ロボ・ロボ
キティエンターテインメント
サンシャイン劇場(東京都)
2014/08/29 (金) ~ 2014/09/01 (月)公演終了
満足度★★★★★
じんわり
舞台セットもストーリーも非常にシンプル。
“人間ドラマ”をあえて“ロボット”で表現した手法が大変面白く、75分という上演時間もちょうどいいと感じた。
じわじわと切なく、じわじわと優しく、じわじわと幸福感に包まれるとても上質なエンターテイメントだった。けして衝撃的でもセンセーショナルでも無いけれどすっと心に沁みていつまでも残っているような舞台が観れて良かったです。
名探偵コナン 殺意の開演ベル
小学館集英社プロダクション
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2014/06/04 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
名探偵になれなかった悔しい
こういったステージ?というかイベント?は初めてだったので、1人で行っても楽しめるだろうかと不安だったけれど蓋を開けてみれば1人でも十分楽しかった。
入口で渡される探偵ファイル、舞台上で事件が発生し観客として客席に座っていた刑事、電話で指示を飛ばすコナン君、そして観客全員が探偵として手元にある情報に頭をひねりながら犯人を探しトリックを解明してゆくのがなんと楽しい事か!
事件自体も大人でも十分に楽しめる難易度で、最後名探偵になれなかったことがとても悔しい。犯人は分ったのに!
同じ様な企画がまたあれば是非参加して今度こそ名探偵になりたい。
小林賢太郎演劇作品『ノケモノノケモノ』
KKP
天王洲 銀河劇場(東京都)
2014/05/21 (水) ~ 2014/05/29 (木)公演終了
満足度★★★★★
優しい世界
哲学的なテーマだけれどそれを小難しく説くわけでは無く、優しい世界で色々な事を考えさせてくれる。
もちろんこの深いテーマからメッセージを受取って色々な考えを巡らせるのも楽しい。けれど観終わった後のなんとも心地いい余韻に浸って、良い時間の使い方をしたなーと思う事が出来るという意味でもとても良い舞台だった。
學蘭歌劇 『帝一の國』
ネルケプランニング
PARCO劇場(東京都)
2014/04/18 (金) ~ 2014/05/06 (火)公演終了
満足度★★★★★
とにかく楽しい!!
原作未読だったので楽しめるかなと若干不安だったけれど、幕が開いたらもうそんな不安が吹っ飛ぶくらい楽しくて楽しくて!
大音量の音楽と歌とダンスとアドリブとアクションと、色んな要素を混ぜ合わせてみたらなんだかよく分らないけれど凄く面白いものが出来ました、という感じ。これは何回も観るともっと楽しいと思う。
来年続編も決まったようで、絶対観に行くのでどうかキャスト全員続投してくれますようにと今から願っています。
万獣こわい
パルコ・プロデュース
りゅーとぴあ劇場(新潟市民芸術文化会館)(新潟県)
2014/04/17 (木) ~ 2014/04/20 (日)公演終了
満足度★★★★
胸くそ悪い
とにかく胸くそ悪い。実際の事件を題材としている事も含めとにかくえげつない。観劇後自分の体から血の臭いがしていそうだと思った程に血なまぐさい。そしてなにより夏帆が凄かった…暫くトラウマになりそう。
サ・ビ・タ~雨が運んだ愛~
東宝
青山円形劇場(東京都)
2014/03/20 (木) ~ 2014/04/06 (日)公演終了
満足度★★★
もやもや
チームYを観てきました。
観客参加型というものがあまり得意では無いのだけれど、やっぱり舞台にあんまり集中出来なかったかなーと…。
セットの可愛さと、駒田さんのお兄ちゃんはとても素敵だった。
恋する世阿弥
りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館
りゅーとぴあ能楽堂(新潟市民芸術文化会館)(新潟県)
2014/03/01 (土) ~ 2014/03/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
衆人愛敬
2,800円のチケット1枚で3公演観られるというとってもお得な公演でしたが、勿体無いと思いつつ都合がつかずトリプルキャストのうち、天と地を観劇。
