ヤス「…どちら様でしょう」
里見「水口清蔵さんはいらっしゃいますか」
ヤス「清蔵さん…ですか？…お待ちください」
※撮影者：佐藤淳一
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写真一覧（君には頭がさがる）
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君には頭がさがる【1】
君には頭がさがる【1】
君には頭がさがる【2】
君には頭がさがる【2】
清二「水口です。生前、父から話はそれとなく聞いておりました」
勝「清二。そちらは」
清二「東京からこの淵輪に引っ越してくる里見ご夫婦です」
※撮影者：佐藤淳一
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勝「清二。そちらは」
清二「東京からこの淵輪に引っ越してくる里見ご夫婦です」
※撮影者：佐藤淳一
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君には頭がさがる【3】
君には頭がさがる【3】
里見「誰だ、お前！お前だよ、お前！」
昭三「…私ですか？池端昭三っていいます。野本にある村役場で戸籍係をしています」
里見「アンタじゃない」
昭三「…では、誰が見えるんですか」
※撮影者：佐藤淳一
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昭三「…私ですか？池端昭三っていいます。野本にある村役場で戸籍係をしています」
里見「アンタじゃない」
昭三「…では、誰が見えるんですか」
※撮影者：佐藤淳一
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君には頭がさがる【4】
君には頭がさがる【4】
黒川「アンタには、俺が見えるのか」
里見「…見える。…誰だお前」
黒川「さしずめ。幽霊だな」
※撮影者：佐藤淳一
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里見「…見える。…誰だお前」
黒川「さしずめ。幽霊だな」
※撮影者：佐藤淳一
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君には頭がさがる【5】
君には頭がさがる【5】
美代「そういえば。皆さんも気づきました？私だけかな」
登美「聞きましょう」
美代「ちょっと見えちゃったんです。奥さんの手のひら、赤かったんですよ」
※撮影者：佐藤淳一
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登美「聞きましょう」
美代「ちょっと見えちゃったんです。奥さんの手のひら、赤かったんですよ」
※撮影者：佐藤淳一
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君には頭がさがる【6】
君には頭がさがる【6】
登美「こういう話があるわ。ある村に、誰も見た事ない女がいたんですって。その姿は透き通るほどに白く美しい、だけど。夜な夜な出歩き、男たちの生き血を吸って歩いたらしいの。その口の周りは常に真っ赤な鮮血に濡れていて、見咎めた人間を、恐ろしい形相で睨むらしいわ」
※撮影者：佐藤淳一
この画像の著作権は団体並びに撮影者に帰属します。
※撮影者：佐藤淳一
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君には頭がさがる【7】
君には頭がさがる【7】
勝「清二、清蔵さんの後釜を決めなきゃならない。組頭だが、お前、後継いでやるか」
清二「俺みたいな若造に無理ですって。できれば勝さん、引き受けてくれませんか」
※撮影者：佐藤淳一
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清二「俺みたいな若造に無理ですって。できれば勝さん、引き受けてくれませんか」
※撮影者：佐藤淳一
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君には頭がさがる【8】
君には頭がさがる【8】
茂「絶対、アイツの仕業なんだ」
義一「２０年前にもこういう事があったでしょう」
茂「あった。だからよ。今のコレも、それにかこつけた勝の仕業に違いないんだ」
※撮影者：佐藤淳一
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義一「２０年前にもこういう事があったでしょう」
茂「あった。だからよ。今のコレも、それにかこつけた勝の仕業に違いないんだ」
※撮影者：佐藤淳一
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君には頭がさがる【9】
君には頭がさがる【9】
清二「どうかされました」
里見「あの…水口さん。…幽霊を、見た事ありますか？あの家には。幽霊がいますよ」
