックに集まるダメな男や女の話です。本日まで上演ですので、「ネタバレ」はしません。何と言っても青田ひできの脚本が良い。カラオケで始まりカラオケで終わる。芝居ですから、多少の誇張表現があるにしろ、登場人物が面白い。最終的には穏やかな話になるのですが、私の好きな「笑わせ、泣かせ、考えさせる」舞台でした。もちろん俳優さんも熱演、近所にいるような人物をうまく描いていて、とても楽しい芝居でした。優しい嘘、必要ですね。

奇妙なり――岡本一平とかの子の数奇な航海ー

奇妙なり――岡本一平とかの子の数奇な航海ー

オフィスワンダーランド・(一社)演劇集団ワンダーランド

紀伊國屋ホール(東京都)

2016/05/26 (木) ~ 2016/05/29 (日)公演終了

満足度★★★

ダンスが…
舞台は、岡本一家が「箱根丸」でロンドンに向かう船中でした。かの子の愛人2人も一緒なので、その不自然さを説明する所から始まります。とは言っても、それが1つのテーマですが。。。この不自然さは、常識的に凡人には分かりません。それを舞台でどう見せるか、意外と難しいと思います。愛人って、どんな行動をするのか、どんな思いなのか、観客にうまく伝えられたのでしょうか。影絵を使ったり、船のセットなど、演出の工夫が感じられます。俳優も熱演でした。しかしながら、タンゴに拘りのある演出が売りですが、踊りすぎですね。やはり、ダンスが終わって拍手がわいたところで終演なら、すっきりしていたと思います。その後のダンスもカーテンコールのダンスも不要だと思いました。

LADYBIRD,LADYBIRD

LADYBIRD,LADYBIRD

アリー・エンターテイメント

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2016/05/06 (金) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★★

来年に続きます
虫かごの中のムシたち話。単なる子供向けの作品では無い。ミュージカルだからこそ幅広い年齢の観客を楽しませることが出来るのでしょう。私は「大人になってわかったこと」が印象に残った。出演者全員が一生懸命、特に今日は楽日、熱気が伝わりました。

BAR アルマ

BAR アルマ

劇団光希

シアターKASSAI(東京都)

2016/04/28 (木) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★★

これからも頑張って!
私は、BARという場所には行ったことがない。スナックは勿論あるが、BARには馴染みが無い。ここは近隣の人の「たまり場」みたいな店に見える。知り合いとは言え、酒を出すBARに高校生が入り浸っては良くないなあ。女性客も多いし、どんな魅力があるBARなのかと悩む。客層から喫茶店の方があり得そう。それじゃ、「ドラマ」は生まれないか。でもお店で怒鳴り合いは、お店の人は喜ばないのでは…店の雰囲気が悪くなる。そんな物語の本質とは異なることが気になった。

親子愛を中心に、「愛」をテーマにした作品。私は実感は乏しいが、好きな分野に入る。登場人物が多いので、それぞれの人物の実像が見えにくい。もっと作品を煮詰めていけば、もっと感動を与える作品になるであろう。「たまき」役のヒロイン村松幸、魅力的だった。全体的には、もっともっと俳優の演技を磨いてもらいたい。台詞が客席まで届かない場面もあった。台詞は舞台の「命」なので、大事にしてほしい。

鑑賞後、楽しいひとときがあった。これからも頑張って!

さよなら、先生

さよなら、先生

おおのの

シアター711(東京都)

2016/04/20 (水) ~ 2016/04/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

お薦めです!
「さよなら、先生」とは、未完の小説『グッド・バイ』の話と太宰治の生き方を重ね合わせた舞台です。個性溢れる俳優を、90分の中で生き生きと活躍させる演出も見事。「I Love ダザイ」と言うか、「I miss you, ダザイ」というか、太宰「愛」を感じる作品でした。

マハゴニー市の興亡

マハゴニー市の興亡

東京演劇集団風

レパートリーシアターKAZE(東京都)

2016/04/02 (土) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★

魅力的な舞台!
いきなり舞台の頭上から出演者が降りてくる演出、これから何が始まるのかという興味がわく。いろいろな例えが出てくる中、資本主義社会を風刺した音楽劇、なかなか魅力的だった。中でもボクシングの場面は面白かった。対戦する2人のボクサーが上下2つの舞台に、お互いに見ることは出来ないが、上手く演じていた。「この世は薄情なもの。誰も助けちゃくれぬ」という台詞が耳に残った。笑いを誘う場面もあるのだが、観客の笑い声が聞こえない。観客が真面目すぎるのかなあ。。。

タルタロスの契り

タルタロスの契り

劇団俳小

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2016/03/23 (水) ~ 2016/03/27 (日)公演終了

満足度★★★★

賭博は怖い!
賭博の迫力というか、私にとっては賭博の怖さを感じました。そのため梟の神の自ら歌つた謡「銀の滴降る降るまはりに」や戊辰戦争の土方歳三など背景となる話が脇に追いやられた感があります。俳優陣の上手さを感じましたが、終わってみれば、「博打の話だったのか」の印象がもったいない気がしました。良い舞台だったことは確かですが。。。

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