
不識の塔
劇団野の上
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/08/19 (金) ~ 2011/08/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
毎回観ていますが
素晴らしいですね・・。
主宰の山田氏を知ったのは大阪の一人芝居フェスの時で、
後ろに座っていた身なりだけはきれいにした若い女性がしきりに
「いみわかんなぁい」と喋ってうるさい中で
目の前で展開されるあまりにも素晴らしい芝居に
(青森の言葉はまったく知らないのですが、注意ぶかく聴いてみるとだいぶ分かりました)
すっかり魅了されてファンになったのを今でも懐かしく想い出します(笑
その時の女の人は、目の前で自分が笑ったりしてるのを見て(自分とは赤の他人ですが)、
「可愛くて都会的なワタシが分からないのは当然」という考えを改めてもらったようです(笑
なんだか自分が受ける度に口数が減っていきましたから・・。
こういう時、自分が多少なりともお洒落をして劇場に向かうのも劇団にとっては良いのかな、と思ったりもするのです(割と大昔は劇場に行くときの服装は無頓着でした。今でも大抵はそうですが・・(汗
最近は青森のやわらかなユーモアにもますます磨きがかかって、
東京では触れることのできない
素晴らしい感性に感動することしきりです。
今回ももちろん、洗練された素晴らしい作品でした!
自分、ハッキリ言ってただのファンです(笑

「あなたの瞳の奥を見抜きたい-人間社会にありがちな目くらましの関係」
東京ドイツ文化センター(ゲーテ・インスティトゥート)
ドイツ文化会館ホール(OAGホール)(東京都)
2011/07/19 (火) ~ 2011/07/20 (水)公演終了
満足度★★★★★
遊び心があって素晴らしい公演でした
もう少し演劇をやってる感じの人がギッチリいるのかな、と思ったりもしたんですが・・。
個人的には、原サチコさんのやわらかな人柄とともに、2011年の大収穫の作品と言って良いと思いました・・。

DANCE COLLOQUIUM X (ダンス コロキウム テン)
こまばアゴラ劇場
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/07/19 (火) ~ 2011/07/24 (日)公演終了
満足度★★★★
本当は鈴木ユキオさん含め全部観たかったのですが
時間がなくて以前から気になっていた磯島未来さんだけ観てきました・・。
なかなか、不思議な雰囲気の作品で、自分はまた作品を観てみたいな、と思いました。

スーサイドエルフ/インフレ世界
The end of company ジエン社
d-倉庫(東京都)
2011/03/31 (木) ~ 2011/04/03 (日)公演終了
満足度★★★★
新年度ヘロヘロななかでやっと観に行った公演
頭、非常に使いますね・・。
それが生産的な意味ではなく。
疲れた頭にはちょいとキツイ。
それでもまだ頑張って観る。
凄く耳の良い人の世界に迷い込んだら・・そんな感覚がしますよね・・。

快快-faifai-のOBAKE!!!!!!
快快
アサヒ・アートスクエア(東京都)
2011/07/15 (金) ~ 2011/07/15 (金)公演終了
満足度★★★★★
端っこに座って観ていたのですが
スクリーンに映し出された会場内の様子と、目の前の会場の風景とが
頭の中でリミックスされるような・・
フシギな体験ができました。
やっぱり快快はやることが面白い!

1999年の夏休み
青蛾館
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/07/10 (日) ~ 2011/07/13 (水)公演終了

おしまいのとき
ポツドール
ザ・スズナリ(東京都)
2011/09/08 (木) ~ 2011/09/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
前回公演は当日券が売り切れてたので・・
久々の観劇でした。
三鷹の人間失格のあたりから感じていたんですが、どんどん(日本の)文学っぽくなってきている?(坂口安吾かって言われると微妙かもしれないけど・・)
ブンガクというと一見偉そうなんですが、
実は若いころ勇敢な兵士だったトルストイなんかは
「セワ゛ストーポリ」で
人が芥子粒みたく消えていく激戦の様子を、戦火を星雲か何かのように美しく、タフに描いていて(自分もライブの途中なんかによく読んでる)、
そこには血も悲劇も美しいコトバの装飾の中に彩られていて、
作者が悲惨な戦争を文学によって吐き出して、時代の中を突き抜けていく様子が
150年の時を経て生き生きと伝わってくるのです。
日本の近代文学というと私小説じみて
暗いものを暗いまま提示するのが偉いみたくなっているような気もして、
それが邦画全般の湿っぽさにもつながっている気がするんですが、
例えばこうした、悲惨なクリミヤ戦争を若々しくクールに描いた
(翻訳だろうが150年前の話だろうが、トルストイの筆は間違いなくクールです・・)
小説を見ると・・このようなスタイリッシュな文学を持ちえた辺境のロシアが羨ましく思えたりします。
日本文学も素晴らしいところはいっぱいあるのですが、
その最も眩い軌跡・・随筆などで感じるやわらかなユーモアとでもいうものは、
今現在は五反田団などで感じることができるような気がします(完全に同じものではないですが
別に批判してるのではないですが、もう少し筆がクールであればいいのにな、とは思ったりします。
野蛮とクールは両立すると思うので、トルストイのように。

