じべ。の観てきた!クチコミ一覧

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巌流島

巌流島

劇団 武士道

江東区深川江戸資料館小劇場(東京都)

2010/10/28 (木) ~ 2010/10/31 (日)公演終了

満足度★★★★

某スポーツ紙的時代劇(笑)
思い切りハッタリを利かせたトンデモ系に展開させながらも最後はキチンと通説にツジツマを合わせる手口に某スポーツ紙を連想。
しかしスーパー戦隊VSシリーズ的な展開は読めたが、真の敵の正体はさすがに読めず。
もちろん物干し竿と二刀で流の殺陣も存分に堪能。
ただ、座りが悪くなる直前な長さのエピローグは微妙。

なお、座席は半角英数字しか入れることができないため「NU」列としたが、正しくは「ぬ」列。

ラフカット2010

ラフカット2010

プラチナ・ペーパーズ

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2010/10/27 (水) ~ 2010/10/31 (日)公演終了

満足度★★★

個性がよく出た4編
作家の年齢順に並べた4編、中では浅沼晋太郎作品が、同じ題材のものを観たり読んだりしていたこともあり特に気に入る。
一方、観るのは今回が初めてとなる青木豪作品はどちらかと言えば苦手なタイプかも。

フジツボ・ファイヤースター

フジツボ・ファイヤースター

いれずみベービー

高田馬場ラビネスト(東京都)

2010/10/23 (土) ~ 2010/10/31 (日)公演終了

満足度★★★★

持ち味は健在
無駄なくらいに(←決して貶しているのではない)ハイテンション(&熱血系)な演技とおバカさ加減、それにダンスのキレの良さなど、1年前に急逝された初代主宰の味をそのまま継承しており、ストーリーもレトロSFなので大いに楽しむ。

Draw The Curtain

Draw The Curtain

演劇ユニットP-5

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2010/10/28 (木) ~ 2010/10/31 (日)公演終了

満足度★★★

前半は冗長なるも終盤は見事
よく出来た「優霊」譚。
各宿泊客の紹介も兼ねた前半に冗長な感といささか強引なきらいがあるのが珠に疵だが、そこでの伏線を使って真相を解明するクライマックスのカタルシスと一件落着後に冒頭で張った伏線を回収して全体のオチとするのは上手い。
前半を整理して中編にまとめればもっとスッキリしたのでは?

転転転校(千秋楽・当日券ございます)

転転転校(千秋楽・当日券ございます)

水素74%

アトリエ春風舎(東京都)

2010/10/26 (火) ~ 2010/10/31 (日)公演終了

満足度★★★

けっこう楽しむ
転校に関するスケッチ集と言おうかエチュード集と言おうか。
「観てきた!」での異例の☆の少なさに戦きつつ観たが、表現の面白いものや元ネタを知っていたものなどを筆頭にけっこう楽しむ。
が、変更や追加などあったそうで、逆に不評だった版を恐いもの見たさで観てみたいような気も…(爆)

起て、飢えたる者よ

起て、飢えたる者よ

劇団チョコレートケーキ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/10/27 (水) ~ 2010/10/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

娯楽性と批判を両立させて見事
あの題材をモチーフにしている作品をこんなにも楽しんでしまうのは不謹慎ではないかと自己批判するほどに娯楽性もありながら、当時の彼らを美化するのではなく、矛盾点を指摘し**(ネタバレ自粛)まで与える描き方で娯楽性と批判を両立させており、非常に見事。

どうじょう

どうじょう

コマツ企画

OFF OFFシアター(東京都)

2010/10/23 (土) ~ 2010/10/31 (日)公演終了

満足度★★★★

それぞれの寂しさが滲み出る
ココロにスキマを持った登場人物それぞれの寂しさがじわじわと滲み出て来る感覚。
妙にリアリティのある設定と、心情が表出したような演技が心に響くからか?
また、敢えて描かなくてもワカるであろう場面を省く潔さもイイ。

神様さん

神様さん

MCR

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2010/10/22 (金) ~ 2010/10/31 (日)公演終了

