Show me Shoot me
やみ・あがりシアター
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2022/09/02 (金) ~ 2022/09/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/09/08 (木) 14:00
漫才を創作することを愉しんでいる社宅住まい夫婦が隣に大阪から転勤してきた夫婦の普通の会話の面白さにショックを受けて……ということを軸に社宅・社内とその周辺の人々を描く。
社宅ベランダでの夫婦漫才から始まり「ショートコント○○!」と宣言して始めるスキットの積み重ねで環境・状況設定を示してその後もスキットのコラージュで物語を進めるアイデアが独特にして巧み。
また、事前情報から客席に入ってすぐに「あ、なるほどね」と納得した背景・前景やキャスターを付けるなどで出ハケを容易にした椅子・机などを駆使してスピーディーな場転を可能にした舞台美術も見事。
なお、大半の人物が会社員であること、劇中での生歌が状況や人物の心情を表すことなど、少し前に観た他の公演と通ずるものがあり、小劇場シンクロニシティがここでも……。
老獣のおたけび
くちびるの会
こまばアゴラ劇場(東京都)
2022/09/03 (土) ~ 2022/09/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/09/04 (日) 13:00
くちびるの会版「変身」か? 主人公の父の変身はある事の隠喩かと思われるが他の要素もあり、そうして描かれる親子の問題/関係は観る人によって受け取り方が異なるのではないか? そんなところに奥深さを感じた。
また、父親の衣装や壁の「穴」による表現が面白かった。
空蝉
あやめ十八番
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2022/09/01 (木) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/09/03 (土) 13:30
前回公演がサスペンスフルな法廷劇だったのに対して今回は娯楽に徹した「立体落語」とでも言うべきエンタメ作品。
複数の古典落語を組み合わせた上にイマを採り入れた(例:地獄の「エントリーシステム」)物語は元ネタを知っていなくても楽しい。
もちろん元ネタを知っていればより楽しく「やっぱりそれだよねぇ」だったりも。
また、劇中の噺家(役)のみならず他の登場人物の台詞回しも「落語調」で「いかにも♪」で楽しい。
惜しむらくは(あくまでこちらの責に帰するが)同工異曲の芝居を過去に複数観ていたため新鮮味に欠けたことで、そういうことなく本作に接したかったな、と。
あの夏の暗い夜、虹の袂のエデン。
Oi-SCALE
新宿シアタートップス(東京都)
2022/08/31 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/09/02 (金) 14:00
風俗店のリネン交換業の男たちを中心に描いた物語。
描かれる時間帯は深夜から未明が大半で、まさしくOi-SCALEが得意とするパターンと言えるか?
映画用語の「アメリカの夜」(フィルターを付けて撮影することによって昼間の撮影でも夜のシーンに見せる)のように「オイスケールの深夜」で昼公演であっも観ている間その時空は深夜になる、的な。
そして各人物の背景・生き方の実在感たるや。「さすがにそれは……」な行動もあれど、そこに至るまでがリアルなのでついつい納得してしまう、みたいな。
あと、独特な照明、舞台美術、生演奏も良かった。
SHINE SHOW!
Aga-risk Entertainment
シアター・アルファ東京(東京都)
2022/08/31 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/09/01 (木) 14:00
進行中のイベントに次々と襲い掛かるトラブルを解決しようと奮闘する運営スタッフ、という典型的なショウマストゴーオン系のコメディにしてアガリスクの真骨頂? そして題材に選んだイベントの活かし方/アレンジの仕方が緻密・巧妙でさすがというか絶品。
休憩前にこれでもかと言わんばかりにトラブルを積み重ねておいて、休憩後の後半でそれまでのあれこれを使ったりもしつつそれぞれが解決「されてゆく」のが「あれをそう使うか!」や「その発想はなかった」など多彩かつ鮮やかで飽きさせないどころか感服。
さらに劇中で生歌を披露する方々の歌の巧さよ! 天は二物を与えずじゃなかったのか?(笑)ってくらい玄人はだしで見事。(うちお一方は別の意味で巧い……以下ネタバレBOXへ)]
【9月6日付記】
前半の各人とその事情・背景紹介はそれだけ見ても見事な精密加工の部品という感じで、後半ではそれらが組み合わされてさらにスゴい完成品になるような……それって個々でも戦闘できるが合体すると超強力になるアレに似てないか?
