メビウス‐201709-
リンクスプロデュース
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2017/09/27 (水) ~ 2017/10/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
まだ心の中の衝撃と感動が言葉にならず涙の玉となってころころ転がってる感じ。関西住みながら東京で初メビウス。スケジュールとタイミング神さまに感謝。男女の90分の2人芝居。脚本は過去に池袋演劇祭で大賞受賞の劇団ショウダウンのナツメさん。すでに演劇祭での実績のある方だけに、私にはどストライクで、もう泣きましたよ。観た中では三浦さんが評判通りにものすごい! 誘ってくださってありがとうございます。誘えなかった東京の観劇お友達、ごめんなさい。今でも思い返すと泣いてしまいそうに心揺さぶられている。
幻の国
劇団昴
Pit昴/サイスタジオ大山第1(東京都)
2017/09/12 (火) ~ 2017/09/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
劇団チョコレートケーキの評判を聞いてはいましたが、今回、まさか昴さんで観ることができるとは思ってもいませんでした。
久しぶりにどストレートにハードな作品を拝見できました。
当パンの用語解説を上演さ前に読んでいたので、元々は知らない言葉にも着いていくことができたと思います。
ベルリンの壁崩壊前後の東ドイツが舞台。
その時代を、あの瞬間をテレビや新聞で見ていたのを思い出します。
壁に日付が投影されるたびに、自分のその時を振り返り、こんな自分では選びようがない国で生きていた人々の暮らしをリアルに感じていました。
東ドイツのことをこれだけ真っ正面から書いたのが日本の方とは驚きです。
僕の東京日記
演劇集団アクト青山
演劇集団アクト青山・烏山スタジオ(東京都)
2017/09/20 (水) ~ 2017/09/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
アクトさんは新劇でありながらお洒落だったりユーモアに溢れる演出をされるので、毎回、観劇が楽しみです。
そして、今回は永井愛作品。
イメージとして社会派の永井さん作品がどんな風になるのか。
面白くて楽しくて、主人公と母のシーンでは泣けて、歌のシーンは手拍子をしたくて(微かにしていましたけどね)と盛りだくさんに楽しめました。
全共闘とか出てくるけど、それは時代背景でしかなく、人情、愛の舞台でした。
The Phantom Cowboy
FunIQ
スタジオ空洞(東京都)
2017/09/18 (月) ~ 2017/09/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
池袋駅から離れたスペース。地下。
入り口は、そんなに目立たないけれど、吊るしてあるチラシで分かる。
会場内には、架空の街のジオラマ風と靴、女性物のサンダルなど。
L字型の観客席。一番前が小さいイスなので悩むが大好きな最前列に座る。
前説が面白かった。携帯の電源オフへの注意喚起。定型ではなくオリジナルを。そうすると、前説はBGMではなく呼びかけになる。
ギターの生演奏。
ストーリーテラー的な役の方の朗読的な台詞で舞台は進む。
群衆とまではいかない人数だが、その趣きもあったように思った。
小栗さんの書く言葉と世界は残酷で辛く切ない。でも、愛。童貞の純愛。だからこその純愛。好きな物語。
『Angel』
CSB International
ニッポン放送 イマジン・スタジオ(東京都)
2017/01/21 (土) ~ 2017/01/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
初大野幸人さん。初ニッポン放送イマジン・スタジオ。元ジャニーズからダンサーの大野さんの初めての一人芝居(再演ではあるけど)オープニングの佐藤仙人さんの生パーカッションが、これから語られる物語を暗示するかのようで…大野さんのダンサーならではの身体表現はさすが。物語内の現実の彼は大野さんよりはるかに年上で。大野さんが彼の年代になるまで再演されるのを観たいと思う。
谺は決して吼えない
一色洋平×小沢道成
王子小劇場(東京都)
2014/09/04 (木) ~ 2014/09/08 (月)公演終了
満足度★★★★★
初めての王子小劇場
シンプルなセットが、役者さん二人の演技に観客を集中させたと思う。
様々な衣装に着替える時間も場面展開に変えていたのが面白かった。
相変わらずキレッキレの身体能力を見せてくれた一色さん、今回は鍛えぬいた背中と太ももも披露。あまりの見事さに驚き。
小沢さんの笑顔から真顔に変わるその瞬間は、怖さにも似た感覚を覚えるほどに見事。
マナナン・マクリルの羅針盤
劇団ショウダウン
シアター風姿花伝(東京都)
2014/09/05 (金) ~ 2014/09/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
すごい!
