yoshiの観てきた!クチコミ一覧

101-120件 / 168件中
元禄チャリンコ無頼衆 浪花阿呆鴉

元禄チャリンコ無頼衆 浪花阿呆鴉

新歌舞伎座

大阪新歌舞伎座(大阪府)

2013/09/05 (木) ~ 2013/09/18 (水)公演終了

満足度★★★★★

意外となんて失礼だけど
とっても楽しめた舞台だった。
解りやすいストーリーにダンス、殺陣、チャリンコで縦横無尽に走り回る若い役者たち。

そして
歌舞伎界から市川月乃助さん、猿流さんが
しっかりとした声と型で歌舞伎テイストが少し入り
上杉祥三さんが人情味溢れるお芝居でホロっとさせる。

熱い友情、人情、浪花物語。

あまりにも良かったので追加観劇3公演も増やした。


ネタバレBOX

早乙女太一の殺陣は早くて重い。
アクション俳優をたくさん使ってはいるが
対する役者の反応が遅れて感じる。
殺陣に合わせるSEも多少ズレている。

(前田悟さんは別格に上手い)

こういう細かいところを修正出来ればもっと良くなる舞台だと思う。

が、今でも十分楽しめる。
全体的なバランスが良い。
横内演出は初めてだがなかなか良かった。
チャリンコで乗り回すスロープ状の美術も格好いいし
セットチェンジの時は幕前の芝居で暗転はないと言っていいくらい。

だから気持ちが萎えず、ずっと物語に入っていける。

客席通路もたくさん使うので臨場感を味わえる。
早乙女太一が近くで刀を振り回す♪

スーパー歌舞伎お家芸の宙吊り。
今回、チャリンコで吊られて漕いで面白い!

本当に楽しいエンターテイメントな舞台だった。


ただ、新歌舞伎座の客層は年配が多く
私語、ビニール音などが多々見られるので
席運を祈るしかないのが残念。


春よ行くな【15日(日)18:30に追加公演決定!!!】

春よ行くな【15日(日)18:30に追加公演決定!!!】

悪い芝居

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2013/08/22 (木) ~ 2013/08/27 (火)公演終了

満足度★★★★★

文学的芳香
前回の「キャッチャーインザ闇」で初めて悪い芝居を観た。
が、全然のめりこめず・・・
少し引いたところから冷めざめと観ていて
終わるやいなやそこに居たくなくてすぐに会場を飛び出した。

もう悪い芝居は観ないかな・・・と。


それから縁あって山崎彬さんが出演されている芝居を2本観た。
その2本ともとても素晴らしくて山崎さんが気になる俳優になった。


そして「春よ行くな」だけは観に行こうと決めた。
これであかんかったら私には合わないと思おうと。


結果
観に行って良かった。







ネタバレBOX

美術が良かった。
あの三角形の少し高さのある台。
いろんな見立てが出来る。

そして音楽。
岡田太郎さんが客席から見える位置で効果的に音を嵌めていく。

ちょっと私のイメージとは違う音がはめてあったこともあったけど
この試みは新鮮だったし毎公演違ってくるんだろうなぁと
リピート観劇したくなる欲望も出てくる。

照明。垂れ幕。
この二つが文学的なイメージを持った。


今回も物語としてはストンと落ちない部分もあったけど
前作品の妙な違和感はなく、この歪さが好感とも思える作品だった。

でも・・・
何に影響されているかが解ってしまった(多分だけど)
わからないくらいに取りこんで放出して欲しかった。

呉城さんと大塚さんの身体の使い方が良かった。
絵馬くんは「え?女の子やったっけ?」と驚くぐらい
可愛かった。

これからも山崎彬と悪い芝居は注目して行こうと思います。
青い紙魚(あおいしみ)

青い紙魚(あおいしみ)

ベビー・ピー

京大西部講堂前広場 特設テント(京都府)

2013/08/10 (土) ~ 2013/08/15 (木)公演終了

満足度★★★★

はじめてのテント芝居
暑いから…と行く気がなかったのですが
面白そうだと気になってやっぱり行きました。

野外だし音とか大丈夫なの?とか不安はあったが
全然大丈夫でした。

祭りですね。
ミュージカルのような。子供も楽しめそうです。

ただ、お尻が痛くなって…もう少しクッションのある敷物があれば有り難い。

ネタバレBOX

飛び出す絵本ぽい作品でとっても楽しかった。
衣装も面白かったし。
樽角先生の水浴びはなんだったのでしょうか?
面白かったけど♪

音楽も良かった。
オープニングの曲は今から始まるアドベンチャーぽいワクワク感。
SEも面白い。鵜口くんが登場する音!
飛行機着陸時の人間SEも上手い!

