まめ芝。その四
まめ芝。事務局
兎亭及びONE'S STUDIO(共に江古田)(東京都)
2013/01/11 (金) ~ 2013/01/14 (月)公演終了
満足度★★★★
12日の兎亭 と ワンズスタジオ
二つの劇場で5団体を見た訳だが、明らかに おぼんろが 頭、二つ三つ四つとずば抜けていた。作品の内容、演出、役者のレベル。根本的に他劇団とは目指しているものが違うから、(彼らは「シアターコクーンで公演をする!」と言っている)作品にもその想いがにじみ出ているのではないか。 それ以外は素人臭の強い団体ばかりだったが、一の会の二人芝居は海外戯曲に桑田の曲を使うなど、なかなかの味を出していたと思う。
I.F.L.演劇祭 vol.1
雲の劇団雨蛙
野方スタジオ(東京都)
2013/01/18 (金) ~ 2013/01/19 (土)公演終了
満足度★★★★
素晴らしきユニゾン!
しかも、片方の役者が急遽代役で入ったとか何とか、HPに書かれていた。
どっちが?急遽入った方なのだろう!?と思うくらいの完成度で、これは凄いと思った。しかし、残念なのは、おぼんろのアレを魅せられた後に上演してしまうのは、本人達にも、観客にもきつかったんじゃないだろうか?
せめて、おぼんろの前に上演をしていたら、この作品の残り方ももっと違うモノになっていたと思う。機会があるなら、この劇団の単独公演を見て見たいと思う。
ナイゲン【ご来場ありがとうございました】
Aga-risk Entertainment
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2013/09/26 (木) ~ 2013/10/08 (火)公演終了
満足度★★★★
青春1ページ
3方向からみたら、また違う楽しみがあったのだろうと思う。
序盤に3年の女生徒が「携帯を使わないでください」と言われたのに対して「メモしてるの」といいながらゲームをしていたのが見えたのには思わずニヤっとしまった。
人のあげあしを取り合うことがここまで笑いに変化させるとはさすがですね。
その一回の文化祭のことを考える人間と
今後の学校の事を考える人間。大人になりつつある高校生たちの
簡単ではない、青春の1ページを見た。
虎と。狼と。
多少婦人
ギャラリーLE DECO(東京都)
2013/09/03 (火) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★
ゆるいオムニバス
虎を観劇。
諸々の物語に
くすっと笑わせてもらいました。
緩やかに紡がれるオムニバスの中でも、最後の話で
眼鏡の彼が、虎の子の話をしている時に、彼女が見せた表情がとてもよかった。ドラマを生み出すのは話している人間ではなく、それを受けている人間なんだと改めて感じることができた。
銀色の蛸は五番目の手で握手する
ポップンマッシュルームチキン野郎
シアターサンモール(東京都)
2013/12/27 (金) ~ 2013/12/30 (月)公演終了
満足度★★★★
上質なエンターテイメント
笑いあり、アクション?あり、涙ありの三拍子。
メイクや衣装などがとても印象的。
舞台に立つだけで、思わず、笑ってしまうような、そんな笑わせてるや根性が素晴らしいと思った。しかしながら、一発ギャグ的な要素が強く、笑いに畳みかけるような緻密さがないのが残念。
現実的ではない設定に、現実的な痛みや、愛を伴わせる脚本は良い。
アシュラ
平熱43度
ワーサルシアター(東京都)
2013/12/11 (水) ~ 2013/12/15 (日)公演終了
満足度★★★★
確かにハイスピード
脚本の性質上、
一瞬で違う役にならないと物語が成立しない状況に、役者たちは頑張っていた。
しかしながら、技術的な問題で、スピード感を維持しながら、物語を伝える術を全うできた役者は多くはなかったのが残念である。
最後に起こる悲劇には、思わず涙を流さずにはいられなかったが、
すべてのクオリティがそろえばその感動も一際だっただろうと思った。
一方向
OM-2
日暮里サニーホール(東京都)
2013/03/23 (土) ~ 2013/03/24 (日)公演終了
満足度★★★
外むけ
視覚や聴覚で楽しませてくれる、これなら、言葉がわからない人でも楽しめるであろう。なるほど、海外公演でうまくやっていけるわけど。
しかし、演出的な面白さはあったが、残念に思ってしまったのは、舞台に立つ人間の力量か。モノを動かすことに人数が足りないからと、素人を舞台に上げるのはどかと思う。
『熱狂』『あの記憶の記録』ご来場ありがとうございました!次回は9月!
