えりえりの観てきた!クチコミ一覧

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ALL SHOOK UP(オール・シュック・アップ)

ALL SHOOK UP(オール・シュック・アップ)

Quaras

青山劇場(東京都)

2009/10/09 (金) ~ 2009/10/17 (土)公演終了

満足度★★★★

力を抜いて観られる良作
ドタバタ系ラブコメで力を抜いて観られるのですが、集中してストーリーを追っていくと、シェイクスピアへのオマージュが見えてくる作品。
シェイクスピアのドタバタ系喜劇を現代風アレンジするとこうなるのかなぁと思ったりして。

でも観ているときは何も考えなくてよく、笑えるところもいっぱいあるし、歌も名曲ぞろい。
隠れた?良作だと思います。

かもめ

かもめ

TBS

赤坂ACTシアター(東京都)

2008/06/20 (金) ~ 2008/07/12 (土)公演終了

満足度

イマイチ
チェーホフ「かもめ」は脚本でしか読んだことがなかった。チェーホフは作品にもよるが好きな作品も多いので、彼の有名な戯曲が実際に演じられているところを観られたのはよかった。
演出は新劇風で、私が新劇が好きじゃないからかもしれないが、面白く感じられなかった。
日常的なやりとりのスケッチの面白さがチェーホフの良い所のひとつだと思うのだが、テンポが悪く無駄に深刻ぶったわざとらしい演技では、良さが全く感じられなかった。

しかも、ところどころとってつけたような笑いをとるシーンがあって、中途半端に観客に媚びているように感じられ、興ざめした。

パイパー

パイパー

NODA・MAP

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2009/01/04 (日) ~ 2009/02/28 (土)公演終了

満足度★★

SFな世界観ということで期待したのだが
SFな世界観ということで、今までの野田さんの作品とは違う
新しい何かに期待したのだが、中身はいつもと同じようなテーマ、構成、演出に感じた。
新しさを勝手に期待したのは私なので仕方がないのだが、舞台のすべての箇所が今までの野田さんの作品の焼き直しのように感じて、退屈してしまった。
役者についても、もちろん全体のレベルは高いのだが、特に衝撃を受けるポイントはなかった。

セットとダンスはいつもと違うといえたが、あまり内容に寄与しているとは思えなかった。

贋作・罪と罰

贋作・罪と罰

NODA・MAP

シアターBRAVA!(大阪府)

2006/02/06 (月) ~ 2006/02/18 (土)公演終了

満足度★★★★

『罪と罰』原作ファン
『罪と罰』原作ファンのため、興味深く鑑賞した。
『罪と罰』原作では提示した問題に直接回答をしていないが
この脚本には野田さんなりの回答が含まれていると感じられた。
セットの使い方が面白く、楽しめました。

ロープ

ロープ

NODA・MAP

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2006/12/05 (火) ~ 2007/01/31 (水)公演終了

満足度★★★★★

衝撃的
ラストは希望を持たせるためかちょっと安直な気がして首を傾げましたが傑作。
悲惨な出来事をショッキングな演出で語るので、好き嫌いは分かれると思います。

スルース

スルース

劇団四季

自由劇場(東京都)

2010/11/09 (火) ~ 2010/11/28 (日)公演終了

満足度★★★

日本語だと…
イギリス上流階級の男VSイタリア系下層階級の男、という部分が直接物語のテーマに繋がっている。ストーリーを追っていけば、テーマは理解できるのだが、や聴覚や視覚も含めてテーマを感じるのは日本語で役者も日本人だと難しい。言っても仕方ないことだとは思うが…。
脚本を原語で読んだわけではないが、おそらく階級が違うということは二人は言葉遣いがかなり違うはずだ。日本語でも言葉遣いや喋り方の違いは出せると思うので、せめてそういう工夫は欲しかった。罵り言葉とかも、上流階級の男が汚い言葉を使うってところに面白さがあるんだろうなぁ、と原語ではどうなのか、いうことばかり気になってしまった。

下谷万年町物語

下谷万年町物語

劇団唐ゼミ☆

浅草花やしき裏特設テント劇場(東京都)

2009/10/23 (金) ~ 2009/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★

大好きなシーン
正直、ストーリーは理解しきれなかったが、テーマや熱量は伝わってきた。
大好きなのは、レコード再生機でケジメをつけさせられるシーン。
あのシーンが見られただけで満足。

爽快で豪快に罵倒し合えよ

爽快で豪快に罵倒し合えよ

Cui?

シアターバビロンの流れのほとりにて(東京都)

2011/12/16 (金) ~ 2011/12/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

言葉遊びのような心地よい台詞群
台詞の一つ一つが言葉遊び的で、序盤の喧嘩はもちろん登場人物の怒りや感情は伝わってくるのだが、台詞のやりとりがまるで美しい遊戯のように感じられ、私にとっては心地よかった。
中盤からはストーリーに大きな展開があるのだが、その頃には舞台に引き込まれていた。

シンプルなセットながら、役者の声を上手く使った演出で、ストーリーの倒錯感や、異様な空間であることを表現していた。その役者が発する台詞がやはり言葉遊び的なため、倒錯感がさらに高まっており、素晴らしかった。

好みはわかれるかもしれないが、私には好みのお芝居だった。

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