じべ。の観てきた!クチコミ一覧

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カサ・ノワール

カサ・ノワール

ZIPANGU Stage

萬劇場(東京都)

2012/06/07 (木) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★

コメディのち推理
前半はコメディタッチで進みながらも次第に謎が増えてミステリー風味にシフトチェンジ。
登場した時は胡散臭げだった占い師チームが実は探偵役というのが巧み。
若干苦しい部分が無きにしも非ずではあるが金田一シリーズや「砂の器」を想起させつつも実は少し未来のハナシなのもミソ。
これ、シリーズ化して欲しいような…。

so complex semi-normal

so complex semi-normal

拘束ピエロ

プロト・シアター(東京都)

2012/06/16 (土) ~ 2012/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★

「イマ」満載
なう…もとい「イマ」満載。
昨今の事件を起こした…あるいはその予備軍的な事件を起こしても不思議がない若者たちの形成過程・内面をまざまざと見せられた感じ。
また、複数で同じ人物を演じたり、時を隔てた場面をモーフィングのように繋ぐなどの表現も◎。(がしかしそれゆえ舞台を観慣れていないとワカりにくいかも?)

サプライズにもほどがある

サプライズにもほどがある

トツゲキ倶楽部

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/06/15 (金) ~ 2012/06/18 (月)公演終了

満足度★★★★

舞台演劇ならではの表現方法がステキ♪
前半では「縁結び屋」の仕事を見せておきながら、後半ではその縁結び屋自身の内面・過去に迫る構成に加えて回想シーン専属(!)の役者を使うのが妙案。
シンプルであるがゆえに多面的に使える装置も含め「舞台演劇ならでは」の表現方法がステキ♪

『FAST LANE 1.5』千秋楽!!怒濤の46演目!!

『FAST LANE 1.5』千秋楽!!怒濤の46演目!!

Performance team PADMA

アトリエフォンテーヌ(東京都)

2012/05/17 (木) ~ 2012/05/21 (月)公演終了

満足度★★★★

進化とみなしていいでしょう
前回のワザに新ワザを加えるばかりではなく、挿し挟まれるコントも、同じ状況から始まり複数のオチに至る「反復型」を含む(←確実な進歩)新作なあたりが「.5」たる由縁。
前回の続編たる「すけすけコンタクト」が半端な感じだったのは惜しいが、「2.0」で落とす布石か?(笑)
また、将来的には東京キネマ倶楽部のような飲みながら観ることが可能な会場であればもっと盛り上がるのではないかとも思う。

ハムレットォ!!

ハムレットォ!!

少年社中

あうるすぽっと(東京都)

2012/05/25 (金) ~ 2012/05/31 (木)公演終了

満足度★★★★

さすがのアレンジ
原典そのままではなく、あの「事件」を旅役者たちが劇中劇として上演しワカり易く見せた後、「その後の当事者たち」を描いたオリジナル部分を経て「クライマックス再び」から有名台詞のアレンジ&ハッピーエンド(?)にもって行くのが巧み。

ネタバレBOX

旅役者の芝居を当事者たちの霊が見て、指導(!)するという発想や、「生きるべきか死すべきかは問題ではない」なんて台詞、イイよなぁ。
幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい

幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい

アマヤドリ

STスポット(神奈川県)

2012/05/24 (木) ~ 2012/05/28 (月)公演終了

満足度★★★★

初演より説得力が増す
初演よりも内容に合った広さの会場での上演となり、説得力が増した感じ。
そして「ミイラ取りがミイラに…」ではないが、いつの間にか立場が変わっているラストとそれを明かす場面でのあおりの照明が特に印象的。
なお、出演者が少なくても「身体を傾けた後に、その方向に駆け出す」動きは健在なのにニヤリ。

ハンズアップ

ハンズアップ

企画演劇集団ボクラ団義

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2012/05/23 (水) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★

