ゆうせいむしむし 公演情報 ゆうせいむしむし」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-14件 / 14件中
  • 実演鑑賞

    面白かったです
    役者の皆さんの演技や声がとても良かった
    現在の問題にも少し関わる感じもしました
    開演前に流れていた歌が良かった

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白かったです。
    ちょっと怪し気で不思議な雰囲気があり、演出も良かったです。
    ストーリーは意外性があり、今も世界中で戦争が起きている現状について、改めて考えさせられました。
    役者さん達の演技も良かったです。
    良い舞台でした!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    戦後を舞台に
    シンプルな舞台セットながら
    衣装に戦後を醸していて
    巧いなぁと思えました
    話もコミカルでテンポ良く楽しめた
    80分の作品

    ネタバレBOX

    話の土台が三島由紀夫の
    命売ります からきてるそうで
    チョイ調べてみるとー
    ふんふん 成る程
    ベースとは言えるのかなァと

    玉音放送から
    戦後に絶望した主人公が
    割腹自殺しようと
    腹に短刀を突き立てようとするも
    なかなかできず
    傍で見ていた男から
    死んだ命なら
    俺がもらってやると
    命販売します
    の商売を新聞広告にも載せて
    看板も出して始めるとー
    とドタバタと
    なかなか死ねないンですな
    これが
    吸血鬼の奥様が出てきたり
    極道の女たちに翻弄されたり
    主人公よりも
    出てきた女性陣が戦後は
    逞しく生きてるなぁとか
    思えたデス

    チラシの𓆏蛙は
    戦地から無事に帰る
    という意味の御守りからでした

    キャスター付きの
    障子衝立を上手に用いた
    演出は面白かった
    格子の裏に
    背景とか張り替える手法は
    なかなかでありました

    主人公と思っていた
    兵隊さんは実は戦地で
    亡くなっており
    自殺時に声をかけた男が
    一人で行っていた行動でした
    というオチで
    ラスト大家さんが
    良い酒が入ったから飲もうと
    誘われて女性陣の輪に入り
    酒を酌み交わす男は
    やっと亡き戦友の呪縛から
    解き放たれて
    戦後を女たちと自由に生きれそうだ
    と明るく終わった感じは好ましかった
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    戦後を生きる苦悩がよく描かれていて、とても良かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    とても面白かったです。ラストも好きです。人生を考えさせられました。なにより、終演後のキャスト全員でのお見送りに感動しました。素敵です。

  • 実演鑑賞

    面白かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    見応えがありました。キャスター付きの襖での場面展開と、歌、時折響くリズム音の音響もとても利いていて、おおっとなりました。とても面白かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    東京で公演の時に何度か拝見していますがいつもテーマがしっかりしていて確かな演技で見ごたえのあるお芝居を見せてくれます。今回は滑車の付いた襖での場面展開素晴らしかったです。内容も少し難しい部分もありましたが、コミカルな演技もあって肩の力を抜いて楽しめました。またの機会を楽しみにしています。元気な後藤さんのお芝居を見られてよかったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    生き残ってしまった男の命を売るブラックコメディの前半と、ガラッと変わり切なく悲しい後半の温度差が良かったです。
    公演後、演者さん達が見送ってくれたのにきちんと感想を言えずに後悔。次の公演を楽しみにしています!

  • 実演鑑賞

    カートに装着しただけの6枚の襖だけの装置が秀逸。

    ネタバレBOX

    衝撃の展開。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    戦後混乱期のシニカルなコメディ風の話と思いきや、意外な展開に。グッときましたね.。これも戦争PTSDかな。シンプルだけどトリッキーなセットや当時のファッションを意識した衣装もよかったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

     板状、基本的には素舞台。滑車付きの障子数枚を場面、場面で移動。衝立、間仕切り、袖、或いは裏に書かれた文字、写真を用いて必要に応じたインフォメーション掲示板として用いる。この辺りの演出はグー。然し脚本は劇作家の勉強不足が出てしまった。演技は悪くない。