清二「は」
里見「幽霊がいるんですよ」
茂「この人は何を言ってるんだ」
※撮影者：佐藤淳一
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里見「あの…水口さん。…幽霊を、見た事ありますか？あの家には。幽霊がいますよ」
清二「は」
里見「幽霊がいるんですよ」
茂「この人は何を言ってるんだ」
※撮影者：佐藤淳一
この画像の著作権は団体並びに撮影者に帰属します。
君には頭がさがる【10】
君には頭がさがる【10】
美代「…これ何ですか？…え、人？誰ですか……死んでる？」
絢子「見たな？」
※撮影者：佐藤淳一
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絢子「見たな？」
※撮影者：佐藤淳一
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君には頭がさがる【11】
君には頭がさがる【11】
勝「入れ札をするんだ」
秀成「…入れ札…。『はらい』の事ですか」
勝「淵輪の為にならない奴の名前を匂粗の布に書いて、箱に入れる。名前を書かれた匂祖が半数を超えたものは神さんの名の元に淵輪を追放される」
※撮影者：佐藤淳一
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秀成「…入れ札…。『はらい』の事ですか」
勝「淵輪の為にならない奴の名前を匂粗の布に書いて、箱に入れる。名前を書かれた匂祖が半数を超えたものは神さんの名の元に淵輪を追放される」
※撮影者：佐藤淳一
この画像の著作権は団体並びに撮影者に帰属します。
君には頭がさがる【12】
君には頭がさがる【12】
ヤス「ハジメさん、具合はどう？体壊してるなんて、全然知らなかったわよ」
ヨウ「そんな大層な病気じゃないからいいのよ」
ヤス「どこが悪いの」
ヨウ「どこがって言うか、うん。…行方不明なの。…戻ってこないの」
※撮影者：佐藤淳一
この画像の著作権は団体並びに撮影者に帰属します。
ヨウ「そんな大層な病気じゃないからいいのよ」
ヤス「どこが悪いの」
ヨウ「どこがって言うか、うん。…行方不明なの。…戻ってこないの」
※撮影者：佐藤淳一
この画像の著作権は団体並びに撮影者に帰属します。
君には頭がさがる【13】
君には頭がさがる【13】
節子「ありがとう。じゃあ、帰るね。帰るよ。暗い夜道を、一人で」
清二「くれぐれも気を付けて」
節子「さっき母さんが、怖い話するから、夜道もちょっと怖くて」
清二「歩きなれた道だろ」
※撮影者：佐藤淳一
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清二「くれぐれも気を付けて」
節子「さっき母さんが、怖い話するから、夜道もちょっと怖くて」
清二「歩きなれた道だろ」
※撮影者：佐藤淳一
この画像の著作権は団体並びに撮影者に帰属します。
君には頭がさがる【14】
君には頭がさがる【14】
茂「勝の奴が一番大切にしてるのは何だと思う」
ヤス「畑じゃないのかい」
茂「畑なんてもんは、どうにでもなる。無くなったら困るもの」
ヤス「ちょっと待って。これは頓智だね？」
※撮影者：佐藤淳一
この画像の著作権は団体並びに撮影者に帰属します。
ヤス「畑じゃないのかい」
茂「畑なんてもんは、どうにでもなる。無くなったら困るもの」
ヤス「ちょっと待って。これは頓智だね？」
※撮影者：佐藤淳一
この画像の著作権は団体並びに撮影者に帰属します。
君には頭がさがる【15】
君には頭がさがる【15】
茂「昔から淵輪に悪い事が起きるのは、棲川の龍神さんが暴れて悪さをするからだと。そういう時には、棲川の龍神さんに、お供えするんだよ。それで悪い事はピタッと収まる」
義一「その祀りをやろうっての？」
※撮影者：佐藤淳一
この画像の著作権は団体並びに撮影者に帰属します。
義一「その祀りをやろうっての？」
※撮影者：佐藤淳一
この画像の著作権は団体並びに撮影者に帰属します。
君には頭がさがる【16】
君には頭がさがる【16】
昭三「茂さんを追い出すってのか。…それはあまりにもやり過ぎなんじゃないか。もっと他にやりようがあるような気がする。それをやってしまうと、…上手く言えないが、取り返しのつかないものが、噴き出しそうでさ」
※撮影者：佐藤淳一
この画像の著作権は団体並びに撮影者に帰属します。
※撮影者：佐藤淳一
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君には頭がさがる【17】
君には頭がさがる【17】
里見「こんな得体の知れない男と一緒に住めません」
絢子「…だけど、他に行くあてがないじゃないですか」
黒川「まあ、何も知らず越してきた手前、お宅らもこまるだろうし、自由にしたらいい」
※撮影者：佐藤淳一
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絢子「…だけど、他に行くあてがないじゃないですか」
