漂流劇 ひょっこりひょうたん島 公演情報 漂流劇 ひょっこりひょうたん島」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.3
1-10件 / 10件中
  • 瞳子ちゃんの先生役!可愛かった・・・

  • 満足度★★

    ゲネを観劇。これだけ条件の揃った舞台を楽しめない私にアンテナが足りてないのか、なんなのか。本番と両方みた友人曰く、さすがプロの役者。ゲネ後お稽古重ねて本番では、お客さんから笑いもたくさん出てた、とのこと。が。私にはよく分からんかった。もちろん面白くないわけではないけど、なんだかどこに向かってるのかよくわからんかった。備忘録として書いているこのアワアワな感想じゃ何の参考にもなりそうもありませんが・・・お洒落な舞台ではあったな、と記憶しています

  • 満足度★★

    ひょうたん島ではあるが…
    人形劇のひょうたん島をリアルに見て育った世代なので、あの物語を生身の役者がやるのかと思っていたら、モチーフだけ使って、タイトル通り物語はあちこちに「漂流」してしまっている。ストーリーというほどの展開はなく、キャラクターの作り方もリアル世代にとっては納得できるものではなかった。豪華な役者陣が充分に使い切れていたとは思えない。

  • 満足度★★★

    やっぱり
    意識が遠のいてしまいました。疲れているせいもあるけれど、年末に観た時と同じように後半は別の世界に飛んでしまいました。冒頭の登場しながらの台詞が既に頭に入らないので、当然頭に残らず、思考が動き出さない。だから、何を立ち上げ、伝えようとしていたのかを掴めませんでした。おそらく、震災やら、原発問題やらが、地響きのような効果音から、後ろに大きく映し出される映像から、想像するばかりで確信が持てませんでした。

  • 満足度★★

    う〜ん、どうしたものか?
    懐かしむ為?現代に新たな解釈を伝える為?
    上演意図が分からない、、、役者が冷めて見えます。
    個人的には、白石加代子さんが出てるだけで満足だけど、、、。

  • 満足度★★★

    なんと言って良いのやら…
    昨年の上演発表後から色々あるわ、公演開始したらしたで酷評に近い、というかほぼ酷評の下馬評は目にしてた。
    表題の歌はよく知っているが、人形劇そのものは懐かしのテレビ番組やYouTubeなどで掻い摘まんで覚えている程度、井上ひさし氏の晩年に「この作品は死後の世界の話」という発言も、どこかで目にした。

    見た後は少し長いかなーとか、ここが松本の劇場だったら味わいが違ってたのかもなどと、祝日午前中の教育テレビ感を彷彿。
    テレビ原作に親しみがあって、お目当ての役者が歌い、なおかつ滑稽さとブラックファンタジー的な要素を期待していたら、どうしてこうなった?ということなのか。初期の東映マンガ祭り的少年少女のための(ってジャンルはないけど)井上作品の軽妙な文体を読んでた印象が強いせいか、この舞台は観る前から都合の良いように劇世界を思い描いて見ていたのかも、と自分の観劇姿勢も少し考えたりして。

    役者さんはイキイキと楽しげに演じ、明瞭でリズミカルに歌い上げる。当たり前か。
    ただ、コクーンシートで見た自分が言うのもなんだが、特設S席の座席設定はあまり意味はなかったような気がする。

    ネタバレBOX

    劇中、串田さん着ぐるみ着てよく動けるなー、と妙なところで感心。
    プロローグから始まり、8編の話、カーテンコールまでの場面構成。
    「漂流劇」と銘打っているためか、断片的なエピソードが8話あり、舞台上方の煙や光、爆発音などで話を区切っていく。
    脚本構成から各々の持ち味が見え「海賊とイス取りゲーム」での会話やり取りのナンセンスさはシティボーイズ風コントにも思えたが、そこから先はファンタジーとインテリジェンスを兼ね合わせた結果、井上色は控えめになり「存在の不確かな国際警察官」「さまざまな人の生息する無人島に漂着」の場面では串田氏のシューレアリズムが勝ってた感。
    博士が知恵を働かせ、こどもたちが力を合わせてドラゴンを作る「こどもたちと海賊の闘い」でのドラゴン製作過程は、これまで見てきた串田さんの舞台上のガラクタだらけの廃墟から何かを作り出す演出に思えてみてとれたが、闘い方は所詮、こどもの浅知恵。すぐにカラクリもばれ壊れてしまうが、ここら辺は井上さんの情動にも思えてくる。
    「みつからない宝探し」で盗賊含め、全員が懸命に探す宝箱は見つかるものの蓋を開ければ空振りばかり。絶望の空気が漂う中、ピストルを撃つ度に寿命が縮んで逝ったダンディを含む、舞台に放り出されていた死人や荷物が空高く上って行くが、あのモビールは子どもたちや漂流していた彼らの魂を表したもの、と思った。
    祝祭的な感慨もなく、終わった瞬間は、ああ、やっと終わったかと感じたが、大人の目で見るより子供の頃の童心に戻って見たほうが邪推もせず楽しめそうな舞台だった。
    嫌いにはなれないけど、もっとどうにかできなかったのか、と口惜しくなってしまった。
  • 満足度★★★

