めっこの観てきた!クチコミ一覧

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クイッククエンチ

クイッククエンチ

MCR

OFF OFFシアター(東京都)

2008/07/07 (月) ~ 2008/07/09 (水)公演終了

満足度★★★★★

元気になりたい人にお薦め。
難しいこと考えたい人には薦めないけど。がっはがっは笑って、胸キュンして、ていう単純な部分でもっのすごくすっきり。あと2日行くべし。

ネタバレBOX

チラシにあるとおりのかわいくて匂いたつ恋のお話。

恋が甘すぎず辛すぎず、全く若いのに43歳でも成り立っちゃう。会話がうますぎです。間もものすごくいい。特にそれぞれのカップルで話すシーンはどの一瞬も目が離せない。

川島潤哉さんカップルの恋が本当に素敵。たぶんいつも二人にしかわからない会話をしているんでしょうね。呆れながらもその切り返しが大好きなんだろうな。そういう恋をずっとしていられたら。。。
料理人〜RIO/喰らう/kurau〜

料理人〜RIO/喰らう/kurau〜

世の中と演劇するオフィスプロジェクトM

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/07/04 (金) ~ 2008/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★

説明しがたいけど、充実です。
どこに打たれたのかわからないながらも、なかなかに楽しめる構成です。大雑把に枠をとらえてみると、テーマからは全く逸れない、考える作品。

ネタバレBOX

暗転の中での食べる音とか、大勢いる中でのスポットライトとか、五感で楽しめる。欲を言えばもっと食べ物のにおいがあってもこの作品ならいやじゃなかったかも。桃とかね。

チラシの宣伝文での、岸田理生さんのこんにゃく好きという淡白な思いと、食べるのが好きなのに持病のある主宰の丸尾さんの対比から、作品がどう流れるのかすごく興味津々でした。生きる上での食べるっていうことの位置づけを、様々なエピソードを通して表現されることで、考えて悩む。食べることは生きるうえで絶対に必要ではあるけど、食べる場所や相手ってものすごく大切で、それ次第で食べるっていうことに求めるものはだいぶ変わってくるっていうのが作品を通じて痛感しました。

表立ってはいないそういう作者の思いにも共感できたんだと思います。
その夏、13月

その夏、13月

チェリーブロッサムハイスクール

サンモールスタジオ(東京都)

2008/06/27 (金) ~ 2008/07/01 (火)公演終了

満足度★★★★

行ってよかったです。
評価の割れ具合が気になりまくりで。自分の目で確かめなくちゃ気がすまない。で。かなりずりずり引っ張りこまれました。作りのおもしろさで細かいことは気にしない。欲を言えば謎は残して欲しくないけど。すっきりはしないのに最後まで目を離せず、理屈ではもやもやなのに、気持ちの上では充足。

華燭(かしょく)

華燭(かしょく)

東京タンバリン

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2008/06/27 (金) ~ 2008/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

丁寧な脚本、おもしろい演出、素敵な俳優。
おとなしく、大きい揺さぶりはないけど、味わいの深さはさすがです。直接は語っていないのに感じられる部分が多く、わかりやすいから気持ちが離れません。人間の普遍性を温かく見つめる視線がいいんです。

ネタバレBOX

席が指定で選べないのは残念だけど、一応死角はないようですね。どっちに座っても通路での会話は見えない部分がありますが。このセットの組み方はかなり素敵です。いろんな角度から見てみたい。

登場人物は結構多いし、2役したりもするので、前半は人間関係の把握をしっかり、後半で気持ちの流れについていけるように。
表と裏と、その向こう

表と裏と、その向こう

イキウメ

紀伊國屋ホール(東京都)

2008/07/02 (水) ~ 2008/07/06 (日)公演終了

満足度★★

期待はずれ、
と、あえて言わせていただくのは、もう作品の出来不出来は関係なく、自分の期待値とのギャップ。違う違う、イキウメで観たかったのは。枕詞に「紀ノ国屋ホール版」とか付ければいいと思う。

ネタバレBOX

人間らしい体温を感じてしまうんです。薄ら寒い変な空気にどっぷりしたかったのに。生とか死とかに対しての思いが強かった気がします。ストレートには言って欲しくない、よくあるメッセージ性ががっかりです。
共生の彼方へⅢ

