満足度★★★★
映画より、上品で、娯楽に徹していた
昔観た映画版は、もっと猥雑で、毒気のあるエロチシズムに満ちていましたが、この舞台は、フリークのための娯楽に徹した、ライブショーといった趣でした。
映画では、虐げられた人々の悲痛な叫びのようなものを、内有している雰囲気があって、時々、心の奥が疼く瞬間を感じたのですが、今回の舞台は、難しいことは抜きにして、とにかく、出演者も、観客も一丸となって、楽しもうぜ!って感じでしたね。
ロッキー・ホラー役の辛源さんが、素晴らしい役作りで、将来楽しみな役者さんだと思いました。
城田さん、伊礼さんに次いで、また楽しみなハーフミュージカル俳優さんが現れたのだなあと嬉しくなりました。
舞台そのものには、取り立てて不満はありませんでしたが、開演前に、客席で、ポップコーンが売れる度に、「お買い上げ頂きました」とキャストが叫び、拍手を強要するのも、趣向の一つとは言え、せめて、注意事項アナウンス中は、控えるべきではと感じました。
最近、また地震も多く、避難の場合の注意等もあるわけですし…。
満足度★★
カルト・ムービーのカルトな楽しみ方
いったいどんな客層が今どき『ロッキー・ホラー・ショー』を観に来るのだろうかと思っていたが、観客のはしゃぎぶり、スタンディングオベーションの熱狂ぶりは、どうにも70年代カルト作品としての本作を賞賛してきた客層とはかなりズレがあるように見える。古田新太がティム・カリー(フランケ“ン”・フルター)かよ、と幻滅した世代は、さほど劇場に足を運んではいなかったのだろう。
基本的には映画と舞台は殆ど同じものである。ということは、この作品を70年代のゲイカルチャーやB級ホラーの再評価の流れと無関係に語ることは出来ないはずなのだが、現代日本の観客は、そんなものはいっこうに気にしない。と言うよりは「何も知らない」。実際、私が受けていたマニアックな(と言っても当時の文化を知る者にとっては常識の)部分では、若い観客は一切笑っていなかった。なのに最後には賞賛の嵐が渦巻くのだ。この矛盾の原因は何なのか。いったい彼らはこれの何をどう面白がっているのだろうか。
作り手たちはもちろん、自分の好きな作品をあえて現代に同化させずに好きに演じるのだから、基本的には「客に理解不能だって構わない」というスタンスだ。しかし実のところ、「どんなに訳の分からないことをやっても、客は受けるに違いない」と彼らは確信しているのではないか。
恐らくいのうえひでのりらは客を舐めている。観客の大半は「よく分かんないけれども、これは面白い気がするから面白がろうとする」と思っているのだ。そして実際、今の観客は、笑いどころで笑わずに笑えないところで笑っている。作り手としてはそれでもこの舞台は成功したと言ってのけられるのだろう。でも本当は、そういう阿呆な観客にこそ、冷水を浴びせかけるのが、『ロッキー・ホラー・ショー』の真髄であるはずなんだけどね。
満足度★★★★
楽しんだ!
俺たちのバイブルを確かに見てきた。
なるほど、若いころこういう作品を見て、新感線のあの方向性がうまれてきたのかなぁとおもった。
古田新太、登場する所がめちゃくちゃかっこよかった。
満足度★★★
楽しんだ♪
古田新太、ローリーは最高に良かった。
内容は知らなかったが、まあこういうものかと。
ロックという観点から見れば良かったかもしれないけど、
ミュージカルとしては、歌、ダンスともに、うーーーーん・・
満足度★★★
日本に向いた題材だろうか
イベントとして楽しむには悪くないだろうと思う。
しかし、演劇として考えるとダンスはキレも悪くタイミングもダメ。
マイク調整が悪いのか何を歌っているのか分からない。
そして、参加型という割には参加する場面も少ない。
つまらなくはないが…、というレベルにとどまる。
この作品に込められているものが、果たして現代の日本人に理解できるものなのか、日本の土壌には合わないのではないか、という疑問が湧く。
満足度★★★★
大盛り上がり。
ロックミュージカル。
舞台用にアレンジはあるものの、映画と同じく進んでいきます。
LIVEならでは生バンド・ダンス、盛り上がりました。
満足度★★★★★
役者さんの愛を感じた
その作品に対してのカルト的なファンが大勢いる、というのは、
役者さん側からして見れば非常なプレッシャーもあると思います。
少しでも原作と違うことをやれば原作を汚したと攻められ、
原作を忠実に再現しようとすればただのパロディだとバカにされ・・・
実際、そう書いてあるブログもありました。
そういう意味では、原作との距離感がすごくうまく取れていたと思います。
とくに主役の古田さんは、ご自身もRHSを愛してらっしゃるのでしょう、
作品への愛がこっちまで伝わってくるようでした。
さてRHSと言えば観客のノリが売りの作品ですが、
私の観た会は土曜の夜であったこともあり、
観客のノリはかなり良かったです★
最後はスタオベでした。
これから行く原作ファンの方、ぜひぜひコスプレ&新聞&ペンライト持参の上、
踊りまくっちゃってください★★
満足度★★★★
みじかっ!
いやいや、面白かったです。
これ昔、渋谷の映画館のレイトショーで見たんですが、その時はまだ映画館にお米とか水鉄砲とかライターとか持っていってよかったんですよね。って、どんだけ大昔の話だ!!
もともと「スクリーンと一緒になって騒ぐ」というのが、正しいロッキー・ホラー・ショーの楽しみ方です。
これから見に行く人、ここ見て準備してからいった方が楽しいかも。
無理しない程度に馬鹿騒ぎましよう。
http://www.parco-play.com/web/play/RHS/rules.html
難をいうと上演時間がたったの80分しかなかったこと。
新感線のいのうえひでのり演出だから3時間位覚悟していたのに(笑)
9500円のチケット代にしては短いとおもいました。
背景、舞台美術も、ほぼ映像だしね。
個人的には古田スキーなので大満足でしたが、チケット代との兼ね合いで☆一つ減らしました。
満足度★★★
盛り合わせが多い舞台
完売している日もあるそうだが、自分が見た日は空席がちらほらあり自分の隣も空席のままだった。新感線ならおなじみの爆音上等のノリの良い音楽、全員が歌上手い出演者、話はエログロお馬鹿テイストなので、同じように馬鹿になって見た方が楽しめる。特に前方席は。
観客のゴスロリファッション率の多さとお似合いさに感心。
話の内容はあんまり深く考えない方が良いですねw。藤木さんが憎らしいくらいダンディでした。
満足度★★★★
「体験する」舞台
1時間50分で、なんと休憩20分含む!
だったら、休憩なしでやってよ(笑)、と思うのだけれども…。
藤木版、ローリー版と見てきたけれど、その2作に比べて、とにかくわかりやすくて、スムーズな進行。演出の手際がいい。
映像の助けがうまく活きているということだろうか。
過去2作より、ロック感も感じた。
生演奏の良さが活かされていた。
満足度★★★
ミュージカル
新感線の割に公演時間が短いのであっという間に終わった感じですね。生バンドで迫力有。コメディー調の作品は良かったけどもう少し迫力がある方が私は好きかな。