満足度★★★★

終盤は慣れた小道を歩いていたらいきなり見知らぬ大通りに出た感覚
終盤が圧巻。
それまでは交互にシーン毎見せていた複数の流れを併存させてカットの切り返しで見せる部分以降の展開はジェットコースターの如くスリリングで、かつ様々な要素・テーマがぎっしり詰まっていて脳が処理しきれずにフリーズ寸前、みたいな?(爆)

動かない生き物

動かない生き物

らくだ工務店

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/10/23 (土) ~ 2010/10/28 (木)公演終了

満足度★★★

メリハリもあるヒューマンコメディ
初見であった前作『カラスの歩く速さ』とは異なるタッチのヒューマンコメディではあるが、タイトルとリンクする部分などによって寿司におけるワサビのように全体を引き締めメリハリを付けるのが上手い。
しかしこの劇場でほーしゃく嬢と林さんが共演すると「警視総監の孫娘」が登場するような錯覚を禁じ得ないな。(笑)

アタラシイカオ

アタラシイカオ

Neo Mask

中目黒キンケロ・シアター(東京都)

2010/10/21 (木) ~ 2010/10/26 (火)公演終了

満足度★★★★

構造にもイリュージョンあり
二層構造と思わせておいて実はそれを内包するもう一つ上の層があるという構造にまんまとしてやられる。
アクションと並び得意な「視覚イリュージョン」に今回は「構造イリュージョン」も加わったというところか。

劇団劇場〜Act In Rule〜vol.3

劇団劇場〜Act In Rule〜vol.3

劇団劇場製作委員会

morph-tokyo(東京都)

2010/10/24 (日) ~ 2010/10/24 (日)公演終了

満足度★★★★

配球の妙で四球四振(!)にとられる
野球の配球で言えばストレートの速球、チェンジアップ、大リーグボール級の変化球()、ビーンボール紛いの内角をえぐるストライク(爆)で四球四振(←おい!)な構成が絶妙。
個別では共に既知の+1と江古田のガールズが一歩リードしていたか?
また、最初の一言が「ぜ〜んぶウソ!」や、「いきなりキスシーン」な始まり方もアリでは?と思っていたら、実際にあってニヤリ。
なお、オールスタンディングでの2時間弱も、かつてライブハウス通いをしていた上に今は1日平均8km以上歩いている身にとっては全く問題ナシ。

パティおばさんの大切なトランジスタラジオ

パティおばさんの大切なトランジスタラジオ

colorchild

LIVE HOUSE GRAFFITI(東京都)

2010/10/23 (土) ~ 2010/10/24 (日)公演終了

満足度★★★★

独特な手法で見せる佳作
草野球の面白さ、笑い、ファンタジー、感動要素などをバランス良く組み込み、ピスタチオ系の独自の手法で仕上げた佳作。
反則ギリギリのムチャ振りもありつつ、度をわきまえており、出演者の半分素の反応が可笑しい。
また、人物のキャラクターの表現として、本来の姿にユニフォームを羽織らせた衣装のアイデアも◎。

渾沌鶏~マロカレタルトリ~

渾沌鶏~マロカレタルトリ~

BB団

ウッディシアター中目黒(東京都)

2010/10/20 (水) ~ 2010/10/24 (日)公演終了

満足度★★

翻案作品にすれば良かったのに
アニキ分であるZ団の旗揚げ公演と同じく源義経を題材にしながらもInnocentSphereの西森英行の作・演出なのでかなりオモムキを異にする。
が、狙いはわかるものの序盤の五条大橋での「事件」を「ニュースを録画したDVDで」観るというシリアス系では違和感を禁じ得ないシーンに醒めてしまい、安宅の関のくだりを人形操りで演じ、式神を使って逃れたとする部分などには感心するも時すでに遅し。
むしろ「SAMURI7」などのように大胆な翻案にすれば良かったのに。

グロリア

グロリア

ハイリンド×サスペンデッズ

「劇」小劇場(東京都)

