ただちに犬 Deluxe 公演情報 ただちに犬 Deluxe」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★

    応援しています
    前回に引き続き、今回も楽しみました。

  • 満足度★★★

    祝祭的
    テントの面白さが濃縮されたような公演でした。楽しみました。

  • 満足度★★★★

    楽しめました
    夏のテントはいいですね。どくんごさん、好きです。

  • 見世物!
    テント芝居らしく、アングラテント芝居の要素がぜんぶ詰め込まれています。思ったよりもポップでした。

    ネタバレBOX

    時折旬さんの衣装&メイクはマイケルへのオマージュ?と思ったのは考え過ぎか。
  • 満足度★★★★

    愛知ではここだけ。
    残暑ぶりかえし。こじんまりして色々ある豊橋市。 市街地のど真ん中にある柵の無い公園での三公演。愛知ではここだけ。名古屋の小劇場関係からも何人か見に来ていて、ネットワークの広さを改めて知る。浦和公演と比較すると、噛んで含めるような、じっくりした演技に変わっている。三河の観客は、やや情報や経験値が少ないのか、最初反応やや重め。アドリブ的な場面が新しくなっていて爆笑さそう。

  • 満足度★★★★

    旅芸人
    半年かけて、全国津々浦々を旅して回る、本当の意味での旅回りの劇団。地元と交渉して場所を確保してテントを設営。公演日数はせいぜい2日。そしてまたテントをたたんで移動。
    芸能の原点というと大袈裟だけど、同じテント芝居でも都内を中心にやっている唐組や新宿梁山泊とは一味違う。フェリーニの映画「道」に出てくる3人だけの旅の一座を思い出したくらい、どこか素朴さを感じさせる上演形態。まあさすがに、あの映画ほどわびしくはない。全体にこぢんまりとした作りだが、赤を多用した飾りつけや、ラテン音楽を中心にした陽気な音楽、それに役者も少数精鋭の芸達者が揃っている感じ。

    ネタバレBOX

    サッカーにはそれほど興味がないので、埼玉高速鉄道の終点、浦和美園駅に降りるのはこれが初めて。駅前広場が会場と聞いていたのですぐに見つかるだろうとタカをくくって正確な場所を確認しておかなかった。そしたら案内の張り紙もなく、それとわかるノボリなども見えなかったので最初はちょっと心細くなったが、よく見ると広い空き地の隅にそれらしき建造物を発見。
    予想したよりも小さなテント。木造の舞台の広さは6畳か8畳くらいだろう。開演前は白い蚊帳や垂れ幕のほか、赤い派手な飾りがいくつも吊るしてある。風の強い日でそれらが盛んになびく。芝居が進むにつれて徐々にそれらは取っ払われていき、最後には短い草の茂る空き地と、その向こうにある大型スーパー、イオンの建物が舞台の背後に現われた。

    役者は5人。いずれもコミカルな扮装をしている。
    始めと終わりに音楽の演奏があり、そこでは全員が楽器を持つ。下手で音響操作をしているスタッフ二人もこのときは舞台に上がった。
    そして肝心の芝居のほう。チラシを見ると、構成・演出を担当する人はいるが、脚本家というのはいないようだ。構成は5人が全員で演じる場面と、5人が一人ずつ登場して演じる場面に分かれている。全体を通しての大きなストーリーはない。
    5人が全員で演じる場面は、ある設定のもとでエチュードをやりながら作ったのではないだろうか。具体的には、大きな犬のぬいぐるみを死体に見立てて、刑事が事件を推理して、最後に「犯人はお前だ」と誰かを指差す。ドラマの見せ場といっていいこの短いシーンだけを切り取って、犯人と刑事の役を次々に入れ替えながら、いろんなヴァリエーションをどんどん重ねていく。ストーリーを追おうとするとわけがわからなくなるので、早めに頭を切り替えて、役者たちのノリのいいパフォーマンスを楽しむ方向で眺めたほうがいい。
    5人の役者が単独で演じる場面は、いわばそれぞれが単独ライブをやるような心意気で、たぶん演目も役者自らが考えて作ったのではないだろうか。

