近代能楽集「班女・熊野」 公演情報 CroixProjec†「近代能楽集「班女・熊野」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2022/11/24 (木) 14:00

    まずは本編部分。タイトルはよく目や耳にしていたものの初見で、全くの現代劇。もしも全く予備知識なしに観たとして三島の戯曲と聞かされて「なるほど」とは思うが元ネタが能楽と知って「全く気付かなかった」というレベル。
    そして当日パンフレットにある概略で原典を知るのみだったのは不覚。元ネタを知っていれば「あれをそう使ったか!」などとより楽しめたのではないかと思い、予習していなかったことに大いに後悔。
    そういや「班女」の読みが「はんじょ」、「熊野」の読みが「ゆや」であるとは初めて知った。(何と誤読していたかはナイショ)

    ネタバレBOX

    驚くべきはその構成。冒頭、能舞台の「橋掛かり」的な部分から能面をつかて舞手が登場して本舞台で舞う途中から本編出演者がそれを取り囲み「再生系」定番のマッチパフォーマンス……(笑)
    エンディングも(本編でも使われた)「ラ・ヴィ・アン・ローズ」の生歌をバックにしたエアリアル・シルク(10年以上前に何度か観たが久しぶり)で〆るとは。この大胆かつダイナミックな構成も活きていたなぁ。

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    2022/12/06 22:03

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