敢えて言おう本作は戦隊ものの合体メカであると。(真顔)
ベントラー・ベントラー・スペースピープル
サムゴーギャットモンテイプ
スタジオ空洞(東京都)
2022/08/31 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/08/31 (水) 19:30
UFOあるいは宇宙人……もとい異星人(笑)絡みの短編3編。
それぞれ笑いあり謎ありサスペンスありとタイプが異なるばかりでなくUFO/異星人の絡ませ方も異なり多彩で面白かった♪
また、機材に制限もあるであろう(不自由な)この会場で、あの照明効果も上出来。
帰還不能点(8/17~8/21)、短編連続上演(8/25・26)、ガマ(8/29~9/4)
劇団チョコレートケーキ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2022/08/17 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/08/30 (火) 14:00
【ガマ】
沖縄には多数あり戦時中は避難壕や病院壕として使われた「ガマ」で遭遇した民間人・軍人6人。
断片的というか漠然とというか部分的にしか知らなかった(第二次大戦における)「沖縄の特殊性」を改めてきちんと認識できた感覚。そして登場人物それぞれの戦争体験とそこからの身の処し方に関する葛藤が生々しい。
TOU KYOU
Ahwooo
スタジオ空洞(東京都)
2022/08/26 (金) ~ 2022/08/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/08/26 (金) 16:00
ちょっとシュールな近未来SF風会話劇。
入った途端に面白いと思った「3D書き割り」な舞台美術が、本編の中心である「〇○○○」と通ずる感覚なのが秀逸かつ舞台演劇ならではの面白さ。
帰還不能点(8/17~8/21)、短編連続上演(8/25・26)、ガマ(8/29~9/4)
劇団チョコレートケーキ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2022/08/17 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/08/25 (木) 18:30
【短編連続上演】
「〇六〇〇」
訓練中に操縦不能となった人間魚雷・回天の中の兵士二人を中心に描く。
初演時にも思ったが回天という非人道的な兵器のおぞましさはもちろんのこと、あの広い舞台上で回天の狭い内部の閉塞感を観客に共有させる照明効果が見事。
「その頬」
広島の原爆によるケロイド治療のために渡米した女性たち。約2時間のOn7のオリジナルを1時間程度に書き直しているが被爆直後の様子を語る彼女たちの証言は生々しく衝撃的。むしろ濃縮されたのではないかとも思う。
また、「〇六〇〇」と共通の背景を、向きを変えることで海の波と原爆を想起させるものを表現する装置にも感心。
追憶のアリラン(8/18~8/26)、無畏(8/24~8/27)
劇団チョコレートケーキ
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2022/08/18 (木) ~ 2022/08/27 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/08/24 (水) 14:00
【無畏】
南京事件の責任を問われ東京裁判の被告となった陸軍大将とその日本人弁護士を中心に描く。
自分の与り知らぬことであっても配下の者が行ったことは自分の責任として対処する司令官……どこぞの政治屋センセイ方と真逆なのは初演時も感じたが昨今の情勢からより皮肉に感じられるのがまた何と言おうか。
また、ラストの弁護士の台詞、脚本の古川さんの想いそのままではないか?とも思った。
追憶のアリラン(8/18~8/26)、無畏(8/24~8/27)
劇団チョコレートケーキ
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2022/08/18 (木) ~ 2022/08/27 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/08/21 (日) 14:00
【追憶のアリラン】
日本統治下の朝鮮で仕事をしていた日本人検事たちの終戦に伴う統治解除で変わる立場/運命。
自国至上と相手国を理解しようとする対照的な考えは両国にあり、それぞれを表象する人物が登場して大変わかりやすく、中でも日本の憲兵隊長が「大日本帝国の驕り」そのものを体現していて何とも嫌らしい。(戦後パートでもまだ嫌らしい)
それゆえ、劇中のことが「戦争の悲劇」などという漠然としたものではなく「大日本帝国上層部による犯罪」と感じられるのが実に巧み。