美術も良かった。

タペストリー的に上げ下げで場を転換。
役者さんも袖で着替えて役転換。

少し時間軸の転換が早すぎてついていけないところもありましたが
テンポがあって面白かった。

あの穴のセットの組み方とか奥行きある使い方もワクワクした。

テント芝居面白かったです♪

欲を言うならば…
歌の精度を上げたらもっと上質になるでしょうね。
彼らの敵

彼らの敵

ミナモザ

元・立誠小学校(京都府)

2013/08/10 (土) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★

ミナモザって良い。
この芝居を観てから
物事を色んな角度から見ようとするようになりました。

現実はひとつでも「事実」というのは
人の数だけ存在する。

服部さんがまた向き合うことを選択されたことが素晴らしいと思いました。

お客さんが少なかったので残念です。

ネタバレBOX

喫茶店での編集者とのやり取り辺りから
グッとのめり込みました。

菊地佳南さん演ずる矢田とか川瀬とか
憎い!って思ったくらいだからすごい役者さんだと思います。

恥ずかしながら
この誘拐事件の記憶がなかったので
演劇で知ることが出来て良かったです。
ストリッパー物語

ストリッパー物語

東京芸術劇場

滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール(滋賀県)

2013/08/10 (土) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★

麦ちゃん、良かった。
でべその真ん前で堪能した。
旬の組合長、でんでんさんのさむーい前説からスタート。
1幕は淡々とストリップ小屋の楽屋の雰囲気を楽しむ。
リリーさんのヒモも意外と良かった。

そして2幕で
重さんの娘と明美が出会うある意味修羅場な場が
感動のダンスとなりボロボロと泣いた。

そして終幕
五社英雄ばりの明美の梅毒幻覚状態に対する
ちょっと歪んだ重さんの愛やら命やらなんもかも含んでわけわからんようになった言葉でまた泣いた。

つか作品は観たことないので違いがわからないけど
三浦大輔さんの「ストリッパー物語」好きでした。


ただ、がっつりとかぶりつきで観られたからかなぁとも。

後方席ではここまで感じ取れなかったかもしれません。
座席によって温度差がありそうな仕上がりでした。

ホールより小劇場向きの作品かなと思います。




RIP

RIP

ピースピット

HEP HALL(大阪府)

2013/07/24 (水) ~ 2013/07/29 (月)公演終了

満足度★★★

あまり入り込めず・・・。
楽しみにしてました。
フライヤーもかっこいいし。モータプールで注目していた益山寛司さん、ロミジュリで良かった橋爪さんも出てたから。


だけど・・・。
ずっと冷めた目で観ていた自分。

全然話に入り込めなかった。
全然リアルに感じられなかった。

ダンス部分も段取りが感じられダメだった。

もっと胸を鷲掴みにされるものを期待していただけにがっくり。
一度そう思っちゃうともう戻れなくて。

次に期待したいけど・・・
また観に行こうと思えるかどうか・・・。

こうなるとチケット代も高かったなぁと思ってしまう。

Still on a roll

Still on a roll

FUKAIPRODUCE羽衣

OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)

2013/07/27 (土) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

もうずっと笑顔。
最初から最後までずーっと笑顔。
途中ほろっとくるところもあり。

そういえば。
私、羽衣さん好きだったけどお芝居は初めて観ました。
ライブから入りましたもので。

今回も名曲揃い。
ちょっとエッチで優しくて包まれるような詞。
繰り返されるフレーズ、キャッチーなメロディー。

客席がすごく近くて役者さんのサービスもあって笑。

お隣の男性はとってもいじられてました。


ネコッケのおっかぁと息子のやりとり・・・
キュルーリ、キュルーリのお腹空いた兄妹・・・
そして・・・愛のうたで泣いてしまう。

すごく幸せになれた時間でした。

妙~ジカル最高。

「空のハモニカ-わたしがみすゞだった頃のこと-」

「空のハモニカ-わたしがみすゞだった頃のこと-」

てがみ座

京都芸術センター(京都府)

