ksdの観てきた!クチコミ一覧

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新説・とりかへばや物語

新説・とりかへばや物語

カムヰヤッセン

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2013/12/13 (金) ~ 2013/12/23 (月)公演終了

満足度★★★★

現代的な視点で見事に再構築された舞台作品
 子育て、人材育成、ジェンダーなどの盛りだくさんのモチーフを内在させながら、女の執念、運命などドラマ性を織り込み、なぜ師匠は女性の弟子を頑なに拒否し続けたのかの謎が解き明かされてゆく物語は、現代的な視点で見事に再構築された舞台作品になっていたと思います。

ネタバレBOX

(遠山の)金さんや(津田)梅子の母親を登場させるなど極上のエンターテインメント作品にもなっていると思います。

アクアリウム

アクアリウム

DULL-COLORED POP

シアター風姿花伝(東京都)

2013/12/05 (木) ~ 2013/12/31 (火)公演終了

観客次第のambiguous な作りの作品に
 シェアハウスで共同生活をする現代の社会になじめない者達(ワニ、鳥、魚たちも含め)のまさにその生活の崩壊を描いた作品で、冒頭のコントのような導入や登場人物たちの設定はどうかなという気はするものの、現在のある殺人事件が昔の殺人事件とともに各々の中にしまわれていたマイナスの感情というべきものを呼び起こしそれが絡み合い衝突してゆくさまの描き方というかみせ方は(私自身はなにか自分の心の底を覗かれているようで苦手なのですが)実に精緻で、また人間心理の描写についてもフロイトとルイスの対話劇「Freud's Last Session」の影響が少なからずあるようにも見受けられました。


ネタバレBOX

 やはり鳥さんは最後は(「ソフィーの世界」を読んでいた)ワニさんに食べられてしまったのでしょうか。
 また、冒頭の木村伝兵衛ふうの部長刑事と若手刑事のかけあいコントからのスタートはおもしろいことはおもしろいのですがあとからおもうとあのようなスタートでなくてもよいのではという気もします。

愛人刑事

愛人刑事

★☆北区AKT STAGE

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2013/12/12 (木) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★

ストーリー性とドラマ性が加味され魅力的な仕上がりの 作品に
 普通ではないデフォルメされた設定での登場人物の深い描写や強引とも言える展開などいつものつか作品の特色を残しながらも、今回は(謎解きも含めた)ストーリー性とドラマ性がうまく加味され(脚本の渡辺さんの力量によるところが大きいとおもいますが)次から次へとセリフが押し寄せるというよりどちらかというと穏やかにじっくりと魅せてくれる仕上がりになっており、つか作品はどうも苦手という方でも(あまりクセは強くないので)十分楽しめる作品になっていると思います。


ネタバレBOX

 強いて言えば、だいぶ前に観た穏やかというか静かな「蒲田行進曲」(錦織一清、草彅剛、小西真奈美他の出演)にその感触が似ているような気がしました。
 また、今回はいつもよりも広めに舞台と中央通路が設定されているので、ダイナミックな迫力ある演技が楽しめるようにもなっています。

さよならを教えて

さよならを教えて

サスペンデッズ

ザ・スズナリ(東京都)

2013/12/04 (水) ~ 2013/12/09 (月)公演終了

テーマに繊細に触れるような感覚
 現実世界と仮想世界の居心地の快適さといったようなことにも言及しながら、現代人の心のもろさや人間関係のコミュニケーションをテーマに扱った作品といえます。ただ、核心部分にストレートにずばっと鋭く迫り観るものの心を鷲掴みにするといった作風(例えば、つかさんのような)ではなく、さりげなく話の核心に触れてはすぐ離れ、またそれを繰り返すというような作風で、描写の鋭さが物足りないと感じる方がおられるかもしれませんが、私には、このような描写に徹した舞台作品もあってもよいのではと感じました。

ネタバレBOX

 お芝居自体とはあまり関係がありませんが、客席の椅子に敷かれていた座布団というかクッションの大きさと厚さが椅子の大きさと程よく合っていて座り心地がなかなかよかったです(長時間の作品ではありませんが)。
 最近、特にパブリックシアター系では比較的上演時間が長い作品の場合椅子に座布団をおいているところが結構あるのです(観客への心配りとして大変ありがたいことと感謝しております)が、たいてい座布団の大きさと椅子の大きさが合っておらずそれに座って長時間観劇しているとかえって腰が痛くなる場合が多くなんのための座布団かと考えてしまうことがあります(特に、初台の劇場で)。

ホチキス最新作「天才高校〜デスペラード〜」

ホチキス最新作「天才高校〜デスペラード〜」

ホチキス

サンモールスタジオ(東京都)

