わっちの観てきた!クチコミ一覧

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AMUSE×PEOPLE PURPLE「ORANGE」

AMUSE×PEOPLE PURPLE「ORANGE」

劇団PEOPLE PURPLE

サンシャイン劇場(東京都)

2015/02/04 (水) ~ 2015/02/11 (水)公演終了

満足度★★★★★

命の儚さを知っているか
阪神・淡路大震災から20年。
災害との共生が求められるこの国に生まれながら、僕らは、命の重さや儚さをどれだけリアルに感じられているだろう。

発災現場の極限状況下での奮闘、覚悟、そして決断。特に、最前線で救助に当たる消防職員の葛藤や苦悩は、到底計り知れるものではない。
作品世界とはいえ、その一端を改めて突き付けられて、胸の奥底から揺さぶられ、心の震えが収まらない。

コメディパートとシリアスパートの高低差に感情を翻弄されながら、あっという間の135分。
この悲劇の物語に、僕は、すっかりだらけた頬を平手打ちされた。「生きている『意味』を全うしろ!」と…。

よし! やってやろうじゃないか。

虚像の礎

虚像の礎

TRASHMASTERS

座・高円寺1(東京都)

2014/03/06 (木) ~ 2014/03/16 (日)公演終了

満足度★★★★

生きること、考えること
初めての劇場で、初めてのユニットの演劇に触れるとき。この「初めて」への期待と、少しの不安が心地好し。

で…、本作、
重く、深かった…です。

「繁栄」「ヒューマニズム」「争い」をキーワードに。
人の価値が数値化、可視化された近未来において、人々が織り成す虚像と実像の狭間を埋めるものとは? その人生を豊かにするものとは?…何か。

鬼気を帯びた俳優陣の迫力に、普段は使っていない脳をぐるぐると掻き回され、「考えろ」と突き付けられる140分。
とりわけ、林田麻里さんの「心」の表現には、感情を鷲掴みに。ホント震えました。

こういった趣の作品との「初めて」は、とても幸せなものとなりました。
この機会を活かし、人生に深みを加える作品と出会っていきたいものです。

考えなくちゃ、ね。

ゴーストライターズ!!

ゴーストライターズ!!

企画演劇集団ボクラ団義

SPACE107(東京都)

2014/02/28 (金) ~ 2014/03/09 (日)公演終了

満足度★★★★

寒い夜には、この温もりを
一つの死をきっかけに。

交錯する時空を越えて、皆が抱える「後悔」や「過ち」を一つずつ拾い集め、修復し、贖罪し、未来へと…なんて、重くなりそうなテーマですが。
そこに現れるのは、かの有名なタイムマシン!

さすが、時の劇団、ボクラ団義流SFコメディは、タイムパラドックスを巧みにかき分けて、笑わせたり、泣かせたり、僕の感情をスルッと持っていきました。
感服です。
終演後、胸の真ん中が温かくなりました。

毎度のことですが、この作品を組み立てた久保田氏の脳内を、じっくりと覗いてみたいものです。

※ 3/9追記
千秋楽も観られて、Wキャストを堪能。
キャストの差異が、上手く物語の色に味わいとなって活きていて、どちらも楽しめました!

虹色の涙 鋼色の月

虹色の涙 鋼色の月

企画演劇集団ボクラ団義

SPACE107(東京都)

2013/12/04 (水) ~ 2013/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★

久保田マジック、炸裂
東京公演の千秋楽を観てきました。

「色」をキーワードに、ボクラ団義が得意とする、虚構と現実のちょうど境目を巧みに操る世界観。そんな無茶な…という設定が、観ている内に違和感なく腑に落ちてしまうのが、まさしく久保田マジック!
今作でも、ぐっと惹き込まれました。

必然、偶然、虚偽の殺人が織り交ぜられる中、頑なに盲信していた古の教えから解き放たれていく登場人物たちの複雑かつ繊細な心の動きが丁寧に描かれていて、僕も、すっかり感情移入…。
あっという間の175分でした。

サスペンスファンタジーとは、面白い試み。ボクラ団義の方向性に、よくマッチしていたと思います。
客演の皆さんも、適材適所に配されて、この世界観に説得力を与えてくれていました。特に、ルナ役の前田希美ちゃん、うん、可愛かったです。

僕にしてみれば正義

僕にしてみれば正義

箱庭円舞曲

ザ・スズナリ(東京都)

2013/08/30 (金) ~ 2013/09/01 (日)公演終了

満足度★★★

重いテーマの支配力
好きな役者さんが多数出演する舞台、蒸し暑さを圧して、いざ!と、意気込んで臨んだのですが…。
物語を貫いている苦く重いテーマが二つ。それらの時代考証をあえてズレさせたのがリアリティを失わせて、僕は、どうしても感情移入できませんでした。