新潟で演じられて新潟で観るという事にとても重点が置かれた演目だなと思ったと同時に、新潟県民でないと笑えない部分(レインボータワーはもう回らないとか、日本海タワーは今年の夏で営業終了とか)も多々あって、なにより“りゅーとぴあの能楽堂”で上演され観劇するということにとても意味のある作り方だと思ったし、それがとても嬉しく感じられた。まさに“芸術のミナト新潟演劇祭”の為に作られた、素晴らしく良い形でのコラボレーションだと思った。
更に随所で語られる世阿弥の言葉がなんとも色々と考えさせられる。
「いかなる上手なりとも、衆人愛敬欠けたるところあらんを、寿福増長のシテとは申しがたし。」(どんなに上手な能役者であっても、大衆に愛されることのない者は、決して一座を盛り立てていくことはできない)
【衆人愛敬】
これは今でも通じることばだなあ。面白い。
それにしても超ミニスカ女子高生で登場した天才能楽師には度肝を抜かれた!あー楽しかった!
歳末明治座 る・フェア~年末だよ!みんな集合!!~
る・ひまわり
NHK大阪ホール(大阪府)
2013/12/31 (火) ~ 2013/12/31 (火)公演終了
満足度★★★★
楽しかった!!
素直にとっても楽しい年越しが出来ました。
祭シリーズお馴染みのパロディ曲をふんだんに取り入れ、でも締める所はきちんと締める。泣かせるところはきちんと泣かせる。楽しかった!
ただカウントダウン後に早朝4時過ぎまでというスケジュールは客席側の集中力が保たないです…
銀河英雄伝説 第四章 前篇 激突前夜
舞台「銀河英雄伝説」実行委員会
東京国際フォーラム ホールC(東京都)
2013/11/29 (金) ~ 2013/12/02 (月)公演終了
満足度★★★★
まさに激突寸前
様々な策謀が入り乱れとうとうヤンとラインハルトの直接対決が目の前に。毎度の豪華で壮大な舞台装置に圧倒され一気に劇場がまるごと銀河の只中に漂っているような印象。キルヒアイスを喪ったラインハルトの虚しさが目の表情から伝わって来る。早く続きが観たい!と思わせるラストは前篇としてとても効果的。
楽しみにしていたパンフレットが早々に売り切れていたのが残念。それとマイクが入っていなかったり、音楽がプツリと途切れたりは一気に現実に引き戻されてしまってとても残念だった。
ロスト・イン・ヨンカーズ
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2013/10/05 (土) ~ 2013/11/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
圧倒
事前知識を何も入れず観劇したので、コメディだと思っていたら後半とことん泣かされた。とにかく中谷美紀さんが凄いの一言。中谷さんと草笛さんの2ショットにひたすら圧倒された。
笑えて泣けて、心にズッシリとした重みが来るけれど後味は悪く無い。むしろ爽やか。上質なものを観たという満足感大です。
ミュージカル『薄桜鬼』土方歳三篇
ミュージカル『薄桜鬼』製作委員会
【閉館】日本青年館・大ホール(東京都)
2013/10/02 (水) ~ 2013/10/11 (金)公演終了
満足度★★
ダイジェスト?
初演の斉藤篇からずっと観続けているシリーズも3作目。
土方篇ということで、ある意味“薄桜鬼”というタイトルの集大成とも言うべき公演として劇場もサンシャイン劇場から青年館へ移り満を持して上演されたわけだけれど、なんともダイジェスト感漂う内容だったなという印象。ストーリー的には函館までという長さなので駆け足になってしまうのは仕方が無いにしても、原作を知らなければ完全に置いてけぼりだと思った。
ただ、初演から観ている身としては役者陣の、特に斉藤篇で初舞台を踏んだ斎藤一役松田くんの役者としての成長が本当に素晴らしい。そして前作から加わった近藤さんと、今作からの山南さんがいてくれて本当に良かった。そこの2つに関しての★2つ。
ながぐつをはいたねこ
柿喰う客
妙高市文化ホール(新潟県)
2013/10/05 (土) ~ 2013/10/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
非常に楽しかった!
