満足度★★★★
トリックスター
19人で登場人物数百人を演じる。トリックスターのパイドパイパー、十字軍、そして近現代。パイドパイパーの秘密、由来、神の恩寵は…、対するは噛み?気弱で男らしいヒース、カッコよかったですぞ!物語前半を巧みな言葉で引っ張った従者の退場の仕方も見事!圧倒なセリフ量をこなす笛吹と狂言回しの先生!圧巻の2時間半は、ちょっと長いが、終わらないでほしくもある。笛吹き=パイドパイパーが最強の暗殺者の称号!しかし、この名無しのパイドパイパーこそその語源となった本人!他のもパイドパイパーが出てきますが、エスター、かませで、相方にそのちっさいのが…と紹介されところがツボでした。可愛いんですよ
満足度★★★★
千年のセピラ
まさしく「パイドパイパー」エピソード:0であり歴史は繰り返すであり「荒野の7人」を先に観てから「七人の侍」を観る感覚のようでもあり、「あのキーワード」にはキターーーっ!だった。
林遊眠嬢の基本アルト系の声と歯切れの良い台詞回しはとても心地好く、麻薬性があるんじゃなかろうか?
次の公演が待ち遠しくなるくらいならまだしも、東京公演がしばらくない時に大阪まで行くようになったらコトだな。(爆)
満足度★★★★★
ハイドパイパー
笛吹き男の伝承を大胆に膨らませ、現代風に蘇らせた笛を吹く者、「パイドパイパー」...その笛の音に隠された悲しい群像劇。
この物語は、上手・下手対称の大きな館、または城砦をイメージさせるような建物で繰り広げられる。
その物語は大きな舞台を見上げる観客と、見下ろす館・城壁の視線が交差するところで生まれていた。そこには多少の空間があるが、それを感じさせない迫力と臨場感があった。そして雰囲気は、人々が混沌とした時代時代を懸命に生きるが、しかし悠久の歴史の中ではほんの一瞬の出来事。そのような壮大感溢れる物語であった。
満足度★★★★★
千年のセピラ
大きな舞台に小柄な女性が一人...しかし演じるのは登場人物とストーリーテラーの役割も担い、10名もの人物を演じ分ける。
さて、舞台は同時上演する「パイドパイパー」との繋がり、その物語と興行の両方をうまく牽引するところは、作・演出 ナツメクニオ 氏の手腕の優れたところ。
満足度★★★
『千年のセピラ』→『パイドパイパー』
『パイドパイパー』と『千年のセピラ』、両方観劇しました。
観た順番としては『千年のセピラ』→『パイドパイパー』で
物語の時系列に沿った形で良かったかも。
満足度★★★★
パイドパイパー 観劇
パイドパイパーを観て,翌日に千年のセピラを観て,振り返ってみると・・・パイドパイパーって,壮大なファンタジーなんだって自分の中にしっくりときます。確かに,観劇当日は2時間30分,休憩なしに集中力がちょっと途切れ,盛り込み過ぎだよねって思ったものの,振り返ってみると物語は繋がっており,特に意味のない場面ていうのもなく,これは2度観していたらもっと感動あったんじゃねえのって思ってしまう。とすれば,これは良い芝居だったんだよね。惜しい観劇をしてしまったと,ちょっと反省の次第である。
満足度★★★★★
千年のセピラ
劇団ショウダウンの「」パイドパイパー、スピンオフ公演である今作は、看板女優、林 遊眠の独り芝居である。
狼に育てられたという伝説を持つローマの創設者、ロムルスとその奸計によって苦杯を舐めさせられたサビニ人に纏わる実際に起こったとされる事件の伝承をもとにショウダウンのナツメクニオが脚本化した。
満足度★★★
笛吹き祭りの終わり
マナナン上演中に、まだジャガーノートという仮題のチラシを手にした時から、この瞬間を楽しみにしていましたが、自分の望んだ大満足の演目とはなりませんでした。自分がセリフを聞き逃したのか、理解が足りないのか、多数のキーワードが、絵柄のないパズルを作っているかのように、ピースがピッタリはまることはなく、それぞれのキャラの行動の動機の説明が弱く、人間性の不在を感じました。誰もが知るあのSF映画だって、光る剣で戦うばかりではなく人間ドラマが根底にあります。決しておろそかにはできない要素です。パイドパイパーの世界観の壮大さのために、前作のベラミー少年の喪失体験の苦痛が、物語の原動力となっていたマナナンのような繊細さが犠牲になっていたように思います。それでも、パイドパイパー2回、セピラ2回と、この3日間は大いにショウダウンを満喫した幸せな時間でした。
満足度★★★★★
無題1587(15-276) 【千年のセピラ】
19:00の回(曇)。
18:30開場、19:00開演~19:40、休憩、19:57~20:42終演。日程決められずギリギリの予約で座席はI列。
「スピンオフ」ということで「パイドパイパー」に繋がるのですが、途中、(本編を観た人向けに)もっと伏線を張ってもいいのではないかと思いました。
ヒーロー/ヒロイン誕生秘話、たとえば「X-MEN ZERO」「STAR WARS EPISODE III:REVENGE OF THE SITH」「Batman Begins」。
本編「パイドパイパー」が先か本作「千年のセピラ」が先か...