2010/10/14 (木) ~ 2010/10/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

折に触れ演を重ねて欲しい
基本的にはユーモラスな中に戦時中の生活・出来事や人々の気持ちをきちんと織り込んで、優しいながらもしっかりと訴える語り口に井上ひさしの昭和庶民伝も連想。
忘れてはいけない、伝え続けなければいけないことを風化させないために今後、折に触れ演を重ねて欲しい。

GLADIATOR-奴隷と皇帝-【ご来場ありがとうございました!!】

GLADIATOR-奴隷と皇帝-【ご来場ありがとうございました!!】

劇団三年物語

萬劇場(東京都)

2010/10/16 (土) ~ 2010/10/24 (日)公演終了

満足度★★★

皇帝サイド
いわば「動の奴隷、静の皇帝」で奴隷サイドと比べると地味な印象だが、重圧に打ち勝とうとして狂気に向かう皇帝を見せてクライマックスの兄弟対決に繋ぐ流れはこちらの方が上か。
いつか両サイドを時系列的に並べた「特別編」があればいいのに。

GLADIATOR-奴隷と皇帝-【ご来場ありがとうございました!!】

GLADIATOR-奴隷と皇帝-【ご来場ありがとうございました!!】

劇団三年物語

萬劇場(東京都)

2010/10/16 (土) ~ 2010/10/24 (日)公演終了

満足度★★★

奴隷サイド
剣闘会シーンや主人公側がチームとしてまとまる熱血系の場面は良いが、最大の盛り上がりになるハズの最後の闘いが意外に淡白で、過剰とも思われる音楽で水増ししているような気がしないでもない。

Tokyo Station

Tokyo Station

Team Good Speed

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2010/10/21 (木) ~ 2010/10/24 (日)公演終了

満足度★★★

設定にやや難あるも総じて満足
豪雨により各線が運転見合わせとなった夜の東京駅での人間模様。
以前観た第2回公演『Jackpot!!』は悪くはないもののどこか借り物的な印象だったが、併行して起こるいくつかの事柄(事件というほどのものではない)をテンポ良く見せ、なおかつσ(^-^) の弱点である「急逝した者が遺した者に想いを伝える」な部分もあったので満足。

ただ、列車が運転を見合わせるほどの「記録的な大雨」であれば「雨の影響で疎らな人影、たまたま駅にいた12人の人々」(←チラシの説明より)なんてことはないどころか大混乱になるハズで、そのあたりの設定はまだ甘い?
東京駅である必然性もあまり感じられなかったし、何で地方都市の駅とか東京郊外の駅とかにしなかったのかな?

三十女

三十女

ペテカン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/10/13 (水) ~ 2010/10/21 (木)公演終了

満足度★★★★

特に終盤がイイ
白が基調の装置に照明が映える終盤の「いかにもペテカン色」な夕暮れから「オトナの青春」的な成り行きにドキドキの祭りの夜にかけてのシーンが出色の出来。
また、タイトルを象徴する3人の会話に「実は…」な真相告白を加えたエピローグもイイ。

パジャマと毒薬~忘れられないパジャマ

パジャマと毒薬~忘れられないパジャマ

カリフォルニアバカンス

小劇場 楽園(東京都)

2010/10/20 (水) ~ 2010/10/24 (日)公演終了

満足度★★★★

独特な笑い健在
お得意のトボけた会話が炸裂する初演版にtwitterなどイマ的な要素も加えた改訂版。
再演につき当然と言えば当然だが、限りなく日常に近い状況からホンの少しだけズレることによって生み出される独特の笑いは健在。

星の王子さま

星の王子さま

Project Nyx

吉祥寺シアター(東京都)

2010/10/13 (水) ~ 2010/10/20 (水)公演終了

満足度★★★★

モダン・アングラ?
いわば「モダン・アングラ」か?
かつてサン・テグジュペリの原典を読み、何年か前にミュージカル版も観ていたので原作準拠の部分と寺山修司による創作部分を識別できて、より面白かったような。
また、中山ラビ、カルメン・マキらによるショータイム的な部分も堪能。

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