恋人としては無理(JAPAN TOUR) 公演情報 恋人としては無理(JAPAN TOUR)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-20件 / 25件中
  • 満足度★★★★★

    実は僕の中での最高傑作!
    後にも先にも、僕の中の「柿」でこの作品を越えていない。

    それほどの峻烈な印象がある。

    キャスト6人でクルクルとキャラクターを変えていくというやり方は奇抜で僕の中では衝撃だった!
    ありえない事が、目の前で結実している事実にただ唖然!

    もう一度、いやもっと観たい舞台だ!!

  • 満足度★★★★

    若さあふれる…
    単純に面白かったです。
    50分の上演時間中、ずっと飛び回っていた出演者陣の若さにまず感心。
    次に、ポータビリティがある、簡単にツアーに行ける作品として感心。
    ある意味、暴力的な展開が東京っぽいなあという感想。
    2010年代を代表するカンパニーになってくれるのでは…と期待しています☆

    ネタバレBOX

    ゲストの方が一番緊張していたのが伝わってきました。
    せっかくなので、重要な小道具にもっと「愛」があれば…って思いました。
  • 満足度★★★★

    もう一度観たい感じ
    これまでの公演地での感想などを見聞きしてて、いろいろ予想して行ったわけですが。
    「おもしろい」と単純に言うと違う気がするけど、「観るべきですね」と思う作品だった。もう一度観たいな・・という気がする。

  • 満足度★★★★

    また観たい。
    最初っから凄い勢いで進んでいくので、早々について行けないんじゃ…と思わされるもなんのその。最後まで引っ張られるし、魅せてくれた。ぽつりと吐かれたセリフひとつで、くるりと空気が変わる。この作品だけで言っても、ぜひリピりたかった!また大阪で公演してほしい。

  • 満足度★★★★

    ある種の本質を
    これまで2回、柿喰う客をみたことがある。
    照明や音、衣装などで、芝居は派手だし、ストーリー性も高くて、トータルではエンターテイメント性も高い芝居であった。
    もちろん、過去の先人の築いた演劇論を踏まえた上での挑戦的な手法や、脚本の哲学的な部分もみのがせない。

    今回の公演は、照明や音、衣装などを簡略化してエンターテイメント性を排し、役者と演出と脚本というところで真っ向勝負してきたという印象がある。
    勘違いかも知れないが、柿喰う客の本質的な部分をみたような気がする。
    芝居の方向性からして、人気投票とかすると不利なんだろうけど、相当見応えのある芝居だったと思う。

  • 満足度★★★★

    衝撃。
    世界にはまだまだ知らない事が沢山ある。
    こんな才能が隠されているなんて。
    いや、どこまでアンテナを張っているかの問題かもしれないが。

    ネタバレBOX

    客入れから終演まで、スピーカーを使った音は皆無。
    照明と小道具と役者の体だけで1時間。
    良く出来たジェットコースターのような見事な緩急で、観客の魂を引きずり回していく。

    とにかくセリフのスピードが尋常でなく、そこで描かれるものの全てを把握するのは恐らく不可能に近いんだけど、うまく心に引っかかるキーワードが食いつきやすいところにぶら下がってたりして、大筋の部分はちゃんと導いてもらえる。
    あとは観る側がどれだけの枝葉に手を伸ばせるかで面白さが変わっていくんだろうな。

    “乗せられる”ということをすっかり体感することができた。
    やみつきになりそうだ。
  • 満足度★★★

    なるほど
    すばらしいエンターテイメント。
    楽しみ方が分かってくるととても楽しい。
    キャラクターの表現の仕方がいい。
    なるほど、と思いました。

    ネタバレBOX

    ゲストの川口くんがいい塩梅で入り込んでいて
    とても面白かった。
    お見事でした。
  • 満足度★★★★

    期待しまいと
    思いつつも期待してしまった。
    そして期待通りだった。いや、すごい!好きです、こういうの。
    めっちゃ作りこんでいるところに稽古のあとが伺われて。

    ネタバレBOX

    身体を使ったパフォーマンスに演劇を加えた、という感じで。
    体育会系の舞台ですした。あの人を表す物を後ろから渡すタイミングが
    陸上のバトンリレーを思わせて、どれだけ稽古を積み重ねたかがわかる。
    全国ツアーをやる上で各地の役者をゲスト出演させるところが
    制作的にすごいと思う。 ただ、誰にでも勧められるかというと
    厳しいかもしれない。
  • 名刺をびしっと。
    東京に引き続き福岡を観劇。

