少年王マヨワ 公演情報 少年王マヨワ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-20件 / 25件中
  • 満足度★★★★★

    合うかどうかは分かれるかも・・
    自分は好み。個人的には今年ベストの部類かな♨

    ・・まあ、人それぞれだけど。

    浅草での子供鋸人と言い、前世紀末の関西は東京からでは見えにくいかもしれないけど、舞台として非常に豊潤であることに疑いの余地はない、と思う・・あくまで個人的な見解として(苦笑

    非常に色彩が豊かで、音の要素も微妙。男性らしくない演出ぶりだったと思う。

    男性の演出家で、これだけ繊細に、かつ色んな技術を目立たせないように忍ばせる腕を持つのはごま氏くらいではないかと思ったり。

    物語の豊かさ、ユーモア、演出の微妙さと言い、
    国内の若手の劇作家、演出家としては完全に抜け出しつつあるのではないかな、とも思う・・あくまで個人的な見解として。

    役者たちの動きもピラカタ・ノートよりさらに動きがスムーズになっていてとても良かった。

    ちなみにごま氏とは一切面識はありません、個人的な感想で・・。

  • 満足度★★★★★

    【おすすめ】少年王マヨワ
    団地そのものです。団地の怖さ、楽しさ、遊び、危険で一杯。個人的に美術が恐ろしく、どーんときます。ぜひ。

    ネタバレBOX

    もう少し狭い、劇研のようなところで観たら、また違って観えるだろうな、と思います。アイホールの広さに目が慣れていない私がいけないのですが。
  • 満足度★★★★★

    これぞ演劇
    ってな感じのイマジネーション刺激されまくりな110分。
    ヒリヒリとした感覚で紡がれる物語が豊かに広がっていく、そのさまが面白かった。

    「これどんなト書きなんだろう・・・」って思ったんで上演台本買ってちょっと読んでみたけど、予想以上に無茶振り上等なト書きオンパレード。
    演劇のチカラとかちゃんと真正面から信じてないと、とてもじゃないけどこうは書けないだろうなあ。

    作品のベースとなってる古事記を最後までちゃんと全部読み込んでからまた観たらもっと楽しめるんだろうなあ。
    ってことで再演してほしいなあとか思ったり。

  • 満足度★★★★

    新鮮でした
    演劇的な趣向がいろいろと。俳優の動きが気持ちよかった。古事記読も。

    ネタバレBOX

    途中、物語がどこに行くのかわからなくて。迷子になった気持ち。
    あの兄弟はどうして死んじゃったんだろう。

    上演後のトークのとき「お墓を団地にされたマヨワの呪いの物語で、、、」と聞いて。
    ああ、そうだったんだ~と。

    少年がなかなか父親を殺さないので、「いつ殺すんだよ~」。
    それよりも父親を殺してからのすったもんだがもっと描かれていればよかったのに。

    死んだ大きなイノシシの怪物が登場して。それを操る巫女みたいな人もいて。
    風車のベルトをつけた少年と対決するんだね、と思ったけど、そういうことは特になかった。なくていいけど。
  • 満足度★★★★

    演劇的
    とても演劇的らしい舞台なのかなと思いました。

    自分の解釈と折り込みの説明が違っていたので、解釈としては間違ったかもしれませんが、表現がとても面白かったです。

    古事記を再度読み直してみたいと思います。

  • 満足度★★★★

    団体力。
    演劇でないとつくれないものを観た、という感じがした。
    以前から思っていたことだけど、団体が持つ力がすっごく強い劇団なんだと思う。
    で、その団体力が、観るたびにアップしてる印象。

    難解ではあるけど、生音とか、体感できる部分が大きく作用してくれたので退屈することはなかった。
    ただ、場面転換がスムーズに切り替わるのでなく、こまぎれになっている印象を受け、次々と出てくるエピソードが並列的に感じられたのがちょっと残念。

    ネタバレBOX

    お面は「strange」のときほど大きな意味を感じられなかった。
    私がお面の意味をうまく読み解けなかったせいかもしれないけれど。
  • 満足度★★★★

    うつらうつら
    金曜の夜に、あの音楽は心地よすぎ。途中、ウトウトしてしまいました。が、後半のダイナミックな演出に息をのむ。あの鹿はきっと夢に出てくるなぁ。ただ個人的には前作の「strange」の方が好み。