大阪公演が観られず、東京に来ているタイミングでの公演。
これを運命と言わずして何と言う?という事で、念願の観劇。
2時間の一人芝居。
あれだけの台詞を覚え、10人以上の老若男女になり、動き、走り回る。
しかも、この日は1日3回公演の3回目。
大きくはない彼女の身体のどこに、そんなパワーが秘められているのか、と驚かされる。
実在した海賊たちを題材としたエンターテイメント。
紙芝居を見る子どものように、舞台に引き込まれ、思わず身体が前のめりになってしまう。
観られるチャンスを逃さなくて良かった。
0号 -2014-
ゲキバカ
ABCホール (大阪府)
2014/07/25 (金) ~ 2014/07/28 (月)公演終了
満足度★★★★★
千穐楽おめでとうございます!
はや千穐楽!ううっ、もう1回は観に行きたかったです。
昭和と言う時代のキネマから、シネマ、銀幕、映画。
色々と呼び方が変わっていっても、それに携わる人々の思いのなんと熱いことか。その熱さは、ゲキバカさんの熱さに通じるのではないか?
いつものエンターテイメント性にプラスあの時代の非情さ。
それを笑いで重すぎなくさせている。
笑い、泣き、大拍手!もう感情大開放させての観劇。
できるものなら、もう一度、今日、観に行きたい。
それも叶わないので、パンフとブロマイドを拝見するとしますか。
ビー・ヒア・ナウ Be Here Now
文化庁・日本劇団協議会
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2014/07/10 (木) ~ 2014/07/21 (月)公演終了
満足度★★★★★
時は流れても
24年前の原作。しかし、これだけの年数が経っていてもステージとしての面白さは変わらない。ダンスの見事さは、虚構の劇団らしい相変わらずさ。
タイトルの意味は「今ここにいること」だとか。私にとって、それを強く思わせる台詞がいくつかあった。
人は皆、いつもそれを想いながら生きているのではないか。
以前、柿喰う客の本公演で拝見したのとは全然、違う七味さんにやられてしまった。
お気に入りの杉浦さんが主役だったのが、私としてはほくほく。
パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!
おぼんろ
王子MON★STAR(東京都)
2014/07/09 (水) ~ 2014/07/21 (月)公演終了
満足度★★★★
初おぼんろ
遅くなったけれど、八幡山ワーサルシアターにて観劇。今までは、拓馬さんの一人芝居、客演、わかばやしめぐみさんの客演のみだったから、本公演を観られる日をとても楽しみにしていた。分かっていたけど、やっぱり、おぼんろ、すごい。お一人お一人にパワーがあり、それが合わさると、こんなにも心揺さぶられる舞台を拝見できるとは。暗い中を全力で走り、すれ違う。いくら練習を重ねても、これは仲間への信頼がないとできないことだろう。
上映中の撮影OKだったけど、一眼レフでもカシャカシャ撮影されると、かなり気になり、舞台に集中できなかったのが残念。その分、-1。
明日は天気
演劇集団アクト青山
演劇集団アクト青山・烏山スタジオ(東京都)
2014/06/20 (金) ~ 2014/06/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
面白かったです
原作を知らない私としては、2回、観劇させていただいてよかったです。
1回目は千頭和さんチームからだったのですが、物語が分かりにくく。
小西さんチームのを拝見して、ああ、こういう話だったのかと納得できました。
2回目は、変わって小西さんチームからの観劇。
1回目よりいろんなところを観ることができて。
そして、千頭和さんチーム。
今度は、なるほど、そういうことなのかと、まるでパラレルワールドに迷い込んだような、人の内面に問いかけるような演出を楽しむことができました。
素劇 奇跡の人 ヘレン・ケラーとアニー・サリヴァン
劇団 新人会
吉祥寺シアター(東京都)
2014/04/03 (木) ~ 2014/04/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
ヘレン・ケラーの心
偉人物とかは苦手分野で、ヘレン・ケラーに関しては書物も読んだことがないほど。今回は、おぼんろのわかばやしめぐみさんご出演ということで観劇。彼女の舞台を生で拝見するのも初めてだったけれど、さすがにすごかった。子どもながらに5年ほど、精神的にも物理的にも闇に閉じ込められていたヘレンだった。また、ストーリーを通じてヘレンの家族関係なども分かり、勉強になった。時間さえあれば、再度、拝見したかったです。
男の60分 -2014-
ゲキバカ
世界館(大阪府)
2014/03/25 (火) ~ 2014/03/27 (木)公演終了
満足度★★★★★
笑って笑って涙