2013/11/23 (土) ~ 2013/12/04 (水)公演終了

ナンセンスへの寛容さが求められる作品
 作りこまれたナンセンスな物語世界を技量のある役者の方々がおおまじめに演じられていて、ある意味演劇のもつさまざまなスタイルの一つだと思います。ただ、受け手の側にナンセンスへの寛容さが求められるというか委ねられているようにもみえるので、あまり小難しく考えずに作品そのものを気楽な気分で楽しむという感覚でよいのではないでしょうか。


ここでいいです

ここでいいです

オイスターズ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/11/29 (金) ~ 2013/12/01 (日)公演終了

跳びを含む作品
 観測問題(シュレディンガーの猫のような)的な考えの会話がある程度続くと次は別の展開にと、その考えと次の考えの間に飛び石のように飛躍があり、考え方のすれ違いの積み重ねの上で話を紡ぎ出してゆく構成展開手法(従って、堂々巡りの展開にいらっとさせられることもあります)、また、時間の節約という跳びを含めたおもしろい演出は、とても実験的で独特なものがあったと思いますが、跳びが多すぎ暗中模索状態におかれているようで、はたして自分がどこまでこの作品をわかることができそうかどうか分かるには、まだ時間がかかりそうです。

帝国のクッキング

帝国のクッキング

劇団東京晴々

上野ストアハウス(東京都)

2013/11/29 (金) ~ 2013/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★

料理のありかたを再考させてくれる舞台作品
 食料が配給制になる直前の、家庭では料理は女性が行うものという時代の料理をめぐるお話で、料理に対する姿勢や考え方がそれぞれ異なる登場人物たちがうまく描かれていたように思います。
 また、はっきりとした場面転換の時はきちっと暗転して音楽でつなぎ、ちょっと場面を変える時は軽く照明を落としすぐつけるといった演出も話の展開の流れをスムーズにしていて効果的だったと思います。

ネタバレBOX

いろいろワケありと噂を立てられていた行商の香川さんの役どころがなかなかよかったと思います。
東京ノート

東京ノート

劇団俳協

TACCS1179(東京都)

2013/11/27 (水) ~ 2013/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★

観るものの想像力をかきたててくれる演出
 舞台を3方向から観れるような客席の配置になっていて客席の位置によって会話中の表情がみられる役者さんがいればみられない役者さんもいるといった具合に、絵画を観るような感覚で舞台が観られるのと同時に観る側の想像力をかきたててくれる演出が特徴的でまた魅力的でもありました。
 淡々と流れる会話(説明が少なくある意味あまり親切でないかもしれませんが)の中にも、その人の価値観や考え方、人間性が現れるセリフがさりげなく入り込んでいて、人のありようは時々刻々変化してゆく立体的なものであり、時間も含めいろいろな方向や切り口からみないとその時その時の姿がみえてこない、そのような印象の残る作品でした。

ネタバレBOX

 客席への出入り口と舞台での役者さんの出入り口が共通なので、遅れて客席に入ってくる観客の方と出番の役者さんを最初のうちは間違えたりしてあれっと思っていましたがそのうちに慣れてきて、確かに美術館のロビーにいるのかなという感覚が不思議と沸いてきました。

地を渡る舟 -1945/アチック・ミューゼアムと記述者たち-

地を渡る舟 -1945/アチック・ミューゼアムと記述者たち-

てがみ座

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2013/11/20 (水) ~ 2013/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★

チームワークのよさと鮮明なイメージを呼びおこす舞台演出が際立つ作品
 ドラマという性格上、民俗学に精通している方々からみれば専門的に物足りないところがあるかもしれませんが、あの時代の民俗学のありようの一端をそのドラマを通して垣間見せてくれたことと役者の方々が生き生きとその個性的な役を演じられていたことからすると、とてもよくできた人間ドラマの作品であったように思います。
 また、限られた舞台装置を活用した、例えば長机とイスをうまく組み合わせて山道をつくりそこを宮本常一が歩いてゆくといった、イメージが鮮明に浮かんでくる舞台演出の冴えや暗転時で皆がてきぱきと動いて次の舞台設定を行うまさにチームワークのよさといったものがこの舞台を支えていたようにも感じました。

ネタバレBOX

 今回の作品は、強いて言えば、井上さんやマキノさんの描く評伝劇のスタイルに近いものの、、長田さんの場合、つかみどころの場面と喜劇性を帯びた息の抜きどころの場面の調子の落差といったものが比較的小さいため(長田さんの生真面目さとも関わっているようにも思えるのですが)つかみどころがあまり間隔を置かずに目の前に現れる戯曲スタイルになっているような印象を受けました。