  • 満足度★★★★

    おどろおどろしく
    全体に暗くて重たい話でした。

    ネタバレBOX

    団地創世記における団地とまだ森の残る周辺地域との、人的、地政学的、因習的差異が表現されていました。

    役者さんたちが中央に集まってそしてバラけると、森は森ですが、必要な役者さん以外が木になることでシーンが変わるという手法は素晴らしいと思いました。

    別に子どもたちの父親を殺したわけではなく、夫を亡くして酒浸りになっている奥さんを好きになっただけなのに、マヨワの逸話とは異なるのに殺されちゃって、本当にあのおっさんは可哀想でした。

    最近、ダンス好き、お面好きが顕著になり過ぎているように感じました。
  • 満足度★★★★

    ワクワクしました。
    ストーリーが飛ぶため、自分の頭で整理するのが少し難しかったです。しかし、動きや効果音全てのレベルの高さに圧倒されました。演出が素晴らしい!

  • 満足度★★★★

    なかなか凝った演出
    舞台の両脇に様々な楽器を備えて、場面を生演奏で演出するのが、とても新鮮でした。
    演者の表現は、想像力をかきたてるもので、楽しめました。

  • 満足度★★★★

    考えるな、感じろ!的で私は大好きです。
    好きなキーワードばかり集まっているから萌えを通り越して性的に興奮しそうでやばかったです。(すみませんキモくて)
    好きな人はたまらなく好きだろうなという気がします。

    ネタバレBOX

    夏の腐臭、反面氷のような冷たさ(会場が寒かったせいもある?)少年の生死、白痴美?
    少女は…どうせ出すなら少年たちに負けない魅力があって欲しかったけど…ちょっと添え物感が。
    でも少女とブルーベリーの組み合わせはとても愛らしくキュンとしました。
    (因みに私はあまり古事記を意識しなかったです。
    作り手的にはいやしろよって感じですが、初見でそこまで考えようとすると私のキャパでは話に置いてかれる!と思ったのであえて放棄しました。すみません。
    でも関連付けて見れた方がずっと楽しめると思います。でもちょっと謎のままにしておくのもいいバランスかもしれません。)
    私の中に少年達はずっと生きていくと思います。夏の強い光でハレーションを起こしたみたいに焼き付きました。

    白い布と水の表現が好きです。あと音の響き方!水琴窟の中にいるみたい。さすが京都の方(でしたよね?)

    最前列で見せていただいたせいかライトが本当に眩しくて、まさに夏の光でした。
    前の方に誘導したのはもしかしたらこの光も味わって欲しかったのかもしれませんよ。
  • 満足度★★★★

    ニットキャップシアター「少年王マヨワ」観ました
     以前から行きたかった、大阪・吹田の民族学博物館と合わせて行きました(お知り合いの宣伝美術・清水さんから、ツイッターで最適ルートをご案内いただきました。感謝!)

     
     漆黒の空間に、伝奇アクションにも宗教儀式にも見える異界が繰り広げられる。土地の持つ歴史と、いまそこに生きる人々が織り成す「団地の日本神話」。
     
     役者達の総体や生演奏が、空間に場のうねりや空気の質感を作る。
     特に、メインの役者の方が、まさに当たり前に存在しているのに注目。
     道具も個性的で、現実を超越するイメージ。
     どことなくロロを連想。


     とり・みきの伝奇マンガを連想。サンプル・松井さんのいう「物語のプログラム」に沿って動く人々。独特の物語感。


     関西方面にはなかなか観劇に伺えないのですが、やはり伊丹AI・HALLまで来てよかったです。
     アウェイ・愛知では見れない、ホームでのごまのはえさんの人気者ぶりも体感できたし(ファンの女の子たちが、上演台本にサインしてもらってキャアキャア喜んでたw)

  • 満足度★★★

    興味深い演出
    視覚的・空間的な部分での演出はとても面白かった。音楽の付け方もとても良かった。ただ「演劇」と思って観てしまうと、脚本や演技が弱く感じてしまった。
    だが、「演劇」と思って観ずに、コンテンポラリーダンスか、どこかの国の民族芸能を観るような心づもりで観ていたら、より深く作品世界を感受できたのかもしれない。

    ネタバレBOX

    視覚的・空間的な演出はかなり面白かった。
    音楽も舞台の脇で役者さんたち自身が音を付けたりするのがとても面白かった。生音の強さも感じた。
    ただ、芝居自体の演技や脚本は、興味深くはあったけれど、弱く感じた。

