じべ。の観てきた!クチコミ一覧

2661-2680件 / 4434件中
12人~奇跡の物語~

12人~奇跡の物語~

オフィスコットーネ

Space早稲田(東京都)

2011/06/19 (日) ~ 2011/06/26 (日)公演終了

満足度

芝居本編はイイが当制スタッフがダメダメ
劇団チョコレートケーキによるかなり忠実なものを観ていたので翻案ぶりや加除した部分もよくワカり面白さ倍増。結果、基本的にはイイがいくつか残念なところ(後述)もアリ。
なお「殺してやる」が殺意の発現か議論する部分に「死んじゃえー」も入れる目配せにニヤリ(謎)

残念なトコ
1) 陪審員に老人がいない
2) 有罪組の「計時」割愛はイイとしても細かい台詞をチョコチョコ削ったのでコクが薄れる
3) 現場が安アパートではなくマンション風(間取図からの印象)にしたのが苦しい

ダメなトコ
1) 千穐樂で満員だからといって、開演が定刻より13分も押したことについて開演前・終演後を通じて全く触れない → 従って満足度の星を1つ減ずる
2) 予約確認メールが来ていたσ(^-^) の名前が当日受付のリストに載っていない → 満足度の星をもう1つ減ずる
3)さらに、整理番号をどこまで発行したか把握していず、「80番までお入り下さい」の後に当日券の客を入れようとする(=83番は存在しないと思っている) → 満足度の星をさらに1つ(=合計3つ)減ずる

そのペン書けず。

そのペン書けず。

Theatre劇団子

駅前劇場(東京都)

2011/06/17 (金) ~ 2011/06/26 (日)公演終了

満足度★★★★

言論弾圧や戦争そのものへの批判
基調はユーモラスだが…いや、だからこそ言論弾圧や戦争そのものへの批判がより鋭く感ずる。文章に喩えれば「体言止め」のような場の切り方(暗転入り)も観客に突き付ける感覚で効果的。
また、井上ひさしの昭和庶民伝やマクロスシリーズなども連想。

『Every Day』公演終了いたしました。ありがとうございました。

『Every Day』公演終了いたしました。ありがとうございました。

津田記念日

OFF OFFシアター(東京都)

2011/06/23 (木) ~ 2011/06/27 (月)公演終了

満足度★★★★★

優しさ満載
「その日」を迎える「猶予期間」を与えられたら自分はあんなに心静かに過ごすことができるだろうか?などと思ったりしながら切なさと優しさ満載の時の中に身を委ねる心地良さと言ったら!
シンプルだがあれこれを収納することで複数の場を表現する装置も◎。

オバケの太陽

オバケの太陽

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2011/06/15 (水) ~ 2011/06/26 (日)公演終了

満足度★★★★

しっかりしたドラマを展開
従来の作品群と比して事件と言うか大きな出来事と言うかは起こらず、どちらかと言えば地味なストーリーながら互いの中の似たモノを感じ取る二人を中心にしっかりしたドラマを展開させて最後までがっつりと魅きつけるのはさすが。

崑崙クジャク

崑崙クジャク

ひげ太夫

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/06/21 (火) ~ 2011/06/26 (日)公演終了

満足度★★★★

古典落語の楽しみに近い?
乱暴な言い方をすれば演っていることは毎回ほとんど同じ(爆)なのにいつも始まる前から「子供の頃に映画を観に行った時に似たワクワク感」に包まれ、お馴染みの組体操や新ワザ、新ネタに魅了される。
サゲまでよく知っている古典落語でも楽しめるのに近いか?

劇団劇場~Act In Rule~vol.4

劇団劇場~Act In Rule~vol.4

劇団劇場製作委員会

Glad(東京都)

2011/09/04 (日) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★★

タイプの違う団体の構成が絶妙
【総論】
割とオーソドックスな1組目、変化球の2組目、休憩前にせざるを得ない(爆)3組目、基本的には2人芝居(謎)の4組目、オーソドックスに締め括るかと思わせて…な5組目という構成が絶妙。

【各論】
劇団東京ペンギン「非番刑事道玄坂ノボル~戦慄の15分」
twitterで公募して自ら縛りを増やし、それをすべてクリアするとは恐れ入る。「写真」と「twitter」を組み合わせた使い方など特にナイスアイデア。
総論で「オーソドックス」と書いたが、換言すれば野球の一番打者の如く出塁率が高い(=まず観客を引き込む)、な感じ。

トレモロ「Ham!Ham?Hamlet!!」
一言で表現すれば「15分でワカるハムレット」。それにお得意のムーブメントを入れて、なおかつ昼夜で一部キャストを入れ替える(!)などの意欲(?)を買う。

あんかけフラミンゴ「駆け抜けてイタリアン初経」
上演前の養生がお祭り気分で楽しそうだったり終盤で客席にモノが飛び散らないよう配慮したりで好感を持ったが、(後で謝罪したとはいえ)他団体を揶揄するのはいかがなものか。

ロ字ック「ワールド・ワールド・ワールド」
二人芝居だが数人の「共犯者」(笑)により本編前から客席でパフォーマンスがあり(←なかなか愉快)ぬいぐるみハンターの「増殖にんげん」を想起。ラストの落とし方は5団体中一番鮮やか(私見)

はちみつシアター「月光ロック」
オーソドックスな同窓会系と思わせておいてのブッ跳んだ展開が楽しいが、やはり「変身」して再登場するまで「正体」がバレない方がインパクトがあったのではあるまいか?