青い童話と黒い音楽

青い童話と黒い音楽

ロデオ★座★ヘヴン

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2013/11/20 (水) ~ 2013/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★

観るものの心を捉える独自の物語観が描かれた作品
 本当の音楽を極限的に追い求め続けた者の姿の苦悩を描いた「夜鷹無限上昇」、星と深海の世界をうまく呼応させて描いた「深海のカンパネルラ」共に宮沢賢治の原作をモチーフにしながらも作者ならではの、観るものの心を強く惹きつける独自の物語観が形成されていました。演出面も脚本のイメージをうまく膨らませるような工夫が凝らされており、中でも、第一話と第二話のなめらかな接続や陰影の使い方の冴えが際立っていた印象を受けました。役者の方々も、がっぷりとこの作品に取り組んできたことがひしひしと伝わってくるなかなかよい演技をされていたと思います。

ネタバレBOX

 次は、「マリー・ボドニック」の中井さんの作品ということで、またどのように趣向のかわった作品をみせていただけるのか、今からとても楽しみです。
某日快晴ワレ告白セリ

某日快晴ワレ告白セリ

タッタタ探検組合

ザ・ポケット(東京都)

2013/11/13 (水) ~ 2013/11/17 (日)公演終了

満足度★★★★

定番的な展開なれど笑いのツボを押さえた サービス精神溢れる舞台
 今から25年前にタイムカプセルに入れた手紙と共に、心に引っかかりのある男子中学生が淡い思いを抱いていた謎の美少女の転入から転校までの中学時代のある短い時期を回想するという物語で、物語の展開自体は定番的で安心してみられるものでしたが(手紙の朗読の後のあのシーンはちょっと微妙でしたが)、登場人物の中学生や先生たちがとてもよく設定されていて俳優の方々も実に生き生きとした演技をされ独特の味わいのようなものが滲み出ていてとてもよかったと思います。笑いのツボをきちんと押さえた演出が見事な、観客の方々に気持ちよく楽しんでもらいたいという劇団のサービス精神が溢れた実に楽しい舞台でした。

ヘンリー四世

ヘンリー四世

明治大学シェイクスピアプロジェクト

アカデミーホール(明治大学駿河台キャンパス)(東京都)

2013/11/08 (金) ~ 2013/11/10 (日)公演終了

満足度★★★★

コンパクトながらも独自性溢れる仕上がりの作品に
 おそらく今年の4月に蜷川演出の「ヘンリー四世」を観ていた影響もあったと思いますが、はしょりすぎの感がややあるかなという気がするものの、見せ場を絞ったメリハリをつけた場面構成でコンパクトながらも学生さんらしい独自性がよく出ていた(全体としてみるとフォルスタッフがいわばトリックスター的な役割を果たしていたこともよくわかるなど)史劇エンターテインメント作品になっていたと思います(第一部だけでもまともにやると3時間くらいかかるのですが、それを今回は第一部、第二部の連続上演で3時間に収めたということで翻訳、台本の方々は取捨選択も含め相当のご苦労があったのではないでしょうか)。効果音を含めた音響や音楽を生演奏で行っていたのも新鮮な感じを与えていてよかったです。
 「ヘンリー六世」と並び「ヘンリー四世」は長編史劇であるためか全パートが連続上演される機会があまりなく、プロジェクトに参加された学生の皆様にとっては大変有意義な思い出に残る体験だったのではないでしょうか。また、私にとっても、今回、蜷川版とMSP版の「ヘンリー四世」をあまり間を置かずに共に観劇できる機会を得られとても有意義な体験をさせて頂きました。

ネタバレBOX

 今月、第一部と第二部の連続上演でありかつその編集版という意味で形式が同じ蜷川版の「ヘンリー四世」の収録舞台の放映がWOWOWであるようなので、ご興味のある方はご覧になって違いをあれこれ見比べてみるのも楽しいかと思います。

 蜷川版とMSP版の演出方法で顕著に異なるのはその舞台の使い方ではないでしょうか。蜷川版では舞台の奥行きを活用して縦方向に登場人物たちの登場、退場と装置の移動をさせることで演出効果を高めていましたが、MSP版では舞台の横方向と上下方向をうまく活用することでその効果を出していたと思います。
君がいく先に 光がさすように

君がいく先に 光がさすように

演劇企画ハッピー圏外

TACCS1179(東京都)

2013/11/07 (木) ~ 2013/11/11 (月)公演終了

満足度★★★★

前向きに凛として生きた女性の姿
 人は自分で生まれる時代を決めることが出来ないからこそ生まれた時代でいかにして前向きに生きてゆけばよいかということを、数々の苦難にもめげず前向きに凛として生き抜いた主人公の女性の姿を通して、改めて考えてみる機会を与えてくれる素晴らしい作品だったと思います。


