IN HER TWENTIES 2013 公演情報 IN HER TWENTIES 2013」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-20件 / 37件中
  • 満足度★★★★

    巧い
    演劇だからできる、まさに演劇らしい作品。

  • 満足度★★★

    面接?
    10年間のそれぞれの年を10人の女優さんがやるていうアイデアおもしろかったです。20歳と29歳だけパイプ椅子でなんか面接みたいなことしてるんですが、どこのどういうシチュエーションであんなプライベートなこと根掘り葉掘り聞かれるのだろうなどと思ってしまいましたが。。。

  • 満足度★★★★★

    アイデアが凄い
    とにかくアイデアが凄い。そして、本の作り方もとても上手いと思った。

  • 満足度★★★★

    違った女性を
    物語は初演から余り変えてないが、初演に出演していた女優陣の増えた人生経験にプラスして二十歳役の女優が変わることにより、初演とは違った女性の二十代を感じた。面白かったです。

  • 満足度★★★★★

    女性の人生
    20歳になったばかりの「私」から30歳間近の29歳の「私」まで。
    10人の「私」が自分史をそれぞれに語っていくという、登場人物が20代の
    女優のみという、かなり異色の作品。すごく面白かったです!

    最初は賑やかに、笑えて、でも最後は切なくも希望に満ちた、
    良い意味で演劇の王道、そんな作品。

    ネタバレBOX

    20歳になりたての「私」は音大に通う、トランペットを演奏する子。
    将来は海外への留学を経て、有名なオケで演奏する夢を語る。

    29歳になった「私」は編集者。淡々とした語り口で、さらっとした
    口ぶりからは、人生の酸いも甘いもある程度知った大人の女性の
    顔をのぞかせる。

    この二人を軸に、20代前半の「私」5人と、20代後半の「私」5人が
    円陣を組んで、それまでの人生を振り返りつつ、夢や恋愛、仕事に
    自分にとって大切な存在をゆっくり語っていく…

    って言えればいいんですけど、この作品、笑いの要素も多くて。

    25歳の「私」が大失恋して凹んでいるところに、26歳と27歳の
    「私」がま、時が経てば忘れるって、って慰めに入るも、25歳からは
    お前らが今そうしていられるのも、私が土台にいたからじゃないか! と
    喰ってかかられたり、

    27歳と24歳の自分とが価値観の違いから激しく応酬し合ったり、

    同じ自分でもこんなに違ってしまうのだな、とほとほと感じました。

    でも、女性ばかりわいわい賑やかにやっている舞台って華があって
    いいですね、楽しくなります。単純に観ていて面白いです。

    なんかこの作品観ていると、人生行路、脇道にそれたり、違う道に
    紛れ込んだり、新しい道を作ってみたりと、最初考えていたのと
    違うところに進むことはよくあっても、人間、最終的には、それなりの
    ところ、必然あるところに落ち着いていくのだな、と。

    劇中でも、大切な人はそんなに広がってはいかなかった、って
    28歳の私がしみじみと語るのを観て、自分の人生まで考えて
    いってしまいました。

    最後、結構しんみりしてくる終わり方といい、この作品は笑って
    感じて自分の中で温めて。そして、時に思い出すのが素敵な
    楽しみ方のような気がします。
  • 満足度★★★★★

    無題618(13-043)
    18:30の回。17:30受付(整理券あり)、18:00開場、最前列はミニ椅子、前回と同じように左右にパイプ椅子、その間に四角い椅子を年齢順に配置、中央にベッド(or ソファ)、床には丸い緑の(芝生を思わせる)カーペット...最前列まできている。丸い裸電球(透明)が四つ、最近、これがぶら下がっているお芝居をいくつかみた。両端の椅子横にペットボトル、下手に何かあると思ったらマシュマロですね。18:20前説(80分)、18:34開演~19:51終演。

    前回はちょっとダメでしたが今回は○。前日にみた吉田小夏さんの「Butterflies in my stomach」の影響あり。坂道を元気良く歩き始めた頃、途中で一息ついた頃、転んだり滑ったり、でも登り切ったところまで行ってみよう、そんな気持ちになる。

    アフターイベント「IN HER THIRTIES ダイジェスト」はまた違った掛け合いの面白さ(お得な気分になりました)

  • 満足度★★★★★

    息づく記憶
    初演を2回観ていて、
    その中でも、作品からやってくるものは、
    微妙に異なっていて。
    さらに今回は一部キャストも変わり、
    幾つかのニュアンスの重ね方も生まれて。