共生の彼方へⅢ

A.C.O.A.

atelier SENTIO(東京都)

2008/06/26 (木) ~ 2008/06/29 (日)公演終了

満足度★★★★

やっぱり。。。
この存在がおもしろい。小学生割引あるみたいだけど、小学生でもわかるけど、小学生が観たらトラウマになる怖さだな。乱歩を知ってようが知ってまいがどうでもいい独特な世界。怖くて愛しくて哀しい。

ネタバレBOX

作品ではないというこの作品。だからその日の呼吸でできあがるっていう。プロットはあってもその日投げかけたその反応で動きたいように動くんだそうです。ああ、そう聞いちゃうと違う日にも観たくなっちゃうからやめて。。。

アフタートークがかなりのおもしろさ。時間制限なく話し続けそうな勢いで。熱いわけでなく淡々としているのに話が途切れないところが、なんとなくセンティオの雰囲気にとっても合ってました。

稽古らしい稽古じゃなく、台詞を覚えて生活の中で体にしみこませてるっていうのがとても納得いく感じでした。
コウエンノキマリ

コウエンノキマリ

tea for two

「劇」小劇場(東京都)

2008/06/26 (木) ~ 2008/06/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

じっくりと腰を据えて
楽しめる作品。オーソドックスにシンプルに、だけど筋が通っていて伝えたいものが伝わる。普段、メッセージ性はあまり求めないけど、こういう形でなら伝えたいことがあるっていうのはいいのかもしれない。

ネタバレBOX

脚本構成のすばらしさと、俳優さんの出過ぎない演技がいい。

前半に起こる様々な出来事が、後半にきっちり収束していくのがちゃんとこっちの生理的リズムにも合い、すっきり。

殺されたあかりちゃんを待つモノの存在が際立って生きてる。
心優しき野郎ども

心優しき野郎ども

てにどう

ザ・ポケット(東京都)

2008/06/25 (水) ~ 2008/06/29 (日)公演終了

満足度

甘い。
この作りは。客をバカにしているかのような設定、脚本。むやみな暗転で話を切り、続かないストーリーをごまかしてる。笑わせたいならもっと人が笑う仕組みを考えるべき。学生劇団ならわかるけど。

ネタバレBOX

一生懸命やっている役者さんがかわいそうになりました。状況を考えない張った声とか、うるさいばっかり。

心優しき、っていいながら、終わり方は心情不明。気持ち悪いくらいに仲間を受け入れていた家主が、なんで急にみんなを追い出した?思いを寄せてくれた女性にも悪態ついて。何か深い心理があるのかと思ったらなにも説明されずに終わっちゃったし。

カーテンコールの後歌ったのにもびっくり。楽しめてれば受け入れられたけど。踊られなくってよかったぁ。
俺を縛れ!

俺を縛れ!

柿喰う客

王子小劇場(東京都)

2008/06/18 (水) ~ 2008/06/30 (月)公演終了

満足度★★★★

髪型
玉置さんの髪型に釘付け。うらやましくてうらやましくて。真剣にまねしたい。かっこよすぎ。作品自体もそうですが。柿のビジュアル的なセンスと中身の昭和のにおいのギャップがたまりません。

A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM

A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM

G2プロデュース

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2008/06/22 (日) ~ 2008/06/29 (日)公演終了

満足度★★★★

ちゃんとシェイクスピア
G2らしくもあり、きっちりシェイクスピアの楽しみもあり。なかなかイケます。でもちょっと会場が広いから人が小さい気はします。

ネタバレBOX

思いっきり近くで観るか、2階から俯瞰するかがよさそう。(選べないけど)
とりあえずpiperのお二人はどこを切っても鉄板。ステキです。意外に神田さやかのはじけ方も、おもしろいです。
ただ後半の歌はやや飽きました。そんなに歌う必要あるのかな。おもしろじゃない歌は微妙。
あゆみ

あゆみ

toi

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/06/18 (水) ~ 2008/06/24 (火)公演終了

満足度★★★★

変なふうに揺さぶられたな
平凡な女の人生のあゆみ。ありそうで実際にはあんまりなさそうなエピソードにまみれさせている。でもなぜか気持ちが動くのです。しんみりしたり、どきどきしたり、切なくなったり、怒ったり。
おもしろくて引き込まれるのに長く感じたのはなぜかが疑問。