やっとゲキバカ本公演参戦。小学生の男子って、きらきらしてて、女子としては羨ましく見ていたのを思い出しました。馬鹿も嘘も何もかも本気で…笑って笑って、最後の台詞に落涙。
燕のいる駅
Theatre Polyphonic
ギャラリーLE DECO(東京都)
2014/01/14 (火) ~ 2014/01/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
いろいろな想い
やっと石丸さち子さん演出の舞台を生で観劇。
ギャラリーというコンクリート打ちっぱなしの空間が、駅員の休憩所になる。
舞台装置をカバーできるだけの想像力を観客に働かせられる演技。
そこに掛かる伊藤由華さんのつばめの絵がとても素敵で、こちらも生で拝見できた喜び。
伊藤靖浩さんの生ピアノも心地よく…
不条理にもやがて訪れる終わり。
生きるということは、生きていくことなのだと。
その怖さを早口でまくし立てる漫才師。
あれだけ感情的な台詞をあの早さでも聞きとれる、というのに驚き。
悲劇が待ち受けていても、人を思う気持ち、言わなければ伝わらないこと、そして、諦めないこと…
それらが大切なのだと。
黎明浪漫譚-れいめいロマンティック-
エムキチビート
吉祥寺シアター(東京都)
2014/01/07 (火) ~ 2014/01/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
未だ、その時間に
今年初の観劇は、大好きなエムキチビートさんの公開ゲネプロから。今回の舞台は、特に思い入れが深くて…。上演前後の音楽に目を閉じ、心を整える。舞台が始まるとともに、役者さんたちは駆け巡る、物と同じく。引き繋がれていく父と息子の関係や思い。早くに父を亡くし伝えられなかった言葉を主人公である息子が代弁してくれた。
SOU - 双・相・想 -
演劇ユニット ランニング
ザムザ阿佐谷(東京都)
2013/11/20 (水) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
タイトルが全てを
ようやく感想を書けるだけの心の整理が。
2つの本を元吉さんが演出の2本立て。同じ舞台装置を
使いながらも、全然、違う作品に。だけど、どちらも誰かを想う心、誰かの存在が自分の存在意義に、誰も一人では生きていけないという事が、痛いほど伝わってきた。
パンジーな乙女達は、女性の心の切なさが。
終末の天気。では、夢を諦めずに生きる難しさ、諦める悲しさ。
それでも、最後のシーン。彼らを信じてみたいと思う。
Kの昇天~或はKの溺死~
MAG.net
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2013/11/27 (水) ~ 2013/12/03 (火)公演終了
満足度★★★★★
マルチキャスト
マチネと、当日券でのソワレ観劇。マルチキャストならではの芝居の違いが面白かった。閑話休題的な赤眞さんタイムから、すっと、その世界に戻るところはさすが。
阿Q外傳
NAT
こまばアゴラ劇場(東京都)
2013/10/31 (木) ~ 2013/11/04 (月)公演終了
満足度★★★★
知らないことへの導き
阿Qも申亥革命もほぼ知らずに観劇。はっきり言って、難しそうな内容に二の足を踏んだのだけど。若い演出家とキャストにより、未知の分野を悩まずに拝見できた。昔の中国を描きながらも、今の日本に通じるところがあったように思う。また、阿Q正伝を読んでみたいという文学への橋渡し役にもなった。原作があるものでは、これも大きい意味を持つと思う。問題があったとすれば、原作が偉大すぎることかな?私個人としては、楽しかったけれど。
See You 【観客総動員数1000人突破!】
LIPS*S
新宿シアターモリエール(東京都)
2013/11/20 (水) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★
初めて観るタイプ
アクションあり、ダンスあり、殺陣ありというのは、初めて観るタイプの舞台だった。
特撮のショーを観る感覚、が一番近かったかな?
アクションと殺陣、その効果音にへー!とわくわくした。やっぱり、特撮ショーか。
でも、新しい体験は楽しかった。最前列の見切り席。スピーカーの音の大きさに心臓がビクビクしたのと、お目当ての役者さんのお顔が、目の前に立たれるとスピーカーで見えなくなるのが残念だった。
プロペラとスカーフ
アトリエ・センターフォワード
シアター風姿花伝(東京都)
2013/11/15 (金) ~ 2013/11/25 (月)公演終了
満足度★★★★★
愛すべき飛行機バカたち
父と娘の物語、と聞いて父がもういない私は観劇を少し躊躇ったのだけど。そんな思いなんか、飛行機の飛ぶ音とともに吹っ飛ばしてくれた。何より所長の娘の真っ直ぐさが一途で可愛らしい。どんな邪魔が入ろうとも諦めない飛行機バカたち。熱く爽快な舞台。