    ネタバレBOX

     基本的に内容は敗戦後のどさくさから東京タワーが建設された(1958)頃迄。場面によって主人公らの従軍時代が回想シーンとして描かれる。面白いのが、今作で奇妙な仕事をやる登場人物2人の仕事に纏わる最初のシーンで彼らの仕事が新聞広告に載り、その内容が障子裏に書かれた文字として表現されている点だ。曰く‟命販賣致し〼“。売るは旧字でますは〼で示されているのが実に良い。 
    自分が勉強不足と指摘したのは、戦中、戦後の描写が余りに表層的と見えたからだ。オープニング早々の模様は障子に張られた写真を移動させつつ見せる内容で所謂『玉音放送』の一端も流されるが敗戦直後の都市部の飢えは極めて深刻で餓死者も多く出た。戦中の方が未だマシなくらいであった。その訳は、戦中は曲がりなりにも配給制度が機能していたせいで極めて粗末とはいえ一般庶民も糊口を凌ぐことができたからであるが、敗戦後はこれも崩れ、敗戦で価値の殆ど無くなった日本通過はハイパーインフレを起した為、生き残る為に人々の多くは家宝を農家に売り食物を得るというようなことがザラであり、庶民は生き残る為に何でもやった。敗戦後長い間、ラジオ・TVドラマの台詞にも「叩けば埃の出る体」という台詞が頻出していた。こんな状況の中で多くはヤクザが仕切る闇市が隆盛をきたし、利権を争う争闘も多発した。因みに特攻帰りの青年らが新興勢力としてこれらのシノギを巡りヤクザともことを構えた。背景には軍が特攻の恐怖を紛らわせる為にシャブを用いていた点も見逃せない。特攻生き残りの若者が抱えていた憤懣やるかたない心情の苛烈と体験して来た亡き戦友たちへの複雑な念、生き残っちまった自らを制御仕切れない「祖国の様変わり」に対する劣情と悔しさの爆発を想像してみて欲しい。
     余談ではあるがシャブは敗戦後も合法的に薬局で売られていた。薬品名をヒロポンという。敗戦後も長くこのようにシャブが合法化されていた理由は、国策としてシャブが用いられていたことが中毒者を産み簡単に禁止できなかった、という理由以外には考えられまい? こういった状況をそれとなく挟んで事態の深刻さをもっと皆に分かるようにすべきだったと考える。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白い、お薦め といっても東京公演の楽日に観劇。
    三島由紀夫の或る小説をモチーフにした現代劇。同時に物語の設定から反戦劇といった印象も受ける。タイトル「ゆうせいむしむし」は、四字熟語「遊生夢死」の否定のよう。説明にあるように、戦争で死ななかった男が 意味ある「生」のために無謀な「死」へ向かう。

    物語の始まりを戦後間もなくにしているところが妙。これによって生きらえてしまった復員兵が、これからどう生きていくのか、いや何もせず、ぼんやりと一生を過ごすのか。ここから三島作品をモチーフにした話が展開していく。チラシの表に「死ねなかったワタシの命 どなたか 買ってくれませんか」と。この突飛で物騒な言葉、日本人には それほど耳馴染みがないわけでもない。やくざ映画や浪花節など、どこかで聞いたことがある。勿論 物語に関係しているのだが、自暴自棄になっているのではなく、生きる価値を見出そうと もがいている<思い>のようだ。

    小劇場の特長を生かした演出が巧い。少しネタバレするが、キャスター付きの何枚かの障子戸を回転させながら、情景と状況を描き出す。瞬時に転換するようで、実に小気味よい。
    (上演時間1時間20分) 

    ネタバレBOX

    舞台美術は先にも記したが、6枚の障子パネルのみ。そこに異なった絵柄を張り付け 情景を観せる。素早く動かし芝居の流れを途切れさせない工夫が好い。
    舞台衣裳は、軍服や着物といった戦後を思わせる洋装・和装が独特の世界観を作り出し、また輸血シーンの小道具は滑稽かつ怖いといった不思議感覚にさせる。

    冒頭、敗戦を知らせる玉音放送を聞くシーンから始まる。お国のために戦死することなく復員してしまった男 ヤスオの無念さ。自殺(切腹)しようとするが、踏ん切りがつかない。その様子を見ていた男 十蔵に命を買われる。十蔵は「命販売いたします」の看板を掲げた商売をしている。さて、モチーフにした小説は「命売ります」(1968年連載)で、自殺に失敗した主人公が「命を売る」ビジネスを始め、奇々怪々な依頼に応じる中で「命」と向き合う様子を描いたもの。

    生き残った復員兵が、今までの価値観と180度違った世の中で どう生きていくか。一度死んだ命、命を買われ それを売るという逆の発想の面白さ。一度死んだ命、色々な柵から解き放たれ 重荷がなくなった分、自由な思考と行動が…そこに戦後日本の姿(社会)をみる。それにしてもヤクザの妻や愛人の奇妙な愛憎、毒薬を作る女や輸血しないと死ぬ女など、一見バラバラと思える場面がどう関係し収斂していくのか興味を惹く。

    戦後から高度成長期への過渡期、その(個人)意識の変化を描いているが、この時代設定が妙。そして自分(ヤスオ)は何者なのかということが段々と明らかになり、戦死した戦友たちの想(重)いを背負って生きていることを知る。いや生か(輸血)されているといった悲哀が…。妄想・幻影といった奇妙なエピソード紡がれていくが、それはヤスオの心の闇(忘れたor忘れたい記憶)であり光(今後の生き方)を意味しているよう。そこに戦中戦後を生き抜いた人々のリアルな姿が立ち上がる。物語は、戦後の社会情勢や個人意識を通して、現代社会を生きる人々(我々)に繋がっている と言えよう。まさしくタイトルに準えた人生観を示唆している。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    最高!でした。演技も演出も最高でした。らんま新聞を帰りの電車で熟読しましたが、すごくよかったです。このらんま新聞も込みで舞台ですね^^ チケットの価格ですが、これは岐阜県価格ですよね?東京公演でこのクオリティならあの1.5倍の価格にしてもいいかと。「動く装置」も衣装も音響も音効もどれも申し分ないほどバッチシでした。すてきな時間をありがとうございました。

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