重いテーマに支配される中、個人の力量に頼った散発的な笑えるシーンも、また虚しく空回りしていて、大好きな、神戸@ぬいぐるみハンターちゃんも不発気味…。
演者の一体感、同一指向性をもう少し見たかった。
↑それが、演出の狙い、正しく主題なんだと理解しつつも…。

冒頭の演出に圧倒されただけに、尻すぼみ感は否めず。
期待値が大きすぎたことが、反作用したかもしれません。

ネタバレBOX

中国との戦争。
ここだけ急に大日本帝国テイストになると、なかなか脳内で原発事故との融合ができず、理解を超えてしまいました。

役者さん個々は、さすがの力量を発揮されていただけに、勿体ない思いがあります。
変則短篇集 組曲『空想』

変則短篇集 組曲『空想』

空想組曲

シアター風姿花伝(東京都)

2013/07/06 (土) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

忘れられない恋、してるかな?
クロムモリブデンの葛木さん目当てで、予習もそこそこに観た舞台でしたが、伏線を散りばめた精緻な脚本と、ショートストーリーを紡ぐ巧みな演出に、幕開けからすぐに首根っこを引き込まれました。

次々と転換するシチュエーションに、泣いたり、笑ったり、息を呑んだり…、感情の起伏をもてあそばれまくり。
喜怒哀楽を遺憾なく揺り動かされ、ひた隠しにしている自己の醜い領域まで掻き回された心持ちになりました。
荒唐無稽な展開にも、しっかりと感情移入して追随する自分に、人間の都合よさ、利便性を垣間見た気がします。

さて、我が家の近所にも、素敵なギャルソンに出会えるレストランを見つけたいものです。
そうだ、一つご注意。
この舞台、気を付けないと、うっかり恋をしたくなる副作用がありますよ(怖いけど…)。

さよならの唄

さよならの唄

企画演劇集団ボクラ団義

六行会ホール(東京都)

2013/05/30 (木) ~ 2013/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

悔いのない「さよなら」を
僕は、これまでに、たくさんの「さよなら」をしました。
きちんと別れを伝えられたことも、何も伝えられずにフェードアウトしたことも…、40年を超える人生には、色々あったわけで。
そこに「後悔」はないか?
いえ、数え切れないほど、あります。

すっかり忘れていた、そんな切ない胸のチクチクを、緻密に組み立てられた物語に移入することで、次から次へと思い出しました。

複数の時間軸を、シンプルな舞台の上で違和感なく並行させてしまう、巧みな演出。映像とダンスでの魅せ方(表現)も、相変わらず素晴らしかったです♪
さらには、ゲストの魅力を存分に引き出すキャスティング。
どれも、見事!

2時間55分の長い作品なので、中だるみを心配をしましたが、それも杞憂に終わり、前のめりに、一気に引き込まれました。
この作品に出会えたこと、僕は、絶対に後悔しません。

これからも、笑って「さよなら」できるように、日々の感謝を忘れずに…。

ネタバレBOX

厚生労働省(公務員)を、そこまで悪者にしなくても(笑)。
クリエイタアズ ハイ

クリエイタアズ ハイ

ホチキス

OFF OFFシアター(東京都)

2013/04/17 (水) ~ 2013/04/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

あぁ、薔薇の人
廃線寸前のローカル鉄道の立て直しを託されたクリエイターが起こす「奇跡」を、笑いと驚き、そして少しの涙に乗せて…。
荒唐無稽なキャラが、妙なリアリティを伴って、気づけば違和感をどこかに置き去って怒濤の存在感を示すのは、巧みな演出のなせる業か。感情移入しまくり(笑)。
初めてのホチキスが、新生オールキャスト作品だったのも、何かの縁♪

とにもかくにも、小玉久仁子の薔薇の人に圧倒され、呑み込まれた105分!
あまりの楽しさと勢いに、明日のスペシャル公演も、サクッと予約してしまいました…(^^ゞ

左の頬(無事全ステージ終了!ご来場まことにありがとうございました))

左の頬(無事全ステージ終了!ご来場まことにありがとうございました))

INUTOKUSHI

シアター風姿花伝(東京都)

2013/04/10 (水) ~ 2013/04/21 (日)公演終了

満足度★★★★

初めての「犬と串」
客演でパワフルな存在感を見せる「犬と串」の俳優たち。
さぞや本公演では弾けているんだろう…との予想をはるかに凌駕する「突き抜けた」やりきり感!
最前列で拝見しましたが、溢れ出る躍動感と迫力に、何度ものけ反って笑ってしまいました。
ストーリーは、支離滅裂で荒唐無稽なのに、何故か、終演後にはピースがはまる、この感じ。不思議です。
観る側にも体力が求められますので、「犬と串」を観に行く前は、体調管理を万全にしないとね(笑)。

