獣の柱 公演情報 獣の柱」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
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  • 映像鑑賞

    1/11(映)

  • 再演と言っても脚本は改訂され、出演者も演出も変わってほぼ新作ですね。がっつりSFに気持ちよく浸かり、人類の歴史、未来に思いを馳せる充実の時間でした。自分を絶滅した恐竜と重ねながら…。劇団ってありがたいなとしみじみ感謝。上演時間は約2時間15分、休憩なし。長い目の感想:http://shinobutakano.com/2019/05/23/12358/

  • 満足度★★★★

    イキウメ さんの 獣の柱 の大阪公演の初日を観劇
    初日と言っても大阪公演は サンケイホールブリーゼ さんで2ステのみで明日の14:00のマチネを残すのみなんですけどね
    今回の作品は2008年に短編だったものを長編化して2013年が初演だった舞台の6年ぶりの再演なんですね
    始まりは11年前の作品ですか
    作演は 前川知大 さん
    ご出演は 浜田信也 さん
    安井順平 さん
    盛隆二 さん
    森下創 さん
    大窪人衛 さん
    村川絵梨 さん
    松岡依都美 さん
    薬丸翔 さん
    東野絢香 さん
    市川しんぺー さん
    の10人のキャスト陣が壮大な物語を作り上げられてた印象
    終わった後少し放心でした
    序盤は片田舎で起きた小さな事件から広がっていくんです
    普通なら見逃してしまいそうな些細なことから世界規模の壮大な物語に広がっていく
    ここまで広げて収拾は?って思ってたら、見事なまでのエンディングが用意されてます
    いつのまにか引き込まれて舞台を観てる感覚とは違うかも
    ランタイム135分
    今日はトリプルコールって感じでした
    明日はさらに盛り上がるのかもしれませんね
    セットが感動的な素晴らしさ
    音響も照明も相当いいですね
    これを2ステだけの為とは恐れ入ります
    東野絢香 さん初めて観させていただきましたがかなりいい表情されてました

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2019/06/15 (土) 19:00

    座席1階G列7番

    価格5,000円

    リアル・ノアの方舟なのかな。。と思いながらも
    もう既に今の現実社会がノアの方舟化してるんやろな。、
    役者さんたちシンプルにかっこいい。、

  • 満足度★★★★

    安定の前川ワールド
    この人の物語の組み立て方って秀逸だな
    少しずつ映画化されたりしてるので、
    もう少し世間の認知が広がると良いな

  • 満足度★★★★★

    なんだろうなあ、話は分からないことだらけなのだけど、とにかく上質のお芝居を観たという満足感はものすごいのだ。
    ゆえに星は5つ。話が分からなくて、終演するときに戸惑うのに、星は5つだ。
    美術、床の砂感がたまらない。上部にあるはずの余白は空を思わせてむしろ良い。
    俳優の演技について。いわゆる悪人を演じるお二方がものすごかった。あんなに分かりやすく登場人物を憎んでしまうのに、別の役ではあのアクが無い。どういうこと、と思うほど。
    会話劇で全てが浮かび上がるイキウメの濃密さ、今作も堪能した。

  • 満足度★★★★★

    不全感を残したにも関わらず☆5を打ちたくなる・・そのexcuseは一先ず省略。
    本作初演は観ていた。またその元ネタを含む4短編から成る「図書館的人生」も10年近く前、放映されたNHKシアターコレクションで見た。これが私のイキウメ事始で、番組では他に昴「親の顔が見たい」、ミクニヤナイハラ、モダンスイマーズ舞台を紹介、劇団渉猟を始めた身にとってはNHK様様であったが、、僅か10年の間に日本最大のマスメディアがここまでの凋落ぶりを見せるとは思いも寄らなかった、当時が懐かしい。
    は、ともかく・・星新一ではないがSFや超常現象モノの面白さは短編が最も適しており、アブダクション(宇宙人との接触)の可能性を示唆する現象に躍動する超常現象マニア2人+片方の妹の顛末を長編化した「獣の柱」初演は、気宇壮大な物語もいささか説明が勝って感覚面が追いつかず、悪い方の予想が当った格好であった。不出来に思えた作品、しかも再演は普段避けるところ、改良版「獣の柱」を見込んで予約した。冒頭浜田氏が客席に投げかける言葉そのままに、「言葉」を獲得する以前の感覚を探り、言葉での説明を先行させない事だけに注力したかのような、空気感を重視した舞台作りが今回の特徴であった。その意味で初演の影は跡形もない。この濃密な空気感は、巨大な廃墟のような具象と褐色系の照明、チェロ主体の旋律、「現象」を示す音響、そして俳優の絶妙な演技が作っているが、架空の世界に体ごと入り込んだ錯覚に観客をいざなう技が、星の理由。
    久々のトラムだったが左右の壁に当日券客が立ち、「判らない」ながら好感触を残して帰路につく客を多く見受けたように思う。

