IN HER TWENTIES 2013 公演情報 TOKYO PLAYERS COLLECTION「IN HER TWENTIES 2013」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    結構普遍的
    20代女性のお話ということで、おっさんには遠い話かな、と思っていたが、だれが観ても感じることは多い作品だと思った。

    しかも、観る人の年代・経験によってそれぞれ感じることが違うとても普遍的だけど、パーソナルな印象も与えてくれる感じの。

    話の流れも面白いし、言葉の表現のうまさはさすがだなあ。
    (といっても、台本読んでるだけだと見えない部分もあり、芝居の良さも改めて。)

    ネタバレBOX

    十人の女優さんが並んでいるが、見た目の印象は「非連続」な感じ。
    でも、流れを追っていくと、それぞれの一年の特徴を表しているように自然に思えた。(最後まで違和感が残るところもあるけど、それは一定しかたないとして)

    2つの場面の重ね方は面白い。とくに、立場をひっくり返しているものとかは、ある意味、生きているなかで絶対出てくることで、いい描き方だった。

    座った位置の関係で、29歳の表情が見えなかったが残念だったけど、20歳の正面だったから、なんとなく、自分も20歳側から観ていたような気がする。
    年代の差が明らかになるシーンがいくつかあったが完全に「こちらサイド」の視点になってしまった。

    しかし、10年をああいう風に見せてくれると、人って変わっていくんだな、って感じさせてくれた。いい意味で。10代の人とかが観るとちょっと不安になるかもなあ、などとも思ったけど。

    切り替わりの大きさとして、印象に残ったのが22歳・25歳・28歳。でも、徐々に間をつなぐそのきっかけとか、見えてなかったこととか見えてくる。
    最後には、各年の積み上げがよーくわかる。

    示唆深い作品だった。

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    2013/02/10 11:13

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