    劇団員だけで組まれたキャストということで更なる隙の無さを求めたが、
    福岡・大阪キャストの初日ということで固さが気に掛かった。
    それでも、福岡に柿の名刺を受け取ってもらえたのではないかと思う。

    ゲストキャストの川口大樹が好演。
    熱さと涼しさを併せ持った感じは、「つあこん」にぴったり。

    ※開演より10分遅れて入場したため、評価は控えさせていただきます。

    ネタバレBOX

    客席は圧倒されているのか呆れられているのかとても静かな雰囲気。
    いつもの柿にはない緊迫した感じは、地方公演特有のものなのか。
    それはそれで貴重な経験だったと思う。
  • いろいろすごかった
    最初はスピードとについていけなかったんですが、慣れたら大丈夫でした。役者たちがすごい。みんな体脂肪率が低そう。

    ネタバレBOX

    ”イレモノ”としての役者、という感じがして、そこが一番すごいと思いました。
    せりふ回しも今っぽくて、「反・現代口語演劇」という割に、しっかり現代口語でしゃべってたと思います。
  • 満足度★★★★

    ストイックに変身
    前年4月の凱旋公演では会場の長辺側が演技エリアだったのに対して今回は短辺側が舞台という構造上の違いからステージ両サイドにも壁があることとキャラクターを識別するためのアイテム類が舞台になく後方の壁の陰に隠れていること(このスタイルは横浜公演のみとのこと)が開演前に気付いた違い。
    始まってみると「識別アイテム」がピンクで統一されていたり、前回いなかったところの唯一「黒くない」(笑)単一キャストの「ツアーコンダクター」がいたりもして、それらの違いによってかなり趣を異にする。3方を囲む壁が白一色なこともあって、ストイックな印象?
    さらに、わかりやすくするため&劇団競泳水着に感化された(笑)(アフタートークでの発言より)ために恋愛色を強めたとのことで、内容的にも変化したもののどちらがより良いということではなく、劇団四季の『JCS』のエルサレム、ジャパネスク両バージョンの如くそれぞれに特色があってどちらも面白いモンだから始末が悪い…(笑)
    で、本作は柿の劇団としての特質が端的に出ているそうで、「ツアコン」はその「異様さ(笑)」を外からの目で見てより際立たせるための存在とのことだが、終盤ではストーリー全体をより高いところから俯瞰しているように見えたり、使徒たちを導きながらもいつの間にかいなくなってしまう存在のように見えたりして、「もしかするとアノ人の象徴?」「あるいは神の意思?」などといろいろな解釈ができて、深みも加わったか?
    また、終盤で使徒たちの殉教も語られるのでやや重くなった感もアリ。
    今後も2年ごとくらいに劇団状況を反映させつつ演を重ねる構想もあるそうで、それにも期待。

  • 満足度★★★★★

    “柿喰う客”という現象。
    初演時から感じていたのだが、この作品は“柿喰う客の名刺”である。
    柿メソッドのコアの部分をたっぷり見せつけているし、
    物語としても“柿喰う客”という現象の実体を探っている。
    過不足なくシンプルなスタイルで、名刺というには打ってつけだ。

    STスポットという劇場を選んだのは、作品としては大正解。
    ただ、観客的には辛かったということを記しておく。
    作品と観客の幸福を同時に叶えられる劇場ってなかなか難しい。

    点数は、初日ということで期待含みで5点に加点した。
    地方公演も一つくらいは観て、自分の評価を裏付けたい。

    ネタバレBOX

    役者で気になったのは、コロと堀越涼。
    コロは、コロブチカの成果が見事に体現されており、心強い。
    堀越はそつなくの感は強いものの、流石の反・現代口語演劇の若頭ぶり。

    横浜公演ゲストに中野成樹を呼べたことは限りなく正解に近い。
    柿喰う客のスタンスに乗らない冷静な第三者をしっかり見せていた。
    全公演で中野でもいいと思うくらいの素晴らしさだった。

