公演情報
「兎、波を走る」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★★
フェイクスピアを映像にて鑑賞し、今作初めて実際に劇場で鑑賞できた。とにかく作品のエネルギーが強くて、学がなく台詞がよく分からない私にもエネルギーとして作品の魅力や強さが流れ込んできた。
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/07/08 (土) 19:00
チケット確保で散々振られまくったNODA・MAP『兎、波を走る』を当日券で観た。
野田氏らしい疾走感と遊び心、メリメリに詰め込まれた多彩なガジェットが、中心となる題材を取り巻き揺り動かしていくのを振り落とされないよう見守る約2時間10分。高橋さんの軽やかな悲劇性が物語を牽引する。
「ここでこの話を終わりにしないで」というフレーズの意味。詩的な言葉遊びの底に切れ味鋭い刃物のように仕込まれた事実。終盤の高橋さんの切実さがしみる。ふいにその名前が、隠喩でも比喩でもなく具体的に示されてドキッとする。
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/07/06 (木) 19:00
ほんっとに、ほんっとにさぁ、野田はさぁ…なんでこの内容で休憩無し2時間ちょいに収められると思ったのか!収まってるけど!収まってるけども!確かにどこで休憩入れるのよ、とは思うしコレは休憩なしで駆け抜けた方が絶対いい芝居なんだけど!情報が多い!頭フル回転!見終わったあとの疲労感!ああー…野田作品観たなー…。
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/08/12 (土) 18:00
座席1階11列35番
途中から不穏な空気の中、ヘビーな話に迷い込んでしまったけど、今もこういう問題ときっちり向き合える野田秀樹って凄いなと思う。
流石に最後はギリギリっぽかったけど、オイルの頃とかわらない松たか子さまの声を聴けて感動ものでした。。はい。
みな良く走ってたし。。
「福岡」2階席、月面でのお芝居が観れてなかなか良かった、、、しかしアンサンブル含め演出考え尽くされてるな、、、ため息。。
実演鑑賞
満足度★★★★★
野田秀樹の「兎波を渡る」を観た。
このところ、彼の作品は、「忘れられない、忘れてはいけない不条理に向き合う」というコンセプトで作られている。「エッグ」=「731舞台・人体実験」「Q」=「シベリア抑留」というような、無辜の民が、歴史の不条理に巻き込まれて塗炭の苦しみを味わう。それが、最初は、全く関係ないような、「幻の東京オリンピック」だったり「ロミオとジュリエット」だったり「源氏と平家」だったり、して、彼の得意な「言葉遊び」をしていくうちに、単なる遊びでなく、意味の糸がつながっていって、結末に向かって、謎がほどけ、そこに、不条理な状況に放り込まれた、無名の人々の苦しみ、生き様が浮かび上がってくる。忘れてはいけないのに忘れ去られようとする、一人一人の人間の無残、悲痛な思いが浮かび上がって胸を打つ。そういう意味では、唐十郎の正統な後継者だろう。
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/08/12 (土) 18:00
独特の言葉遊びで今回も面白かった。
兎に様々な世界に誘われてドップリ世界観にはまった。
実演鑑賞
満足度★★★★★
『兎、波を走る』を観劇
久しぶりに演劇の力、舞台の力を感じました
不条理劇でなく、目の前の不条理を
見えないものにしている現実を描く
あの豪華な面子でこの問題に真芯で挑んだ野田秀樹の凄さ
結果として、舞台は不要不急なだけじゃない、人の心を動かし、世論や社会を動かす力がある、の裏テーマも?