劇団チョコレートケーキ
サンモールスタジオ(東京都)
2013/03/23 (土) ~ 2013/03/31 (日)公演終了
満足度★★★
題材勝ち?
そんな気がしてならない。噂通りの力強い作品ではあったが、年間一位を取るほどの作品ではないのではないだろうか?一位を取ったということで、ハードルを上げ過ぎてしまった感は否めないが、それにしても、期待を裏切られて、残念だ。
極東の地、西の果て
TRASHMASTERS
本多劇場(東京都)
2013/07/25 (木) ~ 2013/07/28 (日)公演終了
満足度★★★
考えさせられる。
内容ではあるのだが、現代の問題点を突きつけるということが、何かの演劇賞や、そういう類のものを狙って書いたのだろうと、感じてしまい、冷めてしまった感がある。せっかく、架空の世界を生み出しているのだから、その世界で突っ走ってほしいと思ってしまった。役者の演技、セットの早替えは見事だった。欲情的なシーンなど、3時間の長丁場で観客を飽きさせない為にやるのはいいのだが、狙い過ぎているところもあり残念だった。
エッグ
NODA・MAP
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2012/09/05 (水) ~ 2012/10/28 (日)公演終了
満足度★★★
有名どころは違う
といいたい所だが、例えば、商業目的ではなく、実力はあれど無名という小劇場でやっている役者をつかって作った野田作品を見て見たいと思ってしまった。そんなことはまずありえないのだが。。。
祈りと怪物 〜ウィルヴィルの三姉妹~
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2013/01/12 (土) ~ 2013/02/03 (日)公演終了
満足度★★★
パンドラの鐘
を思い出した。野田vs蜷川 ケラvs蜷川 次は誰がくるのだろう?演出が違えば、世界が変わるは当たり前。そうでなくては、何も楽しめない。こういう企画は面白い。しかし、ながら、4時間超は長い。
ゲズントハイト~お元気で~終演致しました!
ナイスコンプレックス
サンモールスタジオ(東京都)
2012/11/22 (木) ~ 2012/12/02 (日)公演終了
満足度★★★
病院でピエロって
パッチアダムスのパクリみたいなものですかね。当たり前に感動のできる話で、始まってから、すべての展開が先読みできてしまう。あまりにベターでベターすぎる内容。気軽に感動したい人には楽しめる作品だと思った。
ワンピースネタがが着たときは、ちょっと笑ってしまった。ヒルルクの話は本当に号泣。
潮騒の彼方に
削除
北池袋 新生館シアター(東京都)
2013/08/20 (火) ~ 2013/08/25 (日)公演終了
満足度★★★
身振り手振り
役者のテンションがとても高い。
一つの言葉に一つの動き。
テンポの良さ、切り替えの早さは見て伺えたが
はたして必要なのだろうか?
蛸屋あゆみの女性役としての芝居を見てみたいと思った。
ロインロイン・ラブ
おぼんろ
ワンズスタジオ(東京都)
2013/10/09 (水) ~ 2013/10/11 (金)公演終了
芝居ではないからこその良さ。
暗がりの朗読会。確かにその通り。
エンターテイメント性にあふれ、五感を刺激してくれるおぼんろの芝居を見に行くという感覚で劇場に足を運ぶと期待を裏切られるかもしれない。
しかし、末原拓馬がつむぐ世界はやはり美しいという事は健在である。ランタンの明かりだけで紡がれていく物語。耳で聞き、物語を創造していくには見ている側、いや聞いている側にも極度の集中力が必要になる。
その物語の中に自分を落とせる事のできる人は、存分にこの世界観を楽しめると思う。
ただ、それを客に強要することはできない。
やはり、否応がなしに物語の中に引きづりこむ、言葉の力があれば、もっと変わるかもしれない。
これからに期待をする。