    ネタバレBOX

    不全感とは、、要は「判らない」。だが「判らない」は必ずしも怪しからんことじゃない。
    本作は高知県のとある場所が舞台。「隕石シャワー」の翌日に天文学サークルの若い新メンバーが近くにある小山で奇妙な死に方をしていた事を伝えに、古手メンバー(安井順平)がもう一人のメンバー(浜田信也)宅を訪ねる場面から始まる。
    話を聴いた浜田は、その若いメンバー(窪田人衛)と二日前に出会っていた事を安井に伝える。浜田は隕石を探しに他人の土地である裏山に深夜こっそり忍び込んだが、手ごろな石を発見してほくそ笑んだ時、同じ目論見だったらしい窪田に出くわし、収穫があったかと問われるも真実を隠して追及を逃れる。
    その回想シーンは、そのまま浜田と別れた後の窪田の動きを追う。彼は夜明け近くまで隕石を探し続けるが、そこへ「ラッパ屋」と名乗る男(市川しんぺい)が現われ、「幸せ」をやる、という。そして男の手に握られた「ある物」を見せられると、多幸感に浸り動かなくなる・・。この「ある物」と同じ物質に、安井と浜田も行き当たる。
    浜田の家には出戻りの妹(村川絵梨)がおり、安井は久々に(成人して初めて)彼女を見て思わず好感触を持った事を口にし、後に添い遂げる仲になるが、二人の関係の深化には状況の変化が投影し「事態」の経過の巧みな描写になっている。閑話休題。浜田が隕石片を先輩(安井)に見せた所へ妹が入って来て、手からそれを奪って逃げ、兄をからかうのだが、思わず手からこぼれてテーブルにぶつけ、表皮に亀裂が入った事で兄はカンカンになる。だがこの亀裂から覗いた物質が、問題の現象を引き起こす事をこの段階で「面白おかしく遊びながら」知ることとなる。彼らが顔を強ばらせたのはその日の新聞の一面に、東京渋谷の交差点で発生した大惨事の写真を見た時であった。

    芝居は現代と、二世代下った未来の話に二分される。現代の話は「謎」とそれをを解くヒントを与えられた三人が、急迫する事態に素手で立ち向かうスリリングな話。やがて巨大な「柱」が人口密度の高い主要都市のど真ん中に突き刺さり始め、東京を逃れて戻った高知には縁ある人らも集い、柱(の素材である物質)の秘密を知る数少ない人らが事態をどう受け止めるか、対処するかを束の間の平穏な時間に議論する。このシーンは中盤とラストに、倒置法的に挿入される。そして一気に未来に移ると、人々は現代とは全く様子の異なる世界に生息していた。
    この未来の場面は常に夜で、場所が四国である事とも合わせて同劇団の『太陽』に通じる雰囲気がある。「現代」の登場人物は、ここでは語られはするが既に実在しない。正確には約2名ばかり変わらず存在していて、一人は浜田が人格を変えた状態、もう一人は現代の時点で既に離脱しており、半世紀経っても外見が全く変わらない二人の存在が、最も判らない一つだ。
    「未来」を迎えた時から、その後を占う手掛かりは少ない。作者は描き切れなかったのではないかと私は感じたのだが。

