アルカリ 公演情報 壁ノ花団「アルカリ」の観てきた!クチコミとコメント

  • ジャケ買い的観劇
    前回の東京公演『悪霊』につづき、フライヤーのイラストはオノ・ナツメ。彼女(?)の大ファンなので、ベケット風な不条理劇に苦手意識を抱きつつも、あえて再見。
    たまたま隣に座っていた女性も、開演前に『聖☆おにいさん』を読んでいたりしたので、案外、ジャケ買い的観劇な漫画好きな人も少なくなかったかも?(笑)

    と、2回目だと、けっこうわかりやすく感じるんですね! 
    もちろん、今回のほうがそういう作りになっている可能性もあるのだけど、そこまでは判断できず(笑)。

    ネタバレBOX


    前回が第二次大戦のヨーロッパな作品だったので、今回はすぐに、舞台は孤児院でそこに収容所から解放された女が登場することで、ああ、戦争によって零れ落ちてしまった人々の話だろうと、勝手に一本筋が通る。

    そして、舞台に散乱していた古鞄を集めて階段にし、二階から、妻がありながら孤児を誘う男と、
    それを受け入れようと、一階から抜けだそうと登ろうとする女、その出来事は過去のことなのに、女に懸想しているがゆえに阻みたいと願う、おなじ孤児院出身の男が絡むシーンは秀逸。

    ただ反面、強烈な美意識に彩られた作品なのに、ときおり、美しさに綻びが感じられてしまうのは勿体ない、とは前回も思ったこと。
    前回だと、男性の着替えシーンで、今回だと、冒頭の半裸の部分、とかね。
    あるいは台詞的にも、女が罵る「ウンコ」や教師が教壇から発する「黙れ」あたりには違和感も。
    前者だと「糞尿野郎」(孤児のボキャブラリーではないけれどw)、後者だと「静かに」とかのほうが舞台の雰囲気に調和している気がしたんだけど…。

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    2009/03/31 19:49

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  • 気に入っていただけたようで、嬉しい、というよりホッとしておりますw
    他の作品は時代物あり、イタリアのリストランテものありと多様ですが、
    自分的にはハズレ作品のない稀有な漫画家さんだと思っています(好みはありますけど)。

    他の作品も、ぜひ♪

    2009/04/07 00:09

    読みました。明日にでも読もうと思い、立ったままパラパラと頁をめくるだけのつもりが、そのままの姿勢で全部読んでしまいました。
    それだけの力がありました、ご紹介のマンガには。
    『アルカリ』のフライヤーに使われたのはよーくわかります。似ている匂いがするようです。
    マンガとしての絵は、私にとって手触りは良くなかったですが、不思議な魅力がありましたし、ほかのも読んでみようかなという気にはになりました。
    ご紹介していただかなければ絶対読まなかったマンガです。感謝!

    2009/04/05 03:22

    ご紹介ありがとうございます。
    オノ・ナツメさんは、漫画どころか、お名前も存知あげてませんでした。
    早速チェックいたします。

    2009/04/03 03:26

    台詞の違和感、自分だけかもしれないとも思っていたので、同意いただけて嬉しいです。

    そしてもしオノ・ナツメの漫画をご覧になっていないのでしたら、まずは『NOT SIMPLE』あたりを手にとってみてください。
    お好みにあうかどうかはわかりませんが、個人的には大好きな作品なのにくわえ、芝居に比べて金額的、時間的にも気楽に薦められます♪

    2009/04/01 07:19

    その2つの台詞の違和感は、私も感じました。たしかにそう言い換えるといいですね。

    「ジャケ買い的」の感じもよくわかります。この公演のフライヤーはかなり早い段階から目にしてましたし、注目率は高かったですから。

    2009/04/01 03:56

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