黒川「まあ、何も知らず越してきた手前、お宅らもこまるだろうし、自由にしたらいい」
※撮影者：佐藤淳一
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君には頭がさがる【18】
君には頭がさがる【18】
茂「では、この祀りに疑いをはさむ余地はないだろう」
昭三「え、まさか、それをまたやろうって…？お供って、人身御供って事ですよ」
茂「そんな事はわかってる。誰か、名乗り出てくれるものはいないか」
※撮影者：佐藤淳一
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昭三「え、まさか、それをまたやろうって…？お供って、人身御供って事ですよ」
茂「そんな事はわかってる。誰か、名乗り出てくれるものはいないか」
※撮影者：佐藤淳一
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君には頭がさがる【19】
君には頭がさがる【19】
節子「…私に……死ねって言うんですか」
義一「そうじゃない。龍神さんに乞われて、招かれて、あっちへお供して。死ぬんだね」
節子「死ぬんじゃないですか！」
※撮影者：佐藤淳一
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義一「そうじゃない。龍神さんに乞われて、招かれて、あっちへお供して。死ぬんだね」
節子「死ぬんじゃないですか！」
※撮影者：佐藤淳一
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君には頭がさがる【20】
君には頭がさがる【20】
勝「これは誰の仕業か。トミ、教えてやれ」
登美「『てえべえ』よ」
勝「以上だ。察してくれ。ご清聴ありがとうございました」
茂「説明が全然なってねぇよ！」
※撮影者：佐藤淳一
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登美「『てえべえ』よ」
勝「以上だ。察してくれ。ご清聴ありがとうございました」
茂「説明が全然なってねぇよ！」
※撮影者：佐藤淳一
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君には頭がさがる【21】
君には頭がさがる【21】
清二「…間を取ってみたらどうでしょう。『はらい』で選ばれた人を、宍戸に祀る。…そうすれば、淵輪から化け物を追い出せた上に、龍神さんへのお供もできる」
秀成「清二。…大丈夫なのか。その方法は」
清二「いや、方法としては、それしかないと思って」
※撮影者：佐藤淳一
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秀成「清二。…大丈夫なのか。その方法は」
清二「いや、方法としては、それしかないと思って」
※撮影者：佐藤淳一
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君には頭がさがる【22】
君には頭がさがる【22】
茂「勝のやつ、妙に自信あふれてるぞ」
ヤス「向こうが言い出したんだ。…書くべき名前を固めてるに違いないよ」
茂「間違いなく俺じゃねぇか？」
※撮影者：佐藤淳一
この画像の著作権は団体並びに撮影者に帰属します。
ヤス「向こうが言い出したんだ。…書くべき名前を固めてるに違いないよ」
茂「間違いなく俺じゃねぇか？」
※撮影者：佐藤淳一
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君には頭がさがる【23】
君には頭がさがる【23】
ヤス「見て、美代ちゃん。悩んでる。まだ誰を書くか決めてないのよ」
茂「…美代！」
―茂、美代に対して自分を指さす。
美代「…俺を……書け？」
茂「逆だ、逆！俺を書くな！」
※撮影者：佐藤淳一
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茂「…美代！」
―茂、美代に対して自分を指さす。
美代「…俺を……書け？」
茂「逆だ、逆！俺を書くな！」
※撮影者：佐藤淳一
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君には頭がさがる【24】
君には頭がさがる【24】
義一「茂さんが５枚。節子が６枚。節子が半分を超えてますので、つまり」
勝「…ま、待ってくれ」
茂「決まった事に異議を挟むな！…いいか、節子。お前は選ばれたんだよ」
節子「……私……死ぬの…」
※撮影者：佐藤淳一
この画像の著作権は団体並びに撮影者に帰属します。
勝「…ま、待ってくれ」
茂「決まった事に異議を挟むな！…いいか、節子。お前は選ばれたんだよ」
節子「……私……死ぬの…」
※撮影者：佐藤淳一
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