休憩なし165分の長尺も体感的には2時間!
気が付くとある場所に幽閉されていて理不尽な「ゲーム」に取り組ませられる、という状況から始まる「生きろ!」な物語。
途中で状況についてある程度察しがつくようなヒントのちりばめ方も上手く、程よい笑いやサスペンスを交えて休憩なし165分を2時間程度にしか感じさせないのは流石。

徒然なるままに… NOT TO BE, OR NOT TO BE…

徒然なるままに… NOT TO BE, OR NOT TO BE…

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2012/06/13 (水) ~ 2012/06/17 (日)公演終了

満足度★★★

テーマと笑いに違和感なきにしも非ず
2年ほど前に川崎で上演された時(←SPIRAL MOONではないが秋葉演出)よりも密度が高くなった印象。
前半とクライマックスで2回演じられるシーンでの登場人物たちの心境の違いが狙いなのはワカるが、序盤での笑いがこのテーマには似合わない気がして今一つ入り込めないのは川崎版と同様。
一方、エピローグの「語らなさ具合」は秋葉演出の真骨頂。
また、前述の繰り返すシーン(の2度目)に「ダブリンの鐘つきカビ人間」に一脈通ずるモノを感じる。

落ちる紫陽花

落ちる紫陽花

張ち切れパンダ

サンモールスタジオ(東京都)

2012/06/13 (水) ~ 2012/06/18 (月)公演終了

満足度★★★★

イヤーな感じ(笑)満載
奇人・変人・ダメ人間大集合!な陣容で紡ぐいかにも「イマドキ」(ごく一部例外アリ?)な物語。
かなり早い段階から「基礎工事が明らかに手抜きですぐに崩壊しそうなビルの建設が徐々に進んで行くのを見ている」ようなスリル…もとい、イヤーな感じ(笑)満載。
なので精神的に不安定な場合は避けた方がイイかもなぁ…とか言いながら個人的にはエピローグなしの方が好みかも?(爆)
また、かなりリアルな古いアパートを再現させた舞台美術も見事で、下手の台所の窓が程よく透けて中の様子がうっすら見えるなんざニクい。
それにしても最近ここで上演される女性作家(かつ主宰)作品のインパクトと言ったら!(笑)

『宮本武蔵』

『宮本武蔵』

五反田団

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2012/06/08 (金) ~ 2012/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★

カジュアルな時代劇
一言で表現すれば「カジュアルな時代劇」で、オフビートな笑いも随所にあるが、斬ったり斬られたりが日常の世界で刀を持つ者の心情が語られたりすることで従来的な時代劇と一線を画する…ってか虚構性が薄れる(←「リアルな」とは微妙に違う)感じ? ゆえに武蔵の「戦法」も納得。
なお、冒頭のシーンから「七人の侍」の一場面を連想。

看板娘ホライゾン

看板娘ホライゾン

ホチキス

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/05/31 (木) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★

やはりホチキスど真ん中
キャストから「一見」ホチキスらしからぬ…と思ったのは束の間、やはりホチキスど真ん中。
後半のブッ跳びかたもそうだし過去作品とのリンクまで…(笑)
また、装置が終盤で思いもよらない、しかし舞台演劇ならではの「顔」(←ダブルミーニング)を見せるのも◎。

なしのつぶて

なしのつぶて

ナカゴー

RAFT(東京都)

2012/06/09 (土) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★

次第に「踏み外して行く」感覚
日常にありそうな状況から始まるものの次第に「踏み外して行く」感覚が面白く、後半のシュールさ、ナンセンスさが可笑しい。
上演時間約60分。

演劇らくご「談志のおもちゃ箱」

演劇らくご「談志のおもちゃ箱」

立川志らく劇団・下町ダニーローズ

新宿シアターモリエール(東京都)

2012/05/30 (水) ~ 2012/06/12 (火)公演終了

満足度★★★

多少の苦しさや邪道な部分あるも一応満足
初演・再演とは引用される落語が異なるものの、巧みに取り込んで違和感なく、また元々よくできたタイムスリップもの(さらに親子ネタまでアリ)なので満足。
ただ、タイムパラドックスとしてやや苦しい部分が無きにしも非ず。
また、確かに可笑しいとはいえ、役者ではない人物を起用してその天然系の持ち味で笑いをとるのはどこか違う…どころか芝居として邪道ではないか? 実際、その人物が登場するシーンでは物語の流れも停滞していたしなぁ…。

真義―マギ―★千秋楽完売しました!