2013/07/05 (金) ~ 2013/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

急遽
新聞で見て気になったので行ってみたのですが
とても良かったです。

金子みすずさんにも興味がありましたし、近かったというのも。
あとクロムのくぼかんさんが出ていたのもありました。

色々とこの時期は観劇予定が立てこんでいたのですが
こちらを選んで良かったなぁと思いました。

たくさんの人に観て欲しい作品です。

対面客席で美術も素晴らしく波の音、灯り、ピアノの旋律、ハモニカ・・・
あの時代の世界にどっぷりと入り込みました。

良い演劇に出会えた喜びでいっぱいです。
有難うございました。



ネタバレBOX

行き交う人々がだんだんと早いスピードになりぶつかってはじけ飛ぶ。
これで空襲だとわかった瞬間、涙が出ました。
この始まりだけで素晴らしかった。

そして役者さんたちの佇まいが本当にその時代の人のようで違和感がないところも良かった。

みすず役の方の所作が素敵で言葉や声も素晴らしかった。

実在する人物であるけど同年代の女性として見た虚像の部分もあると
脚本家の方がおっしゃってましたけど
みすずという女性の良いところだけではなく人間らしいところもあって共感できた。

すべての役者さんの動きが無駄でなく舞台も広がりがある使い方をしてらして
見ごたえがありました。

題材が題材なだけにスローなお芝居を想像していましたが
とてもスピーディーで2時間強でしたが全然飽きを感じさせなかった。

最後のみすずの決意に涙しました。
とても良い作品でした。

座席に置いてあったお手紙も素敵でした。
「てがみ座」さんの心遣い。こういうことでこちらの気持ちが幸せになります。




日本語私辞典

日本語私辞典

オイスターズ

AI・HALL(兵庫県)

2013/07/05 (金) ~ 2013/07/07 (日)公演終了

満足度★★★

地味目
前回の「ドレミの歌」に比べると地味ではありましたが
台詞がやはり面白いなぁと思いました。

後半は頭が疲れてきて言葉を追えなかったところがあり残念。

ネタバレBOX

ひらがなが書かれていく墨の匂いとか黒い衣装、
辞書のリレーの演出が良いなぁと思いました。

前回の「ドレミの歌」がとても好きだったので
今回のはインパクトが薄く感じた。

(飲めない人のための)ブラックコーヒー

(飲めない人のための)ブラックコーヒー

岡崎藝術座

KAIKA(京都府)

2013/06/28 (金) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★

ちょっと異次元
内容は難しかった・・・。

身体を使った表現が多くて私の苦手とするダンス演劇みたいな感じ。
衝撃的ではあったのですが
(わたるさんのお尻とか笑)
物語としての残像がなくて残念です。

バイト

バイト

カスガイ

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2013/06/28 (金) ~ 2013/07/01 (月)公演終了

満足度★★★★★

ガツンとやられた。
複数回観る予定でしたが
1回目の観劇がとても楽しみで待ち遠しい日々を過ごしていました。
東京から聞こえてくる感想もなるべく見ないようにと。

もう1回目はしばらく立てなかったくらいに衝撃を受けていた自分に驚きました。
内容にも、役者の圧にもやられ
勝手に力が入りすごく体力を消耗したのを覚えています。
観劇後こんな風になったのは初めてでした。

4回観ましたが
毎回違う役者の位置、それによって芝居も変わり
何回観ても飽きずに新鮮でした。

色々とはっきりしない事柄があり
未だに頭の中はこの作品のことでいっぱいです。

対面客席も面白かった。
欲を言えば役者が出入りする側で観ることが多かったので
反対側で最後は観たかったです。
そちらの方が客席が1段下がっていて物語にどっぷりと入れた感じがしましたから。


