じべ。の観てきた!クチコミ一覧

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夏への扉

夏への扉

雀組ホエールズ

OFF OFFシアター(東京都)

2012/03/21 (水) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★

極めて日本的なタイムスリップもの
タイムスリップ系ながら、ある不正が正されたりしないあたりはいかにも日本的?
一部クドいほどアクの強いキャラもいて、どちらかと言えば商業演劇系の演出ではないかと推察したりもする。
なお、先述の1人を除いて各キャラの造形が良く、中でもアリスの忙しウサギ的な人物は秀逸。

小田急線で会わせに行きます

小田急線で会わせに行きます

ジェットラグ

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2012/03/16 (金) ~ 2012/03/19 (月)公演終了

満足度★★★★

ベッドシーンに入浴シーンに
不仲で疎遠だった対照的な姉妹の物語。
奥手の姉の恋愛ネタが微笑ましく、どことなく単館レイト上映の映画に似たムードが懐かしい。
それにしてもあのベッドシーンったら、コントすれすれだし…(笑)

春風

春風

年年有魚

駅前劇場(東京都)

2012/03/22 (木) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★

構成・配分がステキ
全体的にはユーモラスな中、織り込まれた2つの事柄がちょっぴり切なくて引き締めている感じ。
そしてその2点によって「家族の絆」的なものが浮き上がってきて、そんな構成・配分がステキ。

オルフェゴッコ

オルフェゴッコ

双数姉妹

吉祥寺シアター(東京都)

2012/03/15 (木) ~ 2012/03/20 (火)公演終了

満足度★★★★

オルフェウスの神話
まさしくオルフェウスの神話のまま。
それを実に巧みに現代版(でもないか?)に翻案し、インプロらしきパートも交えて膨らませて独特の味わいあり。
主人公の秘書が飲む珈琲の杯数から、悠久の時の流れを感じさせるのもイイ。

二十三世紀

二十三世紀

sons wo:

プロト・シアター(東京都)

2012/03/22 (木) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★

ヤな未来だねー!
最初は舞台設定から、壊れかけのアンドロイドたちかと思っていたけれど、会話(と言えるのか?)内容から察するに人間のようで…。
さらに照明の色合いから、外は西部劇でお馴染みの乾いた草の塊が風に吹かれて転がるアレ的な気もして。
そうすると早口で無機質な感じの台詞回しも「未来語」のように感じられて、H.G.ウエルズの「タイムマシン」の遥か未来なども連想してしまい、暗澹たる気持ちになったのさ。
ワカモノはもっとアカルイミライを夢見てくれぃ!(笑)
(以上誤読含む私見)

岡田あがさ リーディング公演「INTIMACY」【閉幕しました】

岡田あがさ リーディング公演「INTIMACY」【閉幕しました】

オーストラ・マコンドー

CCAAアートプラザ ランプ坂ギャラリー ランプ3(四ツ谷)(東京都)

2012/03/24 (土) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★

組み合わせの妙
片や小説・映画からインスパイアされた愛に関する考察、片や(ダークな面もあるが)童話がベースということもあってか岡田あがさ「INTIMACY」は直線的、佐藤みゆき「くちづけ」は丸みをおびた感覚と好対照。
まさに組み合わせの妙。

囁く夜と飴玉のいくつか

囁く夜と飴玉のいくつか

スミカ

百想(re:tail別館)(東京都)

2012/03/14 (水) ~ 2012/03/19 (月)公演終了

満足度★★★★

会場との相乗効果
メルヘンチックだったりミステリアスだったりな味わいが会場の落ち着いた雰囲気と相乗効果をあげて作品世界に没入する(ってか「いつしか引き込まれていた」的な)。
短編オムニバスということでちょっと漱石の「夢十夜」を連想したりもして。
ところで1編目の王女は死んでいるワケではないですよね?(←M0がアレなので、つい…)

Wブッキング

Wブッキング

ウカレコーポ

Blue-t(笹塚)(東京都)