Hello Wedding

Hello Wedding

幸野ソロ

ワーサルシアター(東京都)

2013/10/30 (水) ~ 2013/11/04 (月)公演終了

満足度★★★★

拾う神あり
 劇中劇で主人公の女性脚本家の分身といってよい登場人物たちの設定やその描き方が生き生きしていて実におもしろかったと思います。主人公が苦しみながら精魂込めて書いた脚本は劇中の庁舎と同様に一旦は吹き飛んでしまったわけですが、最後のあの場面で再び生き返ってくるというのも救われるような気持ちがして安心しました(確かに少し強引な感じはありますが)。
 同じ結婚をテーマにした作品であるGORE GORE GIRLS「つかまえてごらんなさい、箸で」を前日にたまたま観劇する機会があり、同じ結婚をテーマにしながらもこれだけ表現方法が違ってくるのかと演劇というもののの振れ巾の広さを今回大いに実感しました。


つかまえてごらんなさい、箸で

つかまえてごらんなさい、箸で

GORE GORE GIRLS

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/11/01 (金) ~ 2013/11/04 (月)公演終了

満足度★★★★

笑えるような笑えないような絶妙感
 絶妙な間合いで繰り出され心にグサグサ刺さる笑えるような笑えないようなセリフのやり取りの連続が紡ぎ出す物語は巧妙に作られていながらもなんともいえぬ独特の雰囲気を放っていて実におもしろかった。
 ただ、最後の場面は、女性のたくましさのようなものは伝わってきましたが、微妙な感じの印象が残りました。


♪ご来場ありがとうございました♪  トラブルショー

♪ご来場ありがとうございました♪  トラブルショー

ミュージカル座

光が丘IMAホール(東京都)

2013/10/31 (木) ~ 2013/11/04 (月)公演終了

楽しい作品ではありましたが
 バックステージものでもあったということなのでしょうが、少しハメをはずしすぎドタバタ感が目立ってしまっていたように感じました。そのため、上演時間も休憩含め3時間と長めです。ただ、役者の皆さんが各々の役回りをきちっと演じきっており、全体的にはとても楽しめるエンターテインメント作品になっていたと思います。

巣窟の果て

巣窟の果て

643ノゲッツー

劇場HOPE(東京都)

2013/10/30 (水) ~ 2013/11/03 (日)公演終了

後半になって加速する
 前半はどうも話の方向性が見えず靄がかかっているような状態でいまいちわからないなと観ていたのですが、後半になってその靄が晴れ始めてからは話が加速がかかったように展開しあっという間に終幕を迎えていたという感じです。話の内容そのものや役者さんの演技、演出はよかったのですが、話の構成全体のバランスがいまいちだったかなという印象が残りました。

三人姉妹

三人姉妹

華のん企画

あうるすぽっと(東京都)

2013/10/24 (木) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

さりげなく共鳴
 今の抑揚の効いた演劇に慣れてしまっている者にとっては、演出に工夫が凝らされているとはいえ表面的には内容の盛り上がりに欠け単調気味でさえあるこの作品を2時間近く常に高いテンションで観劇するのはきつかった(所々で睡魔に襲われました)。
 ただこの舞台を観ていて人生のありようや考え方について時々ハッとさせられることもあり(振れ巾が微弱で静かに淡々と流れてゆく舞台の中にあってその時だけあたかも自分の心の中で共鳴が起こり増幅されて訴えかけてくるような感じといえばいいのでしょうか)、作品の奥の深さのようなものを感じさせていただきました。

かぞくや

かぞくや

劇団だるま座

アトリエだるま座(東京都)

2013/10/22 (火) ~ 2013/10/31 (木)公演終了

満足度★★★★

心和む作品
 少し前の作品の再演ということで言葉遊びというか駄洒落の鮮度はちょっと古いかなという気もしましたが、作品そのもののもつ感覚は今でも決して色あせることなくみずみずしいものであり、現代の家族のありようについて考えさせてくれながらも心を和ませてくれる温かい作品であったと思います。



支線ガード下・始発

支線ガード下・始発

劇団芝居屋

ザ・ポケット(東京都)

2013/10/23 (水) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

人と人とのつながりとは
 舞台としては最初少しとっつきにくいところも感じられましたが、孤独や疎外感に陥りやすい今の生きづらい社会にあって小さな所から人と人のつながりや人間関係のあり方を今一度見つめ直そうとする作者の優しく温かい眼差しに溢れたすばらしい作品であったと思います。

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