若干マヨの観てきた!クチコミ一覧

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DIVE@LIVE-炎-

DIVE@LIVE-炎-

PEACE

日暮里サニーホール(東京都)

2014/01/30 (木) ~ 2014/02/03 (月)公演終了

満足度★★★★

三国志
三つの劇団で三国志ってのが面白いですね。人が映像に負けちゃうかもなんて思いましたが全然そんなことはなくて、ホール全体で演劇してる感じでした。

ネタバレBOX

通常、阿斗はダメな子ということになっていますが、阿斗の真っ直ぐな心が(たとえそれが幼さや政治的無知によるものだとしても)、帝の心を動かし、赤壁の戦局を決定づけたという展開は面白いと思いました。
しかし、物語全体としてはやや平坦な印象ですね。飽きはしなかったけど、盛り上がりもしなかったという印象です。
傘月(サンゲツ)

傘月(サンゲツ)

乞局

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2012/10/10 (水) ~ 2012/10/17 (水)公演終了

満足度★★★★

家。
「家」とは何か。住むとは何か。誰かと同居するとはどういうことなのか。重すぎもせず軽すぎもせず、適度な笑いを含めながら心の在り方、微妙な揺れ方、すれ違い方を織り交ぜ、ヌルッと駆け抜ける2時間。面白かったけど、観たあと、心に刻まれる何かがもうちょっとだけ欲しかったなぁと思います。ところで「15歳未満入場不可」の意味がよく分かりませんでした。内容的には何の問題もないと思うのですが…。

ネタバレBOX

「人」という字は人と人が支え合って出来ているというが、実際には片方が一方的に支えて、もう片方は寄りかかっているだけ。なんて笑いのネタでよくありますが、本当にそうで、そういう微妙な力関係で成り立つ人間関係の描写は好きです。
あと「家」特有の空気をぶち壊して乱入する「営業マン」は面白かったですね。
ぬるい毒

ぬるい毒

劇団、本谷有希子

紀伊國屋ホール(東京都)

2013/09/13 (金) ~ 2013/09/26 (木)公演終了

満足度★★★★

鬱陶しい(いい意味で)
まとわりつくような鬱陶しさがありましたけど、この空気、嫌いじゃないです。
後半少し騒がしい印象でしたが楽しかったです。

ネタバレBOX

シートに包まれて「本当の姿」が見えないセットや、車に乗っている時の由理と向伊の「距離」が効果的。
夏菜さんの、声の高さの違いも面白かったです。
でんでんむしのからのなか【ご来場ありがとうございました!!】

でんでんむしのからのなか【ご来場ありがとうございました!!】

空間交合〈アサンブラージュ〉リジッター企画

萬劇場(東京都)

2013/07/10 (水) ~ 2013/07/15 (月)公演終了

満足度★★★★

規制と流行の間
パワーがありますね。汗かいてるなぁという感じで、熱量が伝わってきました。ノイズは愛すべきキャラだと思いますよ。

ネタバレBOX

出番を待つ役者さんが舞台の端(客席から見える場所)で待機するのは、ハイバイの『て』に似た方式ですね。

ノイズの歌「SHOUT」を聴いてるとき、少し泣きそうになりました。
個人的に、感情のピークはそこだったので、歌以後、話の展開がもう少しスピーディだとうれしかったです。これは好みの問題かもしれませんけどね。
『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!)

『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!)

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2013/10/23 (水) ~ 2013/11/03 (日)公演終了

満足度★★★★

うれしい悲鳴
とても面白かったですが、「フリル」や「月の剥がれる」を観たときに感じた、脳内を撹拌される感覚というか、これまで自分が見たり感じたりしてきたことをかき立てられる感じが弱いと思いました。単純にすこし長かったのか、私のコンディションに問題があったのか分かりませんが…。

『RADIO KILLED THE RADIO STAR』

『RADIO KILLED THE RADIO STAR』

*pnish*

俳優座劇場(東京都)

2013/06/26 (水) ~ 2013/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★

うひょ~
見応えありましたね。「こと」が起こってからは緊張しっぱなしでした。帰りの電車の中で膝が少し震えていましたとさ。。
途中退席者が出るような内容なので「お薦めしない」にチェックしました。決して舞台が面白くなかったという意味ではないことをご了承くださいね。

ネタバレBOX

最初のバットがインパクトあり過ぎなので、その後のバイオレンスシーンが少し物足りないんですよね、描写的に。
当たってないじゃん、切ってないじゃん、って思いました。まあ、お芝居だから当たり前なんですけども。
もう少し血があってもよかったなと思いました。
ベニクラゲマン〜実験都市マーベラスの逆襲〜

ベニクラゲマン〜実験都市マーベラスの逆襲〜

X-QUEST

王子小劇場(東京都)

2014/06/11 (水) ~ 2014/06/22 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しい。
ステージが近い近い。役者さんが駆け抜けると風が来るほどの近さです。目の前で繰り広げられるアクションやダンスの連続に、客を楽しませたいという心意気が感じられました。