『シバイ~演劇オブザデッド~』

『シバイ~演劇オブザデッド~』

The Dusty Walls

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2011/09/01 (木) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★★

「演劇LOVE」が貫かれた変形バックステージもの
お約束満載のゾンビ系コメディを装いつつも底には「演劇LOVE」が貫かれた変形バックステージもの。
作者(と関係者)がいかに芝居が好きかが随所に見え隠れしていてツボを突かれる。しかし、客席、もっと笑って良くね?(ゾンビが苦手なお客さんが多かったのかしら?)

ネタバレBOX

ヤケになった演出家から下手とストレートに言われて初めて仲間入りできたと感ずる客寄せパンダ的な人気女優、「1番好きなのは芝居」と言われて銃爪をひけない演出家、芝居なんてなくても困らずいかに芝居が儲からないか自虐的に並べ立てる脚本家なんて、それぞれ上手いやね。
御伽草子

御伽草子

劇団三年物語

SPACE107(東京都)

2011/09/01 (木) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★★

普遍性をも持たせた構造に笑いやアクションも
安倍清明や源頼光らの平安時代と役小角らの飛鳥時代を輪廻転生で結び付け…(以下ネタバレ)

ネタバレBOX

最後は現代にまで繋いで普遍性をも持たせた構造に笑いやアクションもちりばめて見事。
護法童子と「鬼」をペアで表現するアイデア(OPクレジット含む)もイイ感じだし、「泣いた赤おに」の引用まであるとは…(笑)
HELLO!

HELLO!

表参道ベースメントシアター

表参道GROUND(東京都)

2011/09/02 (金) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★

少々喰い足りない感?
競泳水着やトープレよりもポップでキャッチーなのは趣旨を鑑み大いに納得。そんな中に「上野スタイル」とでも言うべきものが見え隠れしていることにニヤリ。
が、幕切れが肩透かし気味で少々喰い足りない感があるのは惜しい。

THE TRUTH IS OUT THERE

THE TRUTH IS OUT THERE

アフリカ座

Geki地下Liberty(東京都)

2011/09/01 (木) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★

パロディ満載の脱力系
Xファイル風テーマの3編とその繋ぎ及びOP・EDを担当するストーリーテラー部分で構成。ナンセンスな笑いと元ネタがわかるとより可笑しいパロディ満載で脱力系に仕上げて楽しい。

演劇らくご『ヴェニスの商人?』〜火焔太鼓の真実〜

演劇らくご『ヴェニスの商人?』〜火焔太鼓の真実〜

立川志らく劇団・下町ダニーローズ

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2011/09/01 (木) ~ 2011/09/07 (水)公演終了

満足度★★★★

初演版をグレードアップ
4年前の初演版をグレードアップ、優れたタイムスリップものであることに加えて今回は親子の絆が強調された感じで何度かホロリ。
また、芝居の前の落語「火焔太鼓」(=新趣向)と連動したギャグがあるのも愉快。

ネタバレBOX

劇中でも語られるアラン・エイクボーンの「ドアをあけたら」、言われてみれば初演時の当日パンフレットに「影響を受けた」と書かれていたことなども思い出す。
一件落着後にミッキー・カーティスがブルースハープで奏でる「この素晴らしき世界」もナイス選曲。
星霜ナイト

星霜ナイト

PocketSheepS

アイピット目白(東京都)

2011/06/16 (木) ~ 2011/06/19 (日)公演終了

満足度★★★★

概ね良好
手放しで薦めるワケにはいかない(←今後改善されるかも)が、概ねオッケー。ストーリー全体の着想・構成、家族ネタ以降の多段式クライマックス、細かいくすぐりなと脚本は満点。
演出も、ケータイで話しているシーンながら「親友だろ」で相手の顔を見る(『ゼイラム2』に似たシーンがあったな…)とか終盤の「星」とかをはじめイイ感じ。
さらに、「悪役チーム」の衣裳デザインも◎

キャラメルファンなら観て損はないと思う。オープニングダンスあたりでキャラメルっぽさを嗅ぎとったので、キャラメルの役者をアテて観たら面白さ倍増(笑)。後できいたらキャラメルの俳優教室出身者が中心とのことで「やっぱり!」と。