    従前の秀逸を損なうことなく、
    それよりも、さらに、ほんの少し色が変わり解像度が増した感じ。

    でも、その、「ほんのすこし」から垣間見える
    さらなる想いの実存感がありました。

    作品に描かれた
    一人の女性の20代の想いの変遷と
    めぐる記憶によみがえる質感の揺らぎのそれぞれに
    このキャストでの肌触りがあって、
    初演時と同様に、新たに掴まれてしまいました。

    ネタバレBOX

    舞台や物語の構造は初演のときと同じ、
    ただ、私の如く再見で観る側もそうなのですが、
    多分作り手側にも、演じて側にも、
    その世界の構造から映し出されるものへの理解が
    初演のときより一歩深いところにあって。

    作品としての空気の組み立てやつながりの仕掛けがよりしなやかになり、
    その分、役者たちも、そのロールの1年毎の時間を、
    より個性を深くして
    受け渡しをしていたような気がします。

    その結果、其々の年代に訪れたものや想いが、
    初演よりもう半歩ずつクリアになり、
    全体として、描かれる女性の記憶の重なりや思索が
    こころもちフォーカスを深くして覚醒した感じがして・・・。

    小さなエピソードたちが
    心に浮かぶ如く様々な刹那の肌触りを
    舞台の中央に重ねていきます。
    異なる会話に同じ言葉を挟みこんで
    時間とニュアンスの記憶が幾重にも広がっていく。
    良き時も、悪しき時も、
    追いかけていたものも、諦めたものも、
    半円に置かれた役者達が紡ぎだすロールが抱く記憶と、
    時には未来への想像に編みあがり、
    その時間に流れが生まれ、
    20歳の今と、30歳に至る今が
    10年を内包してすっと束ねられる。

    ひとつずつの1年に、
    役者達が表層的に醸すものだけではなく、
    次第に現れてくるものや、
    時の流れとは異なる想いの流れがあって。
    新しいキャストが演じる時間には、
    従前のキャストとは異なる肌触りがあり、
    再登板組も異なるロールを紡ぐことで、
    垣間見えるものが、
    初演の彼女たちとは、また一味異なるテイストに染められていて。

    初演と同じ仕掛けの舞台に、
    ほぼ同じエピソードが組み上げられて、
    でも、観る側に訪れる女性の色は、
    初演の女性のものとは、ほんの少し異なって感じられる。
    それが、舞台に編みあがるものに、
    さらなるビビッドさやライブ感を与えて。

    舞台に編みあがっていく時間に引き込まれ、
    舞台を編み上げていく役者達の一人ずつの時間に
    心を揺らされつつ・・・。
    でも、2011年の女性とは異なる、
    2013年の女性のはじめてみる素顔に
    新たに心を惹かれたことでした。

    この作品、時間に染まらないフォーマットと
    一期一会で描かれる女性の素顔が、
    普遍を持ってその都度新しい。

    よく見知った作品であるはずなのに、
    残された感覚が、とても新鮮に感じられたことでした。

  • 満足度★★★★★

    再演希望。
    30歳を迎える女性の20代の間を、10人の女優が演じるという内容。
    はじめのフルーツバスケットにはちょっと面食らいましたが、
    主人公の女性の話になってからは、夢中で見ていました。
    場面、年代の入れ替わり、交差がとてもスムーズで、
    最後までストレスを感じることなく観ることができました。
    この辺りの巧さは上野さんの作品の好きなところです。

    ぜひまた観てみたい作品です。
    再演があったら良いなあ。

    ネタバレBOX

    アフターイベントの短編芝居「IN HER THIRTIES ダイジェスト」が、
    本編よりもかなりはっちゃけた内容で面白かったです。
    笑い方面にちょっと寄ってしまうかもしれませんが、
    ロングバージョンも観てみたい気がしました。
    黒木さんは、Goodnightの時以来でしたが、
    30歳の女性をコミカルに演じられていて素敵でした。

    本編では一年毎に濃淡があるので、
    出番が少ない女優さんがいるのが少し残念でした。
    その中でも初見で特に気になったのが、20歳を演じられた松永渚さん、
    24歳を演じられた斉藤麻衣子さん。
    お二人とも今後、注目して観て行きたいと思いました。
  • 満足度★★★★