役者が出入りする方だと引いて観れないので全体の芝居が観れなかった。
でも近いので細かい演技や表情は観れそちら側で観る良さもありました。


山崎彬さんのペーソスある佇まいが何とも言えない。
これからも追いかけたい役者さんです。

ネタバレBOX

音もかっこよくあの作りこまれたオープニング、これから何かが起こるワクワク感、たまりませんでした。

裸足での演技にも力強さを感じたし
似た年齢層での熱い演劇に高揚しました。

美術も面白くブランコになり、テーブルになり、棺桶の蓋のような役割もあり
ちょっとイリュージョン的な要素がよりドキドキワクワクしました。

上演後、技術講習会というのもあり参加しましたが
照明や音響、美術のこと教えてもらい普段見ることが出来ない裏側を感じれて楽しかったです。

一つの演劇が作られるのにたくさんの人の関わりが必要なんだということが
実感出来たし
これからの演劇への関わり方が変わりそうだなと思います。

獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)

獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)

イキウメ

ABCホール (大阪府)

2013/06/14 (金) ~ 2013/06/16 (日)公演終了

満足度★★★★

イキウメの色
ミッションで初めてイキウメさん観た。
あれもSFチックだった。
ピンク地底人さんので観た「散歩する侵略者」もSFチック。
これがイキウメさんの色?
衣装も割とシンプルで役者さんの普段着感。

今回はかなり笑えたし面白かった。

でもこういうのが続くと飽きそうである。
また違ったイキウメさんのお芝居も観てみたいなぁ。



ネタバレBOX

中毒性がない劇団なんでミッション観てなかなか良かったのだけど
自分はもういいかなぁとスルーしようとしていたが
成志さんが出ているので惹かれて行ってしまった。

やはり成志さんは良い。
もっと遊びたそうにしてる感じがした。セカンドバッグ(笑)いもの食し方(笑)
汗だくだったなぁ。

今の世界に対する警鐘なのか?大きなテーマで話はとっても面白かった。
二階堂と妹と山田の隕石を見ては幸福感にやられているところが
最高に面白かった。
なんか悪を倒すみたいにヒーローものになって行きそうなところは
ワクワクした。

二階堂の豹変ぶりも良かった!!

二階堂・・・あれはフリなんだよね?どうなの?
柱の大使さん!なんか企んでそうだったなぁ。

見たら固まるってわかってるのに見たくなる御柱さま。
わかるなぁ。

gate#10

gate#10

KAIKA

KAIKA(京都府)

2013/06/08 (土) ~ 2013/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★

トビラ開けてきた。
初KAIKA。
この日は少し暑い日だったのであの客席はきつかった。
自分の体調もあまりよくなかったのであの狭い客席は本当にきつかった。
途中、何回も抜け出したくなったほど。
こちらに来る時は体調万全にして来ないとと思う。

ネタバレBOX

カムヰヤッセン
開場から始まっていた劇。
途中から見始めたのだけど。
始まりが明確ではなかったので
入り込み方が他の作品に比べると曖昧になった。
逆効果かも。
やたらと叫ぶ台詞にちょっと引いてしまいました。


ヘルベチカスタンダード
最初、わかりづらく入って行きにくく思ったが
途中から面白いと感じるようになりました。
一番、実験的な芝居に挑戦されていたように思った。
新聞の使い方面白いと思ったし
世間の見ているのか見られているのか・・・
どっちでもない感覚はなんとなく伝わったように思う。
これをもうちょっと創りこんだ作品が観たいなぁと思う。

彗星マジック
一番完成していたお芝居だと思った。
ファンタジーなあの世界にすぐ入り込めた。
「死語」=「死後」っていうのが面白い。
後のトークで誤植だったと聞いたけどこれが「死語」と表記されていたら
面白くなかったと思う。
だから誤植して良かったねと。

「平和」って言葉が死んでいくのは平和が当たり前になったからなんだなぁ・・・。
音も上手く使っていて良いお芝居観たって思えた。


面白い企画でした。
またこういうの待ってます。
て

ハイバイ

AI・HALL(兵庫県)

2013/06/05 (水) ~ 2013/06/06 (木)公演終了

満足度★★★★


「て」
再演でタイトルが変わったって。
離れたくても離れられない・・・。

いや、離れようと思えば離れられるのだろうけど
DVとかだとそうはいかないんだろうなぁ。

そういう描写はとくになかったので
さらっと観れたのだけどこれが岩井さんの実体験が元だということが驚く。
実体験した人だったら
もっとねっとりとしたモノになりそうなのに。

自分は経験してないからわからないだけなのかもしれない。
今になって冷静に作品に出来たのか?