今、出来る、精一杯。

今、出来る、精一杯。

月刊「根本宗子」

駅前劇場(東京都)

2013/03/06 (水) ~ 2013/03/12 (火)公演終了

満足度★★★

根本宗子の底知れぬ熱さ
ダメ男サイドに属する僕には、何とも耳の痛い挿話が並び、「面倒くさい」やり取りが重層的に並びます。
まだまだ、男には想像の及ばない、女の情念やら、摂理やらに圧倒されつつ、それを違和感なく、リアリティを伴って伝えてくる、根本さんの本と演出に脱帽です。

ただ、人として越えてはならない一線を越えてしまったエピソードには、ちょっとついていけず、後味の苦さは拭えなかったかな。

根本さんの次作も、是非観たいと思います。

従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン....

従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン....

Théâtre des Annales

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/03/29 (金) ~ 2013/04/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

取っつきにくい予感は、杞憂に
タイトルやテーマから想定していた取っつきにくさは、まるで感じられず、人間臭い男5人の熱く、苦く、濃密な時間を、時に激しく会話をぶつけ合いながら紡ぐ物語、あっという間の100分でした。
ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインが哲学に求めたもの。その哲学的思考の果てにある苦悩、葛藤、そして愛。
戦時中という極限下にあって、いかに「生」と向き合うか、これって現代を生きる僕たちにも、鋭利に突きつけられている命題だったりして…。
今後の人生の捉え方に、いろいろと触発されるものがありました、うん。

谷さんの深く難度の高い台本と演出に、苦悩し、もがいたであろう5人の名優たちの爪痕、しっかりと確認してまいりました。

それにつけても、暗闇って、やはり怖いものですね。

くじらのおなか

くじらのおなか

ぬいぐるみハンター

荻窪小劇場(東京都)

2013/02/08 (金) ~ 2013/02/10 (日)公演終了

満足度★★★★

原点は、ここに?
劇団純度100%、役者さん達の全力、ほとばしる60分。
冒頭から浅利さんの押し出しに腹を抱えていたら、さすがの神戸さんの浴びせ倒しに圧倒され、のけ反りました。
ストーリーは、相変わらず自由奔放ながらも巧みな見せ方で、所々に唸りました。そして、タイトルの完全無視は、潔し。

くだらないこだわりに、がむしゃらに立ち向かえる若さ、眩しくて羨ましかったです!

8月の本公演も、楽しみ~♪

君ゆきて 月に叢雲 花に風 【ご来場誠にありがとうございました!】

君ゆきて 月に叢雲 花に風 【ご来場誠にありがとうございました!】

ラフメーカー

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2013/02/05 (火) ~ 2013/02/10 (日)公演終了

満足度★★★★

初めての「ラフメーカー」
まずもって、脚本が秀逸。

現実と虚構の狭間にある、微妙な差異に込められた主人公の想い、そして、切なさ。
青春と呼ばれる時代を、無為に、怠惰にやり過ごした僕には、ほろ苦く胸に沁みるお話でした。
シーン展開や、伏線となる台詞も、きちんと計算ずくに組み立てられていて、どんどん惹き込まれた100分は、本当にあっという間。
惜しむらくは、笑える場面をもっと作り込んで、メリハリがつけば、更に良化の余地ありかな。でも、硬軟のバランスは、決して悪くありませんでした、うん。

さて、羨ましくて眩しい、真っ直ぐな想いを、僕は、どこに置いてきてしまったんだろう…。
ふぅ。

嘘ツキタチノ唄

嘘ツキタチノ唄

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2013/01/18 (金) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

冒頭の不安は、どこへやら
僕は、きっと嘘つきです。
体重を聞かれれば、つい軽めに答えてみたり、やってもいないのに、勉強を頑張ったフリをしてみたり…。
そう、嘘にも色々あります。

このお話には、たくさんの『嘘』が交錯します。根底に、愛が見え隠れする、いくつもの嘘が。
一冊の日記帳に秘められた『嘘』が解きほぐされた時、過去の事件の『真実』が白日の下に、哀しみを伴って。

とにかく、構成が素晴らしくて、一気に舞台に引き込まれる力が半端なかったです。
本当に、目を離すことができず、頭をフル回転しないと置いていかれそうな、手に汗握る2時間半。長めの作品でしたが、あっという間に感じました。
いやぁ、興奮しました!

