ジャケ買い的観劇
前回の東京公演『悪霊』につづき、フライヤーのイラストはオノ・ナツメ。彼女(?)の大ファンなので、ベケット風な不条理劇に苦手意識を抱きつつも、あえて再見。
たまたま隣に座っていた女性も、開演前に『聖☆おにいさん』を読んでいたりしたので、案外、ジャケ買い的観劇な漫画好きな人も少なくなかったかも?(笑)
と、2回目だと、けっこうわかりやすく感じるんですね!
もちろん、今回のほうがそういう作りになっている可能性もあるのだけど、そこまでは判断できず(笑)。
満足度★★★
解放されない者たちの闇は続く
想像通りに、重いし、暗いし
でも観るのが辛いわけではない。
何かから解放されない者(あるいは自らを解放しない者)たちの話。
だけど、もう一歩物語に踏み込むための(確実なる)糸口が見つからなかった。
役者はみんなうまくて、惹き付けるものがあるし、闇の深さや鞄が落とされる音がドキッとしたりして、効果的だったりするのだけれど。
で、この場合のアルカリって何?
満足度★★★★
好きな世界だ
朝5時半起きで岡山から劇団の皆で車を乗り合わせていって観劇。
前の日稽古日のため睡眠時間4時間半。
すごく好きな世界で本来なら入り込めるはずなのに、どうしてもまぶたが下がってしまった・・・く、悔しい。
壁の花団は初めて観るのですが、前回の悪霊を観なかったのが悔やまれます。
おびただしい数のアレが想像を刺激する
大人になってしまった孤児たちの夢でもあるような、幻想のような、そんなお話でした。いろんなモチーフが散りばめられていて物語の続きをもっと観てみたいと。一つ一つの意味や解釈を細かく追っていると追いつけなくなるので、肩の力を抜いて自分に響くところで楽しむのがいいかと思います。魅惑的な時間でした。