ネタバレBOX

次々ひたすら歩く、歩く。役柄をチェンジしながら。生まれる。愛されながら。そんな当たり前のことがいとしくなる。出会う。いつの間にやら心が交わる。日常なのにどきどきする。
ストーリーはないとしながらも手繰り寄せる力はすごい。俳優さんの個性を潰さないまま、役の個性も生かす。器用だなって思います。
山登りしながら過去を思い返すシーンはかなり涙です。笑ってるのに。なぜか涙も。
杭抗(コックリ)

杭抗(コックリ)

乞局

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/06/04 (水) ~ 2008/06/15 (日)公演終了

満足度★★★

期待が過ぎました。
だから厳しい評価です。好きだから。なんか濃ゆくない。なんか社会的。乞局に求めてたのはここじゃないっていうか。普通に観ればおもしろいんでしょうけどね。あと、声が響きすぎてるのか、聞き取れない台詞が多かったのも気になりました。もそもそしゃべるのと聞き取れないのとは別次元。

ネタバレBOX

セックスシーンも精子を飲むのもまあ気持ち悪さはあるんですけどね。でも全体の中でっていうよりもこの人がこういうことを?っていうレベルな気が。木引さんが?とか。
I do I want

I do I want

空間ゼリー

サンモールスタジオ(東京都)

2008/06/13 (金) ~ 2008/06/22 (日)公演終了

満足度★★★★

美少女揃いすぎだけど。
こんな人間関係、女の子なら誰でも経験ありそうな、でも実際にはそんなにはなさそうな。その加減が絶妙。パワーバランスも絶妙。自分に求められている立場の把握もすごい。誰しもが日常、意識無意識関わらずやっていることをこうまで露呈されるってスカッとする部分もあるけど、恥ずかしくて眼を覆いたくなる部分も。

ネタバレBOX

男子陣のぼーっとしながら巻き込まれない程度の逃げと、でも自分の希望路線の守り方がまたうまい。バカにされながらも彼女をちゃんと作っていてうまくやる先輩や、戦ってでも立場を守るブロガー、先輩に思わせぶりしながら彼女もちの男、単なる漫画好き。

女の世界では、みかさちゃんのような優等生ぶりは鼻につくけど、最後の体を張った告白にちょっとどきどき。タカコのキャラはごますられて近寄られて、いいように利用されるだけで本当には友達にはなりにくいんだろうな。エリみたいなちょっと自由な一匹狼的な立場が一番楽かしら。。。なんてそれぞれのキャラについ思いを馳せてしまう。そこが力なんでしょうね。
「て」

「て」

ハイバイ

駅前劇場(東京都)

2008/06/18 (水) ~ 2008/06/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

ロングランor追加公演or再演希望。
まー、これは繰り返してみたい。さすがな仕上がりです。ストーリー的な深み、構成のおもしろさ、俳優の巧みさ、どれをとっても。笑ったり泣いたりだけど、なんとなくその感情の動きをおおっぴらに見せちゃうのが恥ずかしいような、いけないことのような、空気をもつ作品でした。笑っても泣いても嘘になっちゃうような。事実に基づいてるっていう分素直に受け入れないようにしなくちゃいけなかったかな。

ネタバレBOX

同じ時を繰り返し見せることで違う側面を表す。それがまったく複雑さを持たず、誰でも同じように楽しめるようになっているのに感情としてはきめ細かいのがすごい。兄たろうの気持ちの吐露が、一回目では全くの悪者なのに、二回目ですぅっと受け入れられるのが不思議。
夜明け前後

夜明け前後

中野成樹+フランケンズ

【閉館】江古田ストアハウス(東京都)

2008/06/13 (金) ~ 2008/06/16 (月)公演終了

満足度★★★

シンプルにこざっぱりと
そこそこ、な感じでした。初めてだったから期待値も大きかったから。あっさりしすぎてて。原作を知らなかったのも原因かな。おもしろいのにハードルあげすぎた。

ネタバレBOX

前半は本当にシンプルに雰囲気でみせてくれます。その分眠くなっちゃった。後半の乞局・下西さんの作部分はねっとり感も醸し出されてておもしろかったんですけど。夫婦のすれ違い方ってどこでもこんな感じなんですね。村上さんのダメ男がなんだかセクシーで、そんな男に惚れられている妻に嫉妬を覚えるほどでした。
青春荘の人々2