    観念的
    全然面白くなくてワクワクしません。

    ネタバレBOX

    海賊が宝探しに来たり、犬の国に漂着したりしたエピソードを入れたひょっこりひょうたん島の話。

    リアルで毎日見ていた世代なので楽しみにしていましたが、暗く、全く楽しくありませんでした。当時は子供だったので作者の深い思いを理解できなかったのかもしれませんが、そんなことはどうでもいい、とにかく面白くてワクワクして基本笑っていました。そして時々怖がって見ていました。そんな感情が全く湧いてきませんでした。

    昔は動かしてくれて、台詞もしゃべってくれていたのに、今は自分でなども余計です。ことさらその後の話でもないでしょう。でも、そんな意識があったからこそベテラン過ぎる人を使ったのでしょうか。

    ダンディは弾を撃つ度に命が縮まることを知りました。

    白石さんがドン・ガバチョということで少し心配していましたが、意外や意外、登場人物の中でも一番役柄にぴったりはまっていました。いい加減なドン・ガバチョですが、「自分には能力がないから、危機に際して目いっぱいおろおろすることを全力で実行する」という趣旨のセリフは素晴らしく心に響きました。私もおろおろし、選挙権を行使します。

    今日がだめなら明日があるさ、明日がだめなら明後日があるさも、やっと見つけた宝箱が空だった後に歌ったんじゃ虚しいだけです。選挙権を行使することによっていつか時代が変わると期待する前向きの歌のはずです。
  • 満足度

    串田演出は、性に合わないみたい
    人形劇を夢中になって観ていた世代で、井上さんも出ると言うので、期待していました。

    でも、どうも、肩透かし。

    私は、串田さんのシュールな演出は、不向きな人間のようです。

    意味不明だし、脈絡のない進行に、何度も、白河夜船になりました。

    ただ、博士役の山下リオさんは、新鮮な良い味を出していたし、井上さんが登場すると、やはり舞台が映えるのは事実。

    NHKのEテレの幼児番組風だったり、ベケットの芝居のようだったり、ちぐはぐな場面の連続に、首をかしげてばかりでした。

    シュールでもいいのですが、もう少し、流れを形にしてほしかった気がします。

    ネタバレBOX

    白石さんのドンガバチョが、串田さんと、失われた東京の焼け跡?で、再会する場面だけは、ちょっと、興味を引かれました。セットも、工夫を凝らされ、串田版の、「ゴドーを待ちながら」でも、観るような気分でした。

    最後に、お馴染の主題歌を皆で歌うので、会場は懐かしさで、何だか半分誤魔化された気分でした。ずっと、寝ていた、隣席のおばさまが、そこだけ急に唱和していたのに、受けました。あれがなければ、もっと、皆さん、しょんぼりして帰路についたような気がします。
  • 満足度

    面白くない、ひどいナンセンス劇。
    NHKの懐かしい人形劇に井上芳雄出演の音楽劇ということで発売日にチケット購入したが、大失敗でした。
    某チケット救済サイトで半額以下で売りに出しているので、不思議に思っていましたが、理由がわかりました。
    脚本は別人のもの、演出の平凡、井上ひさしの”ひょっこりひょうたん島”ではありません。人形劇そのものの舞台化と思っていたのにとんだ勘違い!
    舞台化にあたっては、当初、井上ひさし夫人の了解もとっていないようで話が先行していたといういわくつき!
    ストーリー性なし、話の脈絡なし、でたらめすぎる会話。
    何のための井上、安蘭出演なのか、2曲ぐらいソロで歌って終わり!
    チケット代返金してほしいぐらいだ!
    だいたい、人形劇のドンガバチョの熊倉一雄さんのキャラに匹敵する人はいるわけなし。時間とお金の無駄を年の瀬にしてしまいました。
    料金との総合評価は今年観た商業演劇(脚本、演出)最低です。

  • 満足度★★★★

    お約束の曲も、流れます
    円形にせり出し、回転する舞台でオムニバスのように繰り広げたというのが、まずは成功の秘訣だったのでは。かつて、テレビで見ていた人も、この番組を見ていなかった人も、とても楽しく、笑える舞台だ。

    テレビ放送されたのが前回の東京五輪のころ。カラーテレビもあまり普及していないころだが、NHKが折に触れて再放送していたから、何となく登場人物も分かる人が多いのかもしれない。でも、トラヒゲやドン・ガバチョは人形劇のイメージと重なるようで、重ならない。そこがまた、串田演出の妙なのだろう。

    楽曲は全く新しいものだが、やはり、最後にお約束の曲は聴くことができる。宇野誠一郎、そして井上ひさしへのトリビュート舞台でもある。

    ネタバレBOX

    演出の串田和美も舞台に登場し、劇のフィナーレに向けて自ら引っ張っていく。
    白石加代子のドン・ガバチョはなかなかいい雰囲気。トラヒゲをやった小松政夫もそうだが、この舞台、やはりオリジナルの人形劇を見ていた世代の方に、一日の長がありそうだ。

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