真義―マギ―★千秋楽完売しました!

u-you.company

Geki地下Liberty(東京都)

2012/05/25 (金) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★

女子ver.
男子ver.とラップしながらもやや後(?)の出来事をオカルト系かつ深夜アニメ風に描いており、その意味では「正統派」あるいは「直球」なオモムキ。
さらに眼福もあり、観る順としてこれで正解だったな、みたいな。

真義―マギ―★千秋楽完売しました!

真義―マギ―★千秋楽完売しました!

u-you.company

Geki地下Liberty(東京都)

2012/05/25 (金) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★

男子ver.
ホラー・サスペンスと言うよりは「(現代の)怪談」の方が相応しいか?
誰も死んだりしないのに次第に人が減ってゆくことで地方都市に漂う排他性がじわじわと迫る感覚が「コワい」よりも「不気味」で、それが何とも面白い。

すがれる

すがれる

鳥公園

BankART Studio NYK(神奈川県)

2012/05/24 (木) ~ 2012/05/28 (月)公演終了

満足度★★★★

広い会場を活かしたダイナミックな演出
元々残響の多い空間で距離をとった男女の口論という冒頭からニヤリ。
以降、台詞や言葉とその見せ方の見本市的な内容に随所でニヤニヤ。
また、広い会場を活かしたダイナミックな装置を使った演出も◎。
しかしこれのどこが「小鳥公園」やねん!(笑)

R・P・G!!

R・P・G!!

UNITレンカノ

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2012/06/07 (木) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★

昨今のゲームへの警鐘
ハード、ソフトとも高度になることで「創り手の世界観」を押し付けられ、想像力・創造力を育む余地がなくなってきた最近のゲームへの批判やゲーム内の「奥義」を視覚化した照明、多めのアクションなどが特にヨイ!

「Ⅹ4~10の銃と10の自由~」

「Ⅹ4~10の銃と10の自由~」

tea for two

小劇場 楽園(東京都)

2012/05/31 (木) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★

疑問符のちゾクゾク
不条理っぽい前半は疑問符の嵐だが、拳銃が登場してからは国際紛のモデルケースと言おうか根本的な部分をワカり易く提示してゾクゾク。
また、いくつかの言語をミックスしたという「外国語」もソレっぽくて◎。(台詞として覚える方は大変だったでしょうが)
なお、拳銃によるパワーの差があっても面白かったのではないか?などとも思う。(え?ソレを見ただけで察するのは一部のマニアだけ?(笑))

西暦2222年2月22日の22時22分22秒

西暦2222年2月22日の22時22分22秒

劇団鋼鉄村松

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/05/25 (金) ~ 2012/05/27 (日)公演終了

満足度★★★

SF+サスペンス+ロマンティック
時間を戻す能力やコールドスリープなどSF的要素に殺害予告を受けた女性科学者を護るボディーガードというサスペンスを加え、さらに複数の家族愛も盛り込みそれらをバランス良く組み合わせて漱石の「夢十夜(第一夜)」を想起させるロマンティックなラストに落とすのは上手い。
が、笑いの部分に多少浮いた感があり、むしろ全編シリアスで通した方がスッキリしたのでは?
なお、主人公の能力の不自由さに梶尾真治の「クロノス・ジョウンターの伝説」に通ずるモノを感じる。

milk

milk

ウィルチンソン

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/12/09 (金) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

満足度★★★★

もう少し賢治ネタが欲しかったか?
コントと言うよりは「短編喜劇」の方が的確?
シベ少気味な4編目にそれまでの断片も混ぜ込んだのが気に入りニヤニヤしていたらラスト1編はさらに凝った趣向で、締め括る生歌は画龍点睛を打つ、な感じ。
欲を言えばもう少し賢治ネタが欲しかったかな?

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