お伽草紙/戯曲 公演情報 お伽草紙/戯曲」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-15件 / 15件中
  • 満足度★★★★

    これを子ども向けとして上演していることにかなりの驚き
    押さえておかないと、雀のように飛び立ってしまう昔話。
    手の指の間からポロポロとこぼれ落ちてしまうお話。
    子どものように真剣に観た。

    ネタバレBOX

    チラシが楽しい。

    冒頭の老人の独り言から舞台に引き込まれる。

    子どもたちは、埋め込まれた、よく知っているお伽噺の断片を、舞台の上から見つけ出す楽しさもあるのだろうか。
    また、あるいは、断片から作られたお芝居に、自分ならではの「物語」を見つけ出しているのかもしれない。

    まあ、自分が小学生とかだったら、目の前で大人たちが一生懸命やっていることは、同じように一生懸命見るだろうなと思うけど、大人は、つい、いろんなことを考えすぎてしまうのだな。
  • 三浦基演出の闊達さと、
    雨林こ劇場と言う希有な俳優集団に脱帽。本当の意味でのプロの仕事を見せて貰いました。面白かった!

  • 満足度★★★★

    質の高い見応えのある舞台
    永山智行の秀逸な脚本と三浦基の剛毅な演出とうりんこの俳優陣の抑えた演技が融合していて、質の高い見応えのある舞台だった。

    詳細は、演劇感想サイト「福岡演劇の今」に書いています。
    http://f-e-now.ciao.jp/20120201.html

  • 満足度★★★★

    素晴らしい舞台だった。
    素晴らしい舞台だった。

    三浦さんの演出は、もっと間口の狭いものになるとばかり思っていたが、エンターテイメント(とまではいかないまでも)的な、演出もほどこされ、リラックスしながら、自然と舞台に引きつけられた。

    役者さんも、世界観を体現するすばらしい造形だった。

    ネタバレBOX

    子供が楽しめるのか?
    といわれたら、楽しめる子供もいるだろうが、ボリュームゾーンの子供が楽しめるとあまり思わなかった。

    方向性的に、舞台を初めて見る方におすすめではないと思うけど、ここまでクオリティが高いとオススメしてみたい。
  • 満足度★★★★★

    かなり驚いた!
    子供劇団だと思ってカウンターを喰らう。

    しかも、

    重いストレートだ。

    驚いた。

    ホームページやYOU TUBEなどで上がっている作品を観て想像していたものと違ったので、

    やられた!

    と思ったのである。

  • 満足度★★★

    詩的過ぎる
    ある種滑稽で、時代錯誤で、難解な世界観ですねー

  • 満足度★★★

    シュールに見えたのは私だけ?
    舞台のセットは竹やぶなど昔話に出てきそうな感じ♪
    開演前から舞台の端に座って前説のように話しをしている老人⁈
    何やら舞台に繋がる紐を持っている!
    芝居の途中でも歌ったり、掛け声を掛けたり⁈

    慣れ親しんだお伽話なのに
    なんだかシュールに見えたのは私だけでしょうか(^_^;)?
    子供でも楽しめるお芝居だと思っていたので
    本格的なシッカリとしたお芝居!に戸惑い…
    演者の人も大人の演技!
    昔話の話しを生かすためのユックリとした口調で話しは続きます♪
    演出も色々と工夫を凝らして素朴な懐かしさも漂う昔話の不思議な世界観♪

    正直、教養がないからなのか…
    話の流れに全くついていけませんでした…
    話しと老人の関係も分からないまま…
    話が繋がらず断片的に楽しみました♪
    子供とかも観にきてたけど理解できたのかなぁ… (^_^;)

    観劇後、Twitterを観てもかなりの人が高評価だったので呟く事もできず
    大人しく帰っていったとさ…

  • 満足度★★★★

    予想以上
    お伽話ねと軽く考えていたら、がつんときた。
    三浦さんの演出がすごくおしゃれで好きだったな〜
    いつまでたっても大人になれない大人です。