青春荘の人々2

ペテカン

新宿シアタートップス(東京都)

2008/06/07 (土) ~ 2008/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★

この魅力はどう説明したらいいのやら
言葉で説明しちゃうと、どうも私の嫌いなタイプの作品に属しちゃうんだもん。違うの、伝えたいことは、ってなっちゃう。キャラは濃くデフォルメされてる、暑苦しい、設定自体古臭い、なのになのに。。。うっとうしくなく温かくなれる作品なのはなぜなんでしょう?

ネタバレBOX

1も観たけど、覚えてなくても観てなくても絶対おもしろい。
なんといっても本田誠人さんと四条久美子さんのカップルに子供ができて悩んだときに見た夢が抜群にいい。照明の使い方とかまで最高。くだらないけど、くだらないから余計に悩みがしんみりするんだよなぁ。

どんな場面でも毒がない。私にとってこれはけなし言葉だったけど、今回に限っては褒めてます。
すすめ!!観光バス

すすめ!!観光バス

動物電気

駅前劇場(東京都)

2008/06/06 (金) ~ 2008/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★

カラーがあり、きちんとそれを守っている安心感。
ここに来れば、アレがあるっていうのは気楽に向き合えていいんです。それを求めるか求めないかの問題。変な形で裏切られない。

ネタバレBOX

今回、わりとみんな順番にスポットが当たるような形になっていたので、感情移入対象に迷う部分はあるんだけど。コバケンさんと伊藤美穂さんあたりについ気持ちが行っちゃうので。っていうか、その二人の気持ちの流れが薄いのかな。でも全体のバランスとして、駅前の近さで電気を味わえるのがいい。
これ以上広いと拡散してしまう。ジャストサイズ。
小部屋の中のマリー

小部屋の中のマリー

DULL-COLORED POP

タイニイアリス(東京都)

2008/06/04 (水) ~ 2008/06/09 (月)公演終了

満足度★★★★

アート感覚とファンタジーとリアル。
いろんな要素をぐつぐつ詰め込んでもばらばらにならずに最後までおもしろかったです。

ネタバレBOX

マリーの清水那保さんにぐったりやられます。あの多面性のある少女の表情だけで満足します。
どこかしら狂っていきそうで誰も完全に壊れるわけでないところにお行儀のよい冒険のなさは感じますが。
バックの壁画のアート感、マリーの小部屋とそれ以外の空間の分け方とか視覚的にもおもしろかったです。
プリマ転生

プリマ転生

ロリータ男爵

吉祥寺シアター(東京都)

2008/06/04 (水) ~ 2008/06/09 (月)公演終了

満足度★★★

レベルの高いおバカぶり。
くだらないことを楽しく楽しくきっちりと作りこんでるのが、疲れた体に優しくしみます。こってこての男性陣と、プリティな女優陣の不思議な化学反応。ちぐはぐしないかみ合い方が心地よい。

ネタバレBOX

天井の高い舞台を上から下まで使い切ってます。このセットがちゃんとしているから物語や演技のメリハリがついてる。幕の使い方も上手で、幕の前で実物を見せ、後ろの影でも裏の顔を覗かせる。
細かく追ってもざばっと観てもどっちもおもしろいかと。

客席に投げられたピック、ゲットしました!やった!
鮮やかな食卓

鮮やかな食卓

角角ストロガのフ

明石スタジオ(東京都)

2008/06/05 (木) ~ 2008/06/08 (日)公演終了

満足度★★★

かわいい。のに冷気を感じる。
いろんなタイプの俳優さんをそろえて、詰め込みたいことがたくさんあったんでしょうね。それもコンパクトにまとまりよく、しつこくなくでもちょっと残る、っていういいバランスで。舞台の作り方がおもしろいですね。

ネタバレBOX

場面わけが転換なくなされ、世界をかえながらも交じり合うっていうのが立体的な舞台でわかりやすかったです。
前半のお父さんのお話と後半の娘のお話が、どうもぼっきり折れる感じがしたのが私としては乗り換えにくかったです。前半の終わりでもう終わりかと感じかねなかったから。

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