2012/03/15 (木) ~ 2012/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★

黒ver.
女流作家2人の盗作疑惑、思いがけない真相もさることながら、劇中設定通りの喫茶店での上演にピアノの生演奏付きとはオシャレ。
女性キャストが逆で異なる演出のもう一方も観たかったなぁ、想像がつかないもの。

母語を醸す

母語を醸す

カトリ企画ANNEX

日本基督教団 巣鴨教会(東京都)

2012/03/18 (日) ~ 2012/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★

本編、座談会ともに楽しむ
谷崎潤一郎の「お国と五平」をテキストとした劇作家によるリーディング公演。
美談とされがちな仇討ちの裏にあるものを皮肉な目で明らかにした本編、戯曲と台本の違いや劇作の裏話など聴けたアフタートークとも楽しむ。
で、現代に翻案するなら兄嫁と弟だよね。

A MIDSUMMMER NIGHT'S DREAM

A MIDSUMMMER NIGHT'S DREAM

声を出すと気持ちいいの会

小劇場 楽園(東京都)

2012/03/15 (木) ~ 2012/03/18 (日)公演終了

満足度★★★

狙いはワカるが…
DREAM というよりは NIGHTMARE な落とし方で、あの日の前と後で変わらない事・欠落したものを対比させて際立たせるのには有効だが、元ネタの持ち味を全く殺してしまっているのがひっかかる、みたいな。
3つの題材の取り合わせ・組み合わせ方が巧みなだけにギャップがよりはっきり浮かび上がったのか?(とすれば、狙いにまんまと乗せられたワケだが)
また、女性陣それぞれにいたさせてしまう(爆)のもいかがなものかと…。

ハッピーハッピーブサイク

ハッピーハッピーブサイク

20歳の国

吉祥寺櫂スタジオ(東京都)

2012/03/16 (金) ~ 2012/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★

建国の滑り出しは順調で何より
あるクリスマスパーティーの様子を一通り見せてからその裏で起きていたことを見せ、さらにそれらの背後にあったものを明かす構成が鮮やか。
物語的にも「あるある」「ありそー」であったり、どこか郷愁をそそられたりで満足。
建国の滑り出しは好調、といったところで何より。

葵の下

葵の下

劇団阿佐ヶ谷南南京小僧

座・高円寺2(東京都)

2012/03/16 (金) ~ 2012/03/16 (金)公演終了

満足度★★★

阿佐南ド真ん中
当日パンフレットにもあるように元ネタである「葵上」とはほぼ無関係に繰り広げられる商店街での騒動記、初期の「歌謡芝居」テイストに組体操風なモノまで取り入れて、阿佐南の王道?(笑)
それにしてもこの1ステージだけのために新作を書き下ろすとは…

掏摸―スリ―

掏摸―スリ―

サイバー∴サイコロジック

OFF OFFシアター(東京都)

2012/03/14 (水) ~ 2012/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★

従来作よりも重厚?
原作ものという先入観もあってか従来作よりも重厚な印象。
そんな中、主人公の父親に対するコンプレックスが前面に押し出されていて非常に共感を憶える。
で、ベッドから父親が登場するホラー映画風のシーンには大笑い。

『ひとり、たび』/『HAPPY JOURNEYS』【CAST紹介写真&アンケート公開しました!!】

『ひとり、たび』/『HAPPY JOURNEYS』【CAST紹介写真&アンケート公開しました!!】

トレモロ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/03/14 (水) ~ 2012/03/18 (日)公演終了

満足度★★★

『ひとり、たび』
トレモロ版シェイクスピア第2弾。第1弾であった劇団劇場での「Ham,Ham,Hamlet」は15分の上演時間の大半が「トレモロスタイル」で問題がなかったが、本作は長尺ゆえ本来的なシェイクスピア劇形式の部分もあるために異なった形式の対比が面白さであると同時に違和感も抱かせ、そこのところが微妙…。

『ひとり、たび』/『HAPPY JOURNEYS』【CAST紹介写真&アンケート公開しました!!】

『ひとり、たび』/『HAPPY JOURNEYS』【CAST紹介写真&アンケート公開しました!!】

トレモロ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/03/14 (水) ~ 2012/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★