そんな中、国籍など関係なく相手の話をきちんと聞き理解しようとしたり、相手を思いやったりする人物がいるのが救い。
ナイゲン(R04年新宿版)
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2022/08/18 (木) ~ 2022/08/23 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/08/20 (土) 14:00
使用した脚本はプロローグがなくなり「海の~」のあの台詞が変わり監査のあの台詞がないという2ヶ月ほど前にアガリスクエンターテイメントが上演した最新版(第三版?)。
とはいえ大きな違いはなく延べ20回くらい(or more?)観ている演目だけに特徴的な場面や台詞はその少し前から「来るぞ来るぞ……キターーーっっ!!!」だし、それに到る心理などの表現を探してしまうが、今回もそのあたりまでよく出来ていて感心。
役の演じ方も「この役はこうだよね♪」と過去の演者が背後霊の如く見えるような王道から「こういうアプローチもありか」な新型からそれぞれに的確で、さらに「小ワザ」もあったりしてやはり大満足♪
帰還不能点(8/17~8/21)、短編連続上演(8/25・26)、ガマ(8/29~9/4)
劇団チョコレートケーキ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2022/08/17 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/08/18 (木) 14:00
【帰還不能点】
第二次世界大戦前に「総力戦研究所」で模擬内閣として論戦していた面々が戦後5年経って当時のメンバーの一人の追悼のために集い……という物語。
そこで展開される太平洋戦争参戦に至る閣議シミュレーションもさることながら終盤で「自分にもできたことがあったのではないか?もしもあの時、行動を起こしていれば……」と自責の念にかられる人物がいて、将来の日本人の姿でなけれな良いが、と思わせるのがまさに切実。
初演よりもさらに提起される問題が身近になったかも?
Super Summer Intrasquad Game!!
PAPALUWA
吉祥寺シアター(東京都)
2022/08/11 (木) ~ 2022/08/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/08/14 (日) 14:00
甲子園出場を決めた高校野球部でレギュラーに練習試合を挑んだ「5軍」メンバー……な学園青春スポーツコメディ。
このテの「お約束」なものからブッ跳んだものまでいろんなネタを多岐にわたり採り入れ、それでいてバランスよく(私見)まとめているのは上手い。
特に終盤の「アレ」はスケールが大きいSF系ホラ話だが、ちゃんとそれまでに伏線をはっているし見せ方にも工夫があるし納得(私見)という巧みさ。
他に「アノ人を高校生役にしたのはそういうことか」という配役にも納得。(←出演が決まってから創られた設定とのこと)
一部強引なところもあれ、力ワザで押し切るみたいな?(笑)
さらに、クライマックスの試合場面をいろんな角度で見せたアイデアや、吉祥寺シアターの構造を活かして使った見せ方も良かった。
あと、反目していたレギュラーと5軍メンバーが終盤で和解する落とし方もイイし幕切れの「アレ」もある意味お約束的ではあるが「それな♪」とニヤリ。いやぁ、愉しかった。
壬生魔浪士組 最終章
劇団新劇団
武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)
2022/08/11 (木) ~ 2022/08/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/08/12 (金) 14:00
新撰組と周辺人物を魔法少女に置き換えたハイブリッドな三部作の完結編。
そんなトンデモ設定(爆)ながらそれなりに元ネタを踏襲していることに少年社中「クアンタム -TIMESLIP 黄金丸-」と通ずるものを感じる。
また、その設定ゆえ衣裳も和洋折衷のものがあり、X-QUEST「ムサ×コジ~アルティメット─武蔵×小次郎~究極!─」を想起。どちらもデザインと着こなしがイイ。
ちなみに実在の人物を描いた時代物をベースにトンデモ設定やブッ跳んだキャラを配した娯楽アクション作というところもX-QUEST「ムサ×コジ~アルティメット─武蔵×小次郎~究極!─」と共通だが、男性8名で力強かったムサコジに対してこちらは女性19名で華やかと対照的でもある。
そうして語られる物語は元が元だけに悲劇的な方向に進み、ファンタジーでもあるのだから好転しないものか?と思ったりもしたが、元ネタの翻案のしかたに舌を巻いたりで「これはこれでアリ」かと。