本編を先に観ているので、逆だとどうなるか難しいところですが、最近は、一般的に(映画など)本編先行型ではないかなと思います。
舞台が(横/縦/奥)広いので走りながらや位置を変えてのセリフはやや苦しいかな...と、いろいろ改善点はあると思いながらもこのような表現形式に挑戦すること、それを見届けるのもいいのではないかと思うのでした。
満足度★★★★★
無題1586(15-275) 【パイドパイパー】
11:30の回(曇)。
10:55会場着、受付(全席指定)、11:03開場。横に広い舞台(左右均等)、2階建て。11:27前説(アナウンス)、11:31開演の挨拶、開演~14:00終演。
「マナナン・マクリル(2014/8@風姿花伝/2015/1@BASE)」に続いて3公演目になります。
当パンに載っている「相関図」をみるとたくさんのカタカナ名、役者さん19名。小説でも映画でもカタカナ名を覚えるのが大の苦手で、本作も難易度が高く、また、座席はC列でしたが、時々、セリフが聴き取りにくいシーンがあり、筋を追うのに苦労しました。
騎士というと、ずっと昔「中世騎士物語(ブルフィンチ)」を読もうとして頓挫しました。ちゃんと読んでおけば多少は理解が深まったのでしょう。
本作の剣と魔法(笛)的な世界感はオーソドックな構成。「謎」を維持しながら最後に明かされるという展開は安心してお芝居に身をゆだねることができます。
個人的にはもう少し小さな会場が好みなのですが、2016/1はBASE THEATERとのことでまた観に行きます。
満足度★★★★
パイドパイパー
童話や史実を下敷きに時代を超えて駆け抜ける歴史エンターテインメント作品。この手のジャンルは好物なので楽しめましたが、全体のテンポや上演時間を考えると途中休憩があってもいい気がしました。終盤の入口あたりで「ちょっと休ませてくれ…」と思いました。
満足度★★★★
パイドパイパー観劇
千秋楽のパイドパイパーを観劇。スピンオフである、千年のセピラを先に観たが、観た方がより楽しめますが、基本的には本編だけで十分な2時間30分の長編大活劇。
ハーメルンの笛吹をベースに、時間軸をまたぐ良く練られた脚本と役者さん達の熱演で楽しめた舞台でした。
ただ、少し話が難解な部分も多く、またもう少し削れる部分もあるのではとも思いました。
役者さん達は皆さん熱演でしたが、あうるすぽっとの舞台が少し大き過ぎたかなと感じてしまう箇所も見受けられました。
ショウダウンさんでは、初めて一人芝居以外を観ましたが、林遊眠さんが大変楽しそうなのが印象的でした。
レスタト役の上杉逸平さんやマルヴォ/ジャック役の為房大輔さんが特に印象に残り、また物語の進行を説明する方が、出てくるのもある意味ショウダウンさんの特徴でしょうか。
来年1月に再度東京公演を予定されておりますが、今から楽しみです。
満足度★★★★★
千年のセピラ観劇
本篇前にスピンオフの本作品を観劇。恐らく、順番的にもこの方が良いと思う。10分の休憩を挟み1時間50分の舞台。序盤、あうるすぽっとの広さの為、やや聞き取りにくい箇所や言いよどみも目立った。一人芝居には、広すぎるかなと感じていたが、中盤、終盤と気にならなくなっており、舞台に魅せられた。言いよどみが減ったというよりも、それが気にならない位、惹き付けられたからでしょう。ショウダウンさんの一人芝居は、観る度に思いますが、
林遊眠という役者だから出来る稀有な舞台です。
そして、どうしても役者さんに目を奪われがちですが、音響、照明も良く、また何と言っても脚本が素晴らしい!
実話がベースなので、大筋は予想できるがそれでも展開に一喜一憂させられました。
満足度★★★★★
千年のセピラ
本編に引き続き、スピンオフ作品の『千年のセピラ』も見てきました。
前日の出来は不本意だったと思います。
が、それを見事に取り戻してました。
本当に素晴らしかったです。
クライマックスは涙が止まりませんでした。
これを見て、再度、本編を見るとクライマックスのあの言葉の重みがより強くなり、その台詞とともに涙が。
満足度★★★★
『パイドパイパー』観ました
ちょっとややっこしくて、話に入り込むのに時間がかかってしまいましたが、スケールの大きなファンタジー大作、大いに楽しませてもらいました。大人数でも、遊眠さんの存在感大きいなー。