実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/11/17 (木) 15:00
公表されている「沙翁の不朽の名作「ロミオとジュリエット」を原案に大胆に翻案」の通り、単に現代に置き換えただけでなくイマの様々な事柄を織り込んだ「原典の流れに沿った新たな物語」。
その翻案具合は「七人の侍→荒野の7人」よりも遥かに上で「ロミオとジュリエット→ウエストサイド・ストーリー」に匹敵するくらい?
新たな設定にした部分やそのまま使う部分など原典と対比しつつ楽しんだ。
特に原典の「あの人物」を「イマそのもの」な人物に置き換えたのは個人的に大ウケ。
さらにその関連で脱出(?)に「あんなベタな手口」を使うとは!(笑)
あと、王政(ひいては天皇制)について考えさせられたりもする。
そう言えば原典の台詞(?)を使った会話に第三者が「ずいぶんと古めかしい言い方をするのですね」とか茶々を入れるのにもニヤリ。
ところで、あれ以前の物語「ロミオ アンド ジュリエット アット ナイト!」とあれ以降の物語「ロミオ アンド ジュリエット アット デイ!」とかないのかしら? だって、「ナイト→ドーン→デイ」という有名な三部作(?)があるじゃないですか。(もしやその「ドーン」ではない?)