天の秤 【13/14日分 公演中止】
風雷紡
小劇場 楽園(東京都)
2022/08/10 (水) ~ 2022/08/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
52年前の赤軍派による日航機乗っ取り事件をよど号機内(主にコックピット)を中心に描く。
抽象的ながら一目でそれとワカるコックピットを筆頭にこの会場の特徴を活かした舞台美術も相俟って圧倒的な臨場感/緊張感。
そんな中でコメディリリーフ的な橋本運輸相(と政府・警察側)の策がお座なりなのが痛烈な皮肉。
それに対して乗務員や日航関係者の乗客の安全を第一に考える真摯な姿勢に頭が下がる。
何だか官民のこの態度の差、半世紀経った今も変わっていないような。
さらに山村政務次官が「あんなこと」になっていたことを初めて知る。山村鉄平さん、雪乃さんに対して跡を継げとか決して言わないで下さいね。(笑)(←ここのキャスティングも絶妙)
ムサ×コジ〜アルティメット─武蔵×小次郎〜究極!─
X-QUEST
王子小劇場(東京都)
2022/08/05 (金) ~ 2022/08/11 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/08/10 (水)
宮本武蔵に関する複数の有名な挿話を殺陣とダンス、それに「しょーもないコント(笑)」で彩ったエンタメ作品。
もう冒頭の「アレ」から「あー、X-QUESTだぁ♪」と頬が弛む。それ以降も「そう来るか!」でありながら「そうだよね、それだよね」な展開が相次ぎ、長年観て来た身としてほぼ満足、いや、以前のような「野田秀樹チックなボキャブラマジック=言葉遊び」が少なめなのがやや残念ではあるのだけれど。
それにしても古参メンバーのあの動き、何なの!? 10年前と変わらない……どころかともすればむしろキレが増したアクションに驚愕。
いやホント、身体だけは大事にして下さいね。(真顔)
クアンタム【8月4日公演、大阪公演中止】
少年社中
紀伊國屋ホール(東京都)
2022/08/04 (木) ~ 2022/08/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/08/08 (月) 14:00
2014年にチケット争奪戦に敗れて以降、チケットが取り辛そうだったりスケジュール的に厳しかったりして足が遠のいていた少年社中、観るのが9年ぶりとは我ながらビックリ。
劇団☆新感線が1993年3月にribbonをフィーチャーして上演した作品(9年ぶりに観に行ったのはこれによるものが大きい)の骨組みをちゃんと踏襲した上での大胆な換骨奪胎。
あれこれ正反対でありながらきちんと「TIME SLIP 黄金丸」であることに感服。
また、そこここに仮面ライダーやらスーパー戦隊やらのテイストが感じられたことにもニヤリ。
少年社中と併行して脚本で関わっていた特撮ヒーローもので培われたものがこんな風に反映されているんだなぁ、と。
楽屋ー流れ去るものはやがてなつかしきー
S企画
中野スタジオあくとれ(東京都)
2022/08/05 (金) ~ 2022/08/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/08/06 (土) 14:00
本作を観るのは通算6~7回目ながら直近で観たのは6月に楽園王、12月にオトナの事情≒コドモの二乗で観た2016年以来6年ぶり。
ほぼ素舞台だった楽園王とは対照的に作り込んだ装置のポップかつ「楽屋らしい」感に加えて「鏡」を大胆に使った演出で極めて動的な印象。
そして内容を知っているだけに冒頭の上手の「鏡」付近は明るく下手の「鏡」付近は暗めにした照明の暗示に頷いたり「そこはそうしますか♪」な演出に舌を巻いたりしつつ楽しむ。
さらに基本的にはコメディ(私見)な中に女優哀歌や(わずかとはいえ)戦争のことなども織り込んだ戯曲に改めて感心。
無表情な日常、感情的な毎秒
エンニュイ
SPACE EDGE(東京都)
2022/07/29 (金) ~ 2022/07/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/07/30 (土) 14:00
昨年2月から「叩き続けて」きた公演の最終形態。
前回(今年2月)の「店長の葬儀後の居酒屋」という設定を踏襲しているが会場の性質もあってか抽象性が高くなり、さらに「遊撃」ポジションの人物がいることで観る側の「受け取る範囲」が広くなった(あるいは補助線が提示された?)感じ。
そしてそれまで毎回のように出ていた挿話はさすがになかったものの、それらはこの形式に至る過程であり依然として根底に流れているような気がした。(←スケジュール的に無理だった横浜版以外ずっと観て来た身ゆえの感覚か?)