ロミオやらジュリエットやら
てらりすと
下北沢GARDEN(東京都)
2011/07/09 (土) ~ 2011/07/09 (土)公演終了
満足度★★★★★
ロミオ男前(笑
・・いや、下北ガーデンでの公演というのがまた良いですね。
なんか雰囲気といい。
いつものライブの時とは(客席もあるし)だいぶ違いましたが、
それでもなかなかいい感じで、良かったです。

美しき生涯
宝塚歌劇団
宝塚大劇場(兵庫県)
2011/05/20 (金) ~ 2011/06/20 (月)公演終了
満足度★★★★★
石田三成はカッコいい
関西と関東両方観てみて、やはり関西の方が(オッサン含め)石田三成を愛している雰囲気をだいぶ感じた(笑
自分は凄く好きです。

俺とお前で俺達だ!!
マーク義理人情
プロト・シアター(東京都)
2011/07/07 (木) ~ 2011/07/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
マーク義理人情最高
自分も孤島?に行ってモンスター狩りたくなりました・・。
いや、正確に言うと、モンハンに乗せられて意気揚々とモンスターを狩りに行ったものの、湖まで来たところでネッシー的なレジェンドモンスターの存在に疑問を抱きつつ、結局見つけたリアルモンスターの凄さにビビって、仲間内で喧々囂々の議論を尽くし、分裂などの危機を乗り越えたりしながら、結局は伝説のモンスターを育んだ秘境の大自然の人智の及ばない神秘性などに気づいて感動したりしながら家路につき(ここらへんだいぶ舞台内容と違う(汗)家でモンハンに励んだりする・・というような経験が出来たらいいな、ということで・・(長ッ
・・いや、あの、2012年の初夢じゃないです。
なにはともあれ、マーク義理人情最高!

○○トアル風景
はえぎわ
ザ・スズナリ(東京都)
2011/07/06 (水) ~ 2011/07/11 (月)公演終了
満足度★★★★★
駄作?も大好きだったのですが
飛躍し始めた作品も好きです。
ただ、一般受けしない作品の方が自分は好きかなぁ・・とも思ったり。
難しいところですね・・。

【公演終了】『完璧な世界』【ありがとうございました!!】
タカハ劇団
ギャラリーLE DECO(東京都)
2011/07/05 (火) ~ 2011/07/17 (日)公演終了
満足度★★★★
正直、チラシにビビって(苦笑
直前まで観劇を躊躇していたんですが・・
結局タカハ劇団の作品を今見逃すのは相当なリスクを伴う(笑
と、判断し、決意して観に行きました・・。
・・いや、いつものタカハらしさもあるし、才能ある作者の作品だということは
十分すぎるくらいわかったんですが・・やっぱり題材が極端すぎないカナ・・と思ったり(苦笑

ご来場ありがとう御座いました。みきかせmeet’s ×日本のラジオ ×郡司龍彦 「星芒形letter(セイボウケイレター)」
みきかせworks
東中野レンタルスペース(東京都)
2011/11/25 (金) ~ 2011/11/28 (月)公演終了
満足度★★★★★
東中野の駅前
会場の部屋の中に入ると、暗くなったり、その中に(まるで海辺に投げられるみたく)ばらまかれた言葉が拾えたり、そしてその海の上に暗い夜空が広がっていくみたく、気付いたら星がきらきらとしていたり・・・・なんだかコトバが星みたく、星がコトバみたく・・フシギな公演でした(笑
・・それが、どこにでもあるごちゃごちゃした駅前、にも見えるんですけど、
自分は子供のころからそのあたりを知っているので、
その会場のビルから少し線路に沿って歩いて行った先の桜の木が、
春になると眩しい位にきらきらして、
自分の心の中の昔の記憶、ちびっ子のころ両親と歩いたりしたときの風景・・なんかを凄くしくしくと沁みさせたりすることを想い出したりして、
そんな街の冬の夜をしんしんとコトバで照らしてくれたことに
・・・なんだか感謝の念を覚えたりもしたのです(笑