    だが、「演劇」という固定観念で観ない方が、より深く作品世界を受け止めらたのかもしれない。
    インドネシア辺りの民族芸能の現代版を観たような印象なので。

    そう考えると、
    実際、『古事記』を元にした物語でもあるし、神話を演じていた訳で。

    そういう視点で観たら、印象はだいぶ変わるのかもしれない。
  • 満足度★★★

    神話と団地
    神話的世界と団地内の閉じた世界が繋がった不思議なスケール感を持つ物語を、様々な演劇ならではの表現を用いて描いた作品で、おどろおどろしい中にうっすらとユーモアが存在する独特のテイストが印象的でした。

    『古事記』に描かれている不幸な短い一生を送ったマヨワの墓がある丘を造成して団地を作った為に、団地の住民に呪いが降り掛かり、目に怪我を負ったを少年にマヨワ(=目弱)の霊が乗り移る物語で、メインストーリーはそれほど複雑ではないのですが、1人複数役で普通の会話の文体とナレーションの文体が入れ替わりったり、構成も団地の住民のエピソードが断片的に挿入される形なので、複雑に入り組んだ印象が強く、そのことによって独特な世界観へ引き込まれました。

    団地の棟を表すアルファベットが振られた縦長のパネルが舞台奥に間隔を空けて立ち、両サイドには様々な楽器を乗せた台が2つずつあり、床面は白いラインでで描かれた長方形によって演技エリアが区切られているという真っ黒のシンプルな空間がスタイリッシュで、その中で展開されるドロドロとした物語との対比が鮮烈でした。

    役者達が木の形のポーズをして森の情景を表現したり、人や人以外の生き物を白い布人形で表したり、効果音や音楽を役者の声や楽器演奏で表現したりと、電気的な技術はあまり用いずに人間のアナログな技術で様々な表現をしていたのが、呪術的雰囲気のある物語にマッチしていて効果をあげていました。

    所々に素晴らしいシーンがあったのですが、全体としては芯が弱く感じられたのが勿体なく思いました。

  • 満足度★★★

    寂しいラスト
    仮面に鳴りものと最近の定番な演出で
    今回も不思議な舞台となっておりました。
    ピラカタが良かったので古事記のマヨワと現在
    どんな風に関わるのかと思いましたが
    アナザーピラカタという感じでありますが
    舞台が大きいせいもあり、密度は薄まっていたのかな?
    正直、過去のマヨワのシーンとか現在との
    関連性が無いまま、パッと3男に引き継がれる
    ラストは何か寂しさを感じました。
    猪とか薫とか好きな所はあるけれど、期待が大きくて
    ちょっと物足りなさも正直感じてしまいました。

  • 満足度★★★

    うん、
    正直、訳が分からないよ! 笑。 どういう文脈が理解できていれば理解可能になるのかもよく分からず。。ハハ。。 スイマセン。。 古代の文献の記述からイメージされる世界観のポップな形でのコラージュみたいな感じでしょうか。 パフォーマンス?アート?として、また、音楽的にはとても面白かったです! 怪しい呪術的な雰囲気がとてもよく出ていると思いました。 あと、途中の女性の歌声がもっと聴いてみたかったかな。笑。


  • 満足度★★★

    難解でした
    演出や音はすごく良かったです。圧倒されました。ただ、ストーリーはちょっと難解でした。終演後にシアタートークがある回に見に行けば、また違った印象だったのかもしれませんが、自分での解釈が追いつかないうちに物語が進んでいってしまい、分からないまま終わってしまった印象がありました。

  • 満足度★★★

    役者のエネルギーは感のじましたが。
    私には難解であまり感動できませんでした。 芝居とは直接関係ないのですが、客席への誘導が少しくどいと感じました。

  • 満足度★★★

    不思議な世界
    正直、ストーリーはよくわかりませんでした。

    しかしながら、俳優たちの奏でる音(声も)や動きがとても印象的で、何か夢の世界に居るような気持ちになりました。


    ネタバレBOX

    そんな幻想的な世界の中で、一番記憶に刻まれたのが「ドラゴンとコアラでドアラ~」の歌でした(笑)

    五ノ井長谷雄巡査のキャラが濃すぎです。

    イノシシは、夢に出そうです。
  • 満足度★★★

    ちょっと怖い!
    演出に新鮮さを感じた。
    説明文程度の予備4知識では理解しにくいところが多かった。
    宗教的な雰囲気もただよりちょっと怖い。

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