ネタバレBOX

ストーリーとしては、終盤やや煙に巻かれたような印象でした。
Call me Call you

Call me Call you

劇団6番シード

吉祥寺シアター(東京都)

2013/06/27 (木) ~ 2013/07/04 (木)公演終了

満足度★★★★

面白い!
ある程度、話のスジは読めるんですけど、物足りなさをまったく感じさせないところがよいと思います。宇田川さんの熱演は素晴らしいの一言ですね。舞台セットもかっこよかったです。

ネタバレBOX

とぼけたおばちゃんが実は腕利きの交渉人で…という流れ。
悪い結末にはならないだろうという安心感の元で、様々な感情がテンポよく、且つ、過不足なく織り交ぜてあり、見応えがありました。
交渉⇒投降という予定調和になりがちなストーリーをインターネットテレビ班が乱すことでイレギュラーな事態が発生。飽きさせない展開もよかったと思います。
ポツドール『夢の城 -Castle of Dreams』

ポツドール『夢の城 -Castle of Dreams』

ポツドール

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2012/11/15 (木) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★

不覚にも?
面白いと思ってしまった。性表現や暴力表現は野蛮ですが、どこかコミカルです。「自分には何もない」とか「社会から必要とされてない」といった無力感や疎外感を覚えたことのある人なら、少なからず共感できる部分があると思います。他のユーザーさんも書いている通り3、4列目あたりが見やすいかもしれませんね。いろんな「部位」を見たいのならもっと前の方がいいのかもしれませんが…。

ネタバレBOX

まあ、「見えた!」みたいな感情は最初だけですし(笑)。30分も過ぎた頃にはチョロチョロなんか見えてもどうでもよくなってきますね。

なんだかんだいっても時間になったら着替えて出て行くところや、帰ってきた時、出かける前とおんなじこと(ゲーム)をやってる奴を見て「しょうもな…」みたいな顔をしたり、どんなことをしていても出るものは出るからトイレに入ったりするサマを観て、これは人の暮らし、生活そのものだなと思いました。

普段はバラバラなことやってるけど、飯だけは揃って食べるというね。「家に行けばとりあえず食うものがある」というのは「家」の絶対条件で、これがなくなると「家庭」は簡単に崩壊するんですよね。

料理は普段やっていないと出来ないし、ピアノは習わないと弾けないわけで、「どうしてこうなった」という生活をする前、彼ら彼女らに流れていた時間、身に付けたことなどが時折垣間見れて印象深かったです。

晩飯を作る女の後姿を見ていたもう一人の女が、生活の中で「役割」を欲しているようにみえて、あのシーン好きでした。

「今日も一日終わっちゃったなー」という感じでぼんやり自然風景を映すだけのテレビを眺めている男とか、夜に突然泣き出す女とか、全部挙げたらキリがないけど、ものすごく心を刺激する描写があって、いいな、と思いました。
目頭を押さえた

目頭を押さえた

iaku

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/12/12 (木) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★

ねじれ
「案外平坦な道のりを行きます」と代表あいさつにある通り、起伏の激しい展開はないのですが、このくらいのテンポ、このくらいの抑揚で進む物語はけっこう好きなので、全く飽きませんでした。

ネタバレBOX

「元」の落下事故は、いま冷静に考えると前フリというか、いわゆるフラグが立ってましたが、観劇中は急展開という感じで驚きました。

遼の進路(村を出ること)について、村の伝統を守る元が応援する立場を取り、村に新しい文化を持ち込んだ馨が反対するという構図は見事でした。
岸田國士原作コレクション

岸田國士原作コレクション

オーストラ・マコンドー

black A(東京都)

2013/05/23 (木) ~ 2013/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★

Bチーム
岸田國士のことを何も知らないので、難しかったらどうしようなんて心配してましたが、予備知識がなくても問題なく楽しめました。

ネタバレBOX

そのまま落語のネタにできそうな「取引にあらず」で緊張がほぐれ、過剰なテンションがいいアクセントになっていた「ヂアロオグ・プランタニエ」で空気が一転し、親の心子知らずならぬ、兄の心弟知らずの「ここに弟あり」でちょっとしんみり。三作のバランスもよかったと思います。
ビョードロ 終演いたしました!総動員2097人!どうもありがとうございました!

ビョードロ 終演いたしました!総動員2097人!どうもありがとうございました!

