アンティゴネ/寝盗られ宗介 公演情報 アンティゴネ/寝盗られ宗介」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.8
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★★★

    集団とか責任とか
    とてもいいものが見られました。片やギリシア悲劇、片やつかこうへいと異質なようで、戯曲として確固たるテイストをもった二つを役者の身ひとつで引き受け、解体し繋いでいく。でもそれは「力技」とかそういうものでなくきわめて鮮やかに演出されていました。
    稲継美保さんが、なしでは考えられなかったのではないかというくらいすばらしかったです。

  • 何とも言えない、この感じ。
    うまくこの場に書き表すことはできませんが、
    熊本でとてもいい作品を観ることができたように思います。
    2つの作品と早川倉庫、その化学反応を垣間見られた、かな。

    でも、残念だったのは、上演のギリギリまで、公演の存在を知らなかったこと。
    実際、私が知ったのは一昨日金曜日でした。
    せっかく上演するのだから、もっともっと宣伝してほしかったな、と。
    (もしかしてオレが知らないだけで宣伝されてたのかなぁ...)

  • 満足度★★★

    ラフさチグハグさにも魅力が
    ふたつの戯曲の組み合わせの妙はうまく発揮されず、ラフさチグハグさが感じられた。しかしその雰囲気がどこか魅力的だった。
    つかこうへいの口立てによるセリフのすごさが際立っていた。

    詳細は、演劇感想サイト「福岡演劇の今」に書いています。
    http://f-e-now.ciao.jp/20120410.html

  • 満足度

    面白いのだが...
    役者陣は台詞まわしもしっかりしてる。
    身体表現も面白いと思う所もある。
    道化の人...役者名はわからないがしゃかしゃかしてて面白かった。
    70分位で演じきる、『アンティゴネ』と『寝盗られ宗介』という舞台も時代背景も物語も違う話をいつの間にか物語をスイッチさせどんどん融合浸食させる方法はやられたと思うし、面白くもある。
    台本は持ってないけど、実験的なリーディングパフォーマンスと捉えた方がいいのかもしれない。
    ただ、残念ながらお芝居としては受け付けなかった。逆に今回このお芝居を観て、環境や衣装は重要だということも逆説的に感じた。多分もうこの劇団のお芝居は面白くても見ないと思います。

    ネタバレBOX

    ☆駄目な点。
    【一つ目】服装が良くないラフすぎる。ポルトガルのチーム?のTシャツだったり、演者の1人が岡村ちゃんのTシャツ....岡村靖幸がどこにリンクしてるのか物語に集中できなかった...なぜ岡村ちゃん?(笑) 服装って結構物語(芝居)に入るのに重要な扉だと個人的には考えています。

    【二つ目】身体表現があまり受け付けなかった。

    【三つ目】運営面でとても不快でした。自由席で整理番号順と言われたのですが、前売りのカンフィティのチケットだったので整理番号が入ってなかった。しかも開場が15分も押した為あとから来た人が結構いたので、開場時間前に着いていたにも関わらず呼ばれてたのは最後の入場だった。当日券の人と同じ扱いでとても不愉快でした。それならカンフィティで売るなよと言いたい。整理券渡せば良いじゃんと思った。

    【四つ目】狭い空間にお客さんがギッチギチで辛かった。

    【五つ目】これは劇団・演者・運営さんとは全く関係ないのですが、最前列のサラリーマンがお芝居冒頭で睡魔により沈没!凄まじい寝相の悪さであっちに舟をこぎ、パンフレット類を道連れに足を舞台の方に投げ出し、寝言も言う始末でした(笑)気持ちは分かりますけどお芝居に集中できなかった要素の一つです。
  • 満足度★★★

    インスタレーション
    台詞多いし声も大きいお芝居だけど、インスタレーション(展示物など)のように鑑賞。壁一面の絵画の影響かも。法律や掟より大切なもの、非常識でもやり抜きたいことを、命がけで実行する人々。それを演じる俳優は、自らの心身を使って独特の表現を突き詰める人々だった。

    ネタバレBOX

    白いステージの中央に赤い四角の布。日の丸なのかな~。
  • 満足度★★

    芸術なのか?
    正直、理解しにくいお芝居であった。寝盗られはストーリーが分かっているのでまだしも、アンティゴネは原作も知らないため、理解できなかった。二本立てと言うよりも、二作を融合しているため、余計にややこしい。寝盗られの部分はテンポも良く、楽しく観ることが出来たが、アンティゴネの部分は冗長で、面白さが分からなかった。
    時間的にもわずか一時間余りと短く、横浜まで出かけて行ったには、物足りなかった。
    こう言うものを芸術と呼ぶとしたら、私は芸術は余り好きではない。

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