大神さん、笑い、泣かせていただきました。ありがとうございます♪

100万回生きたねこ

100万回生きたねこ

ホリプロ

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2013/01/08 (火) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★

深遠なるイスラエルの魔術師
ミュージカルに挑戦です。
森山未來好きとしては、気になる満島ひかりとの共演ということで、奮発して出かけましたが…。

ゴメンナサイ。
僕には、今回のミュージカル難しかったです…。
身体表現、ダンス、音楽とのマッチング等々、どこを取っても完成度が高いことは伝わってくるんですが、初心者には、敷居が高く。
最近、小劇場づいている僕には、どうしても、役者の「息づかい」や「熱」を求めてしまうためか、どうにも感情移入できず、退屈な時間となってしまいました。

森山未來の卓抜とした表現力と存在感には、文句なしに感嘆しましたが。
抑えの効いた独特な演出は、ハマる人にはたまらない世界とお見受けしましたものの、僕とのマッチングは、残念…。

この芸術性を咀嚼できる、イカした大人になりたいです。

魔法処女★えるざ(30)

魔法処女★えるざ(30)

劇団だるめしあん

タイニイアリス(東京都)

2013/01/11 (金) ~ 2013/01/14 (月)公演終了

満足度★★★

僕は、前に進んでいるのか?
えっちをすると何かを失う。
これは、ある面では真実。
特に、異性に対する幻想は、きっぱりと失われることが殆どですが(私見)、それを本作では「魔法力がなくなる」と設定。
30歳という実に微妙な境界線を巧みに捉えて、得るものと失うものの間で揺れる魔女っ子の悩みを丹念に描き出す演出に、ある種の執念を感じました。
それにしても、主人公の必死な姿は、微笑ましさを通り越して痛々しくて、思わず応援したくなりますね。

どうか、魔女っ子が幸せになれますように!

ゴリラと最終バス

ゴリラと最終バス

ぬいぐるみハンター

駅前劇場(東京都)

2013/01/07 (月) ~ 2013/01/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

妻を大切にします
当たり前に過ぎる毎日…。いつも傍らにいて、ふと忘れそうになる家族のありがたさを思い出させてくれる、ほっこりと温かな主題。
独特の破天荒な設定と、汗だくの熱演に乗せて。

勢いあふれる演技の陰で、緻密に構成された舞台進行が見事にハマり、舞台がとても広く、深く感じられる、見事な演出でした。
狭くても、シンプルでも、見せ方次第で、舞台の可能性は無限に広がるんですね、本当に凄い!

笑って、泣いて、あっという間の120分。
浅利さんの小学生、大好きです。
で、詰まるところ、ゴリラって?

最後の晩餐【全日程終了いたしました。有難うございました!】

最後の晩餐【全日程終了いたしました。有難うございました!】

Sun-mallstudio produce

サンモールスタジオ(東京都)

2013/01/04 (金) ~ 2013/01/07 (月)公演終了

満足度★★★★

一夫多妻は、やめておきます
櫻井智也さん演じる、仕事にも女にもダメな男を取り巻く、数々の女性と過去からの因縁。
彼(櫻井)の真意がどこにあったのか、それとも、あての無い行き当たりばったりか…。最後の晩餐会に、様々な思惑が収れんしていく様を、20年の時代を跨いで。

登場する女性の数が多いため、90分では割愛しなければならないエピソードが当然あって、少し雑把に感じられた部分は否めませんが、よくまとめたなという印象。
何より、みぎわさんの存在感と歌声、松葉祥子さんの居ずまいの美しさを堪能できたので、こいつは、新年から縁起が良さそうです♪

まんまと、お腹、空きました…。

「俺とあがさと彬と酒と」第1回公演『ふたりマクベス、マボロシ兄妹、ほか短編』

「俺とあがさと彬と酒と」第1回公演『ふたりマクベス、マボロシ兄妹、ほか短編』

DULL-COLORED POP

アトリエ春風舎(東京都)

2012/12/27 (木) ~ 2012/12/31 (月)公演終了

満足度★★★★

女優、恐るべし
細かいことは、もう皆さまが語り尽くされていることに、ほぼ同意。

岡田あがささんを起用したくなる気持ち、よく分かりました。
底知れぬ、振れ幅。
佇まいから、滲み出る狂気。
目も心も、釘付けにされました。

演劇って、凄い!
パンフレットが、厚い(熱い)!

年末

年末

ろりえ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/12/28 (金) ~ 2012/12/30 (日)公演終了

満足度★★★

初「ろりえ」でした
ユニット員の女優4人による日常の切り取り。
年末は、何かと忙しなく慌ただしく。そんな中でも、4人は、淡々と、しかしながら、紡がれる物語は抑揚をはらんでいき、それぞれのベクトルはどう交差するのか…。

よくできた会話劇。女性だけでも、きちんと成立する愛憎。
うん、面白かったです。

ただ惜しむらくは、ほぼ終幕にて、決めなければならない台詞を、主人公が外してしまったこと。
せっかく積み上げてきたリアリティが、こぼれ落ちてしまいました。
実に惜しかった…。

でも、次回作も観に行きたくなる、さすがの存在感を放つ4人でした♪
ろりえ、ね。メモメモφ(.. )

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