おぼんろ

d-倉庫(東京都)

2013/05/29 (水) ~ 2013/06/16 (日)公演終了

満足度★★★★

「おぼんろ」色に染まった劇場で
面白かったです。客席とステージの仕切りを取っ払った360度使用の特設舞台。大胆かつ繊細で儚くも美しい役者の芝居に、観客の「想像力」を束ねて構成された物語は、観てきたというより参加したという言葉が相応しい。出来ればリピートして、自分なりの理解を深めたかったです。

ネタバレBOX

ジョウキゲンと名づけられたウイルス(わかばやしめぐみさん)の、泣いてるとも笑ってるとも取れる「アーーーーー!」という絶叫が胸に刺さりました。
 
しかし、ジョウキゲンが禍々しい姿で産声を上げ、それに相反する無邪気な声を発した時点で、やがて自分が望まれない存在であることに気付き、その無邪気さで罪悪感をえぐるという流れは予測可能なわけで、その分、終焉まで観客を引き付ける力は「ゴベリンドンの沼」の方が上かな、と思いました。
少し静かに

少し静かに

ブルドッキングヘッドロック

ザ・スズナリ(東京都)

2013/04/03 (水) ~ 2013/04/10 (水)公演終了

満足度★★★★

吼えたかった。
音。言葉。共鳴。響く。響き合う。劇場にいて、「伝わる」ものが確かにありました。欲を言えば、最後は客席からも音を出したかったですね。意味もなく叫んでやろうかと、ちょっとだけ思いました(笑)

 女の子ものがたり 

 女の子ものがたり 

“STRAYDOG”

紀伊國屋ホール(東京都)

2012/10/18 (木) ~ 2012/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★

いいね!
いつか見た曖昧な将来と、いまと、幸せのかたち。失礼ながら「アイドルによるお芝居の発表会」的なものを予想していたのですが、「演劇」として面白かったです。ジーーンとくる場面が沢山ありました。

ネタバレBOX

あんなに水を多用するとは恐れ入りました。皆さん体張ってましたね。演奏も歌もよかったです。
青い童話と黒い音楽

青い童話と黒い音楽

ロデオ★座★ヘヴン

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2013/11/20 (水) ~ 2013/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★

青と黒
激烈かつ繊細な2本立て。苦しさもありますが、光が綺麗で優しさも希望もありました。「夜鷹無限上昇」は音野暁さんが突き抜けてましたね。「深海のカンパネルラ」はオリジナルに比べ遊びの部分が無くなって観やすくなってました。

カゲキ・浅草カルメン

カゲキ・浅草カルメン

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2016/02/19 (金) ~ 2016/02/29 (月)公演終了

満足度★★★★

楽しい
元ネタのカルメンを知らないこともあってストーリー的に追いきれないところもありましたが、日本の夜明け前、何かが変わりそうな時代の空気に触れた人々の人間模様として楽しみました。

エル・サボタージュ

エル・サボタージュ

AND ENDLESS presents

シアターブラッツ(東京都)

2013/06/13 (木) ~ 2013/06/16 (日)公演終了

満足度★★★★

濃厚です。
ヒトラーとその時代。史実と背景。作中の時間軸やストーリーのカギとなっていた「エル」など、分からないところも多々ありましたが、それでも「分からなさ」によって振り落とされることなく、つまり飽きることなく、引き込まれてしまう吸引力というか求心力は流石だと思いました。
上演時間が2時間30分ほどでちょっとお尻がしんどかったので、休憩があるとうれしかったですね。

Romantic Love?【ご来場ありがとうございました】

Romantic Love?【ご来場ありがとうございました】

劇団競泳水着

サンモールスタジオ(東京都)

2013/12/19 (木) ~ 2013/12/26 (木)公演終了

満足度★★★★

理路整然とはいきませんね
ひとりが好きな私にとっては対岸の火事であり、縁遠い世界でしたが、なんだかんだで最後まで楽しく観ることができました。一番シンパシーを覚えたのは小野寺ずるさん演じる美大の同期生「舞」。異様な存在感が光ってました。

ネタバレBOX

容易にSEXが想像できる内容と、トレンディードラマの域を出ない描写の差異には甘ったるさのようなものを感じたし、その甘ったるさと、無機質とまでは言えないものの生活感を感じない舞台セットの組み合わせは、私の目にはちぐはぐにうつりました。
OVER SMILE

OVER SMILE

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2013/09/26 (木) ~ 2013/09/30 (月)公演終了

満足度★★★★

エンターテインメント
面白かったです。主人公の、耳が聞こえないとか目が見えないという設定は割りと常套手段だと思うので、最初はよくあるファンタジーとして観ていたのですが、中盤以降ぐいぐい引き込まれて最後まで飽きませんでした。
千秋楽、ダブルコール込みで2時間45分ほどだったでしょうか。長いとは感じませんでしたね。
主人公が「笑わない」のではなく、「不自然なほどオーバーに笑う」というのがよかったと思います。
殺陣は見応えがありました。

上海異人娼館〜china doll〜

上海異人娼館〜china doll〜

Project Nyx

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2012/11/01 (木) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★★

なかなか良かった。
原作を知らないので寺山修司の世界観と比べて…という話は詳しい方にお譲りするとして、素人目に観てエロスは上々。なかなか見応えがありました。妖しさについてはちょっと喰い足りなかったかな、想定の範囲内でした。「桜」役の今村美乃さんは綺麗な女優さんですね。娼婦役では尾崎桃子さんがよかったです。

ネタバレBOX

笑って、泣いて、みたいな分かりやすい内容ではなかったので、感情的に揺さぶられる場面は少なかったですが、構成が上手なのか、飽きずに最後まで観ることができました。

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