    やっぱりいい
    初演に続いて2度目の観劇。現時点では上野氏の作品の中でマイベスト。再演を重ねてより深く進化して欲しい。

  • 満足度★★★★

    リアル回を観劇
    明日誕生日とか30歳まであと4時間とか29歳役、冬月ちきさんのセリフがリアルな回を観劇。 

    初演も観劇してますが、20歳から28歳までに積み重ねてきたものが29歳の彼女に折り重なり、そして29歳の彼女を後押ししてくれる様はやはり感動的。 

    男女問わず、過去の自分に勇気づけられる作品かと。 

    ネタバレBOX

    24歳役斉藤麻衣子さん、勝気そうな雰囲気が20歳代なかばの波乱万丈な生活を思い巡らせるようでよかった。 

    病気の28歳役土屋麻悠子さん、結婚式友人のあいさつがとても心に染みました。 

    29歳役冬月ちきさん、凛とし過ぎずしかし落ち着いたたたずまいと、かすかに揺れる意中の人への想いが絶妙なバランスで、今回もステキでした◎
  • 満足度★★★★

    誕生日おめでとう
    上演時間80分+冬月ちきさんの誕生日イベント。リアル感のある虚構がたまらない。

  • 満足度★★★★

    20~29歳の10年間
    を描いた作品。再演らしいですが私は初見でした。

    ネタバレBOX

    on7の「Butterflies in my stomach」を観てきたばかりだったので、それほどの斬新さは薄れてしまった感が。「Butterflies in my stomach」は7~77歳までの一人の女性を複数の女優で演じていましたが、こちらは20~29歳までの一人の女性を複数の女優で演じていました。

    音大生だった20歳から、様々な挫折を味わい、彼との別れ、就職、不倫、そして音大生の頃の彼との復活を想定させるような終わり方で幕は閉じられていました。10年という歴史は、はやり重く切ない序曲でしたが、この後の30歳からも観てみたい気がしました。

    あと男性バージョンも観てみたい。

    好みが分かれそうな舞台ですが、演劇というよりリーディングに近い舞台だったような気がします。
  • 満足度★★★★★

    再演でも新鮮
    再度出られたキャストさんの年代が変わらず
    違う年代で見たいという希望は叶わなかったけれど
    やっぱり、好きな作品ですね、再演でも新鮮な感じでした。
    他の都合で9日ソワレ、ザンヨウコさんのアフタートークで
    30’S構想も話されてたので楽しみですが
    他の日のイベントも楽しそうですね、特に上野自身の20'S
    観たかったです、連続とての評価で×5です。
    (TBしたブログの感想も、今回長いです)
    全員彼女は再演あるかな?
    追伸:「冬月ちき」さんと「緒川たまき」さん誕生日同じなんですね。
    なにか納得しちゃいました。

  • 満足度★★★★★

    5年後にまた観たい
    そう思う、素晴らしいお芝居でした。

    予備知識なしで観たので、初めは「?」でしたが、仕掛けがわかってからは
    物語に一気に引き込まれていきました。

    十人の出演者の方は、それぞれ個性的ではあるのですが、
    良い意味で不思議と気にならず(あくまで良い意味で)、
    逆にそれぞれを体現するアクセントになっているなぁと感じました。

    観る年代で違った感想がでるんだろうなぁ。
    また是非再演して欲しいです。


  • 満足度★★★★★

    その犬の名はラッキー
    既出ですが、性別・年代をこえてたように思います。

    ネタバレBOX

    20歳、29歳の人がストーリーテラー的になってる構成もよかったように思います。
  • 満足度★★★★★

    「女子」だなあ
    会話がとても女子っぽくて、「あるある」と頷きつつニヤニヤしながら観劇している自分がいました。20歳の自分でも楽しめたので20代を過ごし終えた人ならなおさら楽しめるのではないでしょうか。
    とても良かったので、会場で販売していた台本も買ってしまいました。
    ぜひぜひ!足を運んでほしい公演です。

  • 満足度★★★★★

    結構普遍的
    20代女性のお話ということで、おっさんには遠い話かな、と思っていたが、だれが観ても感じることは多い作品だと思った。

    しかも、観る人の年代・経験によってそれぞれ感じることが違うとても普遍的だけど、パーソナルな印象も与えてくれる感じの。

    話の流れも面白いし、言葉の表現のうまさはさすがだなあ。
    (といっても、台本読んでるだけだと見えない部分もあり、芝居の良さも改めて。)

    ネタバレBOX

    十人の女優さんが並んでいるが、見た目の印象は「非連続」な感じ。
    でも、流れを追っていくと、それぞれの一年の特徴を表しているように自然に思えた。(最後まで違和感が残るところもあるけど、それは一定しかたないとして)

    2つの場面の重ね方は面白い。とくに、立場をひっくり返しているものとかは、ある意味、生きているなかで絶対出てくることで、いい描き方だった。

    座った位置の関係で、29歳の表情が見えなかったが残念だったけど、20歳の正面だったから、なんとなく、自分も20歳側から観ていたような気がする。
    年代の差が明らかになるシーンがいくつかあったが完全に「こちらサイド」の視点になってしまった。