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/07/20 (木) 19:00
3度目の観劇。上手端だが4列目なので、肉眼で役者の表情も見えるのがいい。133分。
細かい部分でもしっかり演技しているのが良く分かる。芝居としては、とても面白いのだが、よくよく考えてみたのだが、現在も未解決の問題だけに、扱っていいものなのか、という疑問もないではない。母親である多部未華子が娘であるアリス役を演じてて、そう見えるということにも改めて驚くが、母であるがゆえにできる演技もあるんだろうなという気がする。
実演鑑賞
満足度★★★★
いわく言い難い作品。今回はここ4,5作の野田秀樹の新作の中でも、言葉遊びが要所要所にうまくはまって、よく効いていた。「もう、そうするしかない、妄想するしかない」以外にも「強がり思いあがり独りよがり」も耳に残った。
不満があるわけではないのだけれど、アリスの多部未華子がもっと哀れだといい。アリスの母の松たか子ももっと狂おしさが欲しい。アリスの母の衣装も、やけに広いエプロンのひもでウエストを引き締めていて、コルセットを占めたような不自然な感じだった。
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/07/09 (日) 14:00
2度目の観劇。いろいろと懐かしい感触が面白い。127分。
アナグラムの多用など、遊眠社時代の雰囲気を感じる。カーテンコール4回だが、スタンディングオベーションがなかった。
実演鑑賞
満足度★★★★★
野田秀樹二年ぶりの新作はいかにも野田らしい不条理劇だが、劇場の空気はむなしい。
素材は北朝鮮の拉致問題。拉致は日本だけでなく、紛争地域でも、極貧国でも、先進国の一部でも現実にある普遍的問題で、現実の社会問題に伴う雑音に臆することなく演劇の素材に選んだのは、さすが日本を代表する劇作家の見識である。かつて木下順二が果たした役割を担おうとしている。ここは本当に偉い!というしかない。たいしたものである。
作りは不条理劇。その点ではすでにピンターが四十年も前に拉致を素材に『バースディ・パーティ』という作品を書いている。ピンターに比すれば、野田は解りやすくこの問題に入っていく。野田演劇らしいメタシアター作りで、こちらの素材は、不思議の国のアリス。母親(松たか子)アリス(多部未華子)物語の入り口の作者に野田秀樹。物語の受け手側に秋山奈津子と大倉孝二。このあたりの布陣は完璧と言って良い当て書きで、この重苦しい物語がずいぶん見やすくなった。こうして物語の中の兎(高橋一生)や母親の不思議な国でのアリス探しと拉致問題を重ねていく。
タイトルから物語を発想したと野田が言っているが、無垢と無知のウサギが、波に乗るというイメージが不条理劇的でもあって成功している。いつもの言葉遊びも控えめながら健在で『妄想』と『もうそう』なるしかない、を掛けたところなどうまい。
しかし、この作家の久しぶりの現実を直接背景にした全力投球も、作者が言うように『作家の無力をこれほど感じることはない』結果になっている。現実には、場合によっては国家間戦争になりかねない問題が、これほど明らかに提示されても観客には伝わらなかった。一夜のスター俳優を並べた大入りの公演の一つとして二十代の女性を主とした観客のお芝居見物にしかならなかったのは「あーあ」というしかないだろう。
いつもは、最後に何度もカーテンコールで嬉々としてみせる野田も、女性客が立ち上がり拍手しているのに今回は数回で出てこなかった。
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/06/20 (火) 19:00
野田秀樹の新作だが本作も刺激的だった。(3分押し)126分。
アリスに加えピーター・パンやチェーホフにブレヒトも出てくる仕掛けは壮大。前半はエンターテインメントを意識し、後半で社会性のある話題に繋ぐ手法は、ここしばらくの野田のパターン。本作ではアナグラムも出てきて『ゼンダ城の虜』を思い出してしまった。シャッターのような仕掛けや鏡を使う美術も見事だが、八百屋舞台は大変だろうなぁ、とか思った。
実演鑑賞
今回も舞台美術が面白かったです。いろいろ不条理なお話でした。
体調がイマイチだったせいか・・・。なので満足度はもう一度観られたらと言うことで。
チケットは今回分しか取れていませんが。プレオーダーであちこちに5回くらい、しかも第3希望まで申し込んだのに、1回分しか取れなかったのでした。リセールに期待しています。