    蛇足だが、「中屋敷法仁+フランケンズ」でも、「中フラ」である。
    これを機に「多田フラ」の次は「中フラ」でいかがなものでしょう?
  • 満足度★★★★★

    初演以来
    広い空間にも負けてなかった。

  • おお
    中野さんがおもしろーい味出してました(笑)
    本公演は「俺を縛れ!」しか見たことないので、次のも見てみたい。楽しみにしてます。

  • 満足度★★★

    久々の柿味。
    半年あくだけでずいぶん久しぶりな感じがしちゃいますね。ああ、懐かしい、って感じと、少人数・小さな劇場だったので、熱いって感じを一瞬にして感じました。台詞回しのテンポよさと言葉遊びは小気味よい。話もおもしろい。けどちょっと物足りない感じはしました。単に時間が短かったからかな。

    ネタバレBOX

    初演とは変化もしてるんでしょうけど、言葉が通じなくても、ってところで衣装をシンプルにしてアイテムで人物描きわけしてるのかな、なんて考えながら。マフラーやら帽子やら傘やら、アイテムをパスすることでキャラが変化していくっていうのはとてもわかりやすくて、観る側としてはありがたい。

    もし言葉がわからなかったら。。。って思いながら観てるとしっかりと台詞聞き取れてしまうから不思議。

    動き・流れが計算しつくされていて、淀みないのがさすが。パリッとした切れ味のよさにゲストの中野成樹さんのとろーんとした空気がすごくよかったです。

    柿喰う客としてはシンプルでインパクトに欠ける感じはしました。
  • スピード感で押すだけではなく・・
    この作品初見、

    いつもの柿喰う客のバワーに加えて、静の部分で表現するニュアンスに広がりを感じました。

    これまでの作品と比べても、緩急のなかにより豊かなコンテンツが含まれていたように思います。

    ネタバレBOX

    ポケモンみたいなロバがどうも頭に残ってしまって・・・。あの鳴き声が心にひっかかる。

    それと、物語の色が切り替わる部分が圧巻。熱狂していたエルサレムが使徒の排撃に転じるときの表現の軽さにぞくっときました。

    聖書の世界の登場人物というよりは、現代のありふれた人物のニュアンスで描かれた使徒、聖書の世界での彼らが素の顔を見せたような・・・。

    なにかユダにも、今的な存在感を感じてしまったことでした。

    また、今回の中屋敷ワールドには、なにか奥行きの広さがあって・・・。
    役者の演技にもその奥行きに対応したゆとりというか、手練を感じました。
  • 満足度★★★★★

    クラブエルサレムコール
    が、やたらとツボです。
    やっぱり柿の公演は最低2回みないといけないなあと思いました。
    台詞が早くて、1回だけだと高速な台詞についていくのに精一杯できちんと理解できない箇所がどうしてもでてきてしまいます。
    2回見ました。もう1回地方で別メンバーのときに行きますのでそちらも今から期待っ。

    笑いどころいっぱいありますが、深い。
    柿は観る度に考えさせられます

  • 満足度★★★

    perfumeちゃうかと
    3/8(日)昼。初日に続いて二度目。始まる前、この既視感は何なんだろうとぼけーっと考えてたら辿りついた。perfumeちゃうかと。そう思いながら観た。

    抑揚がきもちよい。
    そこが好きだとはっきり確認できた。

    初日に比べて少し緩んだのがわかる。
    初日行っておいてよかった。

    演劇を知らない現地の友人に大阪公演に行ってもらうことができそう。演劇が好きになってくれるといいな。

  • 満足度

    みた。
    一度観てみたかったので期待してましたが・・・
    フツウのまま終わって特になにも感じず。期待しすぎた。
    それよりも地方公演だから?って客の扱いがひどい。
    ひたすら不快でした。
    アフタートーク中野さんいないし。

  • 満足度★★★★★

    これも愛
    初演をご覧になった方の感想などから、スピーディでハイテンションな芝居なのだろうと思っていたら。

    冒頭のスピード感や小ネタの応酬に目を奪われているうちに、ふと気がつくと、疾走感の中に透き通った切なさが加わっていて。

    弟子たちの過去が語られる辺りやイエスの処刑後の弟子たちの様子に、愛することや信じることへの悲しみが感じられてきたり。

    これはたぶん、ある種のラブストーリーだったのだろう、きっと。
    観終わった後、そんなふうに思った。

    ネタバレBOX

    堀越さん演じるユダがイエスを裏切ったときの表情や、堀越さんのヤコブとコロさんのペトロが会話する場面で、人の思いのままならなさに胸が痛んだ。

    そしてなにより、ヨハネの無垢やペトロの諦観を演じるコロさんの美しさに圧倒された。

このページのQRコードです。

拡大