    しかし、10年をああいう風に見せてくれると、人って変わっていくんだな、って感じさせてくれた。いい意味で。10代の人とかが観るとちょっと不安になるかもなあ、などとも思ったけど。

    切り替わりの大きさとして、印象に残ったのが22歳・25歳・28歳。でも、徐々に間をつなぐそのきっかけとか、見えてなかったこととか見えてくる。
    最後には、各年の積み上げがよーくわかる。

    示唆深い作品だった。
  • 満足度★★★★

    女優10人による一人芝居
    アイディアは面白いかと。

    ネタバレBOX

    1人の女性を10人の女優が演じる。

    昨日20歳になったばかりの自分がいて、
    明日30歳になるという自分がいて、
    21歳から29歳まで、それぞれの歳の自分がいる。
    そしてそれぞれが自分の起こった出来事を物語る。

    アイディアとしては面白いけれど。
    結局10人の女優による一人芝居という感じ。
    一人芝居って、ぼくはダメみたいなんです。
    体が拒絶しているみたいで、途中から何を話しているのか聞き取ることができなくなって。

    ところがクライマックスのシーンになると、不思議とうるうるさせられて。
    いや、これホントかなあ。嘘なんじゃないのかなあ。
    こういうので泣けるんだなあ。不思議。
    と思いつつ。

    冒頭のシーンとか合間のシーンで、ガーリートークがありました。
    あれ、気持ち悪かった。
    気持ち的には引いてました。どうしてでしょうね?
    本物のガーリートークじゃないからでしょうか。
    頑張ってガーリートーク風にしてる!みたいなのが見えたからなのか。
    ガーリートーク自体に引くものがあるからなのかもしれないし。
    年齢の差をもっと感じさせるとか、演劇的な要素をもっと追加してもよかったのでは。
    ふう。偉そうでスンマセン。

    物語の内容も薄いように感じた。
    一生懸命やっていたトランペットの話と、それ以外は恋愛の話。
    こいつの頭のなかには男しかないのかという感じ。

    それでもクライマックスで泣かされたのは。
    20台前半で頑張っていたトランペットを途中で諦めた。
    それを30歳目前の自分が眺めている。
    そんな風景が、舞台上に見えたからなんだと思う。

    不思議な演出だったのは、二人が違う場所で違う人と会話してるんだけど、二人が話しているような見えるようにしたこと。会話としても、噛み合ってるような、噛み合ってないような。微妙な線を行ったり。
    面白いなあと思った。でも、、、なんというか、それだけなんだよな。

    ひゅー。ゴメンナサイ。
    ものすごく期待して観に行ってしまったせいで、逆に辛口になってしまったようです。
  • 満足度★★★★★

    振り返る優しい眼差し
    TOKYO PLAYERS COLLECTION 『IN HER TWENTIES 2013』を王子小劇場で観る。
    台本がよく練れているな、と思う。会話の妙。10人の女優が、一人の女の20〜29歳を演じるのだが、ビリー・ミリガンよろしく、それぞれのキャラが立っているのがよい。
    「演劇的」な構成、シンプルな舞台セットと照明、正当な感じの音楽。若干お約束感はあるもの、正面から受けていて、綺麗に洗練されて、役者が活きてくる。ポストドラマ的とか、変にひねていない、真っ当な作品。
    自分の20代を振り返ったり、デジャヴを味わったり、忘れていたものを思い出す、そんな80分。
    全ての20代に、また、かつて20代だった大人に、心からの友情をこめて、お薦めします。

  • 満足度★★★

    ネタばれ
    ネタばれ

    ネタバレBOX

    【in her twenties 】を鑑賞。
    劇団・競泳水着の別枠のユニットである。

    ひとりの女性の20歳~29歳までの人生を、10人の女優が演じ分けて行く。
    てっきり入れ替わり、立ち替わり演じると思っていたら、女優が舞台上に並んでいて、瞬時に変わって演じていくという面白い試みである。

    夢の挫折、恋人との関係を綴っていくのだが、性別の差か?世代の差か?いまいち乗れずに終わってしまった。その原因は、人生の深さをあまり追求していないからだと思われる。10年間の出来事を軽いタッチで描いた作品です、と言われれば成るほどねぇ?と思うのだが、それでは満足しないのである。やはり心の闇、苦悩の部分を見たいのが本音である。
    ただ表現方法が意表をついていただけに、あともう少し?という感じだった。
    ちょっと残念な作品。



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