    「散歩する侵略者」は侵略意思を持った宇宙人3体(人間の体に移り住んだ)が、地球人ガイドと契約を結び、人類の概念を学習して侵略に備える話だったが、この侵略者に当たるらしい存在として、本作には島忠(薬丸翔)なる人物があり、「未来」でも変わらぬ姿で登場する。実は島は近頃突如失踪を遂げて話題になった著名俳優で、先の「ラッパ屋」と彼のアウトロー生活の相方(松岡依都美)がたまたま四国の山中で彼と出会うが、元の彼とは全く異なる人間となっている。
    前川作品として普通に考えれば彼は宇宙人が乗り移った身体かと疑うが、誘拐され人格改造されたとしても、宇宙人がそれをした訳で、宇宙人の存在は残る。失踪した浜田も、同じ目に遭遇したと考えられる。
    しかし作者は、「散歩する・・」とは異なる可能性を示唆し、観客に想像させようとする。
    逃げ帰った四国で主要人物らが交わした議論の中で、「柱」はどのように生れどこから降ってくるのかを考えるヒントとして、ある調査結果が示される。柱は地球の成層圏の外から落下したとは考えづらく、またそれらしい観測データは見られない。「柱」とは、地球というシステム(あるいは意思)が自浄作用として製造し、落としている自然現象なのではないか・・。
    これを古来人間は「神」という言葉で表象してきた・・。
    (つづく)
  • 満足度★★★★★

    安定のイキウメ。練られた脚本と、あるかもしれないと思わせる説得力のある役者陣はお見事の一言。劇団所見の連れも感心しきりでした。

    ネタバレBOX

    観劇途中にやや大きめの地震が発生したのだが、揺れが収まるのを待って発した浜田信也の台詞とそのシーンの符号にアドリブかそうでないかの区別が付かずトリハダが立った。
  • 満足度★★★★

    不思議な現象が普通の生活の中で当たり前のように起こる。
    ファンタジックな物語なのにリアリティーがあるように感じる。
    初めてのイキウメでしたが面白かった。

  • 満足度★★★★

    地面の垂直に刺さった柱、なんだかミサイルを想像してしまってどきどき。
    それは時限付きの爆弾と同じことかもしれない。再演なのに、前回と印象が変わっていたのは
    年月がたっていたからだろうか。目を離せない舞台だった。なぜか惹きつけられるイキウメだ。

  • 満足度★★★

    イキウメ、初観劇。
    好き嫌いがハッキリと分かれるのではないかなと思った。自分にはよくわからなかった。
    役者さんたちの演技は惹きつけられるとこもあって魅力的だった。

  • 満足度★★★

    またしてもイキウメの面白さをつかみ損ねた。

    新約聖書の『ヨハネの黙示録』からインスパイアされたものらしい。「獣」は題名にあって劇中では説明がなかったがこれもそこに出てくる言葉である。この舞台の面白さがこういう終末思想にあるのならば私はすっきりする。面白く感じる人がいる一方で私は興味はないということだ。しかしどうもそうでもないようなので今はペンディングとして、もう少し研究したい。

    少し脱線すると、田舎から出てきた私は都会が大好きなので滅ぼされては非常に困る(笑)。聖書に出てくる神々は東京の素晴らしさを知らないのだから、『攻撃しに来た神に東京の面白さを教えて、人間も神も一緒に東京で楽しく暮らしましたとさ、チャンチャン』という芝居をやってもらいたいものだ。

  • 満足度★★★★★

    久しぶりのイキウメも変わらずの説得力に納得

  • 満足度★★★★★

    ありえない超常現象を、リアリティーをもって舞台に引き起こすという点で、前川知大のイキウメは抜群のセンスと力量を持つ。今回も、高知の片田舎の隕石拾いの話でしっかり足固めしたうえで、人々に幸福感を与える巨大な柱が空から次々降ってくるという超大風呂敷を現出させてしまう。あっぱれというしかない。その転調の頂点ともいえるのが、主人公の二階堂進が消える場面。そこでは観客の時間さえも恍惚感のなかで盗まれていた事が分かり、我々も舞台の異常現象の当事者になってしまうのだ。