初ハイバイで岩井さんは二回目なんで詳しくわからないけど
とても興味深い団体で作品でした。

ネタバレBOX

誰かに感情移入して観られる家族の話。
それぞれの立場でこの家族をどうにかしたいと思っていながら
空回りしている感じ。
そういう空気感がすごい好きでした。

同じシーンを違う角度からリピートするのが面白かった。
対面の客席だったから反対側でも観たいと思ったけど
2回観た感覚になれたのですごい満足感。

この作品ってまた数年後に観ても良いと思えそうだ。
いつまで経っても有りうる家族の話。

岩井さんのお母さん役の表情が兎に角良かった。
泣いてるか笑ってるかわからないくしゃっとした顔。

鳥のフンとかリバーサイドホテルとかくすっと感がたまらない。

また次の作品も観てみたい。


レミング ~世界の涯までつれてって~

レミング ~世界の涯までつれてって~

パルコ・プロデュース

シアターBRAVA!(大阪府)

2013/06/01 (土) ~ 2013/06/02 (日)公演終了

満足度★★★

リズムがいい。
台詞のリズムが心地よくてついつい居眠り…笑

夢か現か幻か…
天井桟敷で観てみたかった。叶わない話。
もっと不思議感があってもよかったのかも。



ネタバレBOX

演劇畑の方々はさすがですが
映像畑の方はやはりちょっと厳しい。

少女の花いちもんめ風のところとか
ダンス的なところは好き。

こういうスタイルもあるということを知れたのは何より。
そして宇野亜喜良さんのグッズたちはかなりテンション上がった!
有り難う!
ストレンジ・フルーツ

ストレンジ・フルーツ

東京グローブ座

梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪府)

2013/05/28 (火) ~ 2013/06/02 (日)公演終了

満足度★★★

見事に客席がJファン女子。
展開の仕方は斬新で面白い。
最後にもう一回冒頭部分が観たかった。

ネタバレBOX

逆展開ってことは面白味はあるけれど
心境の変化などは順を追って観るよりはわかりにくくなるから
もっとわかりやすく表してくれてもいいのかなぁと思った。

ところどころ物足りないというか。
ストーリーにもっと抑揚が欲しい。ワクワクせず淡々と最後まで流れた感じ。
冒頭がインパクトあり過ぎなのでしょうがないっちゃーしょうがないか。

映像の時間が長すぎのように思う。
ドラマや映画を見てる気分になった。


冒頭のプロジェクションマッピングはもう一回観たいなぁと思った。
作品としてはやらない方がいいのかとも思うけど
ただ単純に綺麗だったのでもう一度観たかったかな。
モータプール

モータプール

劇団子供鉅人

AI・HALL(兵庫県)

2013/05/24 (金) ~ 2013/05/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

次も観たい。
子供鉅人さんもアイホールも初めて。
どちらも気になる劇団であり、気になる会場だった。

大所帯のダンスと演劇が融合するものを今までに幾つか観たが
どちらかというと演劇に重心があるように思うもので。

だからダンスになると違和感があったり
とってつけたように感じたり・・・。

なので概要を見てどうかな?と思ったが
今回有り難くご招待いただき行かせてもらった。

対面客席とフロアの白い枠組み。
この広い空間が自然と高揚させる。



ネタバレBOX

冒頭の繰り返し。
面白かった。もうここでガシッと掴まれたかも。

妄想
幻想
どうでもいい。
なつかしい昭和の匂いの生活の風景。
人間が流しやテレビやちゃぶ台を表現しているのだけど
ちゃんとそれに見える。流しの花本ゆかさんのポタポタ落ちる汗の勲章。