妙高公演を観劇。事前に妙高スペシャルになっている、という事を知っていたのでどういう事なのだろうかと楽しみにして行ったら本当にスペシャルだった!
テンポの良い台詞回しと歌、わかりやすい言葉と個性の強い登場人物。子供たちも本当に楽しそうに、飽きた様子の子もおらず観ていたのが印象的だった。
飽きる暇もない程のあっという間の楽しい時間。ラストの演出を妙高のあの劇場で観る事が出来て本当に良かった。とにかく楽しい、観終って思わず「あー楽しかった!」と声に出して言ってしまった。
アフタートークでも話題が出ていたけれど、ぜひまたあの劇場で柿喰う客を観てみたい。
ミュージカル『ドラキュラ』オーストリア・グラーツ版
フジテレビジョン
東京国際フォーラム ホールC(東京都)
2013/08/23 (金) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★
ダークで美しい世界
初演はDVDで見ていたので再演を心待ちにしていました。
脚本が(主にラスト)あまり自分の好みでは無いのですが曲がとにかく素敵。そしてあの巨大セットをじかに見る事が出来て圧巻でした。
特にヘルシング教授の歌声が素晴らしくて素晴らしくて…!本当に観に来て良かったと感動。
しかし全体的な演出やキャスト等どうしても初演と比べてしまいますが、初演の方が好きだったなというのが正直なところだったりします。
舞台「銀河英雄伝説」 初陣 もうひとつの敵
舞台「銀河英雄伝説」実行委員会
【閉館】日本青年館・大ホール(東京都)
2013/08/01 (木) ~ 2013/08/06 (火)公演終了
満足度★★★★
正直、面白かった
銀英伝は原作未読なのですが輝く星〜から3作続けて観ていて今回が一番面白いと感じた。上手くまとまっている気がするし、何よりキャラクターの個性がきちんと出ていて楽しい。
主演の間宮くん目当てだったけれど今回の橋本くんのキルヒアイスがとても素敵だなと思った。そして双璧の2人のやりとりがなんとも楽しい。
広田レオナさんの演技は圧巻だった。哀しく美しく堕ちてゆくベーネミュンデの悲劇が素晴らしく胸に刺さった。
主演の間宮くんは各世代のラインハルトを器用に演じ分けられていて若干二十歳にして堂々とした威厳さえ感じられる。今後も彼のラインハルトが観たいと思った。
小野寺の弟・小野寺の姉
ホリプロ
天王洲 銀河劇場(東京都)
2013/07/12 (金) ~ 2013/08/11 (日)公演終了
満足度★★★★
ほっこりと暖かい
脚本家の西田さんの舞台が観たくてチケットを購入。目当ての役者さんがいるわけでもないので気軽にA席を。
相手を思うが故のすれ違いや空回りは肉親であれば尚更修正するのが難しい。毎日顔を合わせていれば尚更。振り回されているようで振り回していて、みんな可愛くてみんな愛おしい。嫌な人は誰もいない、誰も嫌な気にならない、とにかく優しくてホッと一息ついて穏やかになれる舞台だった。
向井さんの演技、良いなー
アルテノのパン
ジェットラグ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2013/06/05 (水) ~ 2013/06/10 (月)公演終了
満足度★★★
盛りだくさん
笑いあり涙あり、コメディもシリアスも冒険も恋愛も詰め込まれた舞台。
主演の矢崎さん目当てで観劇しましたが、大きな舞台でマイクを通した演技ばかりを観てきたので、小さなハコでマイクを通さない生声での演技はやはり別の楽しみがあるなと思った。