    この劇団にいれば役者は鍛えられるだろうなあと思う。楽器も演奏しなきゃならないし、一人で舞台に出て一定の時間を持たさなきゃならないし、本番でも即興が入るみたいだし、踊ったり歌ったりも求められる。

    役者たちは汗をかいていたようだが、この日は本当に風が冷たくて、ひざ掛けの毛布が配られたものの、これからの季節、テント公演なので、防寒対策はして出かけたほうがいい。
  • 満足度★★★★

    寒かったけど熱かった!
    テントならではの迫力満点な舞台でした。ダンスあり、ライヴあり、もちろん芝居ありな、なんでもありありな舞台。引き込まれちゃって、絶対に夢に出て来ます。確実に(笑)広い駐車場のなかに建てられた吹きさらしな劇場。これまた良いですよね。毛布を膝かけにして見ず知らずの隣の人と一緒に掛ける。これまた良いですよね。

  • 満足度★★★★

    満員!!/二日目も。
    受入元さんの情宣の甲斐あってお客さんかなり多かった。自分としては見たい位置取りままならず、やや勝手が違った。

    【翌日】
    --演奏はうまくゆかなかった模様だが、芝居のほうは、がっちり噛み合った充実感があり、二日目の方がよかった。

    ネタバレBOX

    【個人的メモになります】
    「健太さん × みほしさん」、「時折さん・博士の段」はフレームだけ決まっており、細部はアドリブ的に変わっている。五月さん今回は輪をかけて良かった。声の通り。叫び。
    健太さん怪しい東洋系の物売り。時折さんの現代文学的・映画的な1シーン。【分節ごとにフリをつける動き。】

    アウトサイダー系、社会階層的にロークラスの造型への徹底。

    東京では風が無くこまかい漫画的な効果がわかった。

    【繰り返され、言葉がズレてくる。ヒートアップしてくるシーン、どうか。伝わっているか。理解できているか。】この部分と、みほしさん、まほさんのソロがじっくり伝わるようになった時が完成形なんだろう。
    夏。犬。このこだわりがまだ掴めない。時折さん最後のビバップ的叫び・歌。

    東京の野外はまったく散文的だ(良くない意味で)。

    【翌日】
    犯人は告白しているが、おそらく自覚がない。忘れてしまっているのだ。

    当然、演劇で言う“第三の壁”がカッチリあって、観客がいないフリをしている劇ではない。

    繰り返していることがわかる様に、動作とか直前の効果音や鍵になる台詞など細かく決めてある。比喩的に「エントロピー」が増えると摩擦熱の煙があがる。ゲーム部分は稽古の積み重ねがあり、いくつか層がある。

    打ち上げの時、9月埼玉公演の場所がほぼ決まりというニュース。
  • 満足度★★★★

    ツアー初年度のどくんご。
    日本縦横断ツアー初年度のどくんご。尺2時間10分。
    一昨年暮の松本パイロット版に比べ、不条理劇臭が隠され丁寧な進行。大道芸の要素が入って来てカラフル。
    始まりは強風。まだ野外夜は冷える時期なので上着も用意したほうがいい。

    ネタバレBOX

    全員の場面と個々の場面で重層的な劇になっており、各役者の場面は、現代人の“脳内”妄想が自分でほころぶ、または暴力的に他人が侵入してきて、てんやわんやになる情況が描かれているのではと、現時点では解釈しておきます。
    その文脈では「健太×みほし」場面(アドリブ部分がどれだけあるのか)死ぬほどおかしい。お中元場面も傑作。

    岡山。蹴球代表サポーターとかで周りが騒がしかったが、部活の子供など、風景に取り入れてしまっていた。

    唐十郎劇だとテント幕の向うに脱出口が見える。
    旅団/野戦系だと水やら炎やらの四大元素がたけり狂っているのが見える。

    どくんごのテントはだんだん透き通ってくる。
    その向うに何が見えるといっていいのか。
    世界を包む銀河だろうか。
    闇の中で輝く舞台と客席のユニット。集っている自分たちが見えるような気持ちになるのは確か。
    伝統的には芭蕉『奥の細道』冒頭の言葉に回収されそうなものもあるだろう。

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