    柱は人が増え過ぎた都会を壊滅させ、人々は田舎に分散して暮らすようになる。作中でも言及されるバベルの塔の暗喩につながるものがある。2051年の世界では、新しい暮らしを始めた人々の間で、昔と同じように有力者の身勝手が始まり、それにへつらうおべっか使いが増え始める。決して前面に押し立てるわけではないが、現代文明批評の要素もあることはこの劇団の強みである。

  • 満足度★★★★★

    いつもながら奇想で不思議な現象が発生する物語の冴えに感嘆させられる。明確な解答が与えられないゆえにかえって引き込まれる。いったい、何を始めようというのだろう。

  • 満足度★★★★

    あまたある小劇場の中でも、イキウメの舞台では、他の追従を許さないファンタジックな世界が展開する。
    現代の身の回りにある事柄が、何か突然消失する。あるいはまったく未知の事象が発生する。それが普段の生活時間の流れの中で当然のように起きる。誰も説明できない。言葉が消失する「散歩する侵略者」が前者の代表とすれば、「獣の柱」は後者のドラマ。
    今世紀初頭、地方の山村に隕石が降り、それを拾い、見たものは、無上の幸福感を感じる。五十年後(近未来)、巨大な柱が次々に大都市に降ってくる。光を放つその柱を見たものも幸福感に包まれる。高齢者の安楽死にふさわしい装置だという意見もある中、多くの大都市の市民は地方に避難してくる。最初に隕石を拾った村では、自然循環農法で成功しているが、難民を引きうける力はない。寓意があるようでいながら錯綜していて、さまざまな見方もできるファンタジーで、人間ドラマ、社会ドラマ、と簡単に[教訓」で括れないところがいい。とにかく物語は面白く進む。
    一段と磨きのかかった再演で、充実した舞台になった。イキウメの初期からの出演者が、その独自の舞台のカラーを支えてきたが、この再演では、市川しんぺーや松岡依都美が加わって、舞台が骨太になった。東野洵香という新人も新風だ。
    内容はファンタジーだが、観客が日々、日常の中で経験している「変化についていけない」時代ならではのリアリティもあって、今回はほぼ一月、三十回を越える公演だが、私が見た回は若い観客も多く、満席だった。
    前川のファンタジーは、次々に量産すれば薄味になってしまうので、このように改訂再演で密度を上げ、時代に沿っていくのは歓迎である。小劇場界でも再演を評価するようになったのは、成熟のしるしでもある。2時間10分。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2019/05/15 (水) 19:00

    座席1階

    本当に久しぶりにイキウメの舞台を見た。切れ味の良さは変わらない。なんだかホッとした感じもした。期待を裏切らない舞台だ。
    超常現象を描き、客席を空想の世界に連れて行くのに力を発揮する劇団だ。今回は無上の幸せを感じられるが、他力によって目を離すことができなければそのまま死んでしまうという、天から降ってくる柱を巡る物語だ。ある意味、天からの安楽死という感じだ。この「世界の終わり」からどう生き延びるか。天は次の世界に連れて行く、すなわち選ばれし人間をどう選んでいるのか。さらに、この柱を振らせているのは何者なのか。
    舞台はいつものようにテキパキと進む。光と効果音を的確に使い、分かりやすい。今回もあちこちにメタファーが散りばめられ、見ている自分たちの想像力がクルクルと回転する。イキウメの舞台を見てきたなぁという、頭の回転の余韻が、観劇後に心地よく感じられる。

    ネタバレBOX

    天からの柱を見続ければ無上の幸福感に包まれて死ねる。劇中、足手まといの年寄りをこの方法で始末した、という話が出てくる。もちろん主役を演じる安田順平くんらはその提案を怒って却下するのだが、このエピソードは現代社会にもずしっと重い。無上の幸福感のうちに安楽死させるのだから殺人ではないという論理。でも、どうせ死ぬのならそっちの方がいいかなぁ。

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