郷愁感に溢れている男と
一人で生きていこうとモヤモヤをふっとばすかのように走り続ける女の子。
何も考えず遊ぶ子供たち。

広い世の中の小さいお話。
ちっぽけなお話。

なんかすごく好きな世界。
子供鉅人さん、好きだな。

ダンスと芝居のバランスが良かったのかな。
黒田育世さんのダンスは訴えかけるものがあった。

途中、ニュージーランドの民族舞踊ハカのようなところ
すごい好きだった。
あそこだけでもまた観たい。

フライヤーが役者さんの写真付きで助かる。

気になった方がたくさんいらっしゃったのでまたそれぞれ観に行きたいと思う。

益山寛司さん、寺西理恵さん存在感あった。




いってきMARS

いってきMARS

イッパイアンテナ

元・立誠小学校(京都府)

2013/05/16 (木) ~ 2013/05/20 (月)公演終了

満足度★★★★

素直に楽しめる作品
宇宙船の居住訓練。
ダイニングルームでのやりとり。

それぞれのキャラがマッチして違和感なく楽しめた。
アドリブっぽいところもあって余裕が見えましたね。
女優さんたちが皆お綺麗でした!!

前列の女子は
もしかして・・・なことがあるかもなんで
覚悟を!!笑

(私ならテンパッて出て来なかっただろうなぁ・・・)

ネタバレBOX

ダイニングテーブルの下にきゅうきゅうに隠れている4人と
勘違いされている行動の2人のところは爆笑。

船長のゲームの上手さやギターにやられる♪

全体的には宇宙兄弟の船内訓練の落ちこぼれ版みたいな感じでしたけど
単純に笑えてちょっと優しい気持ちになれるお芝居でした。

もっと違う雰囲気も観てみたいイッパイアンテナさん。
シリアスなお芝居だったらどんなだろうか・・・。

クライムス・オブ・ザ・ハート

クライムス・オブ・ザ・ハート

演劇集団円 アンシャンテ公演

ステージ円(東京都)

2013/05/10 (金) ~ 2013/05/15 (水)公演終了

満足度★★★★

基礎がしっかりしてる役者陣
独自のステージを持ってるということは良いことなんだろうなぁと思いました。

声の感覚とか客席からどう見えるかとか
劇場を借りてやるよりは稽古からわかるだろうし。


役者さんが皆さん素晴らしかったと思います。

脚本もとても面白いのだと思いますが
それぞれのキャラがぴったりでとても話に入り込めました。

残念だったのは女優さんで時々思うのですが
ワーワーキャーキャーってなると台詞が聞き取れなくなってもったいないなぁって。それも気にならないほどでしたけど。

余談ですが
開演前の注意事項を伝える方もとても発声が良く気持ちよかったです。


ネタバレBOX

それぞれにつらいこと抱えながら生きている3姉妹。
時には喧嘩したり、想いで話に花を咲かせてキャッキャしたり
助けあったり。

良いなぁ、姉妹って。

メグとドク
ベイブとバーネット
レニーとチャーリー

それぞれの関係が微妙で絶妙でした。

それぞれのシーンがどれも好きでした。

当日配られる簡易パンフに登場人物の紹介がのっていて
わかりやすかったです。

役者さんのお写真とお名前が紹介されていて
今後の観劇の参考になりました。

アンシャンテ公演のもう1本「ピロクシー・ブルース」も観たくなりました。

さよなら日本-瞑想のまま眠りたい-

さよなら日本-瞑想のまま眠りたい-

範宙遊泳

STスポット(神奈川県)

2013/05/04 (土) ~ 2013/05/15 (水)公演終了

満足度★★★

いろんな融合
畳のステージで視覚、聴覚から不思議な印象でしたが
始まってからもかなり不思議空間でした。

ネタバレBOX

コンテンポラリーダンスのような動きと演技の融合
プロジェクターの文字と演技の融合
色んな情報を頭にインプットしながら観る。

1点のビデオ屋の店長
その点数をつけているバイト
「あ」を無くしたビデオ屋店長の妻
動画の男、動画の男の彼女
「あ」を拾って可愛がる女、ミミズ ・・・

それぞれが交差しつつ交わらないような。

役者さんはとても好みで良かったのだけど
話が自分の中にストンと落ちて来ない感じがどうにもこうにもムズムズ感が残りました。

マリちゃんが歌うところの映像とか歌とか洗濯物とか
あそこはPVを見てるみたいで好きでした。



このページのQRコードです。

拡大