閻魔堂コロシアム
サイバー∴サイコロジック
OFF OFFシアター(東京都)
2011/06/30 (木) ~ 2011/07/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
毎回遊び心にあふれていて面白い
以前の王子での公演の際、なぜか舞台の一番上の高いところに本棚があって、
そこの並びの本の中の一冊分のスペースに役者が本を投げ入れてキッチリ収めるというのが
物語の筋とはほとんど関係なくあったりして(笑
その頃から、なんか凄いズレたところに闘志を燃やす
男前(男前の使い方間違ってます?)な劇団だ・・とは思っていたのですが、
毎回その(無駄な)遊び心を忘れていないところ、素晴らしいな、と、思います。
・・富山行きたいな・・夏に・・。

ノバ・ボサ・ノバ
宝塚歌劇団
東京宝塚劇場(東京都)
2011/06/03 (金) ~ 2011/07/03 (日)公演終了

維新派『風景画―東京・池袋』
フェスティバル/トーキョー実行委員会
西武池袋本店 4階まつりの広場(東京都)
2011/10/07 (金) ~ 2011/10/16 (日)公演終了

新年工場見学会2012
五反田団
アトリエヘリコプター(東京都)
2012/01/02 (月) ~ 2012/01/04 (水)公演終了
満足度★★★★★
昨年は観れなかったので・・(苦笑
久々の見学会だったのですが、
遊び心が溢れていて、実験的?なのかパロなのかよく分からない・・
これを本公演でやったらマジメな方々に怒られるかも?ってなことを、
やっぱり遊び心にあふれた満場のお客さんたちの前でガッツリとやる、
というのが素晴らしいな、と(笑
休憩時間中に振る舞われたホットワインも美味しくてポカポカになりましたし、
「2000円のうちの2~300円」のハイバイ公演に至っては、
なんか昔スーパーデラックスでチェルフィッチュの3月を観たときのことを
想い出すような、ひょっとしてちょってパロ?(たぶん全然無関係なんでしょうが)
みたいな独特のフリの後、夢なのか現実なのか・・・
「というか・・これって全く何も言ってないけど、ハイバイ岩井氏の初(悪)夢?」
みたいな怒涛の岩井氏演じる岩井氏(劇中で劇団員に奢ったハンバーグ美味しくて何より?)の心の中の「あれあれあれ・・(汗」が観ていて聞こえてくるようで(苦笑
これって、凄く実験的なのに凄くフワフワして、ハイバイらしい(バクマン(ジャンプ掲載)平丸の「ラッコ11号」が読めたらこんなんじゃ?)漠然とした不安感のようなものを非常にユーモアたっぷりに上演していて、ガチな本公演より持ち味がたっぷり出ているような雰囲気も無きにしも非ず・・(笑
絶対ダイエット反対(笑)の黒田氏、イイアクセントになっている大山氏、
こういう時には抜群の存在感を魅せる斉藤氏・・などなど、見どころもたくさん。
内田さんのべラも(ムダに)豪華な雰囲気を醸していて良かったです(笑

東京ミルクホールの金色夜叉
劇団東京ミルクホール
SPACE107(東京都)
2011/03/09 (水) ~ 2011/03/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
今、手帳を見ると
震災の前日に観てたんですね・・。
震災とその後は仕事に忙殺されて特に3月はほとんど舞台を観れなかったし、
いろいろ吹っ飛んでしまいましたが、その前に観れて本当に良かった・・。

THIS IS WEATHER NEWS
Nibroll
シアタートラム(東京都)
2011/06/24 (金) ~ 2011/07/03 (日)公演終了

宮澤賢治/夢の島から 飴屋法水『じ め ん』/ロメオ・カステルッチ『わたくしという現象』
フェスティバル/トーキョー実行委員会
都立夢の島公園内 多目的コロシアム(東京都)
2011/09/16 (金) ~ 2011/09/17 (土)公演終了