『HAPPY JOURNEYS』
いわば「ディス・イズ・トレモロ」。古き佳き時代のアメリカの家族ドライブ(?)を描いたワイルダー作品を一通りきちんと見せてからそれをリズムに乗せてリミックススタイルで見せて「一粒で二度オイしい」な感じ。照明の明滅とクリック音で時が経ったことを示すのもイイ。
あと、キャストが変わったことより、初演よりも「嬶天下」に見えたりもして…(笑)

素晴らしい一日

素晴らしい一日

自転車キンクリーツカンパニー

駅前劇場(東京都)

2012/03/07 (水) ~ 2012/03/13 (火)公演終了

満足度★★★★

原作の記憶は曖昧だが…
企画の吉川さんが惚れに惚れた原作だけに脚本・演出・役者いずれもベストチョイスで、原作そのもの及び各キャラの持ち味を最大限に活かしていたのではないか…などとかなり前に読んだ原作の記憶が曖昧なままに書いてみたりする(爆)。
また、一見シンプルな中にいろいろとギミックを仕込んで色々な場を表現することを可能ならしめた装置案もイイ。事前に目にした感想に装置について触れたものが多かったのも納得。

なお、12日ソワレでG列11番の似非紳士が上演中に3-4回も携帯を開いて光を漏らしていたのが腹立たしかった。アンケートでも告発しておいたが、こういう非常識な客は今後一切出入り禁止にして欲しい。「似非」というのはそういうワケで。

雷ケ丘に雪が降る

雷ケ丘に雪が降る

ACTOR’S TRASH ASSH

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2012/03/14 (水) ~ 2012/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★

まさしく「ネオ・フィクション時代劇」
時代劇でなくてはならない設定でありつつ従来のチャンバラ活劇とは異なり、さらには「いのうえ歌舞伎」とも異なるあたりが「ネオ・フィクション時代劇」たるところか。
「日本刀版レディ・スミス」であると同時に身体能力を活かした殺陣で振り回し易くするためでもある月夜見の短い刀の一石二鳥なアイデアにも感心。
また、それをも含めて TeamAZURA による殺陣の美しさとスピード感に酔う。
さらに、クライマックスで先に逝った仲間達が主人公に力を与える場面は(常套手段とはいえ)シンクロする動作込みで好きだなぁ。

トラウマニア

トラウマニア

東京都カリスマイル

ワーサルシアター(東京都)

2012/03/14 (水) ~ 2012/03/18 (日)公演終了

満足度★★★

トラウマっっ!!!
西麻布という古風なオモムキも残る町を舞台にペーソス漂う人間模様を描く狙い並びに各キャラと演者との一致ぶりはよいが、いわゆる雑居系なために焦点が絞り切れなかった憾みあり。
和馬のトラウマ(笑)も結局よくワカらないし…。

異性人/静かに殺したい【ご来場ありがとうございました!】

異性人/静かに殺したい【ご来場ありがとうございました!】

Aga-risk Entertainment

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2012/03/08 (木) ~ 2012/03/12 (月)公演終了

満足度★★★★

『異性人』
着想の勝利というべきか、コメディであると同時にドラマ性も持ち合わせて見事。
また、よく考えると無茶な設定を冒頭でさらりと説明して「そういうモノである」と観客に思い込ませる手腕がスゴい。次回公演では気付いたら壷や鍋を買っていたなどということにならないように気を付けねば(爆)。

異性人/静かに殺したい【ご来場ありがとうございました!】

異性人/静かに殺したい【ご来場ありがとうございました!】

Aga-risk Entertainment

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2012/03/08 (木) ~ 2012/03/12 (月)公演終了

満足度★★★

『静かに殺したい』
ブラックなスラップスティックで、テンポの良さが身上。
その早口の台詞の応酬に主人公の狼狽ぶりや焦燥感が如実に顕れているのはワカるが、聴力の衰えを感じ始めた世代としてあと僅かゆっくりめであるとありがたい。

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