アート系クリエイティブ系の仕事につくことを一瞬でも夢見た事がある人にとっては、かなりグサグサと刺さる台詞の往航で胸が痛い。
ただ、ちょっと矛盾する言動があったりして引っかかる部分もあったり。
『P+』(ピープラス)
LIVE POTSUNEN
天王洲 銀河劇場(東京都)
2013/05/15 (水) ~ 2013/05/19 (日)公演終了
満足度★★★
説明出来ない
日本語圏で無い観客の為に日本語台詞無しで描かれた作品である『P』の日本凱旋公演ということで、そちらを観ていない私としては何処が違っていたかとかは分からないのだけれど多少の日本語台詞があったのでその辺りは少なくとも手を加えているのだろうなと思った。
それでも台詞が殆ど無い、そして相変わらず状況説明も殆ど無いパフォーマンスである以上それを日本語で説明するのは無茶というもので…。
個人的にはポツネンシリーズは1作目が一番好きなのだけど、今回はポツネンと位置づけて良いのだろうかと思う程特殊だったなと思った。
面白い、というより、なんとも上等で不思議な時間を過ごしたなという感覚。笑おうと思っていくと物足りないけれど、今現在の“はじめまして、小林賢太郎です”という名刺になるような公演だったと思う。
舞台「銀河英雄伝説」 第三章 内乱
舞台「銀河英雄伝説」実行委員会
青山劇場(東京都)
2013/03/31 (日) ~ 2013/04/13 (土)公演終了
満足度★★★
前回よりは…
原作未読でファンである間宮くんの演技が観たくて観劇しました。
銀英伝舞台は前回と2回目ですが、前回特に何名かの演技力の面で大変がっかりしたのですが今回はベテランの方も多く前回よりは観れたかなと思います。
贔屓目もあると思うけれど間宮くんのラインハルトがとても見応えがありました。
河村さんの演技も好きだな、と感じました。そしてセットがなんとも力が入っていて、動く動く!
でもあの舞台にこの値段はどう考えても高過ぎる。
早乙女太一主演公演 一 神州天馬侠 二 早乙女太一舞踊ショー
明治座
明治座(東京都)
2013/04/10 (水) ~ 2013/04/27 (土)公演終了
満足度★★
正直期待はずれ
大変楽しみにしていた公演だけれど正直期待はずれだった。
ストーリー展開が早過ぎて全く内容が頭に入って来ない。若手もベテランも良い役者を沢山使っているのになんとももったいない。
二部の舞踊ショーはさすがに素晴らしく、大変楽しかったので、メインはショーの方だと考えればストレス無く楽しめるかもしれない。
ミュージカル『薄桜鬼』沖田総司 篇
ミュージカル『薄桜鬼』製作委員会
サンシャイン劇場(東京都)
2013/03/14 (木) ~ 2013/03/24 (日)公演終了
満足度★★★
前回よりずっと楽しめた
前回斉藤篇があまり好みに合わなかった為正直今回観劇しようか悩みましたが結果的に観に行って良かったと思いました。前回どうしても不要と感じた笑いの部分が削られていたのですっきりとストーリーを追えた。それと今回から近藤さんが加わったのがとても大きい。何故前回いなかったのか。
ただ、前回斉藤篇を観ているかゲームをプレイしていないと分かりづらかったように思う。だいぶ重要な部分を端折ってしまっていた気が…それと役者陣の歌唱力が今イチな方が多く、歌詞が殆ど頭に入って来なかったのが残念。何ヶ所か、そこは歌では無く台詞として聞きたかったというフレーズがあったのももやもやした。
それでも約1年経って再び同じ役を演じる若い役者たちを観ているととても成長を感じられた。
まだまだチケット代が高いなーと感じるけれど今後もっと良い薄ミュというシリーズになってゆくことを期待したい。