  • 太宰がいた!
    事前に原作の「お伽草子」を半分だけ読んで行きました。その原作にも太宰治があふれていましたが、芝居はそれ以上で、主演・太宰治の芝居になっていました。太宰ファンは楽しめると思います。

  • 満足度★★★★

    久々にいろいろ考えました
    確かに、子ども劇でした。そう、子どもには分かる有名なお話を忘れてしまった私にはどうだったっけ・・・と思うことが!!
    でも、ダークな解釈や私もそう思ってた!ということもあり、楽しめました。
    開場が60分前であることを、もっと深読みすればよかったです。

    ネタバレBOX

    舌きりスズメのストーリーをちゃんと覚えておらず、あそこだけ残念でした。
    きっと、子どもに絵本を読んであげているお母さんは、記憶がしっかりしているのだろうなぁ・・・と、悔しい!!
    ちゃぶ台が亀のこおらになったり、ウサギがすごく魅力的な女性かと思えば、タヌキはスケベなオヤジだったり、楽しませて頂きました。舞台装置が、迫ってくる、下がってくる、という舞台空間も新鮮でした。
    開場から始まっていたであろう、愛知のお話を初めから聞けなかったのが残念でした・・・。
  • 満足度★★★★★

    見応えあり!!
    脚本、演出、役者のすばらしさは言うまでもないが、スタッフ、制作など全てにおいて質が高い!

  • 「お伽草紙/戯曲」
    役者の身体も発声もしっかりしていて、テキストや演出を見事に受け止めていた。名古屋のうりんこ劇場での初演を見られなかったことが、返す返す残念である。

  • 満足度★★★

    なかなか楽しめた
    個人的には、なかなか楽しめた。
    創立約40年の歴史ある劇団。
    本格的であり、たまにはこういう芝居もいいと思った。
    上演時間90分。

    ネタバレBOX

    公演前の老人の方の味のある語りは、なかなか面白かった。
    話ながら途中で急に静かになり、「あっ寝てしまった」と言っていたが、
    本当に寝ていたのかな(笑)

    この方は舞台途中で、急に歌を歌うのだが、味わいがあって面白い。
    一見、舞台を邪魔しているようにみえるのだが、趣があった。
    こういう感覚は初めて(笑)。

    舞台美術がまた楽しい。客席前まで動いてきたのは、驚いた。
  • 満足度★★★

    多重構造の投影がなんたら
    お伽話→太宰治の小説→舞台化 という多重構造があるせいか(どうかわかりませんが)奥行きの深さを感じる作品ではある。ただ観客として受け止めるのはそれらの重なり合った投影図であるため、そこからもとの深さを測るのはかなりの観察眼を必要とするだろう。つまり私には難しかった。ただ幻想的な雰囲気を表面的に味わうことしかできなかった気がする。それはそれで良かったけれど。

  • 満足度★★★★★

    素晴らしい!
    原作の良さに加え、簡素ながら意味のある背景の造作物など演出面が素晴らしかったです。

    ネタバレBOX

    タヌキはウサギにメロメロだったこと、これも一つの女難の相、おばあさんが押しつぶされて凍死するに至ったツヅラには大金が入っていておじいさんがその後成功したことなど面白く拝見しました。

    原作に無い下手側のおじいさんは、防空壕の中でお伽話を聞かせていた父の将来の姿のように見え、なぜ戦争に行かなかったんだ、なぜ戦争に行っていないんだと、戦争には反対ですがそれでも申し訳ないという気持ちや後悔の念、空虚な思いが現れているようでした。開演前のおじいさんの戦後の思い出も良かったですが、途中の喉から搾り出すような戦後の歌謡曲が素晴らしく印象的でした。

    背景は最初お宿に見え、そのうち台詞からツヅラの山かと思いましたが、雀を捕る籠でした。おじいさんが支え棒を外したときに下りてこなかったので動かないものなのかと思っていました。最後に役者が捕らえられましたが、動くのならおじいさんが外したときに動かした方が意義があるように思えました。

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