ただ、110分の尺に収めるために、早口だけならともかく、会話の「間」まで省いたためにうわすべり気味なシーンがいくつかあったのは珠に瑕。

一輪の、華をはなむけ・手向けることも赦されず★無事終演。ご来場どうもです。

一輪の、華をはなむけ・手向けることも赦されず★無事終演。ご来場どうもです。

劇団ING進行形

タイニイアリス(東京都)

2011/06/09 (木) ~ 2011/06/26 (日)公演終了

満足度★★★

なかなかストーリーが見えないのがもどかしい
観ているうちに薄皮を剥ぐようにストーリーが見えて来るが、最初は連続ドラマを第2話から観始めたような「おいてきぼり感」があるのがもどかしい。
一方、見えざるものやサイキックパワーなどの表現(音楽にのせたもの含む)はイイ感じ。70分。

貧乏神奇談2011 どうするの?知らないよ!

貧乏神奇談2011 どうするの?知らないよ!

メディアファクトリー

笹塚ファクトリー(東京都)

2011/06/09 (木) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度★★★

さすが岸さん
ええハナシやわぁ、***の姉妹愛とかホロリとしたとかしなかったとか。
あと、KUSARE芸道Rではお馴染みの「アレ」もあったりして、さすが岸さん。

【ご来場ありがとうございました!】Loss / Recover

【ご来場ありがとうございました!】Loss / Recover

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2011/06/07 (火) ~ 2011/06/15 (水)公演終了

満足度★★★★

Loss
劇団BOOGIE★WOOGIEがかつて上演したある作品やコミック原作で映像化されたアレやソレと通ずる部分もありながら、論理パズル的なものを中心に据えたのが独創的。
また、プロローグとエピローグによって奥深さも加わった、的な。

【ご来場ありがとうございました!】Loss / Recover

【ご来場ありがとうございました!】Loss / Recover

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2011/06/07 (火) ~ 2011/06/15 (水)公演終了

満足度★★★★

Recover
確かにR-18だが煽った割にはおとなしく、むしろ肩透かしな感すら抱いてしまうσ(^-^)がアブなのか?(爆)
人によっては「製造工程」がエグいと感じるだろうが、よりによってσ(^-^)はその近辺でおナカが鳴っちゃったしな…(更爆)

LUCK BANK

LUCK BANK

プロデュースユニット四方八方

ザ・ポケット(東京都)

2011/08/31 (水) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度

設定に共感できず
事前情報から危惧した通り「死ぬ時には幸・不幸が±0になるよう幸せ過ぎる者に不幸を与える」という設定に全く共感できず体感時間が長く感じてしまった(ラストで改善されるももはや手遅れ)のは、開演が15分も押したことについて説明だけで謝罪がなかったことも無関係ではあるまい。
本来の開演時刻を7分ほど過ぎてから始まった前説の途中で当然のように「まだ開演まで5分以上ありますので」と言われて耳(と担当者の神経)を疑っていたところに「収録機材の調整に手間取っておりますのでもうしばらくお待ち下さい」で締めくくられては「収録スタッフ側の責任であって自分は悪くないもんね」と思っているのではないか?と勘ぐってしまう。(当たっていたりして…(毒))

オムニー3 

オムニー3 

劇団K助

野方区民ホール(東京都)

2011/08/31 (水) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★

1、4、6編目が傑出
6編オムニバス。終盤で発覚する事実がパンチラインのように利く1編目、このシリーズでは異色なサスペンスの4編目、そしてハートウォーミングに締め括る6編目が傑出しており、その3編の配置によって全体が引き締まる感じ。

オーバースマイル

オーバースマイル

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2011/08/31 (水) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

150分の上演時間も体感的には2時間未満
同じ人間なのに色(=主義主張、人種等)が違うだけで殺し合うことの愚かさを描いたメイン部分はもちろん、ラストの「タネ明かし」や程よい笑い、あるキャラクターの正体の「ぼかし方」など細部も上手く、150分の尺も体感的には110分程度。

なおこれはあくまで個人的な感想であり、若干の甘さや「正体のぼかし方」にひっかかりを覚える方もいらっしゃるかも知れないことを付記しておこう。

超コンデンス

超コンデンス

少年王者舘

ザ・スズナリ(東京都)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/30 (火)公演終了

満足度★★★

心地良い酩酊?
言葉遊びや連想ゲーム的なストーリーの膨らませ方、それに時間を遡ってのリピート、生の演技に映像をかぶせる手法などを駆使して描く妄想世界に酔いそう。
が、もちろんそれは「悪酔い」ではなく「心地良い酩酊」みたいな?(笑)

ネタバレBOX

途中で開演前(開場後)の時点に遡って客電